ここ半年ほどのテレビ番組のうち、これまで取り上げていない一般芸能人を中心にまとめて取り上げます。
3〜4月にCSチャンネル銀河で初回放送された「なつかしのアニメ・特撮の旅」(全6回)。ナレーションの元NHKキャスターマーカス佐藤さんは、全6回とも徹底して起伏のみ。残念です。俳優(元歌手)の杉田かおるさんが、第1回(福島県須賀川市、特撮関係)で起伏1回のみ(ちなみに「ドラマ」は平板1回のみ、「映画」も平板2回のみ)。由々しきことです。俳優(元宝塚)の涼風真世さんが、第2回(兵庫県宝塚市、「ベルサイユのばら」関係)で起伏1回のみ。タレントの土田晃之さんが、第3回(東京都葛飾区四ツ木、「キャプテン翼」関係)で起伏2回・平板1回(平板が先)、第4回(東京都練馬区、東映アニメーション関係)で起伏5回のみ。お笑いタレントの片桐仁さんが、第6回(東京都調布市、「ゲゲゲの鬼太郎」関係)で起伏1回のみ。過去投稿にもあるように起伏・平板が混在していた方ですが、良くない傾向です。ちなみに同回では素人(鬼太郎茶屋の店長さん)も起伏1回のみで、大変残念です。
5月24日にTBS系で放送の「週刊さんまとマツコ〜超人気声優が集結!!業界のリアルな裏側に迫る」。過去投稿で取り上げていますが唯一未紹介だった司会のお笑いタレント吉村崇さん(平成ノブシコブシ)が紹介済みの明石家さんまさんと同様に平板1回のみ。
6月13日にNHK総合で放送の「MUSIC AWARDS JAPAN 2026 レ第1部グランドセレモニー生中継」。司会の俳優菅田将暉さんが、「ニ」にアクセントを置く形の起伏発音2回のみ。大阪府出身のせいもあるのかもしれませんが、相当緊張されていたのでしょう。
7月10日にフジテレビ系で放送の「アニメダマ」。「逃げ上手の若君」「ちいかわ」「ONE PIECE」が取り上げられた回です。ナレーションの局アナウンサー杉原千尋さんは、起伏2回のみ。司会の東野幸治さんが起伏1回のみ、お笑いタレントの村上さん(マヂカルラブリー)が起伏3回のみ。過去投稿にもあるようにお2人とも平板発音もされていた方なのですが、最近はすっかり起伏発音ばかりになってしまっているようで残念です。そんな中、タレントの中島健人さんが平板1回のみ。嬉しいですが、どうか他者に染まらないようにしていただければと思います。
9月29・30日にテレビ東京系で放送の「アニメが地球を喰っている」。司会の中島健人さんが起伏9回のみ。お笑いタレントの宮下兼史鷹さんが起伏1回・平板3回(ただし、起伏1回は宮下さん1人だけによるタイトルコールで、それ以外は全て平板)。ゲスト声優で、梶裕貴さんが起伏2回のみ、畠中祐さんが平板1回のみ。これらとは別に上記4名が揃って最後のタイトルコールを全員が起伏。中島さんは、どうしちゃったのでしょうか。前述のように平板だったのに、周囲(まさか声優などの業界関係者?)の悪影響なのでしょうか。また、宮下さんや畠中さんは、きっと普段は平板発音されている方に違いありません(過去投稿にもあるように宮下さんは以前は起伏発音)が、タイトルコールのように複数人が一斉に声を揃える必要がある場合は、おそらく事前打合せをして決めていてやむを得ないのでしょうが、良くない傾向です。
10月2日にテレビ東京系で放送の「昭和・平成・令和最強アニメ珠玉の名シーン大放出SP」。司会のお笑いコンビ(ハライチ)を組む岩井勇気さん・澤部佑さんが、いずれも徹底して平板のみ。ホッとしましたし、アニメ情報番組のあるべき姿で嬉しかったです。グループ(コンビ)の全員が同じ発音なのも理想的ですし、今後とも変わらないでいていただきたいです。
10月19日にTBS系で放送の「岡田准一とロバート秋山の今さらシロー〜中野潜入SP」。司会の俳優岡田准一さんが平板1回のみ、同じく司会のお笑いタレント秋山竜次(ロバート)さんが起伏1回のみ、当日現場案内役の俳優(元AKB48)野田佳代さんが起伏・平板各1回(平板が先)。岡田さんは過去投稿と変わらず徹底して平板で好感が持てますが、秋山さんは過去投稿では平板だったので大変残念です。
実は一番嬉しかった事例を最後に掲載します。
NHK総合で放送中の「SONGS」。5月14日放送のゴダイゴの回。ナレーションの俳優戸次重幸さんが平板1回のみ。ちなみに、「ドラマ」は起伏1回・平板2回。最近のテレビ番組のナレーションは、局アナウンサーを中心に起伏ばかりが横行している(特にNHK)ので、とても嬉しかったですし、俄然好感を持ちましたし、希望を持ちました。アニメ情報番組そのものではありませんが、どうかこのような事例が当たり前になっていただきたいものです。
なお、古いものですがもう1件紹介します。8月の個人誌発行のために7月に購入したブルーレイソフト「おもひでぽろぽろ」の映像特典内でです。1991年7月22日に日本テレビ系で放送された「スーパーテレビ・情報最前線〜おもひでぽろぽろの制作ルポ」を再編集した「Making of おもひでぽろぽろ」(約46分)というものです。実はこの番組、放送当時録画しているのですが、一部(約19分)しか残していないのです。理由は今となっては不明ですが。そのため、今回のブルーレイソフト購入のおかげで偶然発見できたわけです。
歌手(当作では出演声優として関与)の今井美樹さんが、平板1回のみ。とても自然な感じで、少なくともこの頃(1990年代前半)はこういう一般芸能人が当たり前にいたということなのです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

