東京ビッグサイトで開催されている世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。今冬のコミケ97への委託参加が決定!!!。
1日目(12月28日(土)「アニメ(その他)」ジャンルで、委託先サークル名は「劇伴倶楽部」(南2ホール(1階)ケ07b)さんです。アニメ音楽(主にBGM)を研究されている評論本サークルさんです。昔から馴染みがあり、サークル代表の腹巻猫さんとは、主催されている音楽系イベントに参加させていただいたこともあって面識もありましたし、主宰されているホームページの掲示板に投稿させていただいたこともあります。
ただし、委託する頒布物は、サークルのジャンルに合わせて、以前お知らせしたシリーズ本「アニメ文化とこう関わってきた(音楽編)」のみです。私自身が一般参加で入場して搬入しますので、入手できるのは11時頃からになります。B5判60頁の中綴じコピー本です。もちろんいつものように無料頒布です。基本的には今回限りの発行です。次回(コミケ98)サークル参加できた場合は少しだけ用意する可能性もゼロではありませんが、「欲しい」という方は今回入手してくだされば確実です。
内容は、次の通りです。
・知っている全アニソンから特に印象に残る約500曲を厳選した一覧表
(そのうち約200曲についての感想・個人的エピソード)
・知っている全アニメ歌手から特に印象に残る60組を厳選した一覧表
(そのうちベテラン7名についての感想・個人的エピソード)
・知っているアニメ音楽作曲家から特に印象に残る100名を厳選した一覧表
(そのうち10名(予定)についての感想・個人的エピソード)
・アニメ音楽(映像音楽)や音楽自体に関する総論的な文章・コラム
※BGM(劇伴)や特撮ソング(特ソン)や作詞家にも少し言及
今日(14日)現在執筆中ですが、16日(月)までには完成予定で、20日(金)にはキンコーズで印刷します。
アニメは、本当に文化として認められ市民権を得たと言えるのでしょうか?人々の意識・認識は本当に変わったのでしょうか?実はそのことを端的に表してくれるのが、「アニメ」の単語としての発音の仕方なのです。詳しくは「まとめ」ページをご覧ください。 SPPALP (スッパルプ) = Station for Preserving and Promoting "Anime" pronounced with Level Pitch
2019年12月14日土曜日
2019年11月21日木曜日
人は変わる
去る11月16日にNHKBSプレミアムで放送された「発表!全るーみっくアニメ大投票」。高橋留美子原作のすべてのアニメ作品についての、約21万票に及ぶ人気投票結果を発表する生放送のバラエティー番組です。特に若い女性の投票が多かったらしく、作品部門で「うる星やつら」が、キャラクター部門で「ラム」が1位になれなかったのは予想外でした。アニソン部門で「ラムのラブソング」が1位だったのにはホッとしましたが。個人的には、作品・主題歌とも大のお気に入りである「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」が、作品部門5位・アニソン部門9位(いずれも全劇場作品中トップ)と健闘していたのが嬉しかったですね。
「アニメ」の発音機会があったのは、以下の方々です。
ナレーションの松澤千晶さんは、1回のみで起伏でした。平板なときもある方なのですが、なかなか徹底していただけないのが残念です。
ゲストの栗山千明さんは、かろうじて1回だけで、いつもと同様に起伏でした。本当にアニメ好きな方なので、意識していただければ嬉しいですね。
ゲストの声優古川登志夫さんも、かろうじて1回だけで、起伏でした。昔から起伏だった方なのですが、本当に変わらないですねえ。
同じくゲストの声優平野文さんは、昔から当然に平板だった方です。2回のうち1回はやや起伏気味で一瞬ドキッとさせられましたが、もう1回はとてもしっかりした平板発音で安心させてくれました。
解説者の藤津亮太さんは、いつものように徹底して平板でしたが、当然の貫禄です。
ゲストのお笑いコンビよゐこの有野晋哉さんも、過去投稿で取り上げた相方の濱口優さん同様、自然な平板発音で、ホッとさせられました。
さて、残り3名の方について、いずれも過去投稿で取り上げた方々ですが、少し考えさせられました。
1人は、ゲストの漫画家島本和彦さんです。昔は徹底した平板発音だったのに、最近のテレビ番組で起伏発音をされていてショックを受けていたのですが、今回は約10回(今回の出演者中最多)の発音機会のうち8割方が平板でした。「戻ってくれたんですね」ということで、ホッとさせてくれました。
2人目は、熱さでは全出演者中トップだった感じの中川翔子さん。何と4回の発音機会中1回を除き全て平板でした。誰かに引っ張られた感じではないので、ご自分から平板発音をよくするようになったと言えます。「最近変わってきましたね」と大変嬉しかったです。この調子で平板が基本に定着してほしいものです。そうすれば、本物のアニメファンらしい「風格」「貫禄」が出てくると思います。
3人目は、司会の西川貴教さんです。ここ数年平板が定着していた方だったのに、2回の発音機会はいずれも起伏で、大変ショックを受けました。「どうして昔に戻ってしまったのですか」と大変残念な思いです。今回のゲストの方々などを見習って平板にどうか戻っていただきたいです。
実は、過去投稿で取り上げ昔から平板だった方々のうち、最近起伏に変わってきてしまっている感じの方々がまた目立ってきています。ささきいさおさん、影山ヒロノブさん、鈴木このみさん、鴻上尚史さん、古田新太さんなどです。誰かの影響なのでしょうか。特にアニメ業界関係者でない方々の場合は、なまじ起伏発音の声優などと接する中で、「最近は起伏が普通なのかも」と勘違いされてしまっている可能性が高いと思われます。勘違いだということにどうか気づいていただき元の平板発音に戻っていただきたいと切に思います。
「人は変わる」ものですが、良い方向(起伏発音だった方々が平板発音に変わる)であってほしいものです。例えば前述の中川翔子さんのように。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
「アニメ」の発音機会があったのは、以下の方々です。
ナレーションの松澤千晶さんは、1回のみで起伏でした。平板なときもある方なのですが、なかなか徹底していただけないのが残念です。
ゲストの栗山千明さんは、かろうじて1回だけで、いつもと同様に起伏でした。本当にアニメ好きな方なので、意識していただければ嬉しいですね。
ゲストの声優古川登志夫さんも、かろうじて1回だけで、起伏でした。昔から起伏だった方なのですが、本当に変わらないですねえ。
同じくゲストの声優平野文さんは、昔から当然に平板だった方です。2回のうち1回はやや起伏気味で一瞬ドキッとさせられましたが、もう1回はとてもしっかりした平板発音で安心させてくれました。
解説者の藤津亮太さんは、いつものように徹底して平板でしたが、当然の貫禄です。
ゲストのお笑いコンビよゐこの有野晋哉さんも、過去投稿で取り上げた相方の濱口優さん同様、自然な平板発音で、ホッとさせられました。
さて、残り3名の方について、いずれも過去投稿で取り上げた方々ですが、少し考えさせられました。
1人は、ゲストの漫画家島本和彦さんです。昔は徹底した平板発音だったのに、最近のテレビ番組で起伏発音をされていてショックを受けていたのですが、今回は約10回(今回の出演者中最多)の発音機会のうち8割方が平板でした。「戻ってくれたんですね」ということで、ホッとさせてくれました。
2人目は、熱さでは全出演者中トップだった感じの中川翔子さん。何と4回の発音機会中1回を除き全て平板でした。誰かに引っ張られた感じではないので、ご自分から平板発音をよくするようになったと言えます。「最近変わってきましたね」と大変嬉しかったです。この調子で平板が基本に定着してほしいものです。そうすれば、本物のアニメファンらしい「風格」「貫禄」が出てくると思います。
3人目は、司会の西川貴教さんです。ここ数年平板が定着していた方だったのに、2回の発音機会はいずれも起伏で、大変ショックを受けました。「どうして昔に戻ってしまったのですか」と大変残念な思いです。今回のゲストの方々などを見習って平板にどうか戻っていただきたいです。
実は、過去投稿で取り上げ昔から平板だった方々のうち、最近起伏に変わってきてしまっている感じの方々がまた目立ってきています。ささきいさおさん、影山ヒロノブさん、鈴木このみさん、鴻上尚史さん、古田新太さんなどです。誰かの影響なのでしょうか。特にアニメ業界関係者でない方々の場合は、なまじ起伏発音の声優などと接する中で、「最近は起伏が普通なのかも」と勘違いされてしまっている可能性が高いと思われます。勘違いだということにどうか気づいていただき元の平板発音に戻っていただきたいと切に思います。
「人は変わる」ものですが、良い方向(起伏発音だった方々が平板発音に変わる)であってほしいものです。例えば前述の中川翔子さんのように。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年11月1日金曜日
コミケ7連続ならず
東京ビッグサイトで開催されている世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。今冬のコミケ97へのサークル参加ならず!!!。これで初申込からの連続当選は6回で途切れました・・・運はとうとう尽きたわけです。
「評論・情報」ジャンルで申込していましたが、同ジャンル配置日についてはコミケ90以来約3年ぶりの一般参加となります。かつては、会場にできるだけ近い場所にホテルを必ずとり、朝6時頃には待機列に並んでいました。今回は、もう少しゆっくりになると思いますが、ホテルもサークル参加時のようにどこでもいいわけではなく会場至近にしないといけません。ああ〜・・・。
ただし、新刊は制作します。気になるサークルの皆様などへの手渡し用です。予定通り2種類を作成します。これまで発行してきた発音問題の合本(「アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付き合本版)」、前回から発行し始めたシリーズ本「アニメ文化とこう関わってきた(アニソン編)」です。
前者は、発音問題に関する集大成的な決定版にし、コミケ参加者以外も含め様々な方へお渡しできるような形にしたいので、少し内容を変えるかもしれません。巻末特別付録を削除することは当初から決まっていますが、新規の内容を少し入れるかもしれません。
後者は、夏コミ購入分同人誌もすべて読み終わったので明日から作成開始予定でしたが・・・やっぱり作成はします。「アニソン編」とうたっていますが、コミケ98発行予定の「スタッフ編」との振り分けを見直し、作曲家は結局外して楽曲・歌手のみにしたり、歌手も外して楽曲のみにするかもしれません。要は、編集方針を変更してコミケ98に「楽曲編」「人物編(監督・制作会社など+歌手・作曲家)」2冊同時発行としても良いように考え直す可能性大です。
いずれにせよ、一般参加者の手に直接渡る機会はこの冬コミでは無いわけですので、一般参加者の方々はコミケ98(ひょっとするともっと先かも)までどうか気長にお待ちくださいませ。
「評論・情報」ジャンルで申込していましたが、同ジャンル配置日についてはコミケ90以来約3年ぶりの一般参加となります。かつては、会場にできるだけ近い場所にホテルを必ずとり、朝6時頃には待機列に並んでいました。今回は、もう少しゆっくりになると思いますが、ホテルもサークル参加時のようにどこでもいいわけではなく会場至近にしないといけません。ああ〜・・・。
ただし、新刊は制作します。気になるサークルの皆様などへの手渡し用です。予定通り2種類を作成します。これまで発行してきた発音問題の合本(「アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付き合本版)」、前回から発行し始めたシリーズ本「アニメ文化とこう関わってきた(アニソン編)」です。
前者は、発音問題に関する集大成的な決定版にし、コミケ参加者以外も含め様々な方へお渡しできるような形にしたいので、少し内容を変えるかもしれません。巻末特別付録を削除することは当初から決まっていますが、新規の内容を少し入れるかもしれません。
後者は、夏コミ購入分同人誌もすべて読み終わったので明日から作成開始予定でしたが・・・やっぱり作成はします。「アニソン編」とうたっていますが、コミケ98発行予定の「スタッフ編」との振り分けを見直し、作曲家は結局外して楽曲・歌手のみにしたり、歌手も外して楽曲のみにするかもしれません。要は、編集方針を変更してコミケ98に「楽曲編」「人物編(監督・制作会社など+歌手・作曲家)」2冊同時発行としても良いように考え直す可能性大です。
いずれにせよ、一般参加者の手に直接渡る機会はこの冬コミでは無いわけですので、一般参加者の方々はコミケ98(ひょっとするともっと先かも)までどうか気長にお待ちくださいませ。
2019年10月28日月曜日
公式?
去る10月18日にフジテレビ系で放送された「DIVE to PSYCHO−PASS 3」。テレビアニメ「サイコパス」第3期の放送開始直前特番です。
「サイコパス」のアクセントについて、司会のニッポン放送アナウンサー吉田尚記さんが、「公式には「パ」にアクセントを置くことになっているが、ついつい「サ」にアクセントを置いてしまう」とのことでした。「サイコ」「パス」の複合語とも言えるので、後ろの語の冒頭(つまり「パ」)にアクセントを置くという日本語の大原則にきちんと準拠しています。それに実際、5音の語で冒頭にアクセントを置くのは息が結構苦しい気がするのですが。私自身は、「公式」と同様ごく自然に「パ」にアクセントを置いています。
例えば、「ブルーレイ」(ディスク)も「ブルー」「レイ」の複合語と言えるので、同様に「レ」にアクセントを置くのが原則です。ただし、アニメの場合、製作委員会によっては「ル」にアクセントを置くのが公式としているところもあるらしいです。
つまり、「公式」とは、製作委員会が決めたものという意味です。「アニメ」の発音についても、「公式」(つまり製作委員会)が決める場合があるらしいです。アニメファン設定のキャラの発音などは平板発音にきちんと決めていただきたいものです。
なお、前述の番組では、アイドルグループでんぱ組.incの元メンバーの最上もがさんが、「アニメ」の発音機会が1回だけあり、平板発音でした。過去投稿でも取り上げたようにオタク系のメンバーが集まっているグループであることもあり、さすがだなあと唸らされました。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
例えば、「ブルーレイ」(ディスク)も「ブルー」「レイ」の複合語と言えるので、同様に「レ」にアクセントを置くのが原則です。ただし、アニメの場合、製作委員会によっては「ル」にアクセントを置くのが公式としているところもあるらしいです。
つまり、「公式」とは、製作委員会が決めたものという意味です。「アニメ」の発音についても、「公式」(つまり製作委員会)が決める場合があるらしいです。アニメファン設定のキャラの発音などは平板発音にきちんと決めていただきたいものです。
なお、前述の番組では、アイドルグループでんぱ組.incの元メンバーの最上もがさんが、「アニメ」の発音機会が1回だけあり、平板発音でした。過去投稿でも取り上げたようにオタク系のメンバーが集まっているグループであることもあり、さすがだなあと唸らされました。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年10月19日土曜日
結局は個人 6
最近のテレビ番組などの感想集です。
BS11で放送中の「Anison Days 」。
若手のアニメ系歌手ReoNaさんは起伏発音と平板発音が2回ずつで特にこだわりがない感じがしました。歌手に限らず若手の中に割と見られる傾向ですが、こういうこだわりの無さによる混在は基本的には構いません。平板発音が徐々に増えていってくれると個人的には嬉しいですね。(業界関係者の場合は、関わりが深い人ほどもっとこだわっていただきたいですが。)
子役時代から既に40年のキャリアを持つ声優の笠原弘子さん、ロック系シンガーソングライターの田村直美さん、いずれもしっかりした平板発音でした。特に田村直美さん(私とほぼ同年齢)はとても自然な感じで連発していました。やはりこの世代はアニメブーム以前からアニメに親しんできた世代なので、自然な感じが漂うので好感が持てます。(なお、大ベテランの南こうせつさんは、大変残念ながら起伏発音でした。)
BSスカパーで放送中の「忘れじのカルチャー倶楽部」。
司会のフリーアナウンサー倉敷保雄さん(私とほぼ同年齢)が、第10回「昭和の声優文化」でしっかりと自然な平板発音をされており、「やはり同世代だなあ」と嬉しくなりました。同回では声優の神谷明さんもいつも通り当然に平板発音でした。(なお、作曲家の宮川彬良さんは、第7回「劇伴スペシャル・宇宙戦艦ヤマト」で、大変残念ながら起伏発音でした。)
10月14日にNHKBSプレミアムで放送の「歴史秘話るーみっくアニメヒストリア」。司会の局アナウンサー渡邊あゆみさんは、過去投稿でも取り上げたように徹底した平板発音(息継ぎの関係か何かで2回ほど起伏発音気味だった場面はありましたが。)でホッとしました。前述の田村直美さんと同様、アニメブーム以前からアニメに親しんできた(私とほぼ同年齢の)世代なので、本当に自然な感じで、「これが生粋のアニメファンの発音だよなあ」と共感も覚えますね。
そのちょうど1か月前の9月14日に同チャンネルで放送の「発表!全プリキュア大投票」では、発音機会があった方のうち、(過去投稿でも取り上げたように徹底して平板発音の評論家藤津亮太さん以外では)お笑い芸人の原西孝幸さん(FUJIWARA)だけが平板発音でしたが。
9月21日にNHKBSプレミアムで放送の「セカンドの美学〜ルパン三世・峰不二子」。モンキー・パンチさんの息子さんでもあるプロデューサー加藤州平さん(たぶん40代半ば)が、発音機会があった2回ともしっかり平板発音されていました。過去投稿でも取り上げたようにモンキー・パンチさんも徹底して平板発音されていたので、親の影響もおそらくは有るでしょうから当然とは思いますが。
9月28日にBSフジで放送の「ジャパコン特別編〜アニメロサマーライブ2019密着特番」では、声優の大橋彩香さんが、発音機会があった2回とも珍しく(?)平板で意外でした。(なお同番組では、バンダイナムコアーツの音楽プロデューサー関根陽一さんも、業界関係者らしく当然のように自然な平板発音でした。)
9月29日にBSシネフィルWOWOWで放送の映画「ファイナル・カウントダウン(押井守・上坂すみれ・岡部いさくオーディオコメンタリー付)」では、声優の上坂すみれさんが、発音機会があった2回とも珍しく(?)平板で意外でした。押井守さん(過去投稿でも取り上げたように当然に常に平板発音)につられたわけでは無いので、案外普段は平板発音のことも多いのかもしれません。
9月29日にBSアニマックスで放送の「ミューコミプラスTV」の「サイコパス」特集(後編)回では、舞台俳優(今年放送済みのテレビアニメ「どろろ」で百鬼丸役も担当)の鈴木拡樹さんが、徹底した平板発音で大変好感を持ちました。アニメに関心はあるがまだアニメ界隈に擦れていない(?)俳優さんはこういうタイプの人が少なくありません。どうかアニメ界隈の悪い見本に染まることなく平板発音を続けていっていただきたいと思います。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
BS11で放送中の「Anison Days 」。
若手のアニメ系歌手ReoNaさんは起伏発音と平板発音が2回ずつで特にこだわりがない感じがしました。歌手に限らず若手の中に割と見られる傾向ですが、こういうこだわりの無さによる混在は基本的には構いません。平板発音が徐々に増えていってくれると個人的には嬉しいですね。(業界関係者の場合は、関わりが深い人ほどもっとこだわっていただきたいですが。)
