2026年3月31日火曜日

アニメジャパン(解説)

 引き続いて、各種ステージのうち配信(YouTubeで無料公開のもののみ)で視聴したもののうち、「アニメ」の発音機会があったものを解説します。


 業界人の方々。アニプレックスの有名プロデューサー高橋祐馬さんは、相変わらずで、現在は本当に起伏ばかりになってしまっています。業界でも業績が良く大変目立つ企業なので、業界人としての自覚を一層強く持ち、きちんと平板発音していただかないと困ります。東宝アニメーションの宣伝プロデューサー下山亮さん起伏。宣伝プロデューサーは、直接関わる相手は素人(業界関係者以外)が大半なので特に意識していただかないと本当に困ります。その他の方々(バンダイナムコグループの小形尚弘さんもりばやし(?)さん、監督の福田雄一さん)は問題なく当然に平板なのでホッとします。

 局アナウンサーの方々。日本テレビの伊藤遼さんは、「アニメオタク」と自己紹介されているほどですが、相変わらず起伏でがっかり。アニメ好きを公言するならもう少し意識していただきたいものです。

 フリーのアナウンサー・ナレーター・司会者(タレントを含む)の方々。松澤ネキさんは、起伏基調で平板も若干混在でした。森遥香さんは、徹底して起伏発音。過去投稿にもあるように以前は平板基調だったので、大変残念な思いです。宇垣美里さんは、視聴した範囲では起伏のみで残念です。市岡彩香さん佐藤仁美さんは、起伏基調で平板も若干混在でしたが、普段は平板でその習慣がちょっと露呈したのかもしれませんが、遠慮なく平板発音を徹底していただけるようになることを望みます。また、天津飯大郎さんは、今回視聴した中では平板基調の中で起伏も混在でしたが、2日目が起伏(気味)のみだったのが気になります。まさか誰かに指摘されて起伏のみに改めたわけではないと信じたいですが。クールコポのせんちゃんが徹底して起伏だったのは、残念ですが仕方ないです。普段はアニメに全く馴染みのない方々が業界関係者の発音に引きづられるのは(本来は当然なことなので)大目に見るしかありませんから。

 アーティスト(音楽関係者、タレント)の方々。個別ステージ(DMMピクチャーズ)の「キルアオ」。主題歌担当はいずれも韓国のグループで、私にはメンバー個人を正確に特定できませんでしたが、OP担当の女性4名グループのaespaのうち2名とED担当の男性6名グループRIZEのうち2名が、それぞれ起伏1回のみ・平板1回のみと発音が異なっていたのは、単なる偶然としても、外国人でも自然に平板発音できる方々が普通に存在することの証左として嬉しいですが、逆に言えば日本人の発音に引きづられて起伏発音してしまっているとしたら忸怩たる思いがあります。嬉しかったのは、SnowManの佐久間大介さん。とても自然な発音で平板2回のみ。本物のアニメファンならこうでなくっちゃというお手本みたいで、ホッとしますし、好感度も高いままです。また、アンバサダーである櫻坂46のメンバーのうち、(就任コメント映像では的野美青さん起伏3回のみに対し、) 全体ステージでは谷口愛季さん平板1回のみということで、メンバー間でアニメの話はあまりしないのかもしれませんが、できれば平板発音でまとまっていただけると嬉しいですね。

 司会またはゲスト登壇された声優の方々。
 起伏のみだったのは、諏訪部順一さん花江夏樹さん鬼頭明里さん榎木淳弥さん田中真弓さん中井和哉さん木村昴さん中村悠一さん藤井ゆきよさん会沢紗弥さん内田雄馬さん阿座上洋平さん飯塚麻結さん石上静香さん日笠陽子さん小林親弘さん潘めぐみさん川井田夏海さん小林裕介さん江口拓也さん種﨑敦美さん朝井彩加さん豊田萌絵さん山下誠一郎さん石谷春貴さん・結川あさきさん内山昂輝さん小桜エツコさん小村将さん稲垣好さん関根明良さん中林新夏さん千葉翔也さん和氣あずみさん和泉風花さん
 平板のみだったのは、山下大輝さん小原好美さん加隈亜衣さん天﨑滉平さん寺澤百花さん安済知佳さん永瀬アンナさん伊瀬茉莉也さん宮本侑芽さん
 起伏平板が混在したのは、春瀬なつみさん大塚剛央さん梶裕貴さん高橋李依さん儀武ゆう子さんMachicoさん
 圧倒的多数が起伏のみだったのは由々しきことです。以前は平板だったのに今回は(発音機会が1回のみだとしても)起伏という方々にはやはりショックを受けますが、その逆の方々もありますので一喜一憂ではあります。息継ぎの関係などでたまたま平板が1回あるのみという場合もあるでしょうが。以前と変わらず平板のみだった方々も若干いらっしゃいますし、一時は混在していたのが今回は平板のみだと「この方はやはり普段から平板発音されているのだろうなあ」と好感を持つことになりますし、徹底して平板発音していただけるよう応援したくなります。

 以上です。「結局は個人」な情勢は変わりありませんが、以前よりも起伏発音化の圧力が強まっている感じがする昨今、何とか平板発音を耳にできる機会が増えてほしいものですね。アニメ界隈は本当にイベント過多で、声優さん同士などでも互いに影響しあったりもするでしょうから、予断を許しません。アニメ界に関わる方々全てが、「アニメは元々平板発音が正統」ということをどれだけ理解していただけているかが肝です

アニメジャパン(データ)

  去る3月28・29日に東京ビッグサイトでパブリックデーが開催された「アニメジャパン」。
 今回は、公式企画「Production Works Gallery」のテーマが個人的に大変関心ある「プロデューサー」だったため、ほぼそのためだけに1日目だけ直接参加。全体ステージで興味のあるものはほぼ全て配信(YouTubeなど)で視聴可能なためです。各ブースも一通り周回し、直にメッセージ等を読める良さ(例:15周年のインフィニット)も感じましたが、総じてわざわざ足を運ぶ価値はほぼ無い感じ。パブリックデーでのビジネス系ステージが復活しない限り直接参加はもう無さそう・・・と思っていたら、次回・次々回は何と大阪開催!(雰囲気も大きく変わりそうなので、次回は直接参加するかも。)

 一般入場待機列も、9時50分到着なのに予想よりもかなり早く11時10分に入場できてしまい、参加者が減ったのかなあとも感じました。待機列での他の参加者の「アニメ」の発音も、私が耳にした範囲では全員平板のみだったので、気分良く入場。
 一方で、会場スタッフの「アニメ」の発音は、特に前述の「Production Works Gallery」が印象的。起伏ばかりの人や、平板基調なのに周囲に引きずられるのかたまに起伏になる人など、なかなか平板発音が自然に定着していなことに危惧を抱かざるを得ませんでした。

 事前の公式映像では、キャッチフレーズの「アニメのすべてがここにある」のナレーション担当声優のお二人(梶裕貴さん早見沙織さん)がいずれも徹底して起伏なのが、本当に本当に残念です。どうか平板発音にしていただきたく切に希望します。また、下記の個別ステージにある「アニメとススメ」映像内が徹底して起伏なのは違和感を禁じ得ません。「アニメ」「ススメ」とも平板にすればゴロも良くなり自然な発音のフレーズになるのに。


 各出展ブースの個別ステージは、ほとんど観ていませんが、帰宅後に配信(YouTube)でごく一部(以下のもののみ)視聴しました。
 KADOKAWA「死亡遊戯で飯を食う。」
   司会の声優宮本侑芽さん   平板1回のみ
 KADOKAWA「ようこそ実力至上主義の教室へ」
   司会の声優千葉翔也さん   起伏1回のみ
 KADOKAWA「淡島百景」
   司会の声優儀武ゆう子さん  起伏3回・平板1回 
   ゲストの声優中林新夏さん  起伏1回のみ
 dアニメストア「アニメとススメ」
   司会の市岡彩香さん     起伏8回・平板2回
   ゲストの声優和氣あずみさん 起伏2回のみ
   ゲストの声優Machicoさん  起伏7回・平板1回
   「アニメとススメ」映像内  起伏のみ
 DMMピクチャーズ「キルアオ」
   司会の佐藤仁美さん     起伏1回のみ
   ゲストの声優和泉風花さん  起伏1回のみ
   ゲストのタレント佐久間大介さん 平板2回のみ
       OPアーティストのaespaの1人 起伏1回のみ
         OPアーティストのaespaの1人 平板1回のみ
   EDアーティストのRIZEの1人   起伏1回のみ
         EDアーティストのRIZEの1人   平板1回のみ
   DMMピクチャーズ「「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます」
   司会の佐藤仁美さん     起伏平板1回
   

