アニメは、本当に文化として認められ市民権を得たと言えるのでしょうか?人々の意識・認識は本当に変わったのでしょうか?実はそのことを端的に表してくれるのが、「アニメ」の単語としての発音の仕方なのです。詳しくは「まとめ」ページをご覧ください。 SPPALP (スッパルプ) = Station for Preserving and Promoting "Anime" pronounced with Level Pitch
2024年7月27日土曜日
一般芸能人 20
2024年7月20日土曜日
最近どーよ!?(作品系)
アニメ本編中は、次の通り。
番組関連CF(CM)は、次の通り。
3月28日にCSのAT−Xで放送の「TVアニメ「ゆるキャン△SEASON3」放送直前〜「ゆるキャン△」へようこそ」。発音機会が唯一あった原紗友里さんは、起伏・平板各1回で、普段は平板基調という感じでした。
4月3日にBSフジで放送の「放送直前特番「リンカイ! SPECIALきゃんぷ」」。発音機会があった5名のうち、遠野ひかるさんが起伏のみ(8回)、長谷川玲奈さんが起伏(1回)、佐々木李子さんが前回投稿と異なり起伏気味(1回)だったのに対し、川村海乃さんが起伏1回・平板3回、葵あずささんが起伏・平板各1回、と分かれました。若手ばかりだし、良い傾向と言えなくもありませんが、互いに影響し合う中で平板基調に揃っていけば良いなあとも思います。
4月4日にNHK教育で放送の「今からでも楽しめる! 響け! ユーフォニアム」。ナレーションの黒沢ともよさんは、投稿はしていませんが基本的に起伏発音しか耳にしたことがなく、残念ながらこれまでと変わらず起伏(1回)でした。NHKということは無関係だと思いますが。
6月23日にCSのAT−Xで放送の「じいさんばあさん若返る」最終回オーディオコメンタリー版。ばあさん役の能登麻美子さんには発音機会が無く、じいさん役の三木眞一郎さんは、起伏(1回)でした。ベテランなのに残念です。
そして、4〜6月に放送されていた「声優ラジオのウラオモテ」。アニメ本編(全12話)中では、発音機会があった全員が起伏だったのは、予想通りとはいえ大変残念。特に、放送作家役の福圓美里さん(2回)、声優マネージャー役の小清水亜美さん(2回)、アニメ監督役の川田紳司さん(1回)はショックでした。主人公の母役の柚木涼香さん(1回)や主人公たちのクラスメイト役の島袋美由利さん(1回)も、アニメと無関係な素人役とはいえ残念。そして、主人公の声優(互いに同級生)役の伊藤美来さん(6回。うち1回は「ニ」にアクセントがある感じ)&豊田萌絵さん(3回)。現実のアニメ監督は、(谷口悟朗さんのような例外もいるにはいますが)業界人として当然に平板発音なのです。もしかすると起伏発音で統一するよう指示が出ていたのかもしれませんが、由々しき事態だと思います。一方で、当作の同時期関連特番「声優ラジオのナカノヒト」(全9回)は、指示も無く規制が緩いと思われ、伊藤美来さんは起伏20回(うち1回は「ニ」にアクセントがある感じ)・平板1回、豊田萌絵さんは起伏12回・平板4回。過去投稿にもあるように、伊藤美来さんは元々平板発音(「スパイ教室」関連特番など)だった方で、豊田萌絵さんも元々起伏・平板が混在していた方です。伊藤さんが豊田さんにつられた感じの1回を除き徹底して起伏発音だったことは、残念の極みです。何とか元に戻っていただきたいものです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2024年7月13日土曜日
最近どーよ!?(音楽系2)
2024年7月6日土曜日
最近どーよ!?(音楽系1)
3月29日にBS日テレで放送の「GEKIBANG」。劇伴(BGM)をテーマにした貴重な番組です。ナレーションの声優高橋李依さんが徹底して起伏発音(5回)は予想通り。発音機会があった一般芸能人のうち、歌手の斉藤円香さん(OCHA NORMA)は起伏(1回)だった一方、お笑い芸人のみちおさん(トム・ブラウン)は起伏2回・平板1回で、アニメ好きらしいので平板基調になっていただければと思います。司会のお笑い芸人天津飯大郎(旧:天津向)さんは、最初の1回こそ起伏でドキッとしましたが、後は徹底して平板(5回)で安心しました。