子役時代から既に40年のキャリアを持つ声優の笠原弘子さん、ロック系シンガーソングライターの田村直美さん、いずれもしっかりした平板発音でした。特に田村直美さん(私とほぼ同年齢)はとても自然な感じで連発していました。やはりこの世代はアニメブーム以前からアニメに親しんできた世代なので、自然な感じが漂うので好感が持てます。(なお、大ベテランの南こうせつさんは、大変残念ながら起伏発音でした。)
BSスカパーで放送中の「忘れじのカルチャー倶楽部」。
司会のフリーアナウンサー倉敷保雄さん(私とほぼ同年齢)が、第10回「昭和の声優文化」でしっかりと自然な平板発音をされており、「やはり同世代だなあ」と嬉しくなりました。同回では声優の神谷明さんもいつも通り当然に平板発音でした。(なお、作曲家の宮川彬良さんは、第7回「劇伴スペシャル・宇宙戦艦ヤマト」で、大変残念ながら起伏発音でした。)
10月14日にNHKBSプレミアムで放送の「歴史秘話るーみっくアニメヒストリア」。司会の局アナウンサー渡邊あゆみさんは、過去投稿でも取り上げたように徹底した平板発音(息継ぎの関係か何かで2回ほど起伏発音気味だった場面はありましたが。)でホッとしました。前述の田村直美さんと同様、アニメブーム以前からアニメに親しんできた(私とほぼ同年齢の)世代なので、本当に自然な感じで、「これが生粋のアニメファンの発音だよなあ」と共感も覚えますね。
そのちょうど1か月前の9月14日に同チャンネルで放送の「発表!全プリキュア大投票」では、発音機会があった方のうち、(過去投稿でも取り上げたように徹底して平板発音の評論家藤津亮太さん以外では)お笑い芸人の原西孝幸さん(FUJIWARA)だけが平板発音でしたが。
9月21日にNHKBSプレミアムで放送の「セカンドの美学〜ルパン三世・峰不二子」。モンキー・パンチさんの息子さんでもあるプロデューサー加藤州平さん(たぶん40代半ば)が、発音機会があった2回ともしっかり平板発音されていました。過去投稿でも取り上げたようにモンキー・パンチさんも徹底して平板発音されていたので、親の影響もおそらくは有るでしょうから当然とは思いますが。
9月28日にBSフジで放送の「ジャパコン特別編〜アニメロサマーライブ2019密着特番」では、声優の大橋彩香さんが、発音機会があった2回とも珍しく(?)平板で意外でした。(なお同番組では、バンダイナムコアーツの音楽プロデューサー関根陽一さんも、業界関係者らしく当然のように自然な平板発音でした。)
9月29日にBSシネフィルWOWOWで放送の映画「ファイナル・カウントダウン(押井守・上坂すみれ・岡部いさくオーディオコメンタリー付)」では、声優の上坂すみれさんが、発音機会があった2回とも珍しく(?)平板で意外でした。押井守さん(過去投稿でも取り上げたように当然に常に平板発音)につられたわけでは無いので、案外普段は平板発音のことも多いのかもしれません。
9月29日にBSアニマックスで放送の「ミューコミプラスTV」の「サイコパス」特集(後編)回では、舞台俳優(今年放送済みのテレビアニメ「どろろ」で百鬼丸役も担当)の鈴木拡樹さんが、徹底した平板発音で大変好感を持ちました。アニメに関心はあるがまだアニメ界隈に擦れていない(?)俳優さんはこういうタイプの人が少なくありません。どうかアニメ界隈の悪い見本に染まることなく平板発音を続けていっていただきたいと思います。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年9月28日土曜日
なつぞら
NHK連続テレビ小説(通称朝ドラ)の通算100作目「なつぞら」。半年間の放送が本日終わりました。
業界関係者などからは結構不満や批判の声(「話をはしょりすぎ」「所詮は単なる背景としてのアニメ界で、家族愛的なものが中心」「より高度な段階での「成功」を描こうとしていない」など)もあった当作ですが、個人的には不満はあるものの及第点はつけられるかなという感じです。
「黎明期を描く」とのことだったので、半年に及ぶドラマでどの時期まで描くのか、業界ネタはそんなに豊富なのか、疑問はありました。作品名などは徹底して変名を使用したり、史実と異なる順序・時期・人物関係などになっていたり、かなり時代をはしょりすぎている感はありました。案の定、酪農や家族関係の話がかなり多かった気はしますし、カレーライスの元祖「中村屋」がらみの話も絡めるなど、同時代の多様なネタが盛り込まれていました。万人ウケする形にはなっていたでしょう。正直言って、時期ごとの各作品作りを同業他社(者)との絡みも含めてもう少し突っ込んで欲しかった気はします。1975年頃までという長期間を取り上げたのは全く予想外でした。それでいて東映の「西遊記」にも関わっている「手塚治虫」についてはたった一度「鉄腕アトム」の名前とともに触れられただけだったのが意外でしたが、東映系の主人公たちの話に徹していたのは筋が通っていてむしろ良かったとは思います。
実在の業界人などが(モデルとなる各人物と比べてかなり変更があるとはいえ)これだけ大勢描かれた実写作品は史上初ではないでしょうか。アニメでは「SHIROBAKO」など数例ありますが。何よりも、「工房(アトリエ)」としてのアニメ制作会社が描かれていました。大勢のスタッフが一つ所に机を並べ、時には会議で意見を戦わせ、全員で協力して一つの「もの」を作り上げていく様は、感動すら覚えました。「ものづくり」とは本来こうあるべきだ、と実感しました。京アニ事件との相乗効果で改めてアニメ業界(人)が注目を浴びましたが、京アニやかつての東映に代表されるような制作体制こそが、良い作品作りには望ましいのだ、と再認識させられました。尤も、終盤では外注に伴うトラブルなども描かれましたが。
OP映像のアニメが、実は最終盤の「大草原の少女ソラ」と関連するもので、当作のゴール地点が当初から示されていた、という構成には終盤まで気づきませんでした。なぜ当作の設定を北海道の酪農一家にしたかも腑に落ちました。(酪農を描きたいならそれに徹したドラマにした方が面白いのに、なぜアニメーションへ?、というのが当初からの疑問でしたから。) 詳しく描写されてきた酪農一家とうまく結びつけた「大草原の少女ソラ」の登場という自然さも相まって、人々に感動を与えられるというアニメーションの一つの到達点を示し、それなりに「成功」が描かれていたと思います。(私も作中の柴田泰樹氏(役者は草刈正雄さん)と同様の感動を覚えました。)
番組自体としても、幅広い世代に「ものづくり」としてのアニメーションやそれに携わる人々への理解を広めることができたのではと思われます。100作目という絶妙のタイミングでの高い注目や、京アニ事件に対して現実の「工房」「業界人」(特に、理想的な工房としての京アニの存在や、アニメーションの各制作工程での各人の役割・存在感)への理解と共感を伴う注目が得られたことで、今年はアニメーション業界・アニメーション文化にとって意義深い年となったのは確かです。(京アニ事件の報道の中でも当作と絡めた記事が複数見られましたし、その意味でも絶妙のタイミングでした。)
個人的には、業界関係者としての声優の顔出し出演(山寺宏一さん、田中真弓さん、沢城みゆきさん、高木渉さん)も楽しませてもらえました。
さて、当ブログとしての言及もさせていただきます。
「アニメ」という単語の登場機会は、予想どおりナレーションのみで、計3回。7月23日の第98話、9月7日の第138話での次週予告、9月28日の第156話(最終回)。大変残念ながら、いずれも起伏発音でした。ナレーション担当の内村光良さんは、昔から平板発音されており、(過去投稿で取り上げた通り)昨年の紅白歌合戦でも1回、NHK総合で8月30日放送の「あさイチ」の「なつぞら」特集でも2回発音機会があり、すべてとても自然な平板発音をされていました。(ちなみに、当作関連の特集番組は大半を視聴しましたが、広瀬すずさんら本編出演者の誰一人「アニメ」の発音機会はありませんでした。当作とは全く無関係の番組なども含めれば、過去投稿にもあるように松嶋菜々子さんは起伏発音されたことがありますが。)
これはどういうことなのでしょうか。私は、NHKに対して昨年7月・今年7月・今年9月の合計3回、「平板発音から始まった歴史があり、ナレーションなど当作中で平板発音されれば大変有意義」という趣旨のメール投書をしてきました。それなのにこの結果です。まさか現場で発音指導があったとは思えないのですが、内村さんご本人が忖度か何かで、普段のご自身とは違う発音をあえてされたような気がします。無言の「同調圧力」なのか、「起伏の方が正式な発音」といったご本人の勘違い(アクセント辞典で認められているように、決して「正式な」発音というわけではありません。)なのか、とにかく残念の極みです。このようなケースが(テレビやラジオなど放送現場で)今後も発生することのないよう願うものです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
業界関係者などからは結構不満や批判の声(「話をはしょりすぎ」「所詮は単なる背景としてのアニメ界で、家族愛的なものが中心」「より高度な段階での「成功」を描こうとしていない」など)もあった当作ですが、個人的には不満はあるものの及第点はつけられるかなという感じです。
「黎明期を描く」とのことだったので、半年に及ぶドラマでどの時期まで描くのか、業界ネタはそんなに豊富なのか、疑問はありました。作品名などは徹底して変名を使用したり、史実と異なる順序・時期・人物関係などになっていたり、かなり時代をはしょりすぎている感はありました。案の定、酪農や家族関係の話がかなり多かった気はしますし、カレーライスの元祖「中村屋」がらみの話も絡めるなど、同時代の多様なネタが盛り込まれていました。万人ウケする形にはなっていたでしょう。正直言って、時期ごとの各作品作りを同業他社(者)との絡みも含めてもう少し突っ込んで欲しかった気はします。1975年頃までという長期間を取り上げたのは全く予想外でした。それでいて東映の「西遊記」にも関わっている「手塚治虫」についてはたった一度「鉄腕アトム」の名前とともに触れられただけだったのが意外でしたが、東映系の主人公たちの話に徹していたのは筋が通っていてむしろ良かったとは思います。
実在の業界人などが(モデルとなる各人物と比べてかなり変更があるとはいえ)これだけ大勢描かれた実写作品は史上初ではないでしょうか。アニメでは「SHIROBAKO」など数例ありますが。何よりも、「工房(アトリエ)」としてのアニメ制作会社が描かれていました。大勢のスタッフが一つ所に机を並べ、時には会議で意見を戦わせ、全員で協力して一つの「もの」を作り上げていく様は、感動すら覚えました。「ものづくり」とは本来こうあるべきだ、と実感しました。京アニ事件との相乗効果で改めてアニメ業界(人)が注目を浴びましたが、京アニやかつての東映に代表されるような制作体制こそが、良い作品作りには望ましいのだ、と再認識させられました。尤も、終盤では外注に伴うトラブルなども描かれましたが。
OP映像のアニメが、実は最終盤の「大草原の少女ソラ」と関連するもので、当作のゴール地点が当初から示されていた、という構成には終盤まで気づきませんでした。なぜ当作の設定を北海道の酪農一家にしたかも腑に落ちました。(酪農を描きたいならそれに徹したドラマにした方が面白いのに、なぜアニメーションへ?、というのが当初からの疑問でしたから。) 詳しく描写されてきた酪農一家とうまく結びつけた「大草原の少女ソラ」の登場という自然さも相まって、人々に感動を与えられるというアニメーションの一つの到達点を示し、それなりに「成功」が描かれていたと思います。(私も作中の柴田泰樹氏(役者は草刈正雄さん)と同様の感動を覚えました。)
番組自体としても、幅広い世代に「ものづくり」としてのアニメーションやそれに携わる人々への理解を広めることができたのではと思われます。100作目という絶妙のタイミングでの高い注目や、京アニ事件に対して現実の「工房」「業界人」(特に、理想的な工房としての京アニの存在や、アニメーションの各制作工程での各人の役割・存在感)への理解と共感を伴う注目が得られたことで、今年はアニメーション業界・アニメーション文化にとって意義深い年となったのは確かです。(京アニ事件の報道の中でも当作と絡めた記事が複数見られましたし、その意味でも絶妙のタイミングでした。)
個人的には、業界関係者としての声優の顔出し出演(山寺宏一さん、田中真弓さん、沢城みゆきさん、高木渉さん)も楽しませてもらえました。
さて、当ブログとしての言及もさせていただきます。
「アニメ」という単語の登場機会は、予想どおりナレーションのみで、計3回。7月23日の第98話、9月7日の第138話での次週予告、9月28日の第156話(最終回)。大変残念ながら、いずれも起伏発音でした。ナレーション担当の内村光良さんは、昔から平板発音されており、(過去投稿で取り上げた通り)昨年の紅白歌合戦でも1回、NHK総合で8月30日放送の「あさイチ」の「なつぞら」特集でも2回発音機会があり、すべてとても自然な平板発音をされていました。(ちなみに、当作関連の特集番組は大半を視聴しましたが、広瀬すずさんら本編出演者の誰一人「アニメ」の発音機会はありませんでした。当作とは全く無関係の番組なども含めれば、過去投稿にもあるように松嶋菜々子さんは起伏発音されたことがありますが。)
これはどういうことなのでしょうか。私は、NHKに対して昨年7月・今年7月・今年9月の合計3回、「平板発音から始まった歴史があり、ナレーションなど当作中で平板発音されれば大変有意義」という趣旨のメール投書をしてきました。それなのにこの結果です。まさか現場で発音指導があったとは思えないのですが、内村さんご本人が忖度か何かで、普段のご自身とは違う発音をあえてされたような気がします。無言の「同調圧力」なのか、「起伏の方が正式な発音」といったご本人の勘違い(アクセント辞典で認められているように、決して「正式な」発音というわけではありません。)なのか、とにかく残念の極みです。このようなケースが(テレビやラジオなど放送現場で)今後も発生することのないよう願うものです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年9月14日土曜日
結局は個人 5
ここ4か月ほどのテレビ番組の感想をまとめて書かせていただきます。
BS11で放送中の「Anison Days 」。過去投稿でも取り上げた作曲家の神前暁さんのほか、一般芸能人のゲストである藤井フミヤさん・八神純子さんがいずれも平板発音され、大変嬉しかったです。他にも、GRANRODEOの両名(谷山紀章さん、飯塚昌明さん)とも、いつものようにしっかり平板発音でした。また司会の森口博子さんが、6月17日放送の未公開トーク場面や7月19日放送のデーモン閣下の回では珍しく平板発音される場面があり「ついに元に戻ってくれたか」と思いきや、その後はまた起伏発音ばかりになっています。何とかならないものでしょうか。
BSプレミアムで放送中の「アニソン! プレミアム!」。6月2日に放送された声優ユニットのスフィア特集では、高垣彩陽さんは残念ながら起伏でしたが、豊崎愛生さんが2回ともしっかり平板で、大変嬉しかったです。司会の一人である若手声優の相良茉優さんもしっかり平板で、今後とも変わらないでいてほしいと願うばかりです。6月29日の生放送3時間スペシャルでは、GRANRODEOの両名のほか、大原ゆい子さんやRevoさん(Linked Horizon)も平板でした。7月7日に放送された声優アイドルユニットのi☆Ris特集では、若井友希さんが平板、久保田未夢さんが起伏でした。(若井友希さんは、テレビアニメ「八十亀ちゃんかんさつにっき」では特番も含めて起伏でしたが。)
BSフジで放送中の「アニソンラバーズ」。5月12日放送の声優ユニットPoppin'Partyの大塚紗英さんは、起伏と平板が混在していました。また司会のオーイシマサヨシ(大石昌良)さんは、今年は複数のアニソン番組の司会を務めるなど活躍が目立ちますが、過去投稿でも取り上げたように起伏と平板が混在しており、最近はまた起伏が多いようです。ゲストなど周りに合わせるのではなく徹底して平板になってくれるようなら大変嬉しいのですが。
7月7日にBS11で放送された「「センコロールコネクト」公開記念特番」では、アイドルユニット22/7の河野都(倉岡水巴さん)がしっかり平板でした。
6月13日にNHK総合で放送された「日本人のおなまえっ!」の必殺技の回では、局アナウンサーの赤木野々花さんが起伏の一方、お笑いコンビよゐこの濱口優さんが平板でした。
6月24日に日本テレビ系で放送された「人生が変わる1分間の深イイ話」のi☆Ris紹介コーナーでは、ナレーションを担当したフリーアナウンサー城ケ崎祐子さんが、起伏が多い中1回だけですがはっきり平板発音されました。
7月26日にNHK総合で放送された「あさイチ」。ゲストの山寺宏一さんは当然に平板(「ゲーム」「ドラマ」も平板)でしたが、レギュラー司会者の博多華丸さん・博多大吉さんの両名とも平板で、大変嬉しかったです。局アナウンサーの近江友里恵さんだけが起伏で目立っていました。こういう時ぐらい平板になってくれても良さそうなものですが、難しいのでしょうか。
8月8日にCS時代劇専門チャンネルで放送された「これが伝説の舞台裏! てなもんや奮闘記」(伝説の超人気バラエティー「てなもんや三度笠」の放送記念特番)では、アナウンサーの徳光和夫さんがしっかりした平板発音で、大変嬉しかったです。
8月12日にNHK総合で放送された「笑アニさまがやってくる in 宮城県多賀城市」では、発音機会のあった出演者の中で唯一でしたが武田玲奈さんが徹底して平板だったことに救われましたし、好感度が上がりました。
8月20日にBSプレミアムで放送された「アナザーストーリーズ」のルパン三世の回では、元・漫画雑誌編集者の原美千子さんがしっかり平板で、さすがと唸らされました。インタビュー出演の演出家おおすみ正秋さんも当然に平板でした。(司会の松嶋菜々子さんは、アニメをテーマにした朝ドラ「なつぞら」に出演中にもかかわらず起伏で大変残念でしたが。) おおすみさんはBSシネフィルWOWOWで月1回放送中の「世界がふり向くアニメ術」のルパン三世の回でも同様でしたし、同番組の銀河鉄道999の回での監督のりんたろうさんも当然に平板でした。
8月3日にテレビ東京系で放送された「新・美の巨人たち」の高畑勲特集では、ナレーションの市川実日子さんが起伏ばかりだったのに対し、ベテラン声優の杉山佳寿子さんは当然のごとく平板でした。
9月10日にBS日テレで放送された「ぶらぶら美術・博物館」の高畑勲特集では、過去投稿でも取り上げた山田五郎さんが(起伏の時も2回ありましたが)平板発音を約10回も連発されておりホッとさせられました。女優の高橋マリ子さんも起伏と平板が混在していました。
今回はこのくらいにさせていただきます。なお、NHK朝ドラ「なつぞら」関連については、最終回放送後にまとめて取り上げる予定です。
総じて、個人個人の判断で発音がなされていると言えますが、周りに合わせたり、忖度などで普段の発音と変えてしまったりする方もいらっしゃるようなのが残念です。放送局側からの指導はないはずですが、その方ご自身がどのくらい意識されているのかにもよるのでしょう。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
BS11で放送中の「Anison Days 」。過去投稿でも取り上げた作曲家の神前暁さんのほか、一般芸能人のゲストである藤井フミヤさん・八神純子さんがいずれも平板発音され、大変嬉しかったです。他にも、GRANRODEOの両名(谷山紀章さん、飯塚昌明さん)とも、いつものようにしっかり平板発音でした。また司会の森口博子さんが、6月17日放送の未公開トーク場面や7月19日放送のデーモン閣下の回では珍しく平板発音される場面があり「ついに元に戻ってくれたか」と思いきや、その後はまた起伏発音ばかりになっています。何とかならないものでしょうか。
BSプレミアムで放送中の「アニソン! プレミアム!」。6月2日に放送された声優ユニットのスフィア特集では、高垣彩陽さんは残念ながら起伏でしたが、豊崎愛生さんが2回ともしっかり平板で、大変嬉しかったです。司会の一人である若手声優の相良茉優さんもしっかり平板で、今後とも変わらないでいてほしいと願うばかりです。6月29日の生放送3時間スペシャルでは、GRANRODEOの両名のほか、大原ゆい子さんやRevoさん(Linked Horizon)も平板でした。7月7日に放送された声優アイドルユニットのi☆Ris特集では、若井友希さんが平板、久保田未夢さんが起伏でした。(若井友希さんは、テレビアニメ「八十亀ちゃんかんさつにっき」では特番も含めて起伏でしたが。)