 独立した全体ステージ(REDステージ・GREENステージ・BLUEステージ・WHITEステージの4種類があり、BLUEステージ・WHITEステージの後方のみが無料の立席となる以外は、全て事前抽選)は、YouTubeで無料アーカイブ(生配信後も一定期間視聴可能)で観られるもののみを全て完全視聴しました。そのうち、「アニメ」の発音機会があったステージを全て取り上げます。
 








 
長くなりますので、今回はデータのみとし、すぐ続いて別件で解説します。



 

 



2026年3月26日木曜日

続・「アニメ」と「コミケ」

 去る3月1日にNHK総合で放送の「ぼくらのコミケ史・好きが紡いだ50年」。コミケ(コミックマーケット)自体を詳しく取り上げたドキュメンタリー番組の中で、これまでにないくらい詳しく全般的に取材して制作された45分番組です。昨年12月30・31日に開催されたコミケ107でも、前日29日の設営から最終日の反省会まで取材し続けたようです。私も、反省会会場で出くわしました(映り込まない位置にいるように意識したため、番組では一切映っていません。)

 「アニメ」の発音機会があったのは、出演者では4名のみ。プロのコスプレイヤーであるえなこさんは、起伏1回のみ。アマチュアのコスプレイヤーである三橋くんさん(女性)は、平板1回のみ。評論家でコミケサークル参加経験もある宇野常寛さんは、起伏1回のみ。ビデオ出演(1987年1月12日にNHK総合で放送された「にっぽん列島ただいま6時・コミックマーケット全ぼう公開」)の前代表の故・米沢嘉博さんは、平板1回のみ。なお、ナレーションの声優上坂すみれさんは、起伏6回のみ(ちなみに「ゲーム」は起伏2回のみ)。
 「コミケ」の発音機会があったのは、出演者では10名のみ。共同代表の筆谷芳行さんは、平板3回のみ。いずれもサークル参加経験者ですが、漫画家の島本和彦さんとニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんとアニメ・特撮研究家の氷川竜介さんはいずれも起伏1回のみで、評論家の宇野常寛さん起伏3回のみで、Vtuber姿の男性(?)平板2回のみ。いずれも一般参加者(と思われます)ですが、プロのコスプレイヤーであるえなこさん起伏1回・平板2回、アマチュアのコスプレイヤーである三橋くんさん(女性)は平板2回のみ、リトアニア人男性は(日本語で)平板1回のみ。スタッフ参加者ですが、関西の鉄道会社社員でもある北岡悟さん平板1回のみ。なお、ナレーションの声優上坂すみれさんは、徹底して平板(通算43回)のみ。
 ちなみに「コミケット」は、共同代表の安田かほるさんが「コ」にアクセントあり1回、共同代表の筆谷芳行さんとナレーションの声優上坂すみれさんが「ケ」にアクセントあり各1回。

 こうしてみると、「アニメ」については、まだ若い(20代半ばと思われます)三橋くんさんがしっかり平板発音してくれているくらいで、何ともやりきれない気分です。それだけに、約40年前(!)の1987年に元代表の米沢(米澤)さんが当然のごとく平板発音していたことが、視聴者の皆様に「昔は平板発音が当たり前だったことの証左」として印象付けられればなあと切に思います。一方、「コミケ」については、昔からサークル参加などでコミケと関わりの深い方々は伝統的な起伏発音をきちんとしてくれていますが、若い世代はスタッフ・サークル・一般の区別なく平板発音が浸透してきているようで、日本語の典型的な傾向が表れていますね。本当に、「コミケ」の平板化は驚くほど進行しており、取材などを通じて発音指導があったのか、ナレーションが徹頭徹尾平板発音だったことには衝撃と違和感を抱かざるを得ません。もともと平板発音から始まった「アニメ」と、もともと起伏発音から始まった「コミケ」とが、完全に逆転してしまっている現状を突きつけられてしまいました。このまま進行することには大いに抵抗を感じます。何とかならないものでしょうか。せめてコミケ参加者の間では、「アニメ」「コミケ」は同じアクセント(起伏どうしまたは平板どうし)であってほしいです。ちょうど三橋くんさんのように・・・。それこそ、コミケ参加者の多数派が「アニメ」を平板発音してくれていれば、発音指導のような雰囲気で自然に、ナレーションでも「コミケ」と同様に「アニメ」も平板発音されていたかもしれないですから。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2026年3月14日土曜日

音楽関係者など 10

  ここ1年ほどの音楽関係者(声優も一部含む)を中心にまとめます。


 NHK総合で放送中の「プロフェッショナル・仕事の流儀」。
 8月26日放送回は作曲家の牛尾憲輔さん。残念ながら起伏1回のみ。昨年2月のアニメ「チ。」関連のインタビュー番組では起伏平板が混在でしたが・・・。アニメ音楽に関わる方々は、どうか意識して平板発音していただきたいものです。ナレーションの橋本さとしさん貫地谷しほりさんも、以前からと同様に起伏ばかりでした。


 CSのAT−Xで放送中の「Club AT-X」。
 1月3日初回放送ゲストの小野正利さんは、起伏7回・平板4回。元々は平板発音されてきた方なのだと推察しますが、司会の声優鈴木達央さんがほぼ起伏ばかり(今回も起伏2回のみ)のため影響を受けているのかもしれませんね。


 BS11で放送中の「Anison Days(アニソン・デイズ) 」。

 起伏2回のみは、4月18日ゲストのRYTHEM(女性デュオ)のうち発音機会があったYUKAさん7月25日ゲストの(声優でもある)岬なこさん
 起伏1回のみは、5月23日ゲストの野田愛実さん、8月10日ゲストの声優大橋彩香さん、9月12日ゲストのARCANA PROJECT(女性6人組)のうち発音機会があった相田詩音さん蔀祐佳さん、9月19日ゲストのangelaのATSUKOさん、10日3日ゲストのAVAM(女性7人組)のうち発音機会が唯一あった小鳥遊あみさん、1月16日ゲストの≒JOY(指原莉乃プロデュースの女性アイドルグループ)のリーダー小澤愛実さん
 起伏1回(「ニ」にアクセント)のみは、10月17日ゲストのMindaRynさん

 平板3回のみは、12月12日ゲスト(一昨年12月放送分の再編集版)のももいろクローバーZのうち発音機会が唯一あった玉井詩織さん
 平板2回のみは、10月10日ゲストのfripSideのリーダー八木沼悟志さん
 平板1回のみは、8月22日ゲストの声優佐々木李子さん、9月19日ゲストのangelaのKATSUさん、10月31日ゲストの三月のパンタシア(複数のクリエイターによる音楽プロジェクト)のボーカル担当みあさん、11月21日ゲスト(昨年3月7日ゲスト時の未公開部分)の声優内田彩さん、11月28日ゲストの大槻マキさん、1月9日ゲストの声優岡咲美保さん、1月30日ゲストの  Do As Infinity(作曲家澤野弘之も共同作業者として関わる男女2人組バンド)の伴 都美子さん、2月3日ゲストの福山芳樹さん

 起伏平板各1回は、11月7日ゲストの丁さん、2月13日ゲストの声優寺島拓篤さん
 起伏6回・平板1回が、3月13日ゲストのSEAMOさん

 ちなみに、司会の森口博子さんは、起伏1回のみの小澤愛実さんの回で起伏2回のみ、完全に起伏基調のSEAMOさんの回で起伏1回のみの一方、起伏平板混在の寺島拓篤さんの回では平板1回のみでした。
 また、司会の酒井ミキオさんは、徹底して平板の八木沼悟志さんの回で平板1回のみでした。



 まあ、一喜一憂させられますねえ。過去投稿では平板だったYUKAさんやMindaRynさんが起伏に変わってしまっているのはショックな一方、一時起伏基調になりかけた佐々木李子さんや内田彩さんや岡咲美保さんや福山芳樹さんが1回のみとはいえ平板に戻っているのは嬉しいです。以前と変わらず平板が徹底している八木沼悟志さんやKATSUさんや酒井ミキオさんにはホッとさせられますし好感を持ち続けています。玉井詩織さんが徹底して平板だったのも、少し意外でしたが、大変嬉しかったですし好感度が高まりました。また、同じグループ(ユニット)で2人だけで長年活動し続けていながら、angela(ATSUKOさん、KATSUさん)は、どちらか一方にまとまることがないのが不思議です。もちろん、まとまるなら平板の方でないと困りますが。

 総じて、司会者の影響は無視できないと思われますが、少なくとも元々平板発音されてきた方々は、迷わず平板発音を貫いていただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2026年2月28日土曜日