4月21日にテレビ朝日系で放送の「アニメ好き外国人がガチで投票!世界アニソン総選挙」。ナレーションは過去投稿で取り上げましたが、それ以外で発音機会のあった方々です。司会の爆笑問題は、田中裕二さんが起伏気味のみ(1回)、太田光さんが起伏2回(うち1回は起伏気味)でした。佐久間大介さん(Snow Man)は起伏2回・平板1回で、アニメ好きで過去投稿にもあるように平板基調のはずなのですが、どうも良くありませんね。コスプレイヤーのユリコタイガーさんは、発音機会は1回のみですが平板で、過去投稿にもあるように起伏・平板が混在している方だったので、良い傾向ですね。タレントの渡邉美穂さん(元・日向坂46)は、過去投稿のドラマ「声春っ!」出演時と特に変わらず、起伏気味2回のみでした。ゲストの声優では、潘めぐみさんが起伏のみ(3回)、松本梨香さんが起伏のみ(1回)、堀川りょうさんが平板のみ(1回)、宮村優子さんが平板のみ(1回)でした。なお、素人の外国人で唯一発音機会があったスペイン人女性が平板のみ(1回)だったのは、とても嬉しかったです。アニメ好き外国人は、日本語音声のまま配信で視聴する方々も多い時代なのでとても心配だったのですが、まだまだ大丈夫(!?)のようです。
5月26日にテレビ朝日系で放送の「EIGHT−JAM」(旧「関ジャム完全燃SHOW」)の2022年10月16日以来の)アニソン特集回。ナレーションの声優小野寺一歩さんが徹底して起伏(7回)なのは予想通り。一般芸能人では、宮田俊哉さん(Kis-My-Ft2)が相変わらず起伏のみ(2回)、タレントのファーストサマーウイカさんが過去投稿と異なり今回は起伏(1回)だった一方、お笑い芸人の山崎弘也さん(アンタッチャブル)が平板(1回)でした。声優の林鼓子さんは、起伏1回・平板2回で、最初以外は平板だったので、好感を持ちました。
今回はここまでです。次回は、歌唱がメインの音楽番組をまとめて取り上げます。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2024年6月12日水曜日
8周年
活動開始から本日(6月12日)でちょうど8年になりました。その8年分の総括です。(詳しすぎるでしょうが、備忘録のつもりですのでご容赦ください。)
◯当ブログ自体(全265件。本件が266件目)
アクセス総数は13812回。この1年間で2000回強の増加(1日平均5回強)なわけですが、7年目から少し持ち直しましたね。通算では、1日平均5回弱です。昨年12月が494回で歴代最高(ブログ開始当初を除く)、今年4月が410回で歴代3位タイ(2020年5月と同数。歴代2位は2017年5月の429回)と、突出して多い月がありました。昨年12月の方は幅広い層からアクセスがありましたし、今年4月の方は(おそらく)特定の方が大半の投稿(推定200件以上)にアクセスしてくれたようです。大半の投稿に目を通していただけるのは、それだけ興味を持っていただけたということで、大変嬉しいです。一方で、昨年8月は91回、昨年10月は66回(過去最低は開設まもない2016年11月の33回)、今年1月は70回、今年3月は71回と、2桁の月が4回もあり、月によって極端な差が生じました。なお、1日の最高は昨年12月17日の380回です。何があったかわかりませんが、過去に例のない異常な突出ぶり(当該月1か月間が前述の通り494回なので約77%を1日だけで稼いだことになります。)です。まあ、フォロワーはいまだにゼロですが。
「力の入ったブログで読んでいて楽しかったです。個人的な感覚としては、(特に早期の)起伏発音者にアニメを貶める意識は無い気がします。ただの「抑揚が不思議な現象」の一つかなと。正しい発音が広まって欲しいなとは思うので、自分もこれまで以上に気を付けようかなと思いました。『SHIROBAKO』で平板・起伏が使い分けられているという話には「確かに!」と膝を打ってしまいました。」(以下略)
◯公開証拠資料としてのYouTube投稿動画(全51件)