BSフジで放送中の「アニソンラバーズ」。5月12日放送の声優ユニットPoppin'Partyの大塚紗英さんは、起伏と平板が混在していました。また司会のオーイシマサヨシ(大石昌良)さんは、今年は複数のアニソン番組の司会を務めるなど活躍が目立ちますが、過去投稿でも取り上げたように起伏と平板が混在しており、最近はまた起伏が多いようです。ゲストなど周りに合わせるのではなく徹底して平板になってくれるようなら大変嬉しいのですが。
7月7日にBS11で放送された「「センコロールコネクト」公開記念特番」では、アイドルユニット22/7の河野都(倉岡水巴さん)がしっかり平板でした。
6月13日にNHK総合で放送された「日本人のおなまえっ!」の必殺技の回では、局アナウンサーの赤木野々花さんが起伏の一方、お笑いコンビよゐこの濱口優さんが平板でした。
6月24日に日本テレビ系で放送された「人生が変わる1分間の深イイ話」のi☆Ris紹介コーナーでは、ナレーションを担当したフリーアナウンサー城ケ崎祐子さんが、起伏が多い中1回だけですがはっきり平板発音されました。
7月26日にNHK総合で放送された「あさイチ」。ゲストの山寺宏一さんは当然に平板(「ゲーム」「ドラマ」も平板)でしたが、レギュラー司会者の博多華丸さん・博多大吉さんの両名とも平板で、大変嬉しかったです。局アナウンサーの近江友里恵さんだけが起伏で目立っていました。こういう時ぐらい平板になってくれても良さそうなものですが、難しいのでしょうか。
8月8日にCS時代劇専門チャンネルで放送された「これが伝説の舞台裏! てなもんや奮闘記」(伝説の超人気バラエティー「てなもんや三度笠」の放送記念特番)では、アナウンサーの徳光和夫さんがしっかりした平板発音で、大変嬉しかったです。
8月12日にNHK総合で放送された「笑アニさまがやってくる in 宮城県多賀城市」では、発音機会のあった出演者の中で唯一でしたが武田玲奈さんが徹底して平板だったことに救われましたし、好感度が上がりました。
8月20日にBSプレミアムで放送された「アナザーストーリーズ」のルパン三世の回では、元・漫画雑誌編集者の原美千子さんがしっかり平板で、さすがと唸らされました。インタビュー出演の演出家おおすみ正秋さんも当然に平板でした。(司会の松嶋菜々子さんは、アニメをテーマにした朝ドラ「なつぞら」に出演中にもかかわらず起伏で大変残念でしたが。) おおすみさんはBSシネフィルWOWOWで月1回放送中の「世界がふり向くアニメ術」のルパン三世の回でも同様でしたし、同番組の銀河鉄道999の回での監督のりんたろうさんも当然に平板でした。
8月3日にテレビ東京系で放送された「新・美の巨人たち」の高畑勲特集では、ナレーションの市川実日子さんが起伏ばかりだったのに対し、ベテラン声優の杉山佳寿子さんは当然のごとく平板でした。
9月10日にBS日テレで放送された「ぶらぶら美術・博物館」の高畑勲特集では、過去投稿でも取り上げた山田五郎さんが(起伏の時も2回ありましたが)平板発音を約10回も連発されておりホッとさせられました。女優の高橋マリ子さんも起伏と平板が混在していました。
今回はこのくらいにさせていただきます。なお、NHK朝ドラ「なつぞら」関連については、最終回放送後にまとめて取り上げる予定です。
総じて、個人個人の判断で発音がなされていると言えますが、周りに合わせたり、忖度などで普段の発音と変えてしまったりする方もいらっしゃるようなのが残念です。放送局側からの指導はないはずですが、その方ご自身がどのくらい意識されているのかにもよるのでしょう。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年8月19日月曜日
アニメラマ&アニメンタリー
「アニメ」という単語が世間一般に登場するのは、1977年の劇場版「宇宙戦艦ヤマト」公開に端を発するアニメブームの時期です。それまでは、「まんが映画」「テレビまんが」が一般的で、せいぜい「アニメーション」が知られている程度でした。しかし、造語という形で「アニメラマ」「アニメンタリー」という表現が公式に使用されていたこともあります。
「アニメラマ」は、虫プロが制作し日本ヘラルド映画(現在は角川映画に吸収)が配給した3作品に対してつけられた、映画宣伝用の造語です。
「アニメーション+ドラマ」の略で、女性のヌードシーンもある大人向けの前衛的な作品でした。1969年公開の「千夜一夜物語」、1970年公開の「クレオパトラ」、1973年公開の「哀しみのベラドンナ」です。(「哀しみのベラドンナ」は正確には「アニメロマネスク」として宣伝されましたが。)
興行的には、「千夜一夜物語」は成功でしたが、「哀しみのベラドンナ」は失敗に終わり虫プロ倒産の引き金になりました。ただし、コミカルなシーンもある前2作と違い、シリアスで哀しみに満ちた作品で演出・作画も凝っており、作品の評価は決して低くありません。
「アニメンタリー」は、戦記物作家の児島襄が監修でタツノコプロが制作したほぼオリジナルのテレビアニメ「アニメンタリー決断」で正式タイトルに入りました。
「アニメーション+ドキュメンタリー」の略で、基本的には史実に忠実で、「軍人」たちの決断を描いています。主題歌は現在でも右翼が街宣車で流しています。
いずれにせよ、まだまだ「まんが」と呼ばれていた中で、少し格調高くして差別化を図ろうとしただけの造語だろうと考えています。
「アニメラマ」は、虫プロが制作し日本ヘラルド映画(現在は角川映画に吸収)が配給した3作品に対してつけられた、映画宣伝用の造語です。
「アニメーション+ドラマ」の略で、女性のヌードシーンもある大人向けの前衛的な作品でした。1969年公開の「千夜一夜物語」、1970年公開の「クレオパトラ」、1973年公開の「哀しみのベラドンナ」です。(「哀しみのベラドンナ」は正確には「アニメロマネスク」として宣伝されましたが。)
興行的には、「千夜一夜物語」は成功でしたが、「哀しみのベラドンナ」は失敗に終わり虫プロ倒産の引き金になりました。ただし、コミカルなシーンもある前2作と違い、シリアスで哀しみに満ちた作品で演出・作画も凝っており、作品の評価は決して低くありません。
「アニメンタリー」は、戦記物作家の児島襄が監修でタツノコプロが制作したほぼオリジナルのテレビアニメ「アニメンタリー決断」で正式タイトルに入りました。
「アニメーション+ドキュメンタリー」の略で、基本的には史実に忠実で、「軍人」たちの決断を描いています。主題歌は現在でも右翼が街宣車で流しています。
いずれにせよ、まだまだ「まんが」と呼ばれていた中で、少し格調高くして差別化を図ろうとしただけの造語だろうと考えています。
2019年8月15日木曜日
コミケ96報告
遅くなりましたが、先日(8月9〜12日)開催された同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ96)のサークル参加報告をさせていただきます。
1 概要
コミケ91から連続6度目のサークル参加、5度目の「評論・情報」ジャンル(3日目=8月11日(日))での参加です。
前回の新刊「コミケ参加者アンケート結果報告書&感想と補足」(以下「既刊B」)と従来の既刊「アニメは本当に認められたの?」(以下「既刊A」)を増刷して無料頒布しました。既刊Bは2箇所あった誤字を修正しました。
別紙付録(「TAL版勝手にアニメ大賞」)も、前回のものを一部修正(漏れていた作品の追加など)し、アンケートにご協力いただいたサークル関係者様のうち前回既刊Bを配布しきれなかったサークル関係者様(アニメと直接関わりのないサークル様は除く)に、既刊Bに挟み込んで手渡しました。(内容:歴代総合ランキング、ランキング外のお気に入り作品、好きな歌手・作曲家・主題歌・声優、聖地巡礼したことがある場所、2016〜2018年に本放送が開始された作品のうち全話視聴した作品のリスト)
そして何と言っても、今回から発行のシリーズ本「アニメ文化とこう関わってきた」を新刊として無料頒布。毎回その回限りの発行で、第1弾の今回は「声優編」。あと3年強で還暦を迎えることもあり、自分史の1つの具体例として、これまでのアニメファンライフを総括する個人的感想文集です。全7巻予定で、還暦直後のコミケ103で総集編+追録の形のオフセット本を発行するのが目標です。今回の「声優編」では、特に印象に残る声優100名(男性30名、女性70名を厳選して、初めて声を意識した作品(または初めて存在を意識した番組)や現在までの具体的印象などを書き綴ったものです。声優業界への疑問などに関するコラムもあります。B5判中綴じ56頁で、全7巻中最大ページ数になる見込みです。書きたい人は大勢あったのですが、泣く泣く100名に絞りました。男女別各100名の計2巻発行、という形もあり得たのですが・・・まあ、ご容赦ください。今回初めてB5判としましたが、A5判ではどうしても文字が小さくて読みづらい(文字を大きくするとページ数が増えて中綴じ困難になる)ため諦めたのです。A4判では大きすぎて持ち運び・手渡しがしづらいですし。
2 事前準備
経過は次の通りです。
10:00 コミケ開始時刻。
新刊は32部・既刊Bは35部・既刊Aは37部置き、離席
訪問サークル配布用本日分(新刊は9部・既刊Bは22部
(うち12部が別紙あり)・既刊Aは1部)を携帯
12:10 残り新刊20部・既刊B28部・既刊A31部確認
(つまり12部・7部・6部が捌けた!)
12:50 残り新刊13部・既刊B23部・既刊A25部確認
(つまり19部・12部・12部が捌けた!)
13:40 残り新刊1部・既刊B12部・既刊A15部で帰席
(つまり31部・23部・22部が捌けた!)
新刊を6部(サークル配布用の余り3部を含む)補充して7部に
14:05 訪問を失念していたサークルへ行くため離席
(既刊B・既刊Aを各2部机上残部から持出し)
14:15 残り新刊2部・既刊B1部・既刊A3部で再び帰席
(つまり36部・32部・31部が捌けた!)
新刊を1部補充して3部に、既刊Bを13部補充して14部に
14:40 既刊Aがいったん机上残部ゼロに。
残り新刊1部・既刊B9部。
(つまり38部・37部・34部が捌けた!)
14:55 新刊が頒布終了!
15:10 左隣のサークルさんから希望があり、既刊B(別紙も)5部を
(机上ではなく)鞄から贈呈
15:25 既刊Aの残部1部を発見。既刊B・既刊Aとも残り1部に
15:35 既刊B・既刊Aが頒布終了!
16:00 コミケ終了時刻。撤収開始
既刊Bのみ翌日サークル配布用9部が残存。
(つまり一般参加者分としては、
新刊39部・既刊B46部・既刊A35部が捌けた!)
以上のように、一般参加者配布用は全て頒布できました。
4 感想
西ホールへの配置は初めてでしたが、南ホールとも近い位置で何かと便利であり、西2ホール内が実質的に1つのジャンル(「評論・情報」と「学漫」は親戚みたいなもの)で、「男性向」などの異質なジャンルに間を邪魔されることもなく、ほぼ1つの塊になっていて、行き来も楽でした。
既刊Bに関しては、欲しい人の手に全部渡ったのは良いことです。既刊Aをまだお持ちでないのに既刊Bしか入手できなかった方が推定約8名いらっしゃる形になったのは、反省点です。もう少し印刷すべきでした。
新刊については、ほぼ予想通りで、欲しいのに入手できなかった方がいたとしてもやむを得ません。もともと当サークルの活動目的は発音(アクセント)の問題に関心を持ってもらうことなのですから。新刊のシリーズ本は、あくまで余興的なものだと割り切っていますので、もしも本当に欲しい方がいらっしゃれば将来のオフセット本の潜在的需要者とも言えるので、オフセット本を出す意味が増します。
一般参加者との交流も、いつもより早めの13時40分には帰席できたので、(アンケートなど会話のとっかかりがないため難しい面はありますが)少しはできました。特にアクセントについて具体的な意見(「ネット」の発音の不自然さなど)をくださった方がいて、本当に嬉しかったです。その方は「アニメ」のアクセントに関しては「どちらもあり」とのことでしたが。
右隣のサークルさんは、コミケ93でも隣同士だったサークルさんで、いつものように新刊を贈呈してくださいましたが、声優にご興味はおありとのことでしたので当方の新刊を贈呈しました。
左隣のサークルさんは、前回の冬コミで、アンケート協力サークルとして既に既刊Bをお渡ししているのですが、大学サークルという性格上メンバーの都合で共有されずに終わっているのでしょう。今回も既刊Bをお渡しした形になりますが、ご本人方の希望なので全く構いません。声優インタビューなどもされているサークルさんなので、てっきり新刊の声優本にも興味を示されるかと思いましたが、既に頒布終了していたためお渡しはできませんでした。
既刊Aと既刊Bの差が全体を通じてみれば実質的に無かったということは、やはり新規の方が大半ということでしょう。WEBカタログの「お気に入り」登録者数は、開催数日前まで66名と過去最高値のままでしたが、コミケ開催前日(8月8日)には65名、コミケ終了直後(8月12日)で64名、現在(8月15日)で61名と、順調に減っています。発音問題の新刊がない以上減るのは当然なので、気にしていません。むしろ、本当にシリーズ本の新刊が欲しい方の人数がわからないので困るくらいです。今回のように一般参加者用としては40部程度が妥当なようです。
私自身の訪問・購入先サークルさんとの交流は、収穫がありました。特にドイツのサークル(ドイツ在住の日本人)との交流が良かったです。アンケート協力サークルの1つで既刊Aは既にお持ちの方です。ドイツで日本語の高校教師をされている方で、アクセントについての研究資料が欲しかったとのことで既刊Bはとても喜ばれました。「平板発音なのに素人に気兼ねして卑下して起伏発音に変わる人がいることは、アニメがまだ本当に認められていないことになる」という私の主張の根幹部分に完全に同意いただけたのは、我が意を得たりで感動でした。ドイツの高校でしっかり平板発音の歴史的意義を教示していただければ望外の喜びです。(保存用とは別に資料用にと、既刊A・既刊Bのセットを改めてお渡ししました。)
5 今後
次回からは、既刊A・既刊Bを合本再構成したものを発行します。いわば「完全版(スタンダード)」として今後ずっと色々な方(コミケ以外の場でも)に手渡しし続けるためのものとなります。
また、シリーズ本の第2弾は、「音楽編」の予定です。ただし、BGMは(のちの「作品編」の中で言及するため)除外します。一時は「アニソン編」として作曲家を除外(のちの「スタッフ編」で監督や制作会社とともに言及)する方向でしたが、やはり作曲家も含める形に落ち着きそうです。どういう構成にするかは全く未定です。年代別にし、ランキング形式は取らない方向ですが、うまくまとまるのでしょうか・・・
1 概要
コミケ91から連続6度目のサークル参加、5度目の「評論・情報」ジャンル(3日目=8月11日(日))での参加です。
前回の新刊「コミケ参加者アンケート結果報告書&感想と補足」(以下「既刊B」)と従来の既刊「アニメは本当に認められたの?」(以下「既刊A」)を増刷して無料頒布しました。既刊Bは2箇所あった誤字を修正しました。
別紙付録(「TAL版勝手にアニメ大賞」)も、前回のものを一部修正(漏れていた作品の追加など)し、アンケートにご協力いただいたサークル関係者様のうち前回既刊Bを配布しきれなかったサークル関係者様(アニメと直接関わりのないサークル様は除く)に、既刊Bに挟み込んで手渡しました。(内容:歴代総合ランキング、ランキング外のお気に入り作品、好きな歌手・作曲家・主題歌・声優、聖地巡礼したことがある場所、2016〜2018年に本放送が開始された作品のうち全話視聴した作品のリスト)
そして何と言っても、今回から発行のシリーズ本「アニメ文化とこう関わってきた」を新刊として無料頒布。毎回その回限りの発行で、第1弾の今回は「声優編」。あと3年強で還暦を迎えることもあり、自分史の1つの具体例として、これまでのアニメファンライフを総括する個人的感想文集です。全7巻予定で、還暦直後のコミケ103で総集編+追録の形のオフセット本を発行するのが目標です。今回の「声優編」では、特に印象に残る声優100名(男性30名、女性70名を厳選して、初めて声を意識した作品(または初めて存在を意識した番組)や現在までの具体的印象などを書き綴ったものです。声優業界への疑問などに関するコラムもあります。B5判中綴じ56頁で、全7巻中最大ページ数になる見込みです。書きたい人は大勢あったのですが、泣く泣く100名に絞りました。男女別各100名の計2巻発行、という形もあり得たのですが・・・まあ、ご容赦ください。今回初めてB5判としましたが、A5判ではどうしても文字が小さくて読みづらい(文字を大きくするとページ数が増えて中綴じ困難になる)ため諦めたのです。A4判では大きすぎて持ち運び・手渡しがしづらいですし。
2 事前準備
新刊は見本誌を含めて50部、既刊Bは80部、既刊Aは38部。
新刊と既刊Bは開催1週間前の金曜日(キンコーズの割引デーで、通常8円が6円になる。)に中綴じ製本まで自動印刷。
新刊のデータ自体はA4判で作成してありますが、印刷用の原紙はB5判片面で出力したので、とても楽でした。印刷部数はこの時点では43部です。
既刊Bは増刷分34部+在庫で誤字修正差替頁のみ印刷分46部です。
また、既刊Aは、開催4日前に、近所のスーパーのコピー機(単価5円!)で30部増刷し、自宅で手折り・製本しました。
なお、やはり新刊に誤字を2箇所発見しましたが、印刷し直しまでは必要なく、開催3日前にボールペンで書き加える(1箇所は修正液も使用。印刷用原紙も同様)だけで済みました。また、3種類とも中綴じ製本なので、大量の本やパンフレットが入った段ボール箱などで重石をした状態で最低2日間は置き、本の厚みを少しでも抑えることに努力しました。
さらに、コミケ開催1日目(8月9日(金))に、新刊をキンコーズで7部増刷して、合計発行部数50部としました。
3 当日の流れ
当日のサークルスペースへの到着は、やや遅めの8時40分。食事以外やることはないはずなのになかなか設営に取りかかれず、設営完了は前回と同じ9時40分。今回は3種類ありますが、既刊の机上部数は少なめにしたほか前述の圧縮効果もあり、なんとか載せきれました。
ブロックの中ほどの席ですが、西2ホール全体で見れば一番奥の方で南ホールとの出入口にも近い場所。人通りの心配はなさそうです。
新刊と既刊Bは開催1週間前の金曜日(キンコーズの割引デーで、通常8円が6円になる。)に中綴じ製本まで自動印刷。
新刊のデータ自体はA4判で作成してありますが、印刷用の原紙はB5判片面で出力したので、とても楽でした。印刷部数はこの時点では43部です。
既刊Bは増刷分34部+在庫で誤字修正差替頁のみ印刷分46部です。
また、既刊Aは、開催4日前に、近所のスーパーのコピー機(単価5円!)で30部増刷し、自宅で手折り・製本しました。
なお、やはり新刊に誤字を2箇所発見しましたが、印刷し直しまでは必要なく、開催3日前にボールペンで書き加える(1箇所は修正液も使用。印刷用原紙も同様)だけで済みました。また、3種類とも中綴じ製本なので、大量の本やパンフレットが入った段ボール箱などで重石をした状態で最低2日間は置き、本の厚みを少しでも抑えることに努力しました。
さらに、コミケ開催1日目(8月9日(金))に、新刊をキンコーズで7部増刷して、合計発行部数50部としました。
3 当日の流れ
当日のサークルスペースへの到着は、やや遅めの8時40分。食事以外やることはないはずなのになかなか設営に取りかかれず、設営完了は前回と同じ9時40分。今回は3種類ありますが、既刊の机上部数は少なめにしたほか前述の圧縮効果もあり、なんとか載せきれました。
ブロックの中ほどの席ですが、西2ホール全体で見れば一番奥の方で南ホールとの出入口にも近い場所。人通りの心配はなさそうです。
経過は次の通りです。
10:00 コミケ開始時刻。
新刊は32部・既刊Bは35部・既刊Aは37部置き、離席
訪問サークル配布用本日分(新刊は9部・既刊Bは22部
(うち12部が別紙あり)・既刊Aは1部)を携帯
12:10 残り新刊20部・既刊B28部・既刊A31部確認
(つまり12部・7部・6部が捌けた!)