業界人 7

  ここ1年間ほどのテレビ番組の感想で、アニメ業界人(製作または制作に直接関わる方々で、声優などアニメ専業でない方々を除く)を中心にまとめます。


 CSのAT−Xで不定期放送中の業界人インタビュー番組「松倉家」。司会の松倉友二さんは、アニメ制作会社J.C.STAFF のチーフプロデューサーで、手がけた作品数は業界随一と言われる方です。
 昨年7月放送の第15・16回は、脚本家。「コードギアス」シリーズなどの大河内一楼さん平板10回のみ、その友人で「機動戦士ガンダムSEED」などの吉野弘幸さん平板8回のみ(他にやや起伏気味が1回)。司会の松倉友二さんも、平板8回のみと徹底していました。ホッとしました。
 昨年10月放送の第17・18回は、「プリキュア」シリーズのプロデューサーで、大阪の朝日放送グループの企画会社(本社は東京)であるABCアニメーション所属のお二人。多田香奈子さん起伏気味4回・平板4回、西村舞音さん起伏気味3回・平板1回。お二人とも、前編当初に起伏気味だったのが中盤以降は平板になったのに、後編では起伏基調。司会の松倉友二さんでさえ、平板21回のほか、お二人につられたのかやや起伏気味が2回ありました(ちなみに「ゲーム」は平板1回のみ)。アシスタントの八木美佐子さんも、番組内で顔出し出演時の発音は、過去投稿で平板が増えつつあったのに今回は起伏1回のみ。少し不安になりました。

 昨年8月15日にNHKBSで放送の「アニメ夜話2.0〜進撃の巨人」。ナレーションの局アナウンサー宮﨑あずささんこそ起伏1回のみでしたが、音響監督の三間雅文さん平板1回のみ、監督の林祐一郎さん平板1回のみ(ちなみに「ドラマ」も平板3回のみ)でした。ただし、「コードギアス」シリーズなどの監督谷口悟朗さんは、過去投稿と同様で起伏1回のみ。大変残念です。前述の大河内一楼さんと話す機会も多いはずなのに、どうしてこうも対照的なのですかねえ。

 業界人の中にも起伏発音者がじわじわ増えていきかねないので、何とかならないものですかねえ。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2026年1月31日土曜日

外国人 6

 ここ半年間ほどのテレビ番組で視聴した単独語としての「アニメ」の発音について、特に外国人の事例をまとめて取り上げます。


 昨年5月24日にNHK総合で放送のドラマ(2023年配信版のテレビ用編集版)「エンジェルフライト」の第4話「アニメに憧れたベトナム人技能実習生」。ベトナム人グエン・ティ・スアン役のリエンさん起伏平板各1回、その同僚のベトナム人女性(役名等は不明)は起伏1回のみ。

 昨年7月12日にテレビ東京系で放送の「緊急迎撃作戦!・アニメ「怪獣8号」第2期放送記念特番」。OP主題歌を担当したノルウェー人女性アーティストのオーロラさんは、英語でしたが平板1回のみ。

 昨年9月23日にNHK総合で放送の「最深日本探求〜コミケ」。タイ人女性でメディア文化学者(青山学院大学 総合文化政策学部 准教授)のヴィニットポン・ルジラットさんが、「アニメ」についてきれいな平板発音を披露。また、「コミケ」については起伏5回・平板気味1回。とても自然な感じで嬉しかったです。

 昨年10月4日にBSテレ東で放送の「ワタシが日本に住む理由〜茨城県大洗町」。オリジナルアニメ「ガールズ&パンツァー」の聖地として定着している大洗町ですが、在住3年目という32歳スペイン人男性セルヒオ・マテオ・アランダさんが、起伏10回・平板5回(最初は起伏。ちなみに「ドラマ」は当然に起伏1回のみ)。司会の高橋克典さん起伏平板各3回と拮抗しました(最初は起伏発音でしたがアランダさんに合わせたのか平板発音を連発されました)が、アシスタントの局アナウンサー繁田美貴さん起伏4回のみ、ナレーションの遠藤葵さん起伏7回のみで残念。ちなみに、別の男性ナレーション(氏名不詳)平板1回のみ、地元の有名書店「江口又新堂」店主の江口文子さん(69歳)は当然に平板2回のみでしたが、日立市から転居(日本国内なので「移住」は誤り)した民宿経営の女性難波華園さん起伏2回のみ。同じ転入者でも平板発音への馴染み方が異なるのは何とも言えませんが、外国人が日本人の悪い見本に合わせるようなことがないことを願うものです。

 昨年10月5日にテレビ東京系で放送の「THEカラオケバトル〜世界が熱狂した!国民的アニメソング歌うま王決定戦」。インタビュー出演していた素人のうち2名(台湾人男性、在日3年目というオーストリア人女性)がいずれも起伏1回のみ。

 昨年11月28日にNHKBSで放送のドキュメンタリー「なぜ”原画”は海外へ〜漫画・アニメ文化の行方」。発音機会があった外国人は3名のみ。素人(氏名不詳)の男性が英語で平板1回のみ。男性YouTuberのマイケルさんが英語で平板5回のみ。世界最大の収集品オークション会社ヘリテージ・オークションズ・ジャパンのアニメ部門責任者のビル・キングさんがやや起伏気味1回のみ(ちなみに「マンガ」は起伏1回のみ)。

 1月1日にNHKBSで放送の「COOL JAPAN〜世界が驚いたこれぞニッポンのNEWS・新春スペシャル2026」。忍者に関する話題でフランス人男性のニコラ・セラファンさんが英語で平板1回のみの一方、絵文字に関する話題で中国人女性のシュエさんが英語で起伏2回のみなのは残念。司会の鴻上尚史さんが久々に(ニコラさんに合わせるような感じで)自然な平板発音を披露してくれたのが嬉しかったですね。


 総じて、素人も研究者もビジネス関係者もタレントも区別なく、自然な平板発音を(日本語・外国語問わず)披露してくれる外国人の方々は大勢いるのです。だからこそ、日本人の側も、「良い手本」になるように平板発音を積極的に行なっていただければと思うわけです。最近は、日本国内のアニメ聖地などを直接訪問する外国人や、配信でアニメを視聴する(しかも字幕で日本語音声に直接接する)外国人が大幅に増えているわけで、どんな影響を日本人の発音から受けるか大いに不安を感じています。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2026年1月1日木曜日

コミケ107参加報告

  昨年12月30・31日に東京ビッグサイトで開催された同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ107)のサークル参加報告をさせていただきます。


1 概要

 コミケ91からの毎回参加で、通算14度目のサークル参加(他に別サークルへの委託参加も2回あり)、11度目の「評論・情報」ジャンルで、2日目(12月31日(水))東5ホールソ−26a」です。

 2種類あり、全て無料です。

 既刊(準・新刊)は、「アニメ」の発音問題に関する評論本アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」(以下「完全版」)。Q&Aなど当ブログでは直接そのままの形では公開していない内容も含んでいますが、間接的には各投稿の中で触れている内容がほとんどです。なお、2023年12月(総集編のオンデマンド本と同時)発行したものが最終形のつもりでしたが、開催約1か月前になって、後述のシリーズ本作成のためのビデオ鑑賞で重要な客観的証拠(テレビアニメ「魔法のプリンセスミンキーモモ」第43話)を発見してしまったため、さんざん悩んだ末、(スペースが無いため)欄外に追記を行うことにしました。ついでに、今後の増刷のことも考えて、2箇所ある「2021年の現在」を「2025年の現在」に改めました。他には、奥付を直した以外の変更はありません。そのため、「準・新刊」とし、見本誌もまた提出しました。
 新刊は、個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきた第12弾「作品編⑦(以下「作品編」)。「作品編④」からは、時代順に、これまで取り上げていない全作品を対象に、できるだけ多くの作品の感想・個人的エピソードを語るものです。シリーズ物は(ガンダムシリーズなどのように一部例外はありますが)、最初の作品の発表年(「初出年」)を基準に、その後の続編なども一括して取り上げます。テレビ版、劇場版、OVA版、配信版など全てで、海外作品やアート系作品も例外なく取り上げます。ただし、実写合成やモーション漫画などは、基本的に除外します。
 この他、別紙の自己紹介ペーパー「TAL版勝手にアニメ大賞」(2025年冬版)(以下「ランキング」)は作品編に、「ブログ投稿タイトル一覧」は完全版に、それぞれ挟み込む形にしています。基本的に、完全版のみを入手する方はいないと考え、全員の方が作品編は必ず入手するならば、わざわざ別に置く形にする必要がない、と割り切ったためです。