ネタは事実上使い切っており、総数51件(厳密には諸般の事情で4件のみ非公開)は今後も変わらない見込みです。
高評価数(「いいね」)は10316個で、1000個以上が2件(最高3095個、次が2034個)、それを含めて100個以上が14件、それらを含めて10個以上は38件あります。なお、低評価数も計約240個(最高は約60個)あり、高評価数との比率は約43対1となります。高めなのか低めなのか相場は不明です。
チャンネル登録者(フォロワー)数は1441名とまずまずの結果です。一方で登録解除された方も約600名(この1年間では約100名)いらっしゃいます。多めなのか少なめなのか相場は不明ですが、個人的には多めな気がします。つまり、一度でも登録した方の総数は約2040名ということになります。また、海外からのチャンネル登録者数は現在不明です。(2周年の時点では17名でした。)
YouTubeから当ブログへのアクセスも時々ある(通算推定約870回)ので、少しは広報効果があるようですが、もっともっと増えてほしいですね。
外部(YouTubeでの直接検索以外)からのアクセスも数%ほどあり、グーグル約1万5千回、ヤフー約3400回が突出していますが、ツイッター約1000回、フェイスブック約360回です。肝心の当ブログからは、約80回あるようですが、期待よりも大幅に少ないですね。このほか、2(4)チャンネルからは70数回程度、ミクシィからは10数回程度あります。(この「外部からのアクセス」データは、不備があり、5周年の時点での数値と同じになっています。)
◯ブログ投稿文への窓口としてのTwitter(現:X)(全399件、本件投稿に関するツイート(ポスト)がちょうど通算400件目)
アクセス総数(他者への返信ツイートに対するアクセスを含む。)は、通算では約20万回(1日平均は、約70回で、3年前までの通算よりも30回以上の大幅な低下)。最高は、2017年6月の8673回(最高日は1176回)。この1年間での最高は、今年5月14日の518件です(なぜか本日6月12日が1085件あったようですが。)。逆に、しばらくツイートしなければアクセス数ゼロの日もありますが、2年ほど前からゼロの日がかなり増えました。月当たりでは数百回程度、1件当たりでは何と数十回程度にまで落ち込んでいます。原因は不明です。
ツイート別アクセス数は、全ツイート426件(リツイート1件、他者への返信ツイート26件を含む。)中2件が突出。うち1件は2020年11月3日の「鬼滅の刃」関連で過去最高の5240回(当日が1日約1100回、2日後の11月5日が1日約1300回)。もう1件は2019年3月16日の「冬コミ購入同人誌(CDなど含む)全て読了」のリンクなしツイートで4194回(ほんの数日で2千回超えという恐ろしいほどの集中アクセス。海外のサイトででも紹介された?) 。これらを含めて約13件が2千回超えです。1千回超えは、これらも含めて約55件ですが、この3年間では皆無です。異常なほどの落ち込みで、まさか前述の鬼滅の刃関連でリンク先のブログの方に懐疑的なコメントを書いたせいかもと本気で疑ったほどです(リンク先のブログへのアクセスは8回しかないので、その可能性は無いはずですが。)。抽象的な表現にとどめず有名芸能人の個人名を明記した場合でも大半は変わらないので、極端な激減の原因は不明です。 コミケ関連などリンクのないものに限って100回超えする傾向があります。有名人の個人名を出しても100回に届かないことさえあります。この1年間では、計71件のうち100回以上は26件(それでも前回の2倍以上)に過ぎず、最高は京アニ事件公判の感想全12回シリーズ中の第6回の478回です。2・3位は、アニメジャパンの有料ステージ抽選発表関連で、前半447回・後半428回です。4・5位は、京アニ事件公判の感想全12回シリーズ中の第10回の353回・第3回の311回です。以上5件のみが300回以上です。酷いもんです。以前のレベルにはもう戻らないのでしょうか。なお、私自身がリツイートしたのは、2019年8月の京アニ事件関連で1件だけあります。
