2025年9月22日月曜日

学識経験者など 2

 学識経験者とは、基本的には大学教授(准教授、専任講師、名誉教授などを含む。)その他の学者を指します。アニメブーム(1977〜1985)の頃から、学識経験者で「アニメ」を平板発音される方は結構いましたし、過去投稿でも少し取り上げた通り現在でも決して少なくありません。最近のテレビ番組などでも、時折きちんと自然な平板発音を披露してくれる方がいて、ホッとさせられます。


 NHK総合で放送中の情報バラエティー番組「チコちゃんに叱られる!」。6月6日放送(私が視聴したのは翌7日の再放送)回で、「アニメキャラの髪の色はなぜカラフルか」というテーマが取り上げられました。横浜国立大学教授(専攻はアニメなどの文化研究など)須川亜紀子さん起伏1回・平板3回でした。途中で息継ぎのような感じで例外的に1回起伏発音されただけで基本は平板発音でした。他の発音機会があった出演者は、タレントの太田光さん平板1回のみ、タレントの岡村隆史さん(ナインティナイン)は起伏2回のみ、局アナウンサーの塚原愛さんは起伏1回。(過去投稿でも取り上げたようにナレーションの局アナウンサー森田美由紀さん平板8回のみ)。肝心()のチコちゃん(声はタレントの木村祐一さん)起伏3回・平板1回でしたが、最初が平板でした。アニメ関連番組では無くたまたまアニメが話題になったゴールデンタイムの(NHK総合の)番組にすぎませんが、それだけに普段の発音が出やすい環境かもしれません。

 NHK教育で放送中のドキュメンタリー「E T V特集」。8月2日放送の「火垂るの墓と高畑勲と7冊のノート」。早稲田大学文学学術院教授(専攻はジェスチャーや会話の分析など)の細馬宏通さん起伏2回・平板1回。アニメに関する著書も複数ある方なので、平板基調になっていただけることを望みます。

 NHK総合で不定期放送中のドキュメンタリー番組「最深日本研究・外国人博士の目」。4月30日放送の「クレーンゲーム」では、在日フランス人の社会情報学者ブノワ・ボトスさん平板2回のみ(「ゲーム」は起伏2回・平板3回)。さすがはラテン系言語圏であるフランス人、嬉しかったですね。8月26日放送の「キャラクター文化」では、日本語ペラペラのアメリカ人の言語人類学者デボラ・オチさんが(英語ですが)平板1回のみ。アニメや日本語がわかる外国人なら、やはりこうであってほしいものですね。


 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)





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