遅くなりましたが、8月16・17日に東京ビッグサイトで開催された同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ106)のサークル参加報告をさせていただきます。
1 概要
コミケ91からの毎回参加で、通算13度目のサークル参加(他に別サークルへの委託参加も2回あり)、3度目の「アニメ(その他)」ジャンルで、1日目(8月16日(日))東6ホール「キ−28b」です。
2種類あり、全て無料です。
既刊は、「アニメ」の発音問題に関する評論本「アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」(以下「完全版」)。Q&Aなど当ブログでは直接そのままの形では公開していない内容も含んでいますが、間接的には各投稿の中で触れている内容がほとんどです。2023年12月(総集編のオンデマンド本と同時)発行した最終形のつもりのものです。すべて増刷です。
新刊は、個人的感想文集のシリーズ本「アニメ文化とこう関わってきた」の第11弾「作品編⑥」(以下「作品編」)。前々回から、時代順に、これまで取り上げていない全作品を対象に、できるだけ多くの作品の感想・個人的エピソードを語るものです。シリーズ物は(ガンダムシリーズなどのように一部例外はありますが)、最初の作品の発表年(「初出年」)を基準に、その後の続編なども一括して取り上げます。テレビ版、劇場版、OVA版、配信版など全てで、海外作品やアート系作品も例外なく取り上げます。ただし、実写合成やモーション漫画などは、基本的に除外します。
この他、別紙の自己紹介ペーパー「TAL版勝手にアニメ大賞」(2025年夏版)(以下「ランキング」)は作品編に、「ブログ投稿タイトル一覧」は完全版に、それぞれ挟み込む形にしています。基本的に、完全版のみを入手する方はいないと考え、全員の方が作品編は必ず入手するならば、わざわざ別に置く形にする必要がない、と割り切ったためです。
2 事前準備
既刊は、何とサークル参加申込よりも前の1月31日に60部を、コミケの約1週間前の8月8日(金)に40部を、キンコーズで印刷。計100部(一般参加者頒布用18部+訪問サーク贈呈用82部)。余れば次回冬コミに回せば良いので、多めに印刷し、当日は全部持参しました。付録として挟み込むブログ投稿タイトル一覧も、100部を8月8日にキンコーズで印刷しましたが、今回は(前回の反省を踏まえて)縮小せず単純なB5判両面3枚(全6頁のうち1頁は白紙)としました。二つ折りにして(滑り落ちにくいように)真ん中部分の頁を挟み込む形です。二つ折りにして、薄いため尖りやすいホッチキス部分に怪我防止用のセロテープを貼り付けるところまでは、自宅で出発前に実施しました。
新刊は、計21部(一般参加者頒布用18部+準備会提出用見本誌+私個人の保存用+次回冬コミ分と併せて友人に郵送するための分)。訪問サークル贈呈は行いません。当日は19部持参しました。付録として挟み込むランキングも、(夏は暫定版のため)18部+過去本のサークル贈呈用3部の計21部を8月8日にキンコーズで印刷しましたが、一般参加者頒布用18部への挟み込み作業も、今回初めて自宅で出発前に実施しました。
3 当日の流れ
当日のサークル入場受付はエントランスホール入口から8時40分に入場。途中で一般参加者用の荷物置き場についてスタッフに確認していたため、サークルスペースへの到着はいつもと同じ9時ちょうど。見本誌提出専用袋の投函もすぐに済ませ、食事完了は9時30分、設営完了は10時15分。既刊100部への挟み込み作業はやはり結構時間がかかったためです。なお、今回は初めて、サークルスペース掲示物を、前回下地に貼り付けた時のまま(張り替えずに)流用しました。もちろん、今回のスペースナンバーのみ上から切り貼りしましたが、その切り貼り作業も自宅で出発前に実施済みのため、本当にただ広げるだけで済みました。楽ですねえ。
角地ではない普通の配置で、(改修工事でスペース数が減っているためか)コロナ禍前のように両隣とも隙間なく配置されていました。
10:30 コミケ開始時刻。離席
既刊18部、新刊18部を置く。
訪問サークル贈呈用既刊(本日分60部の一部)を携帯
12:30 残り既刊15部、新刊15部確認
(つまり3部・3部が捌けた!)