12:50 残り新刊13部・既刊B23部・既刊A25部確認
(つまり19部・12部・12部が捌けた!)
13:40 残り新刊1部・既刊B12部・既刊A15部で帰席
(つまり31部・23部・22部が捌けた!)
新刊を6部(サークル配布用の余り3部を含む)補充して7部に
14:05 訪問を失念していたサークルへ行くため離席
(既刊B・既刊Aを各2部机上残部から持出し)
14:15 残り新刊2部・既刊B1部・既刊A3部で再び帰席
(つまり36部・32部・31部が捌けた!)
新刊を1部補充して3部に、既刊Bを13部補充して14部に
14:40 既刊Aがいったん机上残部ゼロに。
残り新刊1部・既刊B9部。
(つまり38部・37部・34部が捌けた!)
14:55 新刊が頒布終了!
15:10 左隣のサークルさんから希望があり、既刊B(別紙も)5部を
(机上ではなく)鞄から贈呈
15:25 既刊Aの残部1部を発見。既刊B・既刊Aとも残り1部に
15:35 既刊B・既刊Aが頒布終了!
16:00 コミケ終了時刻。撤収開始
既刊Bのみ翌日サークル配布用9部が残存。
(つまり一般参加者分としては、
新刊39部・既刊B46部・既刊A35部が捌けた!)
以上のように、一般参加者配布用は全て頒布できました。
4 感想
西ホールへの配置は初めてでしたが、南ホールとも近い位置で何かと便利であり、西2ホール内が実質的に1つのジャンル(「評論・情報」と「学漫」は親戚みたいなもの)で、「男性向」などの異質なジャンルに間を邪魔されることもなく、ほぼ1つの塊になっていて、行き来も楽でした。
既刊Bに関しては、欲しい人の手に全部渡ったのは良いことです。既刊Aをまだお持ちでないのに既刊Bしか入手できなかった方が推定約8名いらっしゃる形になったのは、反省点です。もう少し印刷すべきでした。
新刊については、ほぼ予想通りで、欲しいのに入手できなかった方がいたとしてもやむを得ません。もともと当サークルの活動目的は発音(アクセント)の問題に関心を持ってもらうことなのですから。新刊のシリーズ本は、あくまで余興的なものだと割り切っていますので、もしも本当に欲しい方がいらっしゃれば将来のオフセット本の潜在的需要者とも言えるので、オフセット本を出す意味が増します。
一般参加者との交流も、いつもより早めの13時40分には帰席できたので、(アンケートなど会話のとっかかりがないため難しい面はありますが)少しはできました。特にアクセントについて具体的な意見(「ネット」の発音の不自然さなど)をくださった方がいて、本当に嬉しかったです。その方は「アニメ」のアクセントに関しては「どちらもあり」とのことでしたが。
右隣のサークルさんは、コミケ93でも隣同士だったサークルさんで、いつものように新刊を贈呈してくださいましたが、声優にご興味はおありとのことでしたので当方の新刊を贈呈しました。
左隣のサークルさんは、前回の冬コミで、アンケート協力サークルとして既に既刊Bをお渡ししているのですが、大学サークルという性格上メンバーの都合で共有されずに終わっているのでしょう。今回も既刊Bをお渡しした形になりますが、ご本人方の希望なので全く構いません。声優インタビューなどもされているサークルさんなので、てっきり新刊の声優本にも興味を示されるかと思いましたが、既に頒布終了していたためお渡しはできませんでした。
既刊Aと既刊Bの差が全体を通じてみれば実質的に無かったということは、やはり新規の方が大半ということでしょう。WEBカタログの「お気に入り」登録者数は、開催数日前まで66名と過去最高値のままでしたが、コミケ開催前日(8月8日)には65名、コミケ終了直後(8月12日)で64名、現在(8月15日)で61名と、順調に減っています。発音問題の新刊がない以上減るのは当然なので、気にしていません。むしろ、本当にシリーズ本の新刊が欲しい方の人数がわからないので困るくらいです。今回のように一般参加者用としては40部程度が妥当なようです。
私自身の訪問・購入先サークルさんとの交流は、収穫がありました。特にドイツのサークル(ドイツ在住の日本人)との交流が良かったです。アンケート協力サークルの1つで既刊Aは既にお持ちの方です。ドイツで日本語の高校教師をされている方で、アクセントについての研究資料が欲しかったとのことで既刊Bはとても喜ばれました。「平板発音なのに素人に気兼ねして卑下して起伏発音に変わる人がいることは、アニメがまだ本当に認められていないことになる」という私の主張の根幹部分に完全に同意いただけたのは、我が意を得たりで感動でした。ドイツの高校でしっかり平板発音の歴史的意義を教示していただければ望外の喜びです。(保存用とは別に資料用にと、既刊A・既刊Bのセットを改めてお渡ししました。)
5 今後
次回からは、既刊A・既刊Bを合本再構成したものを発行します。いわば「完全版(スタンダード)」として今後ずっと色々な方(コミケ以外の場でも)に手渡しし続けるためのものとなります。
また、シリーズ本の第2弾は、「音楽編」の予定です。ただし、BGMは(のちの「作品編」の中で言及するため)除外します。一時は「アニソン編」として作曲家を除外(のちの「スタッフ編」で監督や制作会社とともに言及)する方向でしたが、やはり作曲家も含める形に落ち着きそうです。どういう構成にするかは全く未定です。年代別にし、ランキング形式は取らない方向ですが、うまくまとまるのでしょうか・・・
2019年7月25日木曜日
京アニ事件の報道
京アニ(京都アニメーション)での理不尽極まる放火事件から1週間。残念ながらまだ犯人の動機などは解明されないままですが、驚くほど多方面で様々な報道がなされました。事件直後の新聞朝刊は、各紙が一面トップ(日経はトップではなかったですが)やコラムで報じたほか、社説でも最速の毎日新聞をはじめ各紙が1〜2日以内に取り上げました。各テレビ局も、ニュース番組はもちろんワイドショーから時事解説番組に至るまで、実に長時間にわたって取り上げられました。それほど社会に与えた衝撃も大きかったからですが。
嬉しかったのは、京アニがいかに優秀な会社で世界中にファンがいるかということを世間一般の人々にも広く知らしめたことです。アニメーターが主人公のNHK朝ドラ「なつぞら」放送中であることとの相乗効果(実際コラムなどで触れている新聞社もあり)もあって、「アニメ文化」「アニメ業界」に関してかなりの正確さで理解が深まったのは確かです。業界随一の優れた労働環境(正社員雇用、固定給与制、しっかりした理念に裏打ちされた教育・研修体制、育児ルームなど特に女性に優しい福利厚生)や聖地巡礼などの牽引役でもあったことについて、一部メディアではありますがちゃんと紹介をしてくれています。この事件のもたらした(あくまで反射的・結果的な)効果と言えます。
テレビ報道での「アニメ」の発音について、視聴した範囲で整理します。
発音機会があった方は意外と少なかったです。起伏発音の人がやはり多めな感じでしたが、平板発音の方も少なくなかったです。
フジテレビ系「とくダネ!」では東京のアニメファンの女性のほか社会学者の古市憲寿さんが、TBS系「ゴゴスマ」ではアナウンサーの石井亮次さんや名古屋造形大学准教授の吉川隆之さんが、同じくTBS系「サンデーモーニング」ではアナウンサーの橋谷能理子さんやオンラインメディア「ハフポスト日本版」編集長の竹下隆一郎さんが、しっかり平板発音されていて嬉しくなりました。
一番驚かされたのはNHK総合「あさイチ」での久米宏さんです。過去投稿でも取り上げたように昔からアニメに冷たい人だったのに、何と自分から事件をわざわざ話題にした上、しっかり平板発音されたのです!。いつの間にアニメに理解を持つようになったのだろう、いや案外アニメへの偏見は強くはなかったのかもしれない、と大いに見直しました。
1つ気になったのは、「アニメ制作会社」の発音です。複合語(2つ以上の単語が合成された熟語)なので、日本語のルールから言えば、最初の単語である「アニメ」は平板発音になるのが原則です。それなのに起伏発音の多いこと(特にナレーション)!。よほど「アニメ」を意識しないとできない発音なので、まだまだ特別扱いなんだなあと残念な思いでした。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
嬉しかったのは、京アニがいかに優秀な会社で世界中にファンがいるかということを世間一般の人々にも広く知らしめたことです。アニメーターが主人公のNHK朝ドラ「なつぞら」放送中であることとの相乗効果(実際コラムなどで触れている新聞社もあり)もあって、「アニメ文化」「アニメ業界」に関してかなりの正確さで理解が深まったのは確かです。業界随一の優れた労働環境(正社員雇用、固定給与制、しっかりした理念に裏打ちされた教育・研修体制、育児ルームなど特に女性に優しい福利厚生)や聖地巡礼などの牽引役でもあったことについて、一部メディアではありますがちゃんと紹介をしてくれています。この事件のもたらした(あくまで反射的・結果的な)効果と言えます。
テレビ報道での「アニメ」の発音について、視聴した範囲で整理します。
発音機会があった方は意外と少なかったです。起伏発音の人がやはり多めな感じでしたが、平板発音の方も少なくなかったです。
フジテレビ系「とくダネ!」では東京のアニメファンの女性のほか社会学者の古市憲寿さんが、TBS系「ゴゴスマ」ではアナウンサーの石井亮次さんや名古屋造形大学准教授の吉川隆之さんが、同じくTBS系「サンデーモーニング」ではアナウンサーの橋谷能理子さんやオンラインメディア「ハフポスト日本版」編集長の竹下隆一郎さんが、しっかり平板発音されていて嬉しくなりました。
一番驚かされたのはNHK総合「あさイチ」での久米宏さんです。過去投稿でも取り上げたように昔からアニメに冷たい人だったのに、何と自分から事件をわざわざ話題にした上、しっかり平板発音されたのです!。いつの間にアニメに理解を持つようになったのだろう、いや案外アニメへの偏見は強くはなかったのかもしれない、と大いに見直しました。
1つ気になったのは、「アニメ制作会社」の発音です。複合語(2つ以上の単語が合成された熟語)なので、日本語のルールから言えば、最初の単語である「アニメ」は平板発音になるのが原則です。それなのに起伏発音の多いこと(特にナレーション)!。よほど「アニメ」を意識しないとできない発音なので、まだまだ特別扱いなんだなあと残念な思いでした。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年7月23日火曜日
ビデオ購入40周年
本日7月22日(投稿日は23日になってしまいましたが)は、ビデオ購入記念日です。今年でちょうど40年となります。
高級品なので購入を親に懇願していたわけですが、1979年の今日、父が仕事上の取引先のソニーショップへ連れて行ってくれたのです。ソニーのベータマックスJ7(ベータ方式。初の2か国語・ステレオ放送対応、最大予約数1)とビクターの最新型(VHS方式。最大予約数5)で正直迷いましたが、前者を選択したのが運命。約28万円のところを父との義理で約23万円に割り引いてもらえました。
当日は日曜日で高校は夏休みに入っており、午後3時頃父の運転するクルマで持ち帰ったビデオデッキを自分でセットし、試し録りをしました。たまたま放送されていたのが国鉄(現:JR)初のミステリー列車「銀河鉄道999号」の特集番組(「銀河鉄道999ロマンの旅」?)でした。まさにその日運行されたもので走行シーンを生(?)中継している部分を録りました。生テープが大変高価(2時間録画で約4800円)なので、迷わず削除。(数年後に後悔しましたが、2015年10月10日にCSテレ朝チャンネル2で放送されたドキュメンタリー「鉄道の時代」の第13回「上野駅物語」の中で素材映像が流れ、無事録画保存に成功しました。)
因みに購入動機は、次のようなものです。学習塾の夏期講習(6日間)に通うよう父から厳命されており、翌23日から再放送(月〜金曜日の朝)が始まるアニメ「野球狂の詩」の第1週分が一切観られなくなることに耐えられなかったため、「ビデオを買ってくれるなら通う」という交換条件を出したのです。「CMカットや早送りもできるので時間短縮になる」と強調して説得もした結果、父が渋々承諾してくれたのです。
あれから40年、現在は一部を除きメディア変換(テープなどからのダビング)して、全てブルーレイディスクでの録画保存となっています。私的録画としての所有枚数は約1200枚。データベースも2010年に完成させ随時更新中。番組数(OP・EDだけの場合なども1件扱い)約2万7千件。件数ベースで約6割(録画時間ベースで約5割)がアニメに関係したもの(作品、情報バラエティー、ドキュメンタリー)です。
この膨大な映像資料から抜粋して、この活動で「アニメ」の発音に関する私的証拠資料として活用しているわけです。可能な限りの映像記録を保存してきて本当に良かったと思います。
高級品なので購入を親に懇願していたわけですが、1979年の今日、父が仕事上の取引先のソニーショップへ連れて行ってくれたのです。ソニーのベータマックスJ7(ベータ方式。初の2か国語・ステレオ放送対応、最大予約数1)とビクターの最新型(VHS方式。最大予約数5)で正直迷いましたが、前者を選択したのが運命。約28万円のところを父との義理で約23万円に割り引いてもらえました。
当日は日曜日で高校は夏休みに入っており、午後3時頃父の運転するクルマで持ち帰ったビデオデッキを自分でセットし、試し録りをしました。たまたま放送されていたのが国鉄(現:JR)初のミステリー列車「銀河鉄道999号」の特集番組(「銀河鉄道999ロマンの旅」?)でした。まさにその日運行されたもので走行シーンを生(?)中継している部分を録りました。生テープが大変高価(2時間録画で約4800円)なので、迷わず削除。(数年後に後悔しましたが、2015年10月10日にCSテレ朝チャンネル2で放送されたドキュメンタリー「鉄道の時代」の第13回「上野駅物語」の中で素材映像が流れ、無事録画保存に成功しました。)
因みに購入動機は、次のようなものです。学習塾の夏期講習(6日間)に通うよう父から厳命されており、翌23日から再放送(月〜金曜日の朝)が始まるアニメ「野球狂の詩」の第1週分が一切観られなくなることに耐えられなかったため、「ビデオを買ってくれるなら通う」という交換条件を出したのです。「CMカットや早送りもできるので時間短縮になる」と強調して説得もした結果、父が渋々承諾してくれたのです。
あれから40年、現在は一部を除きメディア変換(テープなどからのダビング)して、全てブルーレイディスクでの録画保存となっています。私的録画としての所有枚数は約1200枚。データベースも2010年に完成させ随時更新中。番組数(OP・EDだけの場合なども1件扱い)約2万7千件。件数ベースで約6割(録画時間ベースで約5割)がアニメに関係したもの(作品、情報バラエティー、ドキュメンタリー)です。
この膨大な映像資料から抜粋して、この活動で「アニメ」の発音に関する私的証拠資料として活用しているわけです。可能な限りの映像記録を保存してきて本当に良かったと思います。
2019年7月6日土曜日
学識経験者
学識経験者とは、基本的には大学教授(准教授、専任講師、名誉教授などを含む。)その他の学者を指します。
アニメブーム(1977〜1985)の頃から、学識経験者で「アニメ」を平板発音される方は結構いましたし、過去投稿でも少し取り上げた通り現在でも決して少なくありません。
特に、手塚治虫さんが亡くなった時期(1989年2月9日)には、大量の追悼番組がテレビ放送され、その後数年間は学術的な特集番組がよく組まれました。そして、学識経験者も相当数出演されていました。例えば、1991年2月11〜14日にNHK教育で放送された「NHKセミナー・20世紀の群像〜手塚治虫・「現代」の表現者」では、東京経済大学名誉教授(当時は助教授)の社会学者桜井哲夫さんです。とても詳しく作品を分析されていますが、基本的にすべて平板発音されていました。
またつい最近も、6月3・10・17・24日にNHK教育で放送された「100分de名著〜アルプスの少女ハイジ」では、早稲田大学文学部教授の松永美穂さんが徹底して平板発音されていて、ホッとさせられるとともにとても嬉しくなりました。司会者のうち局アナウンサーの安部みちこさんは残念ながら起伏ばかりでしたが、タレントの伊集院光さんは平板2回・起伏3回と混在していました。松永さんにつられた部分もあるかもしれませんが、今後もできれば平板を基本としていただければなあと思います。
学識経験者でもアニメに理解がある方は平板発音が普通であることを示しています。もっともっと増えてほしいものです。
※NHKセミナー・20世紀の群像
https://youtu.be/MB2DctjnsAk
アニメブーム(1977〜1985)の頃から、学識経験者で「アニメ」を平板発音される方は結構いましたし、過去投稿でも少し取り上げた通り現在でも決して少なくありません。
特に、手塚治虫さんが亡くなった時期(1989年2月9日)には、大量の追悼番組がテレビ放送され、その後数年間は学術的な特集番組がよく組まれました。そして、学識経験者も相当数出演されていました。例えば、1991年2月11〜14日にNHK教育で放送された「NHKセミナー・20世紀の群像〜手塚治虫・「現代」の表現者」では、東京経済大学名誉教授(当時は助教授)の社会学者桜井哲夫さんです。とても詳しく作品を分析されていますが、基本的にすべて平板発音されていました。
またつい最近も、6月3・10・17・24日にNHK教育で放送された「100分de名著〜アルプスの少女ハイジ」では、早稲田大学文学部教授の松永美穂さんが徹底して平板発音されていて、ホッとさせられるとともにとても嬉しくなりました。司会者のうち局アナウンサーの安部みちこさんは残念ながら起伏ばかりでしたが、タレントの伊集院光さんは平板2回・起伏3回と混在していました。松永さんにつられた部分もあるかもしれませんが、今後もできれば平板を基本としていただければなあと思います。
学識経験者でもアニメに理解がある方は平板発音が普通であることを示しています。もっともっと増えてほしいものです。
※NHKセミナー・20世紀の群像
https://youtu.be/MB2DctjnsAk
2019年6月30日日曜日
メディア関係者
メディア関係者とは、マスメディア(新聞、テレビ、ラジオ、書籍、雑誌、映画、映像パッケージソフト、音楽パッケージソフト、インターネット)の担い手の方々のことです。狭義には、4大メディアと言われる新聞・テレビ・ラジオ・雑誌を指します。
過去投稿でアニメ・声優・漫画雑誌編集者については多少取り上げてきましたが、今回はその他の雑誌の編集者について取り上げます。発音を確かめる機会はそもそも無いに等しい方々なのですが、貴重な事例があります。
CS(現在はBS)アニマックスで2006年8月19・20日放送の「ぶっちぎり36時間・きみも東映アニメ王」で、日経BP社の『日経エンタテインメント!』別冊編集長(当時)の小川仁志さんへのインタビューがあり、「アニメ」を徹底して平板発音されていました。
アニメ文化を直接取り上げる場合は、業界人の平板発音に馴染み、自らもきちんと平板発音する、そんなメディア関係者がもっともっと増えてほしいと思います。