2 事前準備

 既刊(準・新刊)は、計61部(一般参加者頒布用18部+訪問サーク贈呈用40部+準備会提出用見本誌+私個人の保存用+新刊(前回、今回)と併せて友人に郵送するための分1部)ミケの約2週間前の12月19日(金)にキンコーズで印刷。
 付録として挟み込むブログ投稿タイトル一覧は、12月26日(金)に60部(ただし見本誌には挟み込まない)をキンコーズで印刷。前回同様、5頁しかないため中綴じにはせず、B5判両面3枚(全6頁のうち1頁は白紙)を二つ折りにして(滑り落ちにくいように)真ん中部分の頁を挟み込む形です。薄いため尖りやすいホッチキス部分に怪我防止用のセロテープを貼り付けるところまで、今回はキンコーズで実施しました。

 新刊は、計21部(一般参加者頒布用18部+準備会提出用見本誌+私個人の保存用+前回夏コミ分と併せて友人に郵送するための分1部)。訪問サークル贈呈は行いません。ミケの約1週間前の12月26日(金)にキンコーズで印刷。
 付録として挟み込むランキングは、同じ部数(ただし準備会提出用ではなく予備)を同日にキンコーズで印刷。一般参加者頒布用18部への挟み込み作業も、今回はキンコーズで実施しました。


3 当日の流れ

 当日のサークル入場受付はエントランスホール入口から8時50分に入場サークルスペースへの到着はいつもと同じ9時ちょうど。見本誌提出専用袋の投函もすぐに済ませ、食事完了は9時35分、設営完了は10時10分。「ブログ投稿タイトル一覧」が新刊の束の中に混入していたのをその場で発見し安堵(前日のサークル贈呈では、自宅へ忘れてきたと勘違いして挟み込み・配布を断念。当日は、サークルスペースの掲示に「事情により今回は無し」と大きめの付箋等で訂正するつもりだったのです。)。二つ折り&挟み込み作業も、41部(一般参加者用18部+当日サークル贈呈用残部23部)のみで済むため10分弱で完了。サークルスペース掲示物は、前回同様、下地に貼り付けた時のまま(張り替えずに)流用しました。もちろん、今回のスペースナンバーの上から切り貼りのほか、「既刊」用全体に「準・新刊」用として上から切り貼りを行いましたが、全て自宅で作業済のため、今回もただ広げるだけで済みました。ホント楽ですねえ。



 経過は次の通りです。

 10:30 コミケ開始時刻。離席
       既刊18
部、新刊18を置く。
       訪問サークル贈呈用既刊(本日分23部全て)を携帯
      
 13
:10 残り既刊1部、新刊1部確認
        (つまり17部・17部が捌けた!) 
       サークルスペース前に2名

 13:15 既刊・新刊とも残部0
       (2名のうち1名が、立ち話後に入手)

 13:25 離席

 15:20 完全に帰席(訪問サークル贈呈用も)

 15:45 撤収作業開始(大半は購入同人誌の整理)
              
 16:00 コミケ終了時刻。拍手後すぐに撤収
       


4 感想

 角地(いわゆる「お誕生日席」)の後ろ隣の配置で、右隣が空いているのはとても助かります。初めてではありませんが、配置としては悪くないです。一般参加者の午後入場は13時前後になるため、ほぼ全てを午前入場者が入手されたようです。予想よりも早かったですが、2日間ともサークル参加の場合でもない限り部数を変えるつもりはありません。
 最初の帰席時に最後の1冊ずつのみ、というのは理想的かもしれません。予定よりも遅くなり、万一既にゼロだったりしたら、と不安でした。いつ頒布終了したか隣接サークルに確認するしかないわけですが、特にお願いしていないので分からずじまいになる恐れがあったためです。しかも、目の前に2人も立っており、「最後の1冊ですよ」と強く勧めることができました。1人は若い男性で、内容に興味が持てないのか、立ち読みだけでした。もう1人は私と同じか少し下くらいの世代の女性で、結構興味を持ってくれそうでした。具体的な作品について立ち話が弾み、「アニメ(自然な平板発音!)を観るのを馬鹿にされた時代を経験しているので」といった趣旨の発言もされました。既刊本執筆時のこともお話ししました(「一番最初の本は怒りにまかせて書いた面はあります。だいぶ直したけど。」など)。最終的には入手されましたので、良かったです。若い方々にももちろん知っていただきたいのですが、同世代の方々と共感し合えるのも本当に「交流」の喜びです。かろうじて「一般参加者との交流ゼロ」にならなくて、サークル参加者としてホッとしました。もちろん、本来はもっと多くの方々と交流すべきなのですが。

 両隣のサークルさんとの交流は、右隣とは向きが90度異なるうえ隙間も空いているため困難ですが、左隣とは同じ机を共有する形なので、ほんのわずかな会話は一応ありましたが、本当はもう少し交流したかったでね。硬派な評論本を発行し続けており、私もほぼ毎回購入している(私の顔は覚えられてはいないはず)し、いつもはもっと年配(70歳近いはず)でさらに硬派な評論サークルさんといつも隣り合っていたサークルさんです。今回、その年配の方が参加されておらず(ひょっとして引退)代わりに私のような感想文レベルのヤワな評論本しか出していないサークルでは申し訳ないような気さえしていました。その年配のサークルさんのことや、共通している押井守作品関連の話などもできればしてみたかったのですが、私の本には特に興味を持っていただけなかったようです。ちなみに、既刊(準新刊)については、アンケートにご協力いただいたサークルさんの一つなので合本再構成前の報告書をお渡し済みなのですが、それからかなり改訂しているのでお渡ししても良かったかもしれませんが・・・


5 今後

 次回は、1993(可能ならば1994)年までの見込みです。今回で学生時代の作品をほぼ網羅した形になり、次回からはほぼ社会人時代(1986年〜)の作品ばかりとなります。今年3月末で仕事を辞めて「完全リタイア」「悠々自適()の自由な生活」に入ります。時間も一応たっぷり取れるので、長寿作品なども問題なく再鑑賞・感想執筆できそうです。
 8〜9年間とかなり長いですが、ちょうど「第2次アニメ離れ」の時期とぴったり重なり、視聴(録画保存)作品も少なめなので大丈夫です。既に取り上げた「エスパー魔美」「美味しんぼ」「21エモン」は当然対象外です。既に執筆済みの作品はもうありません。まだまだ長めの作品が多い時期なので、1作品1作品は時間がかかりますが、全く心配はありません。比較的大変そうなのは、「機動戦士ガンダムZZ」「機動警察パトレイバー」「Y A W A R A!」「私のあしながおじさん」「SLAM DUNK」(1994年までならば「ママレード・ボーイ」も)などですが、「セーラームーン」や「クレヨンしんちゃん」もそれなりに時間がかかりそうですし、「きまぐれオレンジ☆ロード」「アニメ三銃士」「ふしぎの海のナディア」「金髪のジェニー」なども侮れません。劇場作品でも、スタジオジブリ作品をはじめ結構あります。海外では「アラジン」くらいですが、アート系で川本喜八郎や岡本忠成もまとめて取り上げるかもしれません。
 あれあれ・・・ケッコウな作品数ですねえ・・・まあ、4月からは「毎日が日曜日」な生活だし、大丈夫でしょう!!


2025年12月28日日曜日

ビストロボイス

  NHK教育でこの10月からレギュラー放送が始まった「ビストロボイス」。司会の声優山寺宏一さんが、声にまつわる話をゲスト2名と対談したり、専門のボイストレーナーが科学的・技術的に分析解説したりする番組です。

 過去投稿で既に一度(第1・2回を)取り上げていますが、第3回以降の分をまとめて取り上げます。ゲストは、結局は本職の声優が多い感じになっていますが、単なる「声優番組」に陥らず俳優等(ただし、これまでのところは過去に声優経験のある方々ばかり)もある程度出演しているのが大変良いです。マルチな活躍をされている山寺宏一さんの人脈もあるのでしょう。単独語としての「アニメ」の発音機会があった方のみを取り上げます。