いいね数は、現在は19件の投稿に対し計21個。2個ついたもので現存しているのは、京アニ事件関連のリンクなしリツイート、聖地巡礼レポート関係のリンクありツイート、この2件だけ。以前はあったのに消えてしまったものもあり、安心はできません。
以上です。
総じて、発音問題自体に関心を持ってもらえる方はなかなか増えていないように思われますし、アクセスが明らかに低調になってきています。当ブログにアクセスされた方はどうか本当に簡単なつぶやき程度で結構(批判的内容ももちろんOK)ですので、ぜひコメントをしていただければと思います。
2024年6月7日金曜日
コミケ当選11回目
「アニメ」の発音問題に関する評論本「アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」は、前回冬コミで発行済みの「最終版」ですが、大幅に増刷します(既に印刷済み)。かつて実施したアンケート協力者かどうかにこだわらず、頒布物を入手したサークル関係者に、積極的に配布していくつもりです。なお、本誌から分離独立させ別紙付録に戻った形の「ブログ投稿タイトル一覧」は、最新情報を追加する予定です。
2024年5月25日土曜日
業界の周辺 2
テレビ番組の感想で、アニメ業界周辺の方々(漫画家、脚本家、映画監督、テレビ局のドラマプロデューサーなど)について、まとめて取り上げます。一部は、アニメ業界人(アニメ制作会社)やアニメ業界関係者(テレビ局のアニメプロデューサーなど)も含みます。
2024年5月11日土曜日
学識経験者など
アニメブーム(1977〜1985)の頃から、学識経験者で「アニメ」を平板発音される方は結構いましたし、過去投稿でも少し取り上げた通り現在でも決して少なくありません。最近のニュース番組などでも、時折きちんと自然な平板発音を披露してくれる方がいて、ホッとさせられます。
TBS系で放送中の「サンデージャポン」。3月10日放送の追悼鳥山明・TARAKO特集。経済学者の成田悠輔さんが、発音機会は1回のみですが綺麗な平板発音を披露してくれました。ちなみに、他に発音機会があった出演者は、ものまね系お笑いタレントの丸山礼さんが平板発音1回のみでしたが、元乃木坂46の秋元真夏さんは起伏発音1回のみ、デープ・スペクターさんも起伏発音気味の1回のみでした。
NHK総合で放送中の「NHKニュース7」。5月5日放送の約100年前の企業PR用アニメ発見の特集。ライオン歯磨(現:ライオン)が製作した「口腔衛生」。アニメパートを当時のアニメーション作家として有名な北山清太郎さんが制作しています。同志社大学文化情報学部准教授の佐野明子さんが、発音機会は1回のみですが自然な平板発音を披露してくれました。ちなみに、ナレーションを担当した局アナウンサーの森下絵理香さんは、残念ながら発音機会2回とも起伏発音でした。しかも、「アニメ制作会社」と言う複合語でさえも、日本語のルールに反して起伏発音でした。最近のテレビ局アナウンサーはちょっとおかしいですね。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2024年4月30日火曜日
ナレーション(声優)
1つは、3月10日にフジテレビ系で放送の「Mr.サンデー」の「追悼TARAKO &鳥山明」の回。高島雅羅さんが、発音機会4回とも徹底して平板。他にも、インタビュー出演の元『週刊少年ジャンプ』編集長の鳥嶋和彦さんも、発音機会1回のみですが(過去投稿と同様に)平板でした。
もう1つは、4月21日にテレビ朝日系で放送の「アニメ好き外国人がガチで投票!世界アニソン総選挙」。3名の声優が担当しましたが、中尾隆聖さんは発音機会4回とも平板。涙が出るくらい嬉しかったです。過去投稿と同様(2020年9月6日放送の「国民13万人がガチ投票!アニメソング総選挙」)で、変わらないでいてくれて本当に救われました。他の2名(梶裕貴さん、高橋李依さん)は、残念ながら徹底して起伏でした。なので余計に、ホッとさせられましたし、放送局側からの指導は無いことがはっきりしました。ナレーションの収録は同時ではなく別々に行われているものと思われます。つまり、他者の影響は受けない(出演者よりも先に収録することが多いようですし、出演者の場合と異なり、他者の収録済みの音声を聴くことはないのだと思われます)。