※ぶっちぎり36時間・きみも東映アニメ王
https://youtu.be/invFI9Gq3sU
過去投稿でアニメ・声優・漫画雑誌編集者については多少取り上げてきましたが、今回はその他の雑誌の編集者について取り上げます。発音を確かめる機会はそもそも無いに等しい方々なのですが、貴重な事例があります。
CS(現在はBS)アニマックスで2006年8月19・20日放送の「ぶっちぎり36時間・きみも東映アニメ王」で、日経BP社の『日経エンタテインメント!』別冊編集長(当時)の小川仁志さんへのインタビューがあり、「アニメ」を徹底して平板発音されていました。
アニメ文化を直接取り上げる場合は、業界人の平板発音に馴染み、自らもきちんと平板発音する、そんなメディア関係者がもっともっと増えてほしいと思います。
※ぶっちぎり36時間・きみも東映アニメ王
https://youtu.be/invFI9Gq3sU
2019年6月22日土曜日
製作委員会
最近のアニメは、特に深夜テレビアニメや劇場作品のほとんどが、製作委員会方式によって作られています。
製作委員会は、ソフトメーカー(ビデオグラム(映像パッケージソフト)、音楽CD)が幹事(出資額も多く、総合的な窓口を務める立場)になることが多いです。その他の委員は、アニメ制作会社・テレビ局・映画会社は入らないこともありますが、広告代理店、出版社、ゲーム会社、玩具メーカー、パチンコ・パチスロメーカーなどが一般的です。最近は全くアニメと縁がなさそうな一般企業が入ることも珍しくありませんが、アニメ制作会社とビデオグラムメーカー以外は、基本的に異業種といえます。出資(または労務提供)が基本的前提のため、自治体やNPOなど非営利の組織が加わることは(私の知る限り)ありませんが。
「お金を出す」という意味では、かつての「(個々の)スポンサー」と同じような立場にありますが、著作権を共有している点が違います。製作委員会自体に法人格はありません。そのため、長期にわたると各会社の方針変更や改廃などにより委員間の意思疎通などが難しくなる面が避けられないため、コンテンツとしての各アニメ作品の将来が危ぶまれるという大きな課題もあります。(古くなった分譲マンションの建替えの問題などと同じですね。)
最近は崩れてきていますが、ビデオグラム(映像パッケージソフト)すなわち作品自体が最大の商品として位置付けられています。その点では、ある意味「作品本位」という「理想形」が実現したとも言えます。しかし現実は、各スポンサーが寄ってたかって「金も口も出す」形になったとも言え、原作付き作品ばかりでオリジナル作品が減ったとも言われます。アニメ制作会社自身が委員になっている場合はまだ良いのですが、そうでない場合はただの下請けです。製作委員会の意向には逆らえないのがアニメ制作会社ならば、そのぶん製作委員会自体がしっかりしないといけないのです。製作委員会による現場への直接指導があるのかどうかは知りませんが、現場の判断だけで制作が進行するとは限らないのが現実でしょう。
2005年頃の「電車男」ブーム以降、アニメ自体やアニメファン自体をテーマとする作品が全く珍しくなくなりました。「アニメ」という単語が本編中やCF(CM)中に登場することも珍しくありません。必然的に「アニメ」という単語の発音を意識せざるを得ないケースが激増したため、現場の判断か製作委員会の意向かはわかりませんが発音が統一されることもあり得ます。
過去投稿でも取り上げた2017年放送のテレビアニメ「アニメガタリズ」は、全キャラが起伏発音で統一されていた感がありますが、由々しき事態だと言えます。制作会社はワオワールドさんですが、製作委員会には入っていないようです。当作品の製作委員会の幹事と思われるDMM picturesさんは、新興のビデオグラムメーカー(配信もやっていますが)でゲームなどがメインのDMM.comグループの一員です。(「原作」は当グループの一員であるDMM.futureworksさんです。)「アニメ文化」についてどの程度理解がある企業なのかよくわかりませんが、過去投稿でも取り上げたように今年のアニメジャパンの会場では同社の社員の方々がきっちり平板発音されていました。なのにどうして「アニメガタリズ」では起伏発音ばかりだったのでしょうか。「原作」者の意向でしょうか。現場の判断だったのでしょうか。「通」としてのアニメファンを描く作品なので、「通」らしく平板発音させてあげることはできなかったのでしょうか。まさか「アニメファンは起伏発音が多い」などと勘違いされていたのでしょうか。
製作委員会方式の今日のような隆盛のきっかけとなったのは、1995〜1996年本放送のテレビアニメ(本放送は夕方、再放送は深夜)「新世紀エヴァンゲリオン」です。それ以前も製作委員会方式の作品はありました(1984年公開の「風の谷のナウシカ」など)が、当作品の深夜再放送での大成功がすべての始まりでした。当作品の幹事はキングレコードさんで、中心人物は同社のプロデューサーの大月俊倫さんです。林原めぐみさんを歌手デビューさせて「声優アーティスト」の今日の隆盛のきっかけを作った人物としても有名な方です。大変矜持をお持ちの方で、「アニメ」についても常に平板発音されています。2005年放送の「BSアニメ夜話」では、声優の宮村優子さんとともにゲスト出演されており、お二人とも徹底した平板発音を披露されていました。製作委員会の中心人物はこうであってほしいというお手本のような方です。他作品の製作委員会の幹事社(多くはビデオグラムメーカー)の担当者の方々は、そしてもちろん幹事社以外の構成員(多くは異業種)の方々も、ぜひ見習っていただきたいと思います。
※BSアニメ夜話
https://youtu.be/AWB-2VM-5r0
製作委員会は、ソフトメーカー(ビデオグラム(映像パッケージソフト)、音楽CD)が幹事(出資額も多く、総合的な窓口を務める立場)になることが多いです。その他の委員は、アニメ制作会社・テレビ局・映画会社は入らないこともありますが、広告代理店、出版社、ゲーム会社、玩具メーカー、パチンコ・パチスロメーカーなどが一般的です。最近は全くアニメと縁がなさそうな一般企業が入ることも珍しくありませんが、アニメ制作会社とビデオグラムメーカー以外は、基本的に異業種といえます。出資(または労務提供)が基本的前提のため、自治体やNPOなど非営利の組織が加わることは(私の知る限り)ありませんが。
「お金を出す」という意味では、かつての「(個々の)スポンサー」と同じような立場にありますが、著作権を共有している点が違います。製作委員会自体に法人格はありません。そのため、長期にわたると各会社の方針変更や改廃などにより委員間の意思疎通などが難しくなる面が避けられないため、コンテンツとしての各アニメ作品の将来が危ぶまれるという大きな課題もあります。(古くなった分譲マンションの建替えの問題などと同じですね。)
最近は崩れてきていますが、ビデオグラム(映像パッケージソフト)すなわち作品自体が最大の商品として位置付けられています。その点では、ある意味「作品本位」という「理想形」が実現したとも言えます。しかし現実は、各スポンサーが寄ってたかって「金も口も出す」形になったとも言え、原作付き作品ばかりでオリジナル作品が減ったとも言われます。アニメ制作会社自身が委員になっている場合はまだ良いのですが、そうでない場合はただの下請けです。製作委員会の意向には逆らえないのがアニメ制作会社ならば、そのぶん製作委員会自体がしっかりしないといけないのです。製作委員会による現場への直接指導があるのかどうかは知りませんが、現場の判断だけで制作が進行するとは限らないのが現実でしょう。
2005年頃の「電車男」ブーム以降、アニメ自体やアニメファン自体をテーマとする作品が全く珍しくなくなりました。「アニメ」という単語が本編中やCF(CM)中に登場することも珍しくありません。必然的に「アニメ」という単語の発音を意識せざるを得ないケースが激増したため、現場の判断か製作委員会の意向かはわかりませんが発音が統一されることもあり得ます。
過去投稿でも取り上げた2017年放送のテレビアニメ「アニメガタリズ」は、全キャラが起伏発音で統一されていた感がありますが、由々しき事態だと言えます。制作会社はワオワールドさんですが、製作委員会には入っていないようです。当作品の製作委員会の幹事と思われるDMM picturesさんは、新興のビデオグラムメーカー(配信もやっていますが)でゲームなどがメインのDMM.comグループの一員です。(「原作」は当グループの一員であるDMM.futureworksさんです。)「アニメ文化」についてどの程度理解がある企業なのかよくわかりませんが、過去投稿でも取り上げたように今年のアニメジャパンの会場では同社の社員の方々がきっちり平板発音されていました。なのにどうして「アニメガタリズ」では起伏発音ばかりだったのでしょうか。「原作」者の意向でしょうか。現場の判断だったのでしょうか。「通」としてのアニメファンを描く作品なので、「通」らしく平板発音させてあげることはできなかったのでしょうか。まさか「アニメファンは起伏発音が多い」などと勘違いされていたのでしょうか。
製作委員会方式の今日のような隆盛のきっかけとなったのは、1995〜1996年本放送のテレビアニメ(本放送は夕方、再放送は深夜)「新世紀エヴァンゲリオン」です。それ以前も製作委員会方式の作品はありました(1984年公開の「風の谷のナウシカ」など)が、当作品の深夜再放送での大成功がすべての始まりでした。当作品の幹事はキングレコードさんで、中心人物は同社のプロデューサーの大月俊倫さんです。林原めぐみさんを歌手デビューさせて「声優アーティスト」の今日の隆盛のきっかけを作った人物としても有名な方です。大変矜持をお持ちの方で、「アニメ」についても常に平板発音されています。2005年放送の「BSアニメ夜話」では、声優の宮村優子さんとともにゲスト出演されており、お二人とも徹底した平板発音を披露されていました。製作委員会の中心人物はこうであってほしいというお手本のような方です。他作品の製作委員会の幹事社(多くはビデオグラムメーカー)の担当者の方々は、そしてもちろん幹事社以外の構成員(多くは異業種)の方々も、ぜひ見習っていただきたいと思います。
※BSアニメ夜話
https://youtu.be/AWB-2VM-5r0
2019年6月12日水曜日
3周年
活動開始から本日でちょうど3年になりました。その総括です。(詳細すぎるでしょうが、備忘録のつもりですのでご容赦ください。)
◯当ブログ自体(全109件)
アクセス総数は5060回(5月15日に5千回達成。)。一日平均5回弱ということで大きな変化はありません。当初の予想(期待)よりはかなり少ないのですが、「まあ、実際はこんなものだろうなあ」という印象です。たまにアクセスが集中する日がある(最大52回の日がありました!)のは、どこかのサイトで紹介されたからなのでしょうか?他にも、同じ人が場所を変えつつ何度もアクセスする場合もあるのかも?フォロワーはいまだにゼロですが。特に今年1月1日投稿の「新年ごあいさつ&冬コミ報告」に対して、実に6月になってもアクセスがあるという驚きの状況がありました。(1日あたりでは最高記録ではありませんが、その内容にもかかわらず特に3月下旬まではほぼ毎日アクセスが続くという信じられない人気でした。)
海外からのアクセスが(日本からのアクセス比率が高まってきたとはいえ)4割以上も占めているのは驚きです。アメリカがフランスを抜いてトップ。フランス、ドイツの順で、この3か国が100回(アメリカ・フランスは800回)を超えています。合計約20か国からありますが、「不明な地域」も少なからずあるのが困ったものです。在外日本人の方々が多いのでしょうか?(翻訳機能があるとはいえ)本当にわかるのかなあ?
各投稿別のアクセス数(直接そのページを開いた場合のみカウント)は、全投稿109件中、100回超えは2件のみですが、前述の今年1月1日投稿のものが現在243回でダントツのトップです。それを含めて40回超えが9件、それらを含めて20回超えが34件、10回超えなら81件になります。予想外に多かったり少なかったりで、結果はなかなか読めません。
固定ページへのアクセス(開かなければ読めないため読者数と一致)は、「初めての方へ」は通算ちょうど160回、「まとめ」は通算ちょうど300回、「まとめ(要約版)」は通算ちょうど140回とまずまずですが、正直にいえばもっと増えて欲しいです。「コミケ参加者アンケート」は通算81回と予想外に少なめですが、昨年1月に作成した「「起伏」「平板」の意味」が74回と予想外に多めでした。そもそも言葉の意味がわからないという方がやはり多いことを証明していますね。なお、「まとめ」「まとめ(要約版)」には、今年6月1日付で末尾に追記を行いました。昨年冬コミで発行した冊子に書いた補足説明の内容を取り入れたものです。私の真意がより伝わりやすくなったのではと思われます。
コメント(感想メールも)が未だに1件も無いのは、「返事するほどのことは何も感じない」ということなのか、「つまらないことにこだわっているなあ、バカバカしい」ということなのか、関心が深まらないということなのでしょうか?まさか「言ってる意味が分からない」なんてことは無いはずですが。
◯公開証拠資料としてのYouTube投稿動画(全48件)
アクセス総数は、約33万2千回(一日平均約300回、最高約900回)で、全投稿48件中1件が10万回を突破し、それを含めて7件が1万回を突破し、それらを含めて24件が1千回を突破しています。(トップは3年前の7月下旬公開の林原めぐみさんの「徹子の部屋」で10万9千回近くになっています。一日平均100回以上!)。
コメント数(私自身の分・アカウントごと削除された分を除く)は229個で、私以外のコメントが10個以上(最高は120個)ついたものが5件あります。一部の動画で(理由は不明確なのですが)コメントが禁止されたのが大変不満です。
高評価数(「いいね」)は1945個で、100個以上(最高は609個)が6件、それを含めて10個以上は23件あります。なお、低評価数も計80個(最高は25個)あり、高評価数との比率は約25対1となります。高めなのか低めなのか相場は不明です。
チャンネル登録者(フォロワー)数は317人(この1年間では118人の増加。)とまずまずの結果です。一方で登録解除された方も93人(この1年間では39人)いらっしゃいますが、多めなのか少なめなのか相場は不明ですが、個人的には多めな気がします。投稿できるネタはほぼ使い切った感がありますが、近々投稿予定のものが2件あります。(変に新規投稿で刺激すると登録者が減ったりしますし、痛しかゆしですが。) なお、海外からのチャンネル登録者数は現在不明です。(2周年の時点では17人でした。)
(投稿動画の)共有登録数も512個あり、多めか少なめか相場は不明ですが、興味を持ってくれる方が少なくないことは大変嬉しいです。
YouTubeから当ブログへのアクセスも時々ある(通算約300件)ので、少しは広報効果があるようですが、もっともっと増えてほしいですね。
外部(YouTubeでの直接検索以外)からのアクセスも数%ほどあり、グーグル約6000回、ヤフー約1700回が突出していますが、ツイッター約460回、フェイスブック約110回です。肝心の当ブログからは、約60回ありますが、期待よりも大幅に少ないですね。このほかミクシィや2チャンネルからも十数件程度あります。
◯ブログ投稿文への窓口としてのTwitter(全143件)
アクセス総数(他者への返信ツイートに対するアクセスを含む。)は、約12万4200回(1日平均約113回。昨年度よりも低下。)。最高は1月当たり8673回、1日当たり1176回(逆に、しばらくツイートしなければアクセス数ゼロの日もあり。)。キーワード検索しても私自身のツイートが引っかからないことも一時期ありましたが、割とすぐに回復しました。
返信数は、昨年末に初めて2名の方から計3件ありました。嬉しかったですね。特にそのうち1名の方はフォロワーになっていただけています。
ツイート別アクセス数は、全ツイート143件(他者への返信ツイートを含む。リツイートしたことは無し。)中1件が3千回超え(3995件なので4千回近い!)で、それを含めて9件が2千回超えですが、なかなか増えませんねえ。3千回超えの1件というのは、今年3月16日の「冬コミ購入同人誌(CDなど含む)全て読了」のリンクなしコメントです。ほんの数日で2千回超えという恐ろしいほどの集中アクセスでした。海外のサイトででも紹介されたのでしょうか?
フォロワー数は、最初の頃は最大5人いらっしゃいましたが、現在は残念ながら1人(昨年末にご登録いただきました。)です。
いいね数は、現在は3件ありますが、以前はあったのに消えてしまったこともあるので、安心はできません。
リツイート数は、3件(うち2件はブログへのリンクを貼っていないもの)ありますが、うち2件はコミケがらみのもので、ブログへのアクセスが大きく増えることはありませんでした。
肝心の当ブログへのアクセス数は、ツイートして1分もたたないうちに3〜5件あることが多いですが、その後はごくわずかしか無いのが残念です。「1分も経たないうちの3〜5件」は相変わらず海外ばかりですが、フォローしていなければ絶対無理のはずなのに、なぜ?(海外からの場合はフォロワー数にカウントされないのでしょうか?) エンゲージメント(開封閲覧などの反応)数がなかなか増えないのが痛いですね。正直言ってリンクから当ブログへアクセスしてもらわなければ何にもなりませんので。エンゲージメントのうち当ブログへのアクセス数自体は、一昨年秋のTVアニメ「アニメガタリズ」関連以外では、声優の関智一さんへの返信が13回あっただけです。これまでに10回超えしたのはこの2件のみです。
以上です。
総じて、まだまだ発音問題自体に関心を持ってもらえる方は増えていないように思われます。当ブログにアクセスされた方はどうか本当に簡単なつぶやき程度で結構(批判的内容ももちろんOK)ですので、ぜひコメントをしていただければと思います。
◯当ブログ自体(全109件)
アクセス総数は5060回(5月15日に5千回達成。)。一日平均5回弱ということで大きな変化はありません。当初の予想(期待)よりはかなり少ないのですが、「まあ、実際はこんなものだろうなあ」という印象です。たまにアクセスが集中する日がある(最大52回の日がありました!)のは、どこかのサイトで紹介されたからなのでしょうか?他にも、同じ人が場所を変えつつ何度もアクセスする場合もあるのかも?フォロワーはいまだにゼロですが。特に今年1月1日投稿の「新年ごあいさつ&冬コミ報告」に対して、実に6月になってもアクセスがあるという驚きの状況がありました。(1日あたりでは最高記録ではありませんが、その内容にもかかわらず特に3月下旬まではほぼ毎日アクセスが続くという信じられない人気でした。)
海外からのアクセスが(日本からのアクセス比率が高まってきたとはいえ)4割以上も占めているのは驚きです。アメリカがフランスを抜いてトップ。フランス、ドイツの順で、この3か国が100回(アメリカ・フランスは800回)を超えています。合計約20か国からありますが、「不明な地域」も少なからずあるのが困ったものです。在外日本人の方々が多いのでしょうか?(翻訳機能があるとはいえ)本当にわかるのかなあ?