 本職の声優でない方々では、俳優の吉田鋼太郎さんのみですが、平板1回のみ。声優経験があり、かつ、声優へのリスペクトもある方は、やはり違いますね。まあ、昔は一般芸能人の方々でもこれが普通だったのですがね。
 本職の声優の方々は、見事に別れましたね。
 中尾隆聖さんは、平板1回のみ。過去投稿で取り上げたナレーション関係と変わらない大ベテランらしい発音で嬉しかったです。アニメ作品本編中で起伏発音されたことがありますが、製作委員会からの指示があったらしいです。
 山口勝平さんは、平板1回のみ。過去投稿でも(起伏発音されることもありましたが)元々は平板発音されている方なので、ホッとしました。
 釘宮理恵さんは、「ニ」にアクセントを置く形の起伏2回のみ。折笠富美子さんも起伏気味1回のみ。お二人とも声優歴30年近い方ですが、若手からの悪影響を受けているのかもしれません。
 水樹奈々さんは、起伏2回のみ。過去投稿にもあるように最近は平板発音をされることも増えていた感じがしますが、今回はほぼ同期の釘宮さんや折笠さんと同様で残念です。
 佐倉綾音さんは、起伏1回のみ。過去投稿にもあるように私の知る限り1回だけ平板発音されるのを耳にしたことがありますが、基本的には起伏発音ばかりの方です。逆に、早見沙織さんは、平板1回のみ。過去投稿にもあるように起伏発音ばかりの方ですが、今回初めて平板発音されるのを耳にできて、嬉しい驚きです。お二人とも、変わる可能性はあることがわかりましたので、今後はできる限り平板発音になじんでいっていただきたいと切に思います。

 司会の山寺宏一さんは、徹底して平板発音を披露されており、大変嬉しいですし、ホッとさせられました。ちなみに、「ドラマ」も通算4回とも平板でした。去る10月5日にテレビ東京系で放送の「THEカラオケ⭐︎バトル〜世界が熱狂した国民的アニメソングSP・歌うま王決定戦」でナレーションを担当されていましたが、起伏18回のみと徹底して起伏発音を披露されていただけに、大変不安だったのです。現場で指導があったのかもしれません。「ビストロボイス」はご自分がホストを務める番組なので、自由にやらせてもらえているのかもしれませんが、普段からの発音が自然に出ているのでしょう。知名度も高い方なので影響力が大きいため、どうか、番組にかかわらず平板発音を徹底していただけたらと切に思います。
 インタビュー出演の音響監督三間雅文さんは、通算で平板4回のみ。現場の音響責任者なので当然ですが、声優さんへの指導も徹底していただければと思わずにいられません。

 ボイストレーナーの長塚全さんは、第3回以降の通算で起伏3回のみ。ちなみに、「ドラマ」は起伏2回・平板1回。アニメ関連のゲストも多いので、山寺さんを見習って「アニメを」平板発音していただけると嬉しいです。
 ナレーションの局アナウンサー千葉美乃梨さんは、第3回以降の通算で起伏3回のみ。最近のNHKは、本当にダメですねえ。


 来年以降も続くようなので、しっかりチェックしていきたいと思います。もちろん、内容的にも大変興味深い番組なので、毎回とても楽しみにしています。当番組出演をきっかけに山寺さんを見習って平板発音の機会が増えるような方々がどんどん出てくることを願っています。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年12月20日土曜日

名古屋にて

 去る12月12〜17日の6日間、名古屋で「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」(略称ANIAFF)が開催されました。要するに、国際的なコンペを行うアニメーション映画祭です。
 名古屋地区では、民間企業主導で学生作品主体の「デジタルアニメーションフェスティバルNAGOYA」が、1999年の名古屋商工会議所が主導の「ジャパン・デジタル・アニメーション・フェスティバル」から名称などを変えながらほぼ毎年継続中です。今回は、自治体主導で長編主体とするほか、アニメ企画会社のジェンコが中心となり「企画構想段階」のクリエイター同士の出会いも重視するものだそうです。「広島国際アニメーションフェスティバル」亡き今、新潟で長編映画主体のアニメ映画祭が定着していますが、「企画」にスポットを当てる点が新しいですかね。また、日本アニメーション学会も関与しており、アカデミックな側面も少しあるようです。
 私自身は、名古屋でのアニメ映画祭的イベントとしては、2016年12月に開催された「第3回デジタルコンテンツ博覧会NAGOYA」内の「国際デジタルアニメーションフェスティバルNAGOYA2016」以来、ちょうど9年ぶりの参加となります。13〜15日のみの参加で、参加した公開セミナー(トークショー)など3本で単語としての「アニメ」の発音機会がありました

 13日(土)開催の「アニメ制作者の労働環境」。日本アニメーション学会との唯一の連動企画で、日本アニメーター・演出協会(JAniCA)事務局長の大坪英之さん、日本アニメーション学会会長で横浜国立大学教授の須川亜紀子さんが登壇。司会はアニメコラムニストの小新井涼さん。一番関心があったテーマです。文化庁委託事業「アニメーション制作者実態調査2023」(最新の2026は集計中)についての説明がありました。大坪英之さんは、やや起伏気味が3回ありましたが、他の7回は徹底して平板。複合語としての「アニメ制作者」や「アニメ・特撮アーカイブ機構」なども徹底して平板須川亜紀子さんは、やや起伏気味が3回ありましたが、他の5回は徹底して平板。当然の結果ですが、つい起伏気味になる場合がお2人ともあるのが少し気にはなりましたが、すっきりした気分で拝聴できました。
なお、小新井涼さんには発音機会はありませんでしたが、機会があったらどうだったのかは気になりますね。

 14日(日)開催の「マーガレット・M・ディーン×関弘美対談」。Women in Animation(略称WIA、アニメーション業界における女性の課題に取り組む国際組織)代表でアメリカ人のマーガレット・M・ディーン(愛称マージ)さん、東映アニメーションのベテランプロデューサー関弘美さん(私個人としては「明日のナージャ」でお馴染み)の対談。司会は、前述の須川亜紀子さん。マーガレット・M・ディーン(愛称マージ)さんは、全て英語ですが起伏気味2回のみ(ちなみに「マンガ」はアメリカ人には珍しく平板2回のみ)でしたが、やはり「アニメーション」と発音されるのが大半でした。関弘美さんは、平板8回のみで徹底していました。過去投稿と同様で変わりなく、ホッとさせてくれました。

 15日(月)開催の「日本アニメとは何か?いま世界で何が起きているのか」。イギリスの配信会社Anime Limited(アニメリミテッド)の元COOで、現在は講談社シニア・ビジネス・ストラテジストを務める(日本在住の)ジェシカ・ポーさん、細田守さんが設立したスタジオ地図のプロデューサー斎藤優一郎さん、当映画祭のディレクターの一人でアニメ関連のジャーナリストである数土直志さんが登壇。司会は数土直志さんが兼務。ジェシカ・ポーさんは、全て英語でしたが、起伏7回・平板15回で、完全に平板基調(なお、同時通訳の日本人は大半が起伏だったようですが、正確には不明)!。ちなみに、「マンガ」は、起伏1回・平板3回でこちらも平板基調。日本在住のせいか、外国人には珍しく「マンガ」も平板発音されましたね。斎藤優一郎さんは、起伏24回・平板11回で、完全に起伏基調。ちなみに、「映画」は平板4回のみ、「ゲーム」は平板1回のみ。数土直志さんは、起伏19回・平板4回で、こちらも完全に起伏基調。
 愕然としました。外国人のジェシカさんが圧倒的に自然な平板発音を披露してくれているのに、日本人お2人が基本的には起伏発音ばかりなのですから。斎藤さんは、「アニメーション」と発音することにこだわりがあるとのことで、「アニメ」と発音することに慣れていないようでしたが、元々は平板発音されている方と推察します。司会の数土さんが起伏発音を連発されている中でのご判断だったのでしょう。そのためつい自然に本音トークする際には平板発音が出たのだと思われます。数土さんは、これまで耳にした範囲では平板発音されていたように記憶していますが、かつては大学の教壇に、最近は専門学校の教壇に立たれることもあるそうなので、若い学生さんたちに向かってどう発音されるかは、特に今後のアニメ業界を担う若者たちに影響するので心配です。どうか平板基調になっていただきたいものです。

 長くなりましたが以上です。
同時通訳が一般化しているため外国人の生の発音を聴くのが困難な気がしますが、外国人の発音(アクセント)は無視され、通訳者である日本人の普段の発音(アクセント)に変えられてしまうわけで、新たな危惧要素に気づかされました。アニメ業界関係者(この投稿文では、アニメ業界人のほか、アニメ業界に関する批評・解説・論評・報道を行う方々までも含みます)は、正統的な発音である平板発音をどうか徹底していただきたいものです。映画祭のような比較的落ち着いたイベントでも、登壇者から起伏発音を聴かされるのは正直苦痛です。


2025年12月6日土曜日

ミンキーモモ

  「魔法のプリンセスミンキーモモ」は、1982〜1983年に全63話放送されたTVアニメです。ファンタジー色もあるオリジナル作品ということで「何でもあり」のバラエティ豊かな楽しい作風。他作品のパロディもあり基本的にはコメディタッチの作品です。葦プロダクション制作で故・首藤剛志さんなどが中心スタッフでした。アニメファンの人気も高かったですが、実は現在に至るまで全話完全視聴したことは無く、一部回しか知りません。OVA「夢の中の輪舞」も完全録画はできていません。なお、1991〜1992年に制作された続編は未視聴です。