その後5分間に3組の一般参加者訪問があり手渡し
(うち1組は日本人+外国人で、日本人のみに手渡し)
13:30 残り既刊5部、新刊5部確認
(つまり10部・10部が捌けた!)
14:20 残り既刊0部、新刊1部確認
(つまり5部・4部が捌けた!)
※隣のサークルに確認すると、既刊は14時には捌けていたよう
14:35 既刊・新刊とも残部0!
(新刊も正確にはいつ捌けたか不明)
(訪問サークル贈呈用を補充)
15:10 帰席(訪問サークル贈呈用を補充)
15:30 完全に帰席
15:50 撤収作業開始(購入同人誌の整理も)
16:00 コミケ終了時刻
(合計で既刊は18部+贈呈49部、新刊は18部頒布完了)
16:10 撤収
4 感想
一般参加者の午前入場のピークが12時過ぎから始まるため、12時半からの約1時間で一気に捌けていった感じですね。ただし、既刊の方が先に捌けたのには驚きました。そんな方がいるとは予想外でしたが、タイトル「アニメは本当に認められたの?」に惹かれたのだとしたら嬉しい限りです。本命はあくまで既刊の方(だから毎回増刷)なのですから。正確な頒布終了時刻は不明ですが、新刊・既刊とも帰席前には頒布終了した形(例外的に偶然3名に直接手渡せましたが)のため、またしても一般参加者との交流はほぼ皆無でした。どうかご容赦ください。
両隣のサークルさんとの交流は、右隣とは前述の通り既刊が捌けたタイミングの確認など会話がありましたが、左隣とは(挨拶すらろくにしないほど愛想のない方で)会話もほぼ皆無でした。どちらも頒布物を以前も(そして今回も)購入させていただいていますが、なかなか交流もうまくいかない場合があるのですねえ。撤収は、右隣→私→左隣の順でした。
なお、既刊のサークル贈呈は、2日目も一般参加者として積極的に行いましたが、気力・体力・予算の都合もあり、9部残りました(つまり、2日間合計で73部贈呈できました。)。その分の付録(ブログ投稿タイトル一覧)は、一部頁の差し替えが必要になりますが、次回冬コミで活用します。
5 今後
次回は、1985年までの見込みです。新刊の後書きにも明記しましたが、「コブラ」シリーズが4月に、「装甲騎兵ボトムズ」シリーズが5月に、「聖戦士ダンバイン」シリーズ・「レイズナー」シリーズも数年前に、そして「うる星やつら」シリーズが8月(コミケ前)に、執筆完了しています。ただし、やはり長期の作品が多いですし、劇場版が初出の「ゴルゴ13」や「21エモン」も対象にせざるをえないし、劇場単体作品が結構あるし、OVAも本格化するし・・・。そして、今回はアート系をほぼ無視してしまいました(特に木下蓮三「ピカドン」を失念していたのは悔やまれます)が、やはり川本喜八郎作品などもどこかで言及すべきと感じています。次回は手塚治虫の実験作も再び取り上げざるを得ないし、場合によっては今回取り上げなかったものも併せて取り上げるかもしれませんが、時間の都合などから結局断念するかもしれません。
とにかく、暇さえあれば先へ先へと進むことになり、せっつかれている感じで、気が休まる暇がない状態がまだ続きます。今回コミケ入手物(計171冊)の読了は10月5日(日)目標ですが、それでも新刊は12月26日(金)の印刷日ギリギリまでかかりそうです。そのせいか、2024年に引き続き2025年も、映画館へ足を運ばない状態が続いています。う〜ん、いかんなあ・・・
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