各投稿別のアクセス数(直接そのページを開いた場合のみカウント)は、全投稿109件中、100回超えは2件のみですが、前述の今年1月1日投稿のものが現在243回でダントツのトップです。それを含めて40回超えが9件、それらを含めて20回超えが34件、10回超えなら81件になります。予想外に多かったり少なかったりで、結果はなかなか読めません。
固定ページへのアクセス(開かなければ読めないため読者数と一致)は、「初めての方へ」は通算ちょうど160回、「まとめ」は通算ちょうど300回、「まとめ(要約版)」は通算ちょうど140回とまずまずですが、正直にいえばもっと増えて欲しいです。「コミケ参加者アンケート」は通算81回と予想外に少なめですが、昨年1月に作成した「「起伏」「平板」の意味」が74回と予想外に多めでした。そもそも言葉の意味がわからないという方がやはり多いことを証明していますね。なお、「まとめ」「まとめ(要約版)」には、今年6月1日付で末尾に追記を行いました。昨年冬コミで発行した冊子に書いた補足説明の内容を取り入れたものです。私の真意がより伝わりやすくなったのではと思われます。
コメント(感想メールも)が未だに1件も無いのは、「返事するほどのことは何も感じない」ということなのか、「つまらないことにこだわっているなあ、バカバカしい」ということなのか、関心が深まらないということなのでしょうか?まさか「言ってる意味が分からない」なんてことは無いはずですが。
◯公開証拠資料としてのYouTube投稿動画(全48件)
アクセス総数は、約33万2千回(一日平均約300回、最高約900回)で、全投稿48件中1件が10万回を突破し、それを含めて7件が1万回を突破し、それらを含めて24件が1千回を突破しています。(トップは3年前の7月下旬公開の林原めぐみさんの「徹子の部屋」で10万9千回近くになっています。一日平均100回以上!)。
コメント数(私自身の分・アカウントごと削除された分を除く)は229個で、私以外のコメントが10個以上(最高は120個)ついたものが5件あります。一部の動画で(理由は不明確なのですが)コメントが禁止されたのが大変不満です。
高評価数(「いいね」)は1945個で、100個以上(最高は609個)が6件、それを含めて10個以上は23件あります。なお、低評価数も計80個(最高は25個)あり、高評価数との比率は約25対1となります。高めなのか低めなのか相場は不明です。
チャンネル登録者(フォロワー)数は317人(この1年間では118人の増加。)とまずまずの結果です。一方で登録解除された方も93人(この1年間では39人)いらっしゃいますが、多めなのか少なめなのか相場は不明ですが、個人的には多めな気がします。投稿できるネタはほぼ使い切った感がありますが、近々投稿予定のものが2件あります。(変に新規投稿で刺激すると登録者が減ったりしますし、痛しかゆしですが。) なお、海外からのチャンネル登録者数は現在不明です。(2周年の時点では17人でした。)
(投稿動画の)共有登録数も512個あり、多めか少なめか相場は不明ですが、興味を持ってくれる方が少なくないことは大変嬉しいです。
YouTubeから当ブログへのアクセスも時々ある(通算約300件)ので、少しは広報効果があるようですが、もっともっと増えてほしいですね。
外部(YouTubeでの直接検索以外)からのアクセスも数%ほどあり、グーグル約6000回、ヤフー約1700回が突出していますが、ツイッター約460回、フェイスブック約110回です。肝心の当ブログからは、約60回ありますが、期待よりも大幅に少ないですね。このほかミクシィや2チャンネルからも十数件程度あります。
◯ブログ投稿文への窓口としてのTwitter(全143件)
アクセス総数(他者への返信ツイートに対するアクセスを含む。)は、約12万4200回(1日平均約113回。昨年度よりも低下。)。最高は1月当たり8673回、1日当たり1176回(逆に、しばらくツイートしなければアクセス数ゼロの日もあり。)。キーワード検索しても私自身のツイートが引っかからないことも一時期ありましたが、割とすぐに回復しました。
返信数は、昨年末に初めて2名の方から計3件ありました。嬉しかったですね。特にそのうち1名の方はフォロワーになっていただけています。
ツイート別アクセス数は、全ツイート143件(他者への返信ツイートを含む。リツイートしたことは無し。)中1件が3千回超え(3995件なので4千回近い!)で、それを含めて9件が2千回超えですが、なかなか増えませんねえ。3千回超えの1件というのは、今年3月16日の「冬コミ購入同人誌(CDなど含む)全て読了」のリンクなしコメントです。ほんの数日で2千回超えという恐ろしいほどの集中アクセスでした。海外のサイトででも紹介されたのでしょうか?
フォロワー数は、最初の頃は最大5人いらっしゃいましたが、現在は残念ながら1人(昨年末にご登録いただきました。)です。
いいね数は、現在は3件ありますが、以前はあったのに消えてしまったこともあるので、安心はできません。
リツイート数は、3件(うち2件はブログへのリンクを貼っていないもの)ありますが、うち2件はコミケがらみのもので、ブログへのアクセスが大きく増えることはありませんでした。
肝心の当ブログへのアクセス数は、ツイートして1分もたたないうちに3〜5件あることが多いですが、その後はごくわずかしか無いのが残念です。「1分も経たないうちの3〜5件」は相変わらず海外ばかりですが、フォローしていなければ絶対無理のはずなのに、なぜ?(海外からの場合はフォロワー数にカウントされないのでしょうか?) エンゲージメント(開封閲覧などの反応)数がなかなか増えないのが痛いですね。正直言ってリンクから当ブログへアクセスしてもらわなければ何にもなりませんので。エンゲージメントのうち当ブログへのアクセス数自体は、一昨年秋のTVアニメ「アニメガタリズ」関連以外では、声優の関智一さんへの返信が13回あっただけです。これまでに10回超えしたのはこの2件のみです。
以上です。
総じて、まだまだ発音問題自体に関心を持ってもらえる方は増えていないように思われます。当ブログにアクセスされた方はどうか本当に簡単なつぶやき程度で結構(批判的内容ももちろんOK)ですので、ぜひコメントをしていただければと思います。
2019年6月7日金曜日
コミケ6連続
東京ビッグサイトで開催されている世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。今夏のコミケ96にも、サークル参加が無事決定しました。これで初申込から6回連続で当選です。会場が狭くなったため今度こそ落選かもと思っていましたが・・・運は尽きていなかったんですね。
今回も5回連続となる「評論・情報」ジャンルで、3日目(8月11日(日))西2ホール「け−19b」です。
初の西ホール、しかも南ホールとの境目に極めて近い位置で、アニメ関連ブロックの島中です。(WEBカタログの会場マップでは、初参加でもないのに誤って「NEW」のマークがつけられていますが。) 途中で他ジャンルに邪魔されず西2ホール全体が「評論・情報」「学漫」で占められ、しかも南ホールとも行き来しやすい、理想的な位置です。(西3ホールへは行きづらそうですが。)ちなみに、右隣のサークルさんは、何と3回前(コミケ93)と同じです。左隣のサークルさんは、今回の私の新刊と関連性があるテーマのようなので、相乗効果で頒布数が増えるかも。
既刊2種類は当然に増刷して持ち込みます。新規の方々はいつも必ずいらっしゃいますので。
そして、アンケートにご協力いただいたサークル参加者のうち報告書を前回お渡しできなかった方々の分も、もちろん用意します。(前回添付した「TAL版勝手にアニメ大賞」と題した別紙も、一部加筆修正の上添付します。)
そしてそして何と、今回からシリーズ本を刊行することにしています。「アニメ」の発音問題に特化した活動のはずでしたが、前回当選報告の投稿にも記したように、「この人、発音ばかり気にして、ろくにアニメを楽しんでいないのかも」なんて思われたくないし、自己紹介を兼ねて「自分は普通に、こんなに、アニメを楽しんできたんだぞ。アニメ文化を敬愛しているんだぞ。」ということをちゃんと証明したくもなったのです。それ以上に、あと3年ほどで還暦を迎えることもあり、自分史の一つとしてまとめてみたくなったのです。
題して「アニメ文化とこう関わってきた」(「アニメ文化と私」に変更するかも)。様々な候補の中から厳選したタイトルです。各作品との出会い・エピソード・感想をまとめるのは当然としても、特に関心の高い音楽・声優、また同人誌や聖地巡礼などの外的関わり方について、評論的な突っ込んだ客観的分析ではなく、あくまでファンとしての主観的回顧録をしたためたいと思います。アニメーターの労働状況改善などアニメ業界のより良い未来への提言こそ書く意義があるとも思うのですが、全くの「主観的感想文集」として単なる備忘録になったとしても、それはそれで「一アニメファンのありよう」を残すことになるわけで、決して無意味ではないと割り切っています。(それでもコラム・前書きのような形で少しは感想以外の文章も書くつもりです。)
なので、遅くとも還暦までには完結させるという長期戦で、ゆっくり&しっかり書いていきたいですね。2年後のコミケ100までには無料コピー誌で一通り発行する予定です。各号とも限定30部程度(次回以降の増刷なし)で考えていますが迷っています。最終的には最新内容に更新した総集編を有料オフセット本で発行できればという夢もあるからです。まとめてみたら割と薄っぺらな内容で恥ずかしい代物になってしまっているかもしれませんが、全く売れないかもしれませんが、夢としてはです。
第1弾は声優編です。約100名について、初めて意識した作品(キャラ)や現在までの個人的印象(アニメ以外も含む)を簡潔にまとめていきます。6月2日から作業を始めています。冒頭付近に1頁だけ載せる「総論(のようなもの)」として、声優の歴史や現状に関する評論的文章を書き上げ、最初の1名分(「あ」で始まる某声優さんです。)を雛形として書いてみて手応えを感じているところです。行き詰まるかもしれませんが、とにかく発行できる形にはします。
なお当日は、「評論・情報」と「鉄道・旅行」が別々の日付になってくれたし南ホールにも近い位置にあるため、割と早く(それでも13時半頃の見込み)サークルスペースに戻れそうです。今まで以上に「初対面の一般参加者の方々」と交流できるよう最大限努めたいと考えています。
今回も5回連続となる「評論・情報」ジャンルで、3日目(8月11日(日))西2ホール「け−19b」です。
初の西ホール、しかも南ホールとの境目に極めて近い位置で、アニメ関連ブロックの島中です。(WEBカタログの会場マップでは、初参加でもないのに誤って「NEW」のマークがつけられていますが。) 途中で他ジャンルに邪魔されず西2ホール全体が「評論・情報」「学漫」で占められ、しかも南ホールとも行き来しやすい、理想的な位置です。(西3ホールへは行きづらそうですが。)ちなみに、右隣のサークルさんは、何と3回前(コミケ93)と同じです。左隣のサークルさんは、今回の私の新刊と関連性があるテーマのようなので、相乗効果で頒布数が増えるかも。
既刊2種類は当然に増刷して持ち込みます。新規の方々はいつも必ずいらっしゃいますので。
そして、アンケートにご協力いただいたサークル参加者のうち報告書を前回お渡しできなかった方々の分も、もちろん用意します。(前回添付した「TAL版勝手にアニメ大賞」と題した別紙も、一部加筆修正の上添付します。)
そしてそして何と、今回からシリーズ本を刊行することにしています。「アニメ」の発音問題に特化した活動のはずでしたが、前回当選報告の投稿にも記したように、「この人、発音ばかり気にして、ろくにアニメを楽しんでいないのかも」なんて思われたくないし、自己紹介を兼ねて「自分は普通に、こんなに、アニメを楽しんできたんだぞ。アニメ文化を敬愛しているんだぞ。」ということをちゃんと証明したくもなったのです。それ以上に、あと3年ほどで還暦を迎えることもあり、自分史の一つとしてまとめてみたくなったのです。
題して「アニメ文化とこう関わってきた」(「アニメ文化と私」に変更するかも)。様々な候補の中から厳選したタイトルです。各作品との出会い・エピソード・感想をまとめるのは当然としても、特に関心の高い音楽・声優、また同人誌や聖地巡礼などの外的関わり方について、評論的な突っ込んだ客観的分析ではなく、あくまでファンとしての主観的回顧録をしたためたいと思います。アニメーターの労働状況改善などアニメ業界のより良い未来への提言こそ書く意義があるとも思うのですが、全くの「主観的感想文集」として単なる備忘録になったとしても、それはそれで「一アニメファンのありよう」を残すことになるわけで、決して無意味ではないと割り切っています。(それでもコラム・前書きのような形で少しは感想以外の文章も書くつもりです。)
なので、遅くとも還暦までには完結させるという長期戦で、ゆっくり&しっかり書いていきたいですね。2年後のコミケ100までには無料コピー誌で一通り発行する予定です。各号とも限定30部程度(次回以降の増刷なし)で考えていますが迷っています。最終的には最新内容に更新した総集編を有料オフセット本で発行できればという夢もあるからです。まとめてみたら割と薄っぺらな内容で恥ずかしい代物になってしまっているかもしれませんが、全く売れないかもしれませんが、夢としてはです。
第1弾は声優編です。約100名について、初めて意識した作品(キャラ)や現在までの個人的印象(アニメ以外も含む)を簡潔にまとめていきます。6月2日から作業を始めています。冒頭付近に1頁だけ載せる「総論(のようなもの)」として、声優の歴史や現状に関する評論的文章を書き上げ、最初の1名分(「あ」で始まる某声優さんです。)を雛形として書いてみて手応えを感じているところです。行き詰まるかもしれませんが、とにかく発行できる形にはします。
なお当日は、「評論・情報」と「鉄道・旅行」が別々の日付になってくれたし南ホールにも近い位置にあるため、割と早く(それでも13時半頃の見込み)サークルスペースに戻れそうです。今まで以上に「初対面の一般参加者の方々」と交流できるよう最大限努めたいと考えています。
2019年5月12日日曜日
最近の感想4(エンタメ3)
今年(一部は昨年)放送されたテレビ番組のうちまだ触れていないものにつき、まとめて取り上げます。今回は、エンタメ関係第3弾で最終回(特にアニメ特集番組)です。
BSシネフィルWOWOW(旧:イマジカ)で毎月放送されている「世界がふり向くアニメ術」。明治大学大学院特任教授としての氷川竜介さんが毎回1本のアニメ映画を(映画自体の放送の前後に)徹底解説してくれ、制作関係者のインタビューまでしてくれる、通常の映画専門チャンネルでの放送は一昔前までは考えられなかったような番組です。(過去投稿でも取り上げているように、氷川竜介さんは昔から変わらず徹底して平板発音されている方なので、安心して視聴できます。)
1月6日放送の「AKIRA」の回で、同映画の音楽を担当された芸能山城組の山城祥二さんがしっかり平板発音されていました。1980年代からアニメに関わられている方はやはり違いますね。
5月5日放送の「王立宇宙軍オネアミスの翼」の回で、同映画の監督であるガイナックス社長山賀博之さんがやはりしっかり平板発音されていました。ご本人は新潟県出身で大阪芸術大学出身の方です。外来語のアクセントは方言とは無関係であることの証左とも言えます。(過去投稿で取り上げたように、新潟と大阪は通常のアクセントは逆転する場合が少なくありませんし、ドラマ「アオイホノオ」での描写の問題も改めて浮き彫りになります。)
NHKBSプレミアムで5月4日放送の「発表!全マクロス大投票」。過去投稿で既に取り上げた方々の発音が気になりました。
(解説の氷川竜介さんにはもちろん全く不安はありませんでしたが、)司会の西川貴教さんは、「アニメ」の発音機会自体1回だけでしたがしっかり平板で安心させてくれました。
喜屋武ちあきさんは、起伏が多い中1回だけですが平板でした。以前の状態(いつも平板だった頃)に戻りつつあるのかもしれないと少し嬉しくなりました。
島本和彦さんは、平板と起伏が混在していました。正直ショックでした。周りからの悪影響があるかもしれませんが、前述の山賀博之さんのように平板であり続けていただきたいと切に思います。
田中公平さんは、やはり全て起伏でした。その一方「ゲーム」が平板だったため、余計に残念です。昔は平板だったのにどうして「アニメ」だけ起伏に変わってしまったのでしょうか。数年前には素人(世間一般)の方々への遠慮(卑下)が働いたように見受けられましたが、アニメ文化の担い手であることの自信と誇りをどうか取り戻していただきたい(平板へ戻っていただきたい)と切に切に思います。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
BSシネフィルWOWOW(旧:イマジカ)で毎月放送されている「世界がふり向くアニメ術」。明治大学大学院特任教授としての氷川竜介さんが毎回1本のアニメ映画を(映画自体の放送の前後に)徹底解説してくれ、制作関係者のインタビューまでしてくれる、通常の映画専門チャンネルでの放送は一昔前までは考えられなかったような番組です。(過去投稿でも取り上げているように、氷川竜介さんは昔から変わらず徹底して平板発音されている方なので、安心して視聴できます。)
1月6日放送の「AKIRA」の回で、同映画の音楽を担当された芸能山城組の山城祥二さんがしっかり平板発音されていました。1980年代からアニメに関わられている方はやはり違いますね。
5月5日放送の「王立宇宙軍オネアミスの翼」の回で、同映画の監督であるガイナックス社長山賀博之さんがやはりしっかり平板発音されていました。ご本人は新潟県出身で大阪芸術大学出身の方です。外来語のアクセントは方言とは無関係であることの証左とも言えます。(過去投稿で取り上げたように、新潟と大阪は通常のアクセントは逆転する場合が少なくありませんし、ドラマ「アオイホノオ」での描写の問題も改めて浮き彫りになります。)
NHKBSプレミアムで5月4日放送の「発表!全マクロス大投票」。過去投稿で既に取り上げた方々の発音が気になりました。
(解説の氷川竜介さんにはもちろん全く不安はありませんでしたが、)司会の西川貴教さんは、「アニメ」の発音機会自体1回だけでしたがしっかり平板で安心させてくれました。
喜屋武ちあきさんは、起伏が多い中1回だけですが平板でした。以前の状態(いつも平板だった頃)に戻りつつあるのかもしれないと少し嬉しくなりました。
島本和彦さんは、平板と起伏が混在していました。正直ショックでした。周りからの悪影響があるかもしれませんが、前述の山賀博之さんのように平板であり続けていただきたいと切に思います。
田中公平さんは、やはり全て起伏でした。その一方「ゲーム」が平板だったため、余計に残念です。昔は平板だったのにどうして「アニメ」だけ起伏に変わってしまったのでしょうか。数年前には素人(世間一般)の方々への遠慮(卑下)が働いたように見受けられましたが、アニメ文化の担い手であることの自信と誇りをどうか取り戻していただきたい(平板へ戻っていただきたい)と切に切に思います。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年5月11日土曜日
最近の感想3(エンタメ2)
今年(一部は昨年)放送されたテレビ番組のうちまだ触れていないものにつき、まとめて取り上げます。今回は、エンタメ関係第2弾(特に映画・ドラマ関係)です。
アニメ映画の監督さんは、業界人なので当然に平板発音です。CSムービープラスで2月4日放送の「この映画が観たい」では押井守さんが、フジテレビ系で4月21日放送の「松岡茉優が見た! 感動の冒険! 映画「バースデー・ワンダーランド」の世界」では原恵一さんが、しっかり平板発音されていました。