 今回この作品を取り上げるのは、シリーズ本制作のためのビデオ鑑賞作業の中で、意外な発見があったからです。すなわち、作中に「アニメ」制作者が登場し、かつ、本編中で単語としての「アニメ」が発音される回があったのです!!!。1983年1月6日放送の第43話「いつか王子さまが」です。

 実は、「アニメーション」やアニメーター(の卵)が作中に登場する作品としては、1978〜1982年に放送された「銀河鉄道999」がおそらく最初と思われます。しかも複数回あります。1978年12月放送の第16話「蛍の街」(原作に有り)、1982年3月放送の第111話「惑星こうもり」(原作に無し))です。ただし、いずれもアニメーション制作を志す若者で、発音も(原作者の松本零士ご本人同様)徹底して「アニメーション」だけで、単語としての「アニメ」は登場しません。
 単語としての「アニメ」が本編中で発音される作品は、過去投稿で「史上初かも」と記載した1986年3月放送の「機動戦士ガンダムZZ」第1話(発音者はファ・ユィリィ役の松岡ミユキさん、ブライト・ノア役の鈴置洋孝さん。当然に全て平板発音)がありますが、実は「史上初」ではなかったわけです。
 「魔法のプリンセスミンキーモモ」第43話が放送された1983年は、まさしく「アニメブーム」の真っ只中でもあり、オリジナル作品である当作でも取り上げやすかったのでしょう。「アニメ」の時代の始まりですね。

 さて、その第43話ですが、発音機会があったのは3名。ミンキーモモ役小山茉美さん平板1回のみ、シンドブック役田の中勇さん平板1回のみ、そして当回の主役とも言える「王子さま」でアニメーター(コンクール出品用作品を制作中の実質アマチュア)のジョニー役鈴置洋孝さん平板5回のみ。合計7回で全員が徹底して平板発音でした。
鈴置洋孝さんは、偶然にも前述の1986年と両方に関わっていますね。

 至極当然のことですが、かつてのアニメブーム期(1977〜1985年頃)はこれが当たり前だったのです。「まとめ」ページなどにも追記したいくらい重要な事実(客観的証拠)で、もっと早く気付くべきだったと後悔しています。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2025年11月24日月曜日

アクセス2万回

 本日9時30分頃、当ブログへのアスセス総数が通算2万回に達したようです。来月にはひょっとしてとの予想に反して今月達成できてしまいました。まさか定例の投稿よりも早くこの記念投稿をすることになるとは・・・嬉しい誤算です。公開から9年5か月ほどかかりました(1万回突破まで5年7か月ほどかかったのに比べ大幅にペースアップ)が。じわじわと積み上げられてきた結果であり、皆様どうもありがとうございます

 今月のアクセス数は異常なほどです。もちろん過去最高で、昨年7月の1352回に続く2度目の1千回突破です。このペースだと史上初の月2千回突破(例年の丸1年分以上
)もほぼ確実な状況です。一日のアクセス数としても、昨日23日は今年2月20日の228回についで歴代2位となる225回、15日には歴代3位の222回、18日・22日の両日は歴代4位の194回(10月31日は歴代2位(当時)の193回)。とにかく、1日100回突破が計9日(うち12〜16日は5日連続!)、1日200回突破が計3日もあり、異常事態です。昨日23日までの30日間の国別内訳では、シンガポール約860回、香港435回、メキシコ270回が突出し、アメリカ172回、オランダ123回、ポルトガル121回(うち10月31日の1日のみで120回)で、この6か国・地域が100回突破です。一方で、日本国内からはわずか3回しかありません。ここまではいかないにしても、月200〜300回程度のアクセス(うち過半数が日本国内からなのが理想)が安定的にほしいものです

 通算2万回の内実は、次の通りです。
 国別は、決して喜べません。日本国内からは約3分の1しか無く、海外からが約3分の2を占めている状況には、改めて驚かされます。正直、もう少し日本国内からのアクセスが増えてほしいですね。在外邦人が多いのかもしれませんが、世界中で配信でアニメが視聴されている時代、生粋の外国人も多いとすれば別の意味で嬉しいことです。通算内訳は、アメリカ、香港、シンガポール、フランスの順で、この4か国・地域が1千回突破。以下は、ドイツ、イギリス、イスラエル、ロシア、カナダ、メキシコ、ベトナム、ウクライナ、オランダ、ポルトガル、インドネシアの順で、計15か国・地域が100回突破です。一時アクセスが集中したが通算では100回未満という国・地域も多いです。総数は60か国・地域程度と思われます。
 アクセス元は、不明(「その他」)が9割近くを占めているため正確なことはわかりません。判明している分だけ取り上げると、Googleから700回強、YouTubeから700回弱、Twitter(現:X)から500回弱、Yahooから100回程度などで、海外のサイトらしきものなども少し見受けられます。ちなみに、コミケWebカタログから直接のアクセスは20回弱ありましたが、やはり少ないですねえ。
 なお、直近2件を除く全ての過去投稿で、アクセス数が2桁(10回以上)となり、その点では満足しています。


 来年6月12日には10周年になりますが、通算回数はどこまで伸びるでしょうか。1日平均6回となる21900回まで届けば理想的ですが、まず無理でしょう。
 10周年記念時は、これまでで最も詳しいデータをまとめたいと思います。今回は、ひとまずこの程度でお許しください。

2025年11月7日金曜日

コミケ当選14回目

 東京ビッグサイトで開催されている世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。今冬のコミケ107に、サークル参加が無事決定しました。初申込から通算14回目の直接参加(委託も含めれば16回連続)です。 

 
 またいつもの評論・情報」ジャンルのみで、2日目(12月31日(水))東5ホール「ソ−26aです。
 コミケ102から全日(2日間)とも申込可能となって以来、まだ一度も「2日間共サークル参加」は実現していません。まるで前回1日目(「アニメ(その他)」)に当選したのは、2日目落選の救済策で特例だったかのようです。
 配置場所は、一番南寄りのホール端で、島の端(いわゆる「お誕生日席」の隣)です。過去にも数回経験している位置で、隣に隙間が空いているため出入りはしやすいため、正直モアベター(ベストはお誕生日席)で助かります。向かい側は別ジャンル(「ラブライブ!」)で、これも初めてではありませんが。
 当然ながら、アニメ評論系なサークルが固まっている場所です。右隣はお誕生日席(向きが90度異なる)で隙間も空くため会話は困難ですが、左隣は隣り合うのは初めてですが知っている(頒布物を入手したこともある)サークルさんです。大変硬派な評論サークルさんで、実は少しビビっているほどですが、多分当日は穏やかに簡単な会話くらいはできるとは思います。
 
 開始時刻は、相変わらず10時30分のままで、今回も改善されていません。特に2日目は、西ホールや南ホールへも行かざるを得ないため、巡回ルートなどにまたまた大変悩まされそうです。

 当日の頒布物(すべて無料)は、次の通りです。

 「アニメ」の発音問題に関する評論本アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」は、2023年冬コミで発行済みの「最終版」ですが、今回も大幅に増刷します(前回の残部が9部あり、51部増刷予定)。2024年からはかつて実施したアンケート協力者かどうかにこだわらず、ジャンルに関係なく頒布物を入手したサークル関係者の大半に積極的に贈呈しています。昨今の状況からすれば、日本人1億2千万人全員に頒布したいくらいの本なのです。なお、本誌から分離独立させ別紙付録に戻った形の「ブログ投稿タイトル一覧」は、コミケ開催直前までの内容を追加します。

