ガンダムとマクロス。どちらもアニメブーム(1977〜1985年)の頃に放送された完全オリジナルのテレビアニメシリーズで、現在まで多くの新作が作られ続けている人気シリーズです。最近(3月30日)立て続けに、NHKで取り上げられましたね。
地上波(総合)で放送された「ガンダム誕生秘話」。あくまでテレビ版の苦労が主であるため1981年2月の映画宣伝屋外イベント「アニメ新世紀宣言」にごくわずかしか触れなかったのは残念ですが、存命中のめぼしい方々のインタビューは大体揃っていました。個人的には元・キングレコードのスターチャイルドレーベル創設者である藤田純二さんのお話が良かったです。BGMの商業的可能性を切り開いた方とも言えます。元・アニメック編集長の小牧雅伸さんも、元気な姿を見せてくれました。
「アニメ」の発音機会があったのは3名のみ。アニメーターの板野一郎さんは業界人なので当然に平板。声優の池田秀一さんは残念ながら起伏と平板が1回ずつ。ナレーションの俳優田辺誠一さんは、起伏と平板が混在し起伏の方が多かったです。(因みに、田辺誠一さんは「ドラマ」も平板、富野由悠季さんは「映画」は起伏でした。)
衛星波(BSプレミアム)で放送された「歴史秘話マクロスヒストリア」。個人的にはガンダムと違い思い入れが全くないシリーズですが、アニソンのあり方や声優のアイドル化にも一役買った点が番組中でも強調されていました。
「アニメ」の発音機会があったのは3名のみ。過去投稿でも取り上げている評論家の氷川竜介さんは当然平板ですが、元・ビクター(現・フライングドッグ)の音楽プロデューサー佐々木史朗さんも業界関係者として当然に平板でした。何よりも、司会・解説の局アナウンサー渡邊あゆみさん(黒田あゆみさん、久能木あゆみさん)が、過去投稿でも取り上げた昨年の「歴史秘話ガンダムヒストリア」と同様に徹頭徹尾平板で、大変嬉しかったです。やはりこの方は本物ですね。(私より少し年上で、ほぼ同世代の方なので、定年も近いのが残念です。) 聴いていて何だかとても心地良かったです。流れるような自然な平板発音が繰り返されるのがこんなにも気持ち良いものなのだ、と再認識させられました。他の若いアナウンサーの方々もぜひ見習っていただきたいものです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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