前回投稿でも取り上げた外国人の例として、前述の原恵一さん出演の番組では、同作品のキャラクターデザインを担当されたロシア人イラストレーターのイリヤ・クブシノブさんが平板と起伏が混在していました。日本語がわかる外国人の場合は平板発音が多くなる傾向があるように思われますが、まだまだ日本語や日本のアニメ業界に不慣れということなのかもしれませんね。
他の単語のアクセントと同様である場合は、その方自身の発音の全体的傾向が影響している可能性もあります。例えば、NHK BS1で3月30日放送の「BS1スペシャル〜絶対監督主義・シネマラボ 押井守たちの挑戦」では、ナレーションの声優千葉繁さんが「アニメ」「映画」とも起伏発音されていました。また、昨年ですがBSスカパーで9月20日放送の「演劇人は、夜な夜な、下北の街で吞み明かす〜番外編・ドラマ「I"s」」では同作品の原作者である漫画家桂正和さんが、「アニメ」は平板発音のみでしたが、「ドラマ」も平板発音と起伏発音が混在していました。(この場合は、「アニメ」は昔から平板で、「ドラマ」はその影響もあるのか最近平板化しつつある状態なのだと推察されます。)
長くなるので今回はここまでとしておきます。一両日中にもう1件投稿します。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
アニメ映画の監督さんは、業界人なので当然に平板発音です。CSムービープラスで2月4日放送の「この映画が観たい」では押井守さんが、フジテレビ系で4月21日放送の「松岡茉優が見た! 感動の冒険! 映画「バースデー・ワンダーランド」の世界」では原恵一さんが、しっかり平板発音されていました。
前回投稿でも取り上げた外国人の例として、前述の原恵一さん出演の番組では、同作品のキャラクターデザインを担当されたロシア人イラストレーターのイリヤ・クブシノブさんが平板と起伏が混在していました。日本語がわかる外国人の場合は平板発音が多くなる傾向があるように思われますが、まだまだ日本語や日本のアニメ業界に不慣れということなのかもしれませんね。
他の単語のアクセントと同様である場合は、その方自身の発音の全体的傾向が影響している可能性もあります。例えば、NHK BS1で3月30日放送の「BS1スペシャル〜絶対監督主義・シネマラボ 押井守たちの挑戦」では、ナレーションの声優千葉繁さんが「アニメ」「映画」とも起伏発音されていました。また、昨年ですがBSスカパーで9月20日放送の「演劇人は、夜な夜な、下北の街で吞み明かす〜番外編・ドラマ「I"s」」では同作品の原作者である漫画家桂正和さんが、「アニメ」は平板発音のみでしたが、「ドラマ」も平板発音と起伏発音が混在していました。(この場合は、「アニメ」は昔から平板で、「ドラマ」はその影響もあるのか最近平板化しつつある状態なのだと推察されます。)
長くなるので今回はここまでとしておきます。一両日中にもう1件投稿します。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年4月27日土曜日
最近の感想2(エンタメ1)
今年(一部は昨年)放送されたテレビ番組のうちまだ触れていないものにつき、まとめて取り上げます。今回は、エンタメ関係第1弾(特に音楽関係)です。
最近アニソン番組がやたら増えましたね。
BS11で放送中の「Anison Days 」では、瀧川ありささん・牧野由依さん・奥井雅美さんとゲストが立て続けに徹底した平板発音され、大変嬉しかったです。
BSプレミアムで今月から始まった「アニソン! プレミアム!」。3月31日に放送されたプレ番組では、司会の声優鈴村健一さんが自然な平板発音をされ驚きました。「おそ松さん」のイヤミ役では起伏発音ばかりだったので、意外でした。しかし、4月に入ってからは起伏発音ばかりになり大変残念な思いです。同番組のゲストでは、LiSAさんや影山ヒロノブさんが、過去投稿でも取り上げたようにいつもは平板なのに今回は一度だけ起伏発音もあり、少し心配になりました。周りの起伏発音者の悪影響があるのかもしれません。
4月21日にNHK総合で放送された「SONGS OF TOKYO」では、声優の水樹奈々さん・宮野真守さんがゲスト。水樹奈々さんはいつものように起伏発音ばかりでしたが、宮野真守さんは自然な感じで平板発音されました。普段からそうなのなら大変嬉しいですがどうなのでしょうか。
また、同番組ではファンの外国人も多数出演されていました。トルコ人の方は起伏と平板が混在、ベネズエラ人の方は平板気味(「ニ」にアクセントのよう)でした。スペイン語は後ろから2音目にアクセントが来るのが大原則なので、母国語の原則に従って発音されたのかもしれません。
このほか、声優さんでも、4月7・14日にBSアニマックスで放送の「ANIMAX MUSIX 2019 OSAKA」に出演された寺島拓篤さんは、2回の発音機会のいずれも平板発音されていました。ミュージシャンでも、昨年ですが9月16日にTOKYO MXなどで放送の「アニ☆ステ」に出演されたORESAMAのぽん(女性ボーカルの方)さんも、自然な平板発音をされていました。結局は個人によるということなのでしょう。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
最近アニソン番組がやたら増えましたね。
BS11で放送中の「Anison Days 」では、瀧川ありささん・牧野由依さん・奥井雅美さんとゲストが立て続けに徹底した平板発音され、大変嬉しかったです。
BSプレミアムで今月から始まった「アニソン! プレミアム!」。3月31日に放送されたプレ番組では、司会の声優鈴村健一さんが自然な平板発音をされ驚きました。「おそ松さん」のイヤミ役では起伏発音ばかりだったので、意外でした。しかし、4月に入ってからは起伏発音ばかりになり大変残念な思いです。同番組のゲストでは、LiSAさんや影山ヒロノブさんが、過去投稿でも取り上げたようにいつもは平板なのに今回は一度だけ起伏発音もあり、少し心配になりました。周りの起伏発音者の悪影響があるのかもしれません。
4月21日にNHK総合で放送された「SONGS OF TOKYO」では、声優の水樹奈々さん・宮野真守さんがゲスト。水樹奈々さんはいつものように起伏発音ばかりでしたが、宮野真守さんは自然な感じで平板発音されました。普段からそうなのなら大変嬉しいですがどうなのでしょうか。
また、同番組ではファンの外国人も多数出演されていました。トルコ人の方は起伏と平板が混在、ベネズエラ人の方は平板気味(「ニ」にアクセントのよう)でした。スペイン語は後ろから2音目にアクセントが来るのが大原則なので、母国語の原則に従って発音されたのかもしれません。
このほか、声優さんでも、4月7・14日にBSアニマックスで放送の「ANIMAX MUSIX 2019 OSAKA」に出演された寺島拓篤さんは、2回の発音機会のいずれも平板発音されていました。ミュージシャンでも、昨年ですが9月16日にTOKYO MXなどで放送の「アニ☆ステ」に出演されたORESAMAのぽん(女性ボーカルの方)さんも、自然な平板発音をされていました。結局は個人によるということなのでしょう。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年4月24日水曜日
最近の感想1(ビジネス)
今年放送されたテレビ番組のうちまだ触れていないものにつき、まとめて取り上げます。今回は、ビジネス関係です。
2月19日にBS11で放送された「報道ライブ インサイドOUT」のインバウンド(訪日外国人観光)特集。当然のようにアニメの聖地巡礼についても取り上げられました。
インタビュー出演された豊島区の課長さんは、残念ながら起伏発音でした。自治体関係者で平板発音していただける方はまだまだごく少数ですね。
インバウンド関係のコンサルタントである村山慶輔さんは、大半が起伏発音で平板発音は1回のみでした。本当は平板発音にも馴染んでいるのに世間一般に合わせているということなのでしょうか。アニメツーリズム協会の理事でもあるので、どうか積極的に平板発音していただきたいものです。
明治大学政治経済学部准教授(経済政策)の飯田泰之さんは、最初だけ起伏発音でその後は平板発音ばかりでした。普段はもっぱら平板発音されているのでしょう。アニメ聖地巡礼に関心がある方は、学識経験者であってもアニメ文化との親和性も高いのか、やはり違いますね。
3月5日にNHK総合で放送された「クローズアップ現代+」の「アニメにチャイナ旋風」の回。司会の局アナウンサー武田真一さん・田中泉さんは共に起伏発音でした。(武田真一さんは「好きなアニメ」に私も大好きな「宇宙よりも遠い場所」を掲げており、大いに共感はできるのですが・・・残念です。)ナレーションの古谷徹さんも、起伏1回・平板2回でまだ不安定な印象です。そんな中さすがの貫禄だったのは、アニメ制作会社マッドハウスの元・社長でアニメ産業研究家の増田弘道さんです。インタビューに徹底して平板発音で回答されていましたが、もともとアニメ業界人でもあるので当然ですし、安心して拝聴できますね。
それなのに3月25日に日本テレビ系で放送された「news zero」のアニメジャパン特集では、あろうことか日本動画協会の長谷川雅弘さん(役員ではなく事務局の方です。)が起伏発音でインタビューに回答されていました。仮にもアニメ業界人であるので、発音のあり方にもしっかり気を配っていただきたいものです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2月19日にBS11で放送された「報道ライブ インサイドOUT」のインバウンド(訪日外国人観光)特集。当然のようにアニメの聖地巡礼についても取り上げられました。
インタビュー出演された豊島区の課長さんは、残念ながら起伏発音でした。自治体関係者で平板発音していただける方はまだまだごく少数ですね。
インバウンド関係のコンサルタントである村山慶輔さんは、大半が起伏発音で平板発音は1回のみでした。本当は平板発音にも馴染んでいるのに世間一般に合わせているということなのでしょうか。アニメツーリズム協会の理事でもあるので、どうか積極的に平板発音していただきたいものです。
明治大学政治経済学部准教授(経済政策)の飯田泰之さんは、最初だけ起伏発音でその後は平板発音ばかりでした。普段はもっぱら平板発音されているのでしょう。アニメ聖地巡礼に関心がある方は、学識経験者であってもアニメ文化との親和性も高いのか、やはり違いますね。
3月5日にNHK総合で放送された「クローズアップ現代+」の「アニメにチャイナ旋風」の回。司会の局アナウンサー武田真一さん・田中泉さんは共に起伏発音でした。(武田真一さんは「好きなアニメ」に私も大好きな「宇宙よりも遠い場所」を掲げており、大いに共感はできるのですが・・・残念です。)ナレーションの古谷徹さんも、起伏1回・平板2回でまだ不安定な印象です。そんな中さすがの貫禄だったのは、アニメ制作会社マッドハウスの元・社長でアニメ産業研究家の増田弘道さんです。インタビューに徹底して平板発音で回答されていましたが、もともとアニメ業界人でもあるので当然ですし、安心して拝聴できますね。
それなのに3月25日に日本テレビ系で放送された「news zero」のアニメジャパン特集では、あろうことか日本動画協会の長谷川雅弘さん(役員ではなく事務局の方です。)が起伏発音でインタビューに回答されていました。仮にもアニメ業界人であるので、発音のあり方にもしっかり気を配っていただきたいものです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年4月6日土曜日
ガンダム&マクロス
ガンダムとマクロス。どちらもアニメブーム(1977〜1985年)の頃に放送された完全オリジナルのテレビアニメシリーズで、現在まで多くの新作が作られ続けている人気シリーズです。最近(3月30日)立て続けに、NHKで取り上げられましたね。
地上波(総合)で放送された「ガンダム誕生秘話」。あくまでテレビ版の苦労が主であるため1981年2月の映画宣伝屋外イベント「アニメ新世紀宣言」にごくわずかしか触れなかったのは残念ですが、存命中のめぼしい方々のインタビューは大体揃っていました。個人的には元・キングレコードのスターチャイルドレーベル創設者である藤田純二さんのお話が良かったです。BGMの商業的可能性を切り開いた方とも言えます。元・アニメック編集長の小牧雅伸さんも、元気な姿を見せてくれました。
「アニメ」の発音機会があったのは3名のみ。アニメーターの板野一郎さんは業界人なので当然に平板。声優の池田秀一さんは残念ながら起伏と平板が1回ずつ。ナレーションの俳優田辺誠一さんは、起伏と平板が混在し起伏の方が多かったです。(因みに、田辺誠一さんは「ドラマ」も平板、富野由悠季さんは「映画」は起伏でした。)
衛星波(BSプレミアム)で放送された「歴史秘話マクロスヒストリア」。個人的にはガンダムと違い思い入れが全くないシリーズですが、アニソンのあり方や声優のアイドル化にも一役買った点が番組中でも強調されていました。
「アニメ」の発音機会があったのは3名のみ。過去投稿でも取り上げている評論家の氷川竜介さんは当然平板ですが、元・ビクター(現・フライングドッグ)の音楽プロデューサー佐々木史朗さんも業界関係者として当然に平板でした。何よりも、司会・解説の局アナウンサー渡邊あゆみさん(黒田あゆみさん、久能木あゆみさん)が、過去投稿でも取り上げた昨年の「歴史秘話ガンダムヒストリア」と同様に徹頭徹尾平板で、大変嬉しかったです。やはりこの方は本物ですね。(私より少し年上で、ほぼ同世代の方なので、定年も近いのが残念です。) 聴いていて何だかとても心地良かったです。流れるような自然な平板発音が繰り返されるのがこんなにも気持ち良いものなのだ、と再認識させられました。他の若いアナウンサーの方々もぜひ見習っていただきたいものです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
地上波(総合)で放送された「ガンダム誕生秘話」。あくまでテレビ版の苦労が主であるため1981年2月の映画宣伝屋外イベント「アニメ新世紀宣言」にごくわずかしか触れなかったのは残念ですが、存命中のめぼしい方々のインタビューは大体揃っていました。個人的には元・キングレコードのスターチャイルドレーベル創設者である藤田純二さんのお話が良かったです。BGMの商業的可能性を切り開いた方とも言えます。元・アニメック編集長の小牧雅伸さんも、元気な姿を見せてくれました。
「アニメ」の発音機会があったのは3名のみ。アニメーターの板野一郎さんは業界人なので当然に平板。声優の池田秀一さんは残念ながら起伏と平板が1回ずつ。ナレーションの俳優田辺誠一さんは、起伏と平板が混在し起伏の方が多かったです。(因みに、田辺誠一さんは「ドラマ」も平板、富野由悠季さんは「映画」は起伏でした。)
衛星波(BSプレミアム)で放送された「歴史秘話マクロスヒストリア」。個人的にはガンダムと違い思い入れが全くないシリーズですが、アニソンのあり方や声優のアイドル化にも一役買った点が番組中でも強調されていました。
「アニメ」の発音機会があったのは3名のみ。過去投稿でも取り上げている評論家の氷川竜介さんは当然平板ですが、元・ビクター(現・フライングドッグ)の音楽プロデューサー佐々木史朗さんも業界関係者として当然に平板でした。何よりも、司会・解説の局アナウンサー渡邊あゆみさん(黒田あゆみさん、久能木あゆみさん)が、過去投稿でも取り上げた昨年の「歴史秘話ガンダムヒストリア」と同様に徹頭徹尾平板で、大変嬉しかったです。やはりこの方は本物ですね。(私より少し年上で、ほぼ同世代の方なので、定年も近いのが残念です。) 聴いていて何だかとても心地良かったです。流れるような自然な平板発音が繰り返されるのがこんなにも気持ち良いものなのだ、と再認識させられました。他の若いアナウンサーの方々もぜひ見習っていただきたいものです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年3月31日日曜日
アニメジャパン
去る3月23〜26日に東京ビッグサイトで開催された「アニメジャパン2019」。今年で6回目となりますが、パブリックデー(23・24日)の2日間参加しました。
今回は、前身の東京国際アニメフェアを含めても初めての、ビジネス関係の公式ステージ(セミナー、シンポジウムなど)が一切無し(!!!)という形となり、大変残念です。次回からは復活してほしいものです。各ブースでのステージイベントがその分拡大した気がしますが、幸か不幸かいつもより多めに傍聴できる形にはなりましたね。
事前申込制の公式ステージイベントは、今回は何と2件しか当選しませんでした。23日の「NETFLIXアニメフェス」と24日の「全国統一テスト・アニソン☆キングDAM決勝戦 supported by リスアニ!」(後者は、トイレではありませんが個人的事情により3分ほど途中離席)です。「アニメ」の発音機会があった方のうち、声優の東山奈央さんは起伏でしたが、声優の木村良平さんは平板、司会の冨田明宏さんはいつものように平板、司会の吉田尚記さんは起伏が基本の中何と平板も前者で1回・後者で少なくとも2回ありました。(吉田さんは、BSスカパーで3月29日に放送された「ミュ〜コミ+プラスTV」の「頭文字D」特集回では、同番組内では初めて平板発音もされていました。あくまでメディア関係者とはいえ半分「アニメ業界関係者」と言えなくもないほどの方なので、このまま平板発音の回数もだんだん増えていっていただければ大変嬉しいです。)
各ブースでのステージイベントでは結構収穫もありました。
何よりも今回唯一と思われるビジネス関係者のみ登壇のものが、DMM picturesブースで「アニメイズムステージ」として23日(土)12時から約35分間ありました。幸運にも偶然出くわし、冒頭約2分・末尾約5分を除き傍聴することができました。毎日放送・講談社とのタッグで今後2年間活動していくという趣旨の作品紹介でした。全員に発音機会があり、毎日放送の前田俊博さん、講談社の古川慎さん・伊藤洋平さん、DMM picturesの篠田里奈さん・澤田愛理さん、そして司会者の方(調べてみたら毎日放送の鈴木健太さんらしい)、全員が平板でした(伊藤さんは1回だけ起伏気味の時がありましたが。)。まあ、当然のことではありますが、ホッとさせられました。DMM picturesさんは、過去投稿でも起伏発音ばかりと批判的に取り上げた「アニメガダリズ」にも中心的に(?)関わっている企業のため大変不安でしたが、意外にも(?)しっかりした平板発音ばかりで、どうして「アニメガタリズ」でもそう現場に要望してくれなかったのか疑問を抱いたほどです。(それとも最近変わっただけ?)。
日本テレビブースでは、私が傍聴した「ちはやふる」「トライナイツ」など関連の2件につき、声優の瀬戸麻沙美さん・芹澤優さんや司会のフリーアナウンサーの松澤千晶さんが起伏発音の中、声優の阪本奨悟さんが徹底して平板発音されていたのに大変好感を持ちました。(司会のフリーアナウンサーの森遥香さんも平板発音でした。)
NETFLIXブースでは、私が傍聴した「7SEEDS」「ULTRAMAN」など関連の4件につき、司会の天津向さんはいつものように平板、アニメ制作会社のディヴィッドプロダクションの方も平板で、声優の福山潤さんも平板(「ドラマ」も平板)でしたが、声優の神谷浩史さんは起伏、木村良平さんも(前述ステージの時と違い)起伏でした。木村良平さんの例は、結局、会話全体のイントネーションの流れなどでどちらにもなり得るということなのでしょう。こういう方が(特に声優さんには)多いのかもしれませんが、できれば意識して平板発音していただけるようになるとありがたいですし、特にこういうアニメがテーマのイベントでは一般客や他の業界関係者への影響の面から重要だと考えます。