 個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきたは、2024年から、まだ取り上げていない数多くの作品についての感想を時代順に取り上げる続編(無料コピー本)が始まりました。国産テレビ作品を基本とし、劇場単独の作品や海外作品もできるだけ取り上げます。また、シリーズ物は、初出年を基準に全てを一括して(ガンダムシリーズは例外的に作品別で、その他も内容面などから分離する場合あり)取り上げます。つい最近本放送されたばかりの続編までも含め、劇場版・OVA版・配信版など全てです。なお、印刷については、2024年(作品編④)からは、サークル贈呈は一切行わず、純粋に一般参加者頒布用のみです。
 今回は、「作品編⑦」です。1981年から1985年までです。一応、録画保存分がある作品のほぼ全てを再鑑賞(と言ってもほぼ全てが録画後初めての再生!)していますが、感想は書かずに済ませる作品もあり、視聴・録画履歴を枠囲いで取り扱う作品はごく一部で、単なるベタ打ちの作品が多いです。枠囲いになるのは、「うる星やつら」「聖戦士ダンバイン」「蒼き流星SPTレイズナー」くらいに留まりそうです。このうち「ダンバイン」「レイズナー」は3〜4年前に執筆済み(作品編③掲載候補作だったため)で、ようやく日の目をみることになります。
 海外作品は、録画保存していない「王と鳥」を簡単に取り扱うかもしれない程度で、ほぼ皆無です。
 アート系作品は、手塚治虫の「ジャンピング」「おんぼろフィルム」が対象となるほか、手塚治虫の複数の短編自主制作作品や、前回収録漏れした木下蓮三の「ピカドン」も取り扱う予定です。
 アニメブーム下の時期ということもあり、劇場単体作品やスペシャルアニメも結構あります。スペシャルアニメは、録画保存していないものが大半で、「ナイン」3部作くらいになりそうです。また劇場先行型の「ゴルゴ13」「21エモン」については、後のテレビシリーズも併せて取り扱います。OVA単体作品も、世界初の「ダロス」がついに対象となります。

 進捗状況は順調です。録画保存話数の多いものを優先しており、前回夏コミ前には前述の枠囲い3作品のほか「コブラ」「ボトムズ」の計5作品(さらに前述の「ダンバイン」「レイズナー」を含めれば計7作品も!)執筆完了してしまっています。そのため、心理的にもかなり余裕が持てており、視聴・感想執筆に丸1日以上を要する作品は、本日現在、「わたしのアンネット」「超時空要塞マクロス」「ゴルゴ13」「21エモン」くらいしか残っていません。劇場単体・OVA単体・スペシャルアニメ・アート系などは、まだ全て未着手ですが、心配はいりません。12月14日(日)までには全頁執筆完了し、12月19日(金)には校了・印刷できそうです。

 なお、無料の別紙付録「TAL版勝手にアニメ大賞」(2025年冬版)は、2024年からは、新刊に挟み込む形で頒布しています。(既刊だけを入手する一般参加者はおそらく皆無と思われるためです。)

2025年10月31日金曜日

一般芸能人 24

 最近(半年以上前のものも含む)のテレビ番組などの感想で、一般芸能人(声優などアニメ業界関係者を除く)の「アニメ」の発音について、まとめて取り上げます。


 BS日テレで放送中の「そのとき、歌は流れた・時代を彩った昭和名曲」。4月16日のアニメ・ドラマ主題歌特集回。発音機会があったのは3名のみ。アニメ歌手の堀江美都子さんは、当然ながら昔から変わらず平板1回のみ。司会のフリーアナウンサー吉川美代子さんは、大変残念ながら起伏4回のみ。司会のタレント太川陽介さんは、起伏3回・平板1回で、平板は最初のみ(ちなみに「ドラマ」は平板1回のみ)。最初の1回は堀江美都子さんに合わせた感じでした。残念なのは、過去投稿で取り上げたテレビ東京系で2月6日放送の「水バラ〜ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅・陣取り合戦15・松本~飯山へ!信州縦断SP」で、アニメ好きでプロのコスプレイヤーえなこさん起伏1回のみだったのに引っ張られた感じで起伏発音された後、自然な発声という感じでの平板発音だった、そういう状況から変わってしまっていたことです。平板基調の感じだったのが起伏基調に変わったのです。アニメ界隈の人間(特に若い世代)が起伏発音だと勘違いされ影響されてしまったのかもしれません。元々は平板発音に馴染んできた方のはずなのに、大変由々しきことです。

 7月5日にフジテレビ系で放送の「国民的アニメの祭典・55年分から選んだ激レアシーン2時間SP」。3回目の特番で、「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」「ゲゲゲの鬼太郎」「鬼滅の刃」の4本を中心に、30代以上が選ぶ懐かしい名曲アニメソングベスト50も発表。発音機会があったのは司会の4名のみ。川島明さんは、過去投稿にもあるように元々起伏平板混在の方なのですが、今回は起伏気味1回のみ。橋本環奈さんは、過去投稿では平板のみでしたが、今回は起伏1回のみ。お二人とも大変残念な結果です。一方で、お笑い芸人チョコレートプラネットのお2人は、長田庄平さん平板2回のみ、松尾駿さん平板1回のみ。長田さんは過去投稿では起伏の場合もあったのですが、今回はお二人とも徹底して平板で、とても嬉しかったです。このように、起伏平板混在から徹底した平板に変わっていくのが、アニメ業界と直接関係のない方々のあり方だと思います

 NHK総合で放送中の「あさイチ・プレミアムトーク」。7月25日のゲストは声優津田健次郎さん。残念ながら、津田健次郎さんご本人は起伏2回のみ(ちなみに「ドラマ」も起伏1回のみ)でしたが、司会2名のうち博多華丸さんに発音機会があり、平板2回のみでした。過去投稿では起伏のこともあったのですが、良い傾向です。ちなみに、司会の局アナウンサー鈴木奈穂子さんは、相変わらず起伏4回のみ。3名がお互いに影響し合うことはなかったようです。

 NHK教育でこの10月からレギュラー放送が始まった「ビストロボイス」。司会の声優山寺宏一さんが、声にまつわる話をゲスト2名と対談したり、専門のボイストレーナーが科学的・技術的に分析解説したりする番組です。10月4・11日放送のゲストは、俳優の伊藤沙莉さんとロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観さん。伊藤沙莉さんは、アニメ「映像研には手を出すな!」で主役浅草みどり(過去投稿にもあるように本編中では徹底して起伏発音)を演じていますが、今回は起伏平板各1回(ちなみに「ドラマ」は平板1回)で、平板は11日放送時。基本的には起伏発音されてきた方なのでしょうが、役者の先輩でもある司会の山寺宏一さんの徹底した平板発音(通算5回)に影響されリスペクト的に合わせただけなのかもしれませんが、これを機会に今後はぜひとも平板基調に変わっていっていただければと思います。尾崎世界観さんは、直接の発音機会はなし。過去投稿にもあるように平板発音されている方ですが、資料映像内の歌唱場面ではなぜか起伏気味1回でした。ボイストレーナーの長塚全さんは、11放送時のみですが、起伏2回・平板2回。ひょっとすると普段は平板発音されている方なのかもしれませんね。今後は当番組内ではアニメ関連のゲストも多いようなので、ぜひとも徹底して平板発音していただけると嬉しいです。ちなみに、ナレーションの局アナウンサー千葉美乃梨さんは、起伏1回のみでした。


 以上です。「結局は個人」なのでしょうが、芸能人であれ誰であれ、アニメとの関わりの度合いは人それぞれですので、発音の変化があっても仕方ありませんが、願わくは起伏から平板へ」の形であっていただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年10月12日日曜日

業界の周辺 3

  テレビ番組の感想で、アニメ業界周辺の方々(漫画家、脚本家、映画監督、テレビ局のドラマプロデューサーなど)について、まとめて取り上げます。一部は、アニメ業界人(アニメ制作会社)やアニメ業界関係者(声優、テレビ局のアニメプロデューサーなど)も含みます。


 NHKBSで放送中の「アナザーストーリーズ」。4月2日放送の「やなせたかし・アンパンがヒーローになった日」。やなせたかしさんの最後の担当編集者(朝日小学生新聞での連載「やなせたかしのメルヘン絵本」)となった朝日学生新聞社の平松利律子さん平板1回のみ。漫画雑誌でなくても新聞・雑誌編集者の方々は平板発音される方がまだまだ多いことの証明でもありますね。

 CSのフジテレビONEで不定期放送中の「漫道コバヤシ」。タレントのケンドーコバヤシさんが漫画家や漫画雑誌編集部を訪問する番組です。5月23日放送会の訪問先は「沈黙の艦隊」などで有名な漫画家かわぐちかいじさん。発音機会は1回のみですが、ごく自然な感じの平板発音。さすがですね、嬉しかったです。

 BS11で放送中のアニメ・ゲーム情報番組「アニゲー☆イレブン」。5月9日放送回のゲストは、アニメ雑誌『Newtype(月刊ニュータイプ)』編集長の角清人さん。今年が創刊40周年ということでの出演のようです。最初の1回のみ起伏でドキッとしましたが、その後は平板9回のみというえ徹底ぶり。さすがです、というかアニメ業界人ではなくても周辺メディア関係者なのですから当然ですね。司会(対談相手)の声優前田佳織里さんに発音機会はありませんでしたが、ナレーション(番組キャラクターのジェシカの声)の声優葉山いくみさんは残念ながら起伏6回のみでした。


 総じて、業界の周辺においても平板発音者が多いことが確認できて嬉しいですが、楽観はできないことのが現状ではあります。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2025年10月6日月曜日