やはり「結局は個人」なのですね。であればなおのこと、声優(に限りませんが)1人1人が、自覚・意識して平板発音に努めていただかなければいけませんし、それは十分可能だと思われます。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2024年4月13日土曜日
聖地巡礼とファン 3
(最初の段落は、一昨年8月27日・昨年7月22日の投稿と同文ですが、再掲します。)
アニメ聖地巡礼は、私も行ないますが、アニメファンの積極的行動形態の一つとして現在では広く知られるようになりました。自治体関係者や地元住民と積極的に関わるケースも珍しくなく、特に地元商店などとの交流やそこから派生する様々な動きは、(草の根の)地に足のついた息の長い交流形態として、真の意味での地域活性化の事例として社会的にも有意義なものと言えます。ある意味アニメ文化の最前線に立っていると言える一人一人のファンの言動は、とても大事です。「マナーが良い」「礼儀正しい」と各地でよく言われますが、それだけでなく特に単語としての「アニメ」の発音がしっかりしていないと困ります。アニメファンとまでは言えない多くの人々に対する「見本」「手本」となるからです。
4月2日にTBS系で放送の「マツコの知らない世界〜ニッポン再発見!春旅2時間スペシャル」。その前半(時間的には約3分の2)が「アニメ聖地巡礼の世界第3弾」。タレントのマツコ・デラックスさんが司会のバラエティー番組で、何と一昨年8月2日・昨年7月11日に続いてのアニメ聖地巡礼特集第3弾(!!!)です。今回は、海外の事例も多く紹介された一方、「温泉娘」などアニメ化されていないものも取り上げられたのは少し違和感がありました。番組制作者側は、地域活性化を重視した紹介番組にもしたかったようです。(後半(時間的には約3分の1)の離島特集も同様の趣旨のため、併せて2時間スペシャルにしたようです。)聖地巡礼好きのアニメファン5名(初出演は1名)が出演されていました。なお、( )内は前回、(( ))内は前々回の数値です。
公務員の鯛さんは、アニメツーリズム協会で「アニメ聖地88旅の思い出レポートコンテスト」で大賞を受賞したほどの方です。起伏3(1)((7))回・平板1(2)((8))回で、今回は起伏基調だったのが大変残念です。最近の悪しき傾向に毒されつあるのかもしれませんが、どうかアニメファンとして自覚・意識していただきたいものです。
動画クリエイターの中国人で来日後現在までに47都道府県の聖地を巡ったという軟軟冰(ビンビン)さんは、起伏1(3)((4))回・平板3(5)((6))回で、鯛さんとは逆に最後だけが起伏でした。最後まで平板だと良かったのですが、最近の悪しき傾向に毒されてはいない感じでした。
大学教員の伊月(刑部慶太郎)さんは、「らき☆すた」のガイドブック制作者としてコミケでも有名な方(会場で直接お話ししたことも数回あり)です。発音機会は起伏1(0)((0))回・平板2(1)((1))回でした。ずっと平板を徹底してきていたのに、1回だけ起伏気味だったのでショックでした。話の流れの中でつい、という感じだったので、大きな心配はなさそうですが。
公認会計士の夷(えびす)さんは、コミケで同人誌『聖地移住』も発行している方(「響け! ユーフォニアム」関連本も商業誌顔負けの超ハイレベル)で、直接お会いしたこともあります。秋田ご出身で当作がきっかけで宇治に移住された方です。起伏0(1)回・平板5(5)回でしたが、前回も起伏発音は周囲に引きずられただけという感じでしたので、今回のように徹底して平板だと、とても安心させられます。
今回初登場なのが、大学生(早稲田大学社会科学部)の中村花音さん。アニメ聖地巡礼を卒論のテーマにする人は珍しくありませんが、この方もその1人です。起伏3回・平板3回でした。最初の自己紹介時こそ起伏でしたが、終盤の聖地巡礼の社会的・経済的効果を力説する場面では徹底して平板。他の出演者に感化されたのかもしれませんが、これを機会に平板基調になっていただきたいものです。