今回一番嬉しかったのは、BS11ブースでした。同局アナウンサーの八木菜緒さんが、(少なくとも私が傍聴した範囲では1回のみ起伏気味でしたが) ほぼ徹底して平板発音されていたことです。メディア関係者、特にテレビ局のアナウンサーさんがしっかり平板発音されることは、社会的影響力も大きく、大変良いことだと思います。前述のようにこういうイベントの場では特にです。さすがアニメに力を入れているBS11さんですね。(八木さんについては、大変好感を持ちましたし、アニメ自体がテーマの番組・イベントでの司会者のお手本のような印象でした。最近は世代を問わず起伏発音のアナウンサーさんが目立つので、どうか同調圧力に負けず、むしろ周囲や世間を感化していっていただきたいと願っています。) アニメ専門チャンネルの方々も、(専門局ではない)同局をきっちり見習っていただきたいものですね。
今回は、前身の東京国際アニメフェアを含めても初めての、ビジネス関係の公式ステージ(セミナー、シンポジウムなど)が一切無し(!!!)という形となり、大変残念です。次回からは復活してほしいものです。各ブースでのステージイベントがその分拡大した気がしますが、幸か不幸かいつもより多めに傍聴できる形にはなりましたね。
事前申込制の公式ステージイベントは、今回は何と2件しか当選しませんでした。23日の「NETFLIXアニメフェス」と24日の「全国統一テスト・アニソン☆キングDAM決勝戦 supported by リスアニ!」(後者は、トイレではありませんが個人的事情により3分ほど途中離席)です。「アニメ」の発音機会があった方のうち、声優の東山奈央さんは起伏でしたが、声優の木村良平さんは平板、司会の冨田明宏さんはいつものように平板、司会の吉田尚記さんは起伏が基本の中何と平板も前者で1回・後者で少なくとも2回ありました。(吉田さんは、BSスカパーで3月29日に放送された「ミュ〜コミ+プラスTV」の「頭文字D」特集回では、同番組内では初めて平板発音もされていました。あくまでメディア関係者とはいえ半分「アニメ業界関係者」と言えなくもないほどの方なので、このまま平板発音の回数もだんだん増えていっていただければ大変嬉しいです。)
各ブースでのステージイベントでは結構収穫もありました。
何よりも今回唯一と思われるビジネス関係者のみ登壇のものが、DMM picturesブースで「アニメイズムステージ」として23日(土)12時から約35分間ありました。幸運にも偶然出くわし、冒頭約2分・末尾約5分を除き傍聴することができました。毎日放送・講談社とのタッグで今後2年間活動していくという趣旨の作品紹介でした。全員に発音機会があり、毎日放送の前田俊博さん、講談社の古川慎さん・伊藤洋平さん、DMM picturesの篠田里奈さん・澤田愛理さん、そして司会者の方(調べてみたら毎日放送の鈴木健太さんらしい)、全員が平板でした(伊藤さんは1回だけ起伏気味の時がありましたが。)。まあ、当然のことではありますが、ホッとさせられました。DMM picturesさんは、過去投稿でも起伏発音ばかりと批判的に取り上げた「アニメガダリズ」にも中心的に(?)関わっている企業のため大変不安でしたが、意外にも(?)しっかりした平板発音ばかりで、どうして「アニメガタリズ」でもそう現場に要望してくれなかったのか疑問を抱いたほどです。(それとも最近変わっただけ?)。
日本テレビブースでは、私が傍聴した「ちはやふる」「トライナイツ」など関連の2件につき、声優の瀬戸麻沙美さん・芹澤優さんや司会のフリーアナウンサーの松澤千晶さんが起伏発音の中、声優の阪本奨悟さんが徹底して平板発音されていたのに大変好感を持ちました。(司会のフリーアナウンサーの森遥香さんも平板発音でした。)
NETFLIXブースでは、私が傍聴した「7SEEDS」「ULTRAMAN」など関連の4件につき、司会の天津向さんはいつものように平板、アニメ制作会社のディヴィッドプロダクションの方も平板で、声優の福山潤さんも平板(「ドラマ」も平板)でしたが、声優の神谷浩史さんは起伏、木村良平さんも(前述ステージの時と違い)起伏でした。木村良平さんの例は、結局、会話全体のイントネーションの流れなどでどちらにもなり得るということなのでしょう。こういう方が(特に声優さんには)多いのかもしれませんが、できれば意識して平板発音していただけるようになるとありがたいですし、特にこういうアニメがテーマのイベントでは一般客や他の業界関係者への影響の面から重要だと考えます。
今回一番嬉しかったのは、BS11ブースでした。同局アナウンサーの八木菜緒さんが、(少なくとも私が傍聴した範囲では1回のみ起伏気味でしたが) ほぼ徹底して平板発音されていたことです。メディア関係者、特にテレビ局のアナウンサーさんがしっかり平板発音されることは、社会的影響力も大きく、大変良いことだと思います。前述のようにこういうイベントの場では特にです。さすがアニメに力を入れているBS11さんですね。(八木さんについては、大変好感を持ちましたし、アニメ自体がテーマの番組・イベントでの司会者のお手本のような印象でした。最近は世代を問わず起伏発音のアナウンサーさんが目立つので、どうか同調圧力に負けず、むしろ周囲や世間を感化していっていただきたいと願っています。) アニメ専門チャンネルの方々も、(専門局ではない)同局をきっちり見習っていただきたいものですね。
2019年3月21日木曜日
秋葉原の街
秋葉原は、2005年のつくばエクスプレスやヨドバシカメラができた頃から(あの「電車男」ブームの時期なのに)既に雰囲気を大きく変え始め、1990年代後半(いわゆる「エヴァ」ブームの頃)とはまるで変わってしまっていますが、それでも依然として「オタクの聖地」としての位置付けを保ち続けてはいる街です。
去る2月2日にBSフジで放送された「ジャパコンProject・二次元領域拡大通信」第11回では、昨年12月29・30日に開催された「あきばぽっぷかるちゃーフェス(あきかる)」が取り上げられていました。あきかる代表の藤岡尚さんは大変残念なことに起伏発音ばかりでした。秋葉原で活動される方々は、たとえ業界関係者でなかったとしても、発音をもっと意識していただきたいと思います。特に、ある意味「一般世間への窓口(アニメ文化に特に興味のない人々へ向けてのショーウィンドウ)」でもある街なので、平板発音を心がけていただきたいと願っています。各店舗の店員の方々などはどうなんでしょうか。あまり秋葉原へは行かないのですが、アニメイトやとらのあななどでも起伏発音を聞いた覚えがあるので、なんとかしていただきたいなあと思っています。元祖アキバ系アイドルと言われた桃井はるこさんも、過去投稿で触れたように起伏発音ばかりだったので、皆様に(アニメ文化やアニメファンの歴史に)気づいていただき、今一度考えてみていただきたいものです。
なお、同番組では、元アイドルタレントの錦織めぐみさんがナレーションを担当しており、あきかるのレポート場面ではしっかりと平板発音されており、「うん、当然だよね。」と納得するとともに大変好感を持ちました。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
去る2月2日にBSフジで放送された「ジャパコンProject・二次元領域拡大通信」第11回では、昨年12月29・30日に開催された「あきばぽっぷかるちゃーフェス(あきかる)」が取り上げられていました。あきかる代表の藤岡尚さんは大変残念なことに起伏発音ばかりでした。秋葉原で活動される方々は、たとえ業界関係者でなかったとしても、発音をもっと意識していただきたいと思います。特に、ある意味「一般世間への窓口(アニメ文化に特に興味のない人々へ向けてのショーウィンドウ)」でもある街なので、平板発音を心がけていただきたいと願っています。各店舗の店員の方々などはどうなんでしょうか。あまり秋葉原へは行かないのですが、アニメイトやとらのあななどでも起伏発音を聞いた覚えがあるので、なんとかしていただきたいなあと思っています。元祖アキバ系アイドルと言われた桃井はるこさんも、過去投稿で触れたように起伏発音ばかりだったので、皆様に(アニメ文化やアニメファンの歴史に)気づいていただき、今一度考えてみていただきたいものです。
なお、同番組では、元アイドルタレントの錦織めぐみさんがナレーションを担当しており、あきかるのレポート場面ではしっかりと平板発音されており、「うん、当然だよね。」と納得するとともに大変好感を持ちました。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年3月18日月曜日
一般芸能人 11
去る3月2日にBSフジで放送された「アニメロサマーライブ2018〜魅力発見!世界最大のアニメソングフェスSP」。叶姉妹(姉の叶恭子さん、妹の叶美香さん)がしっかり「アニメ」の発音機会があり、昨年のアニメジャパンで確認し損ねたことのリベンジがやっとできました。恭子さんは1回のみですがしっかり平板発音、美香さんは3回ほどあってすべて自然な平板発音で、ホッとさせられましたし、「正統派」と判明して好感度がグンと増しました。司会の岩井勇気さんも(過去投稿で取り上げている通り)すべて平板で、ゲストの声優三森すずこさんも他につられたのか(?)珍しく平板でとても嬉しかったです。一方で、新人の局アナウンサー井上清華さんは大変残念ながら起伏でした。こういう番組に出演したことで正統な発音としての平板発音に馴染み(学び)、意識するようになっていただきたいと思いますね。
また、3月9日にBS日テレで放送された「バカリズムの大人のたしなみズム」のガンプラ特集回。ガンダムのアムロ・レイのものまねで売っている芸人の若井おさむさんが「ガンプラ進化の歴史」を解説されていました。発音機会は2回あり、平板と起伏が1回ずつでした。通常はどちらかで発音され、どちらかは文脈などの都合による偶然のものだと思われます。どちらが通常なのか不明ですが、気になります。司会のバカリズムさんは、(過去投稿で取り上げている通り)いつも徹底して平板発音なので安心していられますが。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
また、3月9日にBS日テレで放送された「バカリズムの大人のたしなみズム」のガンプラ特集回。ガンダムのアムロ・レイのものまねで売っている芸人の若井おさむさんが「ガンプラ進化の歴史」を解説されていました。発音機会は2回あり、平板と起伏が1回ずつでした。通常はどちらかで発音され、どちらかは文脈などの都合による偶然のものだと思われます。どちらが通常なのか不明ですが、気になります。司会のバカリズムさんは、(過去投稿で取り上げている通り)いつも徹底して平板発音なので安心していられますが。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2019年3月9日土曜日
映画賞
毎日映画コンクールは、毎日新聞社主催(1983年からはスポーツニッポン新聞社も共催)で1946年から開催されている割と権威ある映画賞です。アニメに関しても「大藤信郎賞」のほか1989年からは「アニメーション映画賞」(あの「となりのトトロ」が前年にグランプリに相当する「日本映画大賞」を受賞してしまったため分離独立)もあります。
去る3月3日にBSトゥエルビで今年度分である「第73回毎日映画コンクール表彰式」が録画中継されました。その中で映画監督の上田慎一郎さんと司会の田村あゆちさんにだけ「アニメ」の発音機会がありました。
上田慎一郎さんは、昨年大いに話題を呼び、昨日地上波でテレビ放送もされた「カメラを止めるな!」の監督で、今回見事に監督賞を受賞されました。妻が同じ映画監督で主に自主制作アニメーションを発表されているふくだみゆきさんで、昨年度(第72回)のアニメーション映画賞を受賞されている関係からのお話の中で一度だけ、大変自然な感じで平板発音されました。さすがアニメ関係者の家族がいる方は違いますね。好感度もさらにアップしました。
一方で、田村あゆちさんは、フリーアナウンサーですが、大変残念ながら起伏発音でした。アニメ自体のイベントではないため仕方ありませんが、もう少し意識していただければありがたいです。
この3月8〜11日には「東京アニメアワード」も開催されており、自主制作などアート系作品とテレビなど商業系作品の両方が表彰される貴重なアニメイベントとなっています。私は、(前身の東京国際アニメフェア時代を除き)足を運んではいませんが、表彰式の司会者などのスタッフの方々は、(日本動画協会主催でもあるので)ちゃんと平板発音であると信じたいですが、部外者を起用していたりするとわかりませんね。実際はどうなんでしょうか・・・。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
去る3月3日にBSトゥエルビで今年度分である「第73回毎日映画コンクール表彰式」が録画中継されました。その中で映画監督の上田慎一郎さんと司会の田村あゆちさんにだけ「アニメ」の発音機会がありました。
上田慎一郎さんは、昨年大いに話題を呼び、昨日地上波でテレビ放送もされた「カメラを止めるな!」の監督で、今回見事に監督賞を受賞されました。妻が同じ映画監督で主に自主制作アニメーションを発表されているふくだみゆきさんで、昨年度(第72回)のアニメーション映画賞を受賞されている関係からのお話の中で一度だけ、大変自然な感じで平板発音されました。さすがアニメ関係者の家族がいる方は違いますね。好感度もさらにアップしました。
一方で、田村あゆちさんは、フリーアナウンサーですが、大変残念ながら起伏発音でした。アニメ自体のイベントではないため仕方ありませんが、もう少し意識していただければありがたいです。
この3月8〜11日には「東京アニメアワード」も開催されており、自主制作などアート系作品とテレビなど商業系作品の両方が表彰される貴重なアニメイベントとなっています。私は、(前身の東京国際アニメフェア時代を除き)足を運んではいませんが、表彰式の司会者などのスタッフの方々は、(日本動画協会主催でもあるので)ちゃんと平板発音であると信じたいですが、部外者を起用していたりするとわかりませんね。実際はどうなんでしょうか・・・。
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2019年2月19日火曜日
気になること
去る2月17日にテレビ朝日系で放送された「関ジャム完全燃SHOW〜詳しくなくても楽しめる! アニソン特集」を観ました。
アニソン解説側ゲストとして、評論家の冨田明宏さん・作曲家の上松範康さん・アーティストの大石昌良さんが出演されていました。3人とも(冨田さんが1回だけやや起伏気味の時がありましたが)全て平板で安心させてくれました。(過去投稿で取り上げた通り、冨田さんはいつも平板ですし、大石さんも最近は基本的に平板です。)
また、関ジャニ∞のメンバーで唯一発音機会があった司会の村上信五さんは、数回の発音機会の全てが平板で、とても嬉しかったですねえ。
一般側ゲスト3名のうち、アイドルタレントの宮田俊哉さん(Kis-My-Ft2)は起伏でしたが、俳優の志田未来さんとお笑いタレントの秋山竜次さん(ロバート)は、いずれもアニメのアフレコ経験もあるせいか全て平板で好感が持てました。
一方で、局アナウンサーの堂真理子さんやナレーションの小野寺一歩さんは全て起伏でした。番組の(ナレーションを含む)司会進行役の発音は番組全体の印象をも左右するので、残念な思いです。
そしてやっと本題なのですが、同番組のレギュラー出演者である古田新太さんは、1回だけ発音機会がありましたが起伏でした。過去投稿で取り上げた通り、昨年放送されたテレビアニメ「深夜! 天才バカボン」で当初は平板だったのに終盤はほぼ起伏になってしまっていましたし、昨年12月15日にNHKBSプレミアムで放送された「ダークヒーローの美学〜力石徹」で担当されたナレーションでは数回のうち1回だけ平板でしたが他は起伏ばかりでした。元々は平板発音されていたのに、バカボンのアフレコ現場で他の声優さんが軒並み起伏だったため「最近の業界は起伏が基本なのか」と勘違いされてしまった可能性があり、大変危惧しています。
また、去る2月3日にNHKBS1で放送された「COOL JAPAN〜2.5次元」では、過去投稿で取り上げたレギュラー司会2名において、リサ・ステッグマイヤーさんが1回のみ発音機会があり起伏発音され、鴻上尚史さんも10回弱の発音機会のうちたった1回ではありますが起伏発音気味だったりしたのです。同番組ではナレーションの声優日高のり子さんや中井和哉さんが相変わらず起伏発音ばかりされており、その影響がひょっとしたらあるのでは、と大変気になりました。ただし、インタビュー出演者のうち発音機会があったアニメツーリズム協会専務理事の鈴木則道さんはしっかり平板発音されていましたし、同番組にゲスト出演していた外国人の方々は全員が平板発音気味だったため、安心させられました。そのぶん余計に(いつも起伏発音であるゲスト解説者の慶應義塾大学教授の中村伊知哉さんも含む)日本人の発音が気になったわけです。
業界関係者がしっかりしないと、一般芸能人でも「最近のアニメ関係者は起伏なのか」と勘違いされる恐れがあるのでは、と大変憂慮します。こんなことが頻繁に起きるとしたら由々しき事態です。なんとか防げないものでしょうかねえ。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
アニソン解説側ゲストとして、評論家の冨田明宏さん・作曲家の上松範康さん・アーティストの大石昌良さんが出演されていました。3人とも(冨田さんが1回だけやや起伏気味の時がありましたが)全て平板で安心させてくれました。(過去投稿で取り上げた通り、冨田さんはいつも平板ですし、大石さんも最近は基本的に平板です。)
また、関ジャニ∞のメンバーで唯一発音機会があった司会の村上信五さんは、数回の発音機会の全てが平板で、とても嬉しかったですねえ。
一般側ゲスト3名のうち、アイドルタレントの宮田俊哉さん(Kis-My-Ft2)は起伏でしたが、俳優の志田未来さんとお笑いタレントの秋山竜次さん(ロバート)は、いずれもアニメのアフレコ経験もあるせいか全て平板で好感が持てました。
一方で、局アナウンサーの堂真理子さんやナレーションの小野寺一歩さんは全て起伏でした。番組の(ナレーションを含む)司会進行役の発音は番組全体の印象をも左右するので、残念な思いです。
そしてやっと本題なのですが、同番組のレギュラー出演者である古田新太さんは、1回だけ発音機会がありましたが起伏でした。過去投稿で取り上げた通り、昨年放送されたテレビアニメ「深夜! 天才バカボン」で当初は平板だったのに終盤はほぼ起伏になってしまっていましたし、昨年12月15日にNHKBSプレミアムで放送された「ダークヒーローの美学〜力石徹」で担当されたナレーションでは数回のうち1回だけ平板でしたが他は起伏ばかりでした。元々は平板発音されていたのに、バカボンのアフレコ現場で他の声優さんが軒並み起伏だったため「最近の業界は起伏が基本なのか」と勘違いされてしまった可能性があり、大変危惧しています。
また、去る2月3日にNHKBS1で放送された「COOL JAPAN〜2.5次元」では、過去投稿で取り上げたレギュラー司会2名において、リサ・ステッグマイヤーさんが1回のみ発音機会があり起伏発音され、鴻上尚史さんも10回弱の発音機会のうちたった1回ではありますが起伏発音気味だったりしたのです。同番組ではナレーションの声優日高のり子さんや中井和哉さんが相変わらず起伏発音ばかりされており、その影響がひょっとしたらあるのでは、と大変気になりました。ただし、インタビュー出演者のうち発音機会があったアニメツーリズム協会専務理事の鈴木則道さんはしっかり平板発音されていましたし、同番組にゲスト出演していた外国人の方々は全員が平板発音気味だったため、安心させられました。そのぶん余計に(いつも起伏発音であるゲスト解説者の慶應義塾大学教授の中村伊知哉さんも含む)日本人の発音が気になったわけです。
業界関係者がしっかりしないと、一般芸能人でも「最近のアニメ関係者は起伏なのか」と勘違いされる恐れがあるのでは、と大変憂慮します。こんなことが頻繁に起きるとしたら由々しき事態です。なんとか防げないものでしょうかねえ。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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