2019年7月6日土曜日

学識経験者

 学識経験者とは、基本的には大学教授(准教授、専任講師、名誉教授などを含む。)その他の学者を指します。
 アニメブーム(1977〜1985)の頃から、学識経験者で「アニメ」を平板発音される方は結構いましたし、過去投稿でも少し取り上げた通り現在でも決して少なくありません。

 特に、手塚治虫さんが亡くなった時期(1989年2月9日)には、大量の追悼番組がテレビ放送され、その後数年間は学術的な特集番組がよく組まれました。そして、学識経験者も相当数出演されていました。例えば、1991年2月11〜14日にNHK教育で放送された「NHKセミナー・20世紀の群像〜手塚治虫・「現代」の表現者」では、東京経済大学名誉教授(当時は助教授)の社会学者桜井哲夫さんです。とても詳しく作品を分析されていますが、基本的にすべて平板発音されていました。
 またつい最近も、6月3・10・17・24日にNHK教育で放送された「100分de名著〜アルプスの少女ハイジ」では、早稲田大学文学部教授松永美穂さんが徹底して平板発音されていて、ホッとさせられるとともにとても嬉しくなりました。司会者のうち局アナウンサーの安部みちこさんは残念ながら起伏ばかりでしたが、タレントの伊集院光さん平板2回・起伏3回と混在していました。松永さんにつられた部分もあるかもしれませんが、今後もできれば平板を基本としていただければなあと思います。
 学識経験者でもアニメに理解がある方は平板発音が普通であることを示しています。もっともっと増えてほしいものです。

 NHKセミナー・20世紀の群像
   https://youtu.be/MB2DctjnsAk


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