ナレーションの声優玄田哲章さんは、相変わらず徹底して起伏でした。一方で、「アニメきっかけ」「アニメ放送」「アニメ聖地巡礼」という複合語の発音は、前回は起伏が1回だけありましたが、今回は徹底して平板。まあ、日本語としては当然のことなのですがね。やはり元々は単独語も平板発音されていたベテランが、最近の悪しき傾向に毒されて起伏に変えてしまったという感じが出ています。
肝心のマツコ・デラックスさんは、起伏6(9)((4))回・平板2(4)((8))回でした。今回も起伏基調でしたが、「アニメ聖地」「アニメ聖地巡礼」という複合語の発音は前回同様徹底して平板。聖地巡礼に限らずアニメに関する話題の際は、単独語としての「アニメ」も平板基調であっていただきたいものですが、希望は感じられる状況とは言えます。
総じて、大きな変化はありませんでした。数少ない出演機会はイヤでも印象に残ってしまうので、アニメファンらしい発音を徹底していただけることを心から望んでいます。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2024年3月30日土曜日
アニメジャパン3(有料ステージ)
去る3月23・24日に東京ビッグサイトでパブリックデーが開催された「アニメジャパン」。5年ぶりに直接参加しました。3回に分けて、単語としての「アニメ」の発音を中心に感想をまとめます。
3回目は、「AJステージ」(前回取り上げた「AT−X新サービス発表会」以外)。REDステージ・GREENステージ・BLUEステージの3種類があり、BLUEステージの後方のみが無料の立席となる以外は全て有料(事前抽選)です。今回は、10件申込で2件のみ当選。いずれもBLUEステージですが、めぼしいステージは申し込みしていないものも含めて、無料アーカイブ配信(一部を除き1週間限定)で視聴可能です。そのため、無料アーカイブ配信があるもののうち全体をインターネットで完全視聴したものを一括して取り上げます。以下の通りです。
2024年3月27日水曜日
アニメジャパン2(AT−X)
去る3月23・24日に東京ビッグサイトでパブリックデーが開催された「アニメジャパン」。5年ぶりに直接参加しました。3回に分けて、単語としての「アニメ」の発音を中心に感想をまとめます。
2回目は、「AJステージ」。REDステージ・GREENステージ・BLUEステージの3種類があり、BLUEステージの後方のみが無料の立席となる以外は全て有料(事前抽選)です。今回は、10件申込で2件のみ当選。いずれもBLUEステージですが、めぼしいステージは申し込みしていないものも含めて、無料アーカイブ配信(一部を除き1週間限定)で視聴可能です。そのため、無料アーカイブ配信がない(当日の生配信のみあり)ものだけに直接傍聴(着席観覧)しました。
アニメジャパン1(クリエイション)
2024年3月20日水曜日
松倉家
第2回(1月28日初回放送分)は、小学館集英社プロダクションの根岸智也さん、アニメプロデュース会社EGG FIRMの植島一輝さんがゲストです。アニメの立ち位置の今昔、制作期間の長短、スタッフ人選の苦労、ノイタミナ誕生の経緯、原作者との関わり方、今後の業界のあり方、優れた作画、声優キャスティング事情などが話題となりました。作品は、「斉木楠雄のΨ難」「極主夫道」「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」「彼氏彼女の事情」「ハチミツとクローバー」「ハイスコアガール」「ぱにぽにだっしゅ!」「ロードス島戦記」「超時空要塞マクロス」「王立宇宙軍オネアミスの翼」「青い花」「灼眼のシャナ」など(個人的には大半が未見)に触れられました。根岸さんは平板5回(他に起伏気味が2回)、植島さんは平板4回のみ(ちなみに「ゲーム」は起伏1回のみ)、松倉さんは平板4回のみ、八木さんはナレーションで起伏1回のみでした。基本的には、平板発音が徹底している感じで、ホッとしました。