素人 9

 特にアニメファンというわけではない「素人」の、単独語としての「アニメ」の発音について、落ち葉拾い的にまとめて取り上げます。


 CSのAT−Xで放送中の「Club AT-X」。4種類あるうち、「E」で始まる英単語にちなんだものを取り上げるため一番アニメと縁遠い感じの「夜NA夜NAサタデーE」。5月17日放送分(「Club AT-X」としての通算第540回)は「Estate」、不動産などの財産です。
 アニメ好きシェアハウスのオーナーである西松さんは、起伏1回・平板4回で、途中での1回(たまたまという感じ)を除き平板でした。アニメファンに理解のある方々であればこうであってほしいものです。インタビューをした女性スタッフも、相手に合わせたのか、起伏気味1回・平板1回でした。
 オタク社員がオタク向けに特化した不動産を取り扱う「おたくのやどかり」(株式会社グランツアセット)の代表取締役である平田知彬さんは、何と起伏3回のみ(ちなみに「ゲーム」は起伏2回・平板3回)でした。オタクを自負する方々であれば平板発音に徹していただきたいと切に願うものです。「ゲーム」が平板基調であることから、元々ゲーム系のオタクの方なのだとわかりますが。
 なお、地元住民(44歳女性)の方が、「アニメ」「ゲーム」の発音機会はありませんが、「コミケ」を起伏発音されていました。まあ、自然ですね。

 テレビ朝日系で放送中のドキュメンタリー「テレメンタリー2025」。7月19日放送の「さだむの夢は俺の夢・過疎の離島を世界のマンガ島へ」。瀬戸内海の高井神島を取り扱った回です。人口わずか10名程度の島ですが、2016年から島おこしとして著名漫画家の方々に(著作権者の許可もとった上で)屋外展示の「マンガ壁画アート」を制作してもらっていることで注目されています。
 発案者でもある住民の木村定(さだむ)さん(75歳男性)が、平板1回のみでした。アニメ化されている作品(何とあの「キャンディ・キャンディ」さえも!!!!)もありますが、特にアニメ好きの方というわけではありません。だから余計に嬉しいですね。
 なお、ナレーションの俳優上白石萌音さんは、大変残念ながら起伏1回のみ。アニメ映画「君の名は。」で主演しているのに。妹の上白石萌歌さんは、過去投稿にもある通り徹底して平板発音だったのに。


 まあ、「素人」にも色々いらっしゃるわけです。オタク系人間なのに起伏発音ばかりだったり、アニメに特に関心がない一般人なのに平板発音だったり。それだけ、元々平板発音が普通だったことの証左とも言えます。せめて「素人」の方々は、平板発音される方々が自然に増えていくような傾向であってもらいたいです。


 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)




2025年9月28日日曜日

最近の声優さん 5

 テレビアニメ作品出演の声優さんの発音について、特に 「その着せ替え人形は恋をする」の主人公喜多川海夢役の直田姫奈さんを軸に取り上げます。

 テレビアニメ「その着せ替え人形は恋をする」は、コスプレイヤー(大半が女性)とコスプレ衣装を制作する男性とのラブコメ作品(と言って良いはず)で、今年7〜9月に第2期がテレビ朝日系などで放送されました。最近とみに作品数が増えたオタク(アニメファンなど)青春群像劇の1本です。本編中で単独語としての「アニメ」が発音される機会がほぼ確実に発生する作品群の1本でもあります。
 第13話では、主人公の女子高校生喜多川海夢役の直田姫奈さん起伏平板各1回、老舗人形店「五条人形店」の若旦那である男子高校生五条新菜役の石毛翔弥さん起伏2回のみ(他に「アニメ通りに」は平板)、手芸用品専門店ユザワヤの男性店員宇佐見創役の佐々木睦さん平板1回のみ。
 第16話では、直田姫奈さんが起伏1回のみ。なお、「ドラマ」の発音機会があった同級生たちが複数あり、何と全員が平板。最初の発音者に引きづられたのでしょう。
 第17話では、同級生山内瑠音役の関根明良さん平板1回のみ。なお、「ドラマ」の発音機会があった同級生は1人のみで、村上公輝役の廣庭渓斗さん起伏1回のみ。前回とは異なりましたね。
 第20話では、直田姫奈さんが起伏1回のみ、女装コスプレイヤーの男性天野千歳役の村瀬歩さん起伏1回のみ、アマチュアカメラマンの伊藤涼香の友人アオイ役の千菅春香さん起伏1回のみ。
 第23話では、アマチュアカメラマンの伊藤涼香の友人緒方旭の母親役の種市桃子さん起伏1回のみ、緒方旭の中学時代の同級生役の長谷川愛さん朝日愛香さん(いずれか不明)が平板1回のみ。

 4月5日にBS11で放送の事前情報番組「その着せ替え人形は恋をする・推しが尊すぎてマジやばいんだけどっ! 」。直田姫奈さんは平板2回のみ。それどころか当作出演者の1人で当番組ナレーションの声優冨岡美沙子さん起伏平板各1回で、平板が先でした。嬉しかったですねえ。

 7月18日にCSのミュージックジャパンTVで放送の「アニメ大好き! 濃厚アニソンカウントダウン」。インタビュー出演で声優2名の発音機会があり、直田姫奈さんが起伏1回のみ、青山吉能さん起伏2回・平板1回(平板が先)。

 その青山吉能さんも山本役でレギュラー出演するテレビアニメ「フードコートで、また明日。」。今年7〜8月に全6話放送のうち、和田役の宮崎ヒヨリさんが、第1話で起伏気味1回のみ、第3話で平板1回のみ。


 以上です。
 直田姫奈さんは、過去投稿にもあるように元々は起伏平板が混在していた方だろうと思われますが、レギュラー出演する中で平板発音が通っぽいと一旦は考えた後で起伏基調に変えてしまわれた感じで残念です。そんな中、声優としても中堅のベテラン俳優(現在64歳)佐々木睦さんが、しっかり自然な平板発音を披露してくれたことが、嬉しかったですし救われましたね。
 アニメファンなどを主たるテーマに掲げる作品は、やはり平板(少なくとも平板基調。回を追うごとに平板基調が強まるとなお良い)であっていただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年9月22日月曜日

学識経験者など 2

 学識経験者とは、基本的には大学教授(准教授、専任講師、名誉教授などを含む。)その他の学者を指します。アニメブーム(1977〜1985)の頃から、学識経験者で「アニメ」を平板発音される方は結構いましたし、過去投稿でも少し取り上げた通り現在でも決して少なくありません。最近のテレビ番組などでも、時折きちんと自然な平板発音を披露してくれる方がいて、ホッとさせられます。


 NHK総合で放送中の情報バラエティー番組「チコちゃんに叱られる!」。6月6日放送(私が視聴したのは翌7日の再放送)回で、「アニメキャラの髪の色はなぜカラフルか」というテーマが取り上げられました。横浜国立大学教授(専攻はアニメなどの文化研究など)須川亜紀子さん起伏1回・平板3回でした。途中で息継ぎのような感じで例外的に1回起伏発音されただけで基本は平板発音でした。他の発音機会があった出演者は、タレントの太田光さん平板1回のみ、タレントの岡村隆史さん(ナインティナイン)は起伏2回のみ、局アナウンサーの塚原愛さんは起伏1回。(過去投稿でも取り上げたようにナレーションの局アナウンサー森田美由紀さん平板8回のみ)。肝心()のチコちゃん(声はタレントの木村祐一さん)起伏3回・平板1回でしたが、最初が平板でした。アニメ関連番組では無くたまたまアニメが話題になったゴールデンタイムの(NHK総合の)番組にすぎませんが、それだけに普段の発音が出やすい環境かもしれません。

 NHK教育で放送中のドキュメンタリー「E T V特集」。8月2日放送の「火垂るの墓と高畑勲と7冊のノート」。早稲田大学文学学術院教授(専攻はジェスチャーや会話の分析など)の細馬宏通さん起伏2回・平板1回。アニメに関する著書も複数ある方なので、平板基調になっていただけることを望みます。

 NHK総合で不定期放送中のドキュメンタリー番組「最深日本研究・外国人博士の目」。4月30日放送の「クレーンゲーム」では、在日フランス人の社会情報学者ブノワ・ボトスさん平板2回のみ(「ゲーム」は起伏2回・平板3回)。さすがはラテン系言語圏であるフランス人、嬉しかったですね。8月26日放送の「キャラクター文化」では、日本語ペラペラのアメリカ人の言語人類学者デボラ・オチさんが(英語ですが)平板1回のみ。アニメや日本語がわかる外国人なら、やはりこうであってほしいものですね。


 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)