第3回(3月2日初回放送分)・第4回(3月16日初回放送分)は、レコード会社フライングドッグ社長の佐々木史朗さん、アニメプロデュース会社EGG FIRM代表の大澤信博さんがゲストです。3名の出会い、印象に残る作品、業界入りのきっかけ、作品への音楽の付け方、業界の鬼才たち、対応が大変だった監督、若手クリエイターの発掘、音楽アニメの演奏シーン、マクロスシリーズの革新性、最近のアニメ映画の特徴などが話題となりました。作品は、「エクセル・サーガ」「スーパードールリカちゃん」「カードキャプターさくら」「少女革命ウテナ」「エイリアン9」「機動警察パトレイバー」「戦国奇譚妖刀伝」「AKIRA」「カウボーイビバップ」「月詠」「あずまんが大王」「のだめカンタービレ」「キャロル&チューズデイ」「マクロス7」「機動警察パトレイバー」「機動警察ガンダムSEED」「アイの歌声を聴かせて」「鬼太郎誕生」などの作品(個人的には半数以上が未見)に触れられました。佐々木さんは(第3回の最初の2回こそ起伏でしたが)平板7回、大澤さんは平板3回(他に起伏気味が2回)、松倉さんは平板6回のみ、八木さんはナレーションで起伏2回のみでした。息継ぎなどの関係で起伏気味が見られた(佐々木さんは過去投稿と異なり起伏発音が見られた)ものの、基本的には平板発音でまとまっていた感じです。
基本的に業界人なので、平板発音は当然なのですが、より一層徹底していただければと思いますし、フリーアナウンサーである八木さんは、そういう状況を見習って(当番組以外でも)平板基調に変わっていっていただければと切に思います。過去投稿にあるように同局のアニメ情報番組「Club AT−X 」出演時も起伏基調(つまり平板発音もあり)でしたが、あまり改善されていません。佐々木さんも、レコード会社は業界人ではなく業界関係者ですが、平板発音を徹底していただきたいものです。その点、経験豊富な松倉さんの徹底ぶりはさすがで、心からホッとさせられます。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2024年3月2日土曜日
業界の周辺
BS−TBSで放送中の「X年後の関係者たち・あのムーブメントの舞台裏」。お笑いタレントのカズレーザーさん(メイプル超合金)が司会を務め、かつて話題になった現象などの関係者を複数人集めて裏話などを語り合ってもらうトークバラエティー番組です。
昨年8月15日の「機動警察パトレイバー」の回。発音機会があったゲスト出演者は3名。アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんは、発音機会5回とも当然に徹底して平板でした。漫画家のゆうきまさみさんは発音機会1回のみでいつもと変わらず平板でホッとしましたが、脚本家の伊藤和典さんは発音機会1回のみであろうことか起伏気味でした。こんなところまで起伏発音化の悪い流れが及んでいるのかと軽いショックを受けました。ナレーションのTBSアナウンサー小倉弘子さんは発音機会2回とも起伏でしたが、司会のカズレーザーさんは起伏・平板各1回でした。
昨年12月25日の「鳥嶋和彦」の回。元・『週刊少年ジャンプ』編集長で、同誌の黄金時代を築いた名編集者として大変有名な方ですが、珍しく単独インタビュー形式でした。鳥嶋和彦さんは、発音機会4回とも徹底して平板でした。既に70代の方ですが、アニメブーム時(1977〜1985年頃)にも編集者として活躍されていた人物なので、当然に平板発音されているわけで、とても安心しました。司会のカズレーザーさんには発音機会がなく、ナレーションのTBSアナウンサー豊田綾乃さんは発音機会1回のみで以前と変わらず起伏でした。ゲストに敬意を評して平板発音してくれても良さそうなのに、と少し思いました。
2024年2月23日金曜日
素人 5(異業種人)
CSのAT−Xで放送中の「あにめすこ〜ぷ・アニメを本職に見せたら聞いた事ない話が飛び出した件」。声優の徳井青空さんとお笑い芸人の岩井勇気さんが司会で、1本のアニメを取り上げ、それにまつわる本職(素人)に当該アニメを観せて意見を聞く番組です。昨年11月放送で7作品目となる「りゅうおうのおしごと!」編。将棋界からプロ棋士の女性3名が出演されましたが、発音機会があったのは香川愛生さんだけでした。起伏・平板1回ずつで起伏が先でした。特にこだわりなく自然に両方の発音をされている感じでしたが、こういう方々が自然に平板発音が増えていくのが望ましい姿なので、少しは期待できそうです。なお、司会の徳井青空さんは、発音機会5回とも起伏のみで、大変残念です。
昨年12月29日にBS11で放送の「大晦日放送! アニメロサマーライブ2023放送直前スペシャル」。プロレスラーのグレート・O・カーンさんが解説していました。かなりのアニメ好き・アニソン好きらしく、今回のライブでも登壇されています。発音機会は1回のみでしたが、とても自然な平板発音でした。こういう方々がもっと増えていただければ安心なのですが、もっともっと露出が増えてもらわないとなかなか・・・。なお、司会の鷲崎健さんは、発音機会は1回のみですが、(グレートさんの後で)平板でした。グレートさんに引っ張られたのかもしれませんが、過去投稿にもあるように元々は起伏基調の方なので、今後も少なくともアニメ関連番組では平板発音であっていただきたいものです。
2024年2月4日日曜日
最近どーよ!?(落ち葉拾い2)
最近のテレビ番組の感想などからの落ち葉拾いの中で、音楽関係者を中心に紹介します。
NHK教育で放送中の「クラシックTV」。8月24日放送の「「青のオーケストラ」コラボ第2弾」では、元ハロー!プロジェクトの一員で歌手の鈴木愛理さんに発音機会があり、起伏2回・平板1回でした。アニメ好きということなので、平板発音がもっと増えていけば嬉しいですね。
BS11で放送中の「Anison Days」。11月3日放送分での元KalafinaのWakanaさんが起伏1回のみでした(過去投稿では同じKalafinaの3名のうち、H-el-ical // さんが平板、keikoさんが起伏でしたが)・・・残念です。11月17日放送分(昨年2月10日放送の井上苑子さんと出演した回の未公開分)の作曲家武部聡志さんも、起伏1回のみでした。過去投稿では徹底して平板発音だっただけに、正直ショックでした。今後もアニメ音楽に関わりを持ちそうなので、変に勘違いなどをせずしっかり平板発音を継続していただきたいのに残念です。悪しき傾向ですねえ。一方で、1月12日放送分でのWANDSのギター担当柴崎浩さんは、平板2回のみで、とても嬉しかったです。
NHK総合で放送中の「SONGS」。1月25日放送分は西川貴教さん。発音機会2回とも平板で、少し意外でしたがホッとしました。過去投稿にもあるように、一時は平板発音を徹底していた感じだったのに最近は当初の起伏基調に戻ってしまった感じがありましたが、久々に発音機会に触れてそれが平板(しかも、司会の大泉洋さんが起伏2回のみなのに、それにつられることも無く!)だったことが本当に嬉しかったです。今後も平板発音を徹底する形で定着していただければと希望しますが。アニメ音楽界隈の今後に少し希望が持てました。
CSのAT−Xでほぼ恒例になりつつある新作紹介番組「次クール、何くーる?」。9月25日初回放送(2023秋)分では司会の声優寺澤百花さんが起伏・平板各1回、1月8日初回放送(2024年冬)分では司会の声優白石晴香さんが起伏2回のみ(他に複合語「アニメ専門チャンネル」も起伏)でした。ただし、マスコットキャラクター「たいがさん」の声を担当している声優福山潤さんは、複合語「アニメ専門チャンネル」の発音を含め、全て平板でした。過去投稿にもあるように、起伏発音されることもあるのですが、やはりこういうアニメ専門チャンネルのアニメ情報番組では平板発音を続けていただきたいものです。その意味では、AT−X社員として出演している安井さんには、これまでの出演では起伏ばかりですが、平板発音を徹底していただかないと本当に困りますね。
以上です。次回からは、テーマ別投稿に戻る予定です(既に複数のテーマが決定しています)。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)