2024年7月6日土曜日

最近どーよ!?(音楽系1)

 ここ半年ほどのテレビ番組のレポート(「アニメ」の発音状況など)が結構たまってきているので、数回に分けてまとめて取り上げます。今回は、音楽(アニソン)関連番組のうちバラエティー系(歌唱がメインではない)についてです。


 3月29日にBS日テレで放送の「GEKIBANG」。劇伴(BGM)をテーマにした貴重な番組です。ナレーションの声優高橋李依さんが徹底して起伏発音(5回)は予想通り。発音機会があった一般芸能人のうち、歌手の斉藤円香さん(OCHA NORMA)は起伏(1回)だった一方、お笑い芸人のみちおさん(トム・ブラウン)は起伏2回・板1回で、アニメ好きらしいので平板基調になっていただければと思います。司会のお笑い芸人天津飯太郎(旧:天津向)さんは、最初の1回こそ起伏でドキッとしましたが、後は徹底して平板(5回)で安心しました。
 問題はここから。作曲家として発音機会があった高橋康治さん宮崎誠さんは、いずれも発音機会は1回のみですが起伏気味でした。音楽業界人もアニメに直接関わる方々は平板発音を徹底していただきたいものです。

 4月21日にテレビ朝日系で放送の「アニメ好き外国人がガチで投票!世界アニソン総選挙」。ナレーションは過去投稿で取り上げましたが、それ以外で発音機会のあった方々です。司会の爆笑問題は、田中裕二さん起伏気味のみ(1回)、太田光さん起伏2回(うち1回は起伏気味)でした。佐久間大介さん(Snow Man)は起伏2回・平板1回で、アニメ好きで過去投稿にもあるように平板基調のはずなのですが、どうも良くありませんね。コスプレイヤーのユリコタイガーさんは、発音機会は1回のみですが平板で、過去投稿にもあるように起伏平板が混在している方だったので、良い傾向ですね。タレントの渡邉美穂さん(元・日向坂46)は、過去投稿のドラマ「声春っ!」出演時と特に変わらず、起伏気味2回のみでした。ゲストの声優では、潘めぐみさん起伏のみ(3回)、松本梨香さんが起伏のみ(1回)、堀川りょうさん平板のみ(1回)、宮村優子さん平板のみ(1回)でした。なお、素人の外国人で唯一発音機会があったスペイン人女性が平板のみ(1回)だったのは、とても嬉しかったです。アニメ好き外国人は、日本語音声のまま配信で視聴する方々も多い時代なのでとても心配だったのですが、まだまだ大丈夫(!?)のようです。

 5月26日にテレビ朝日系で放送の「EIGHT−JAM」(旧「関ジャム完全燃SHOW」)の2022年10月16日以来の)アニソン特集回。ナレーションの声優小野寺一歩さんが徹底して起伏(7回)なのは予想通り。一般芸能人では、宮田俊哉さん(Kis-My-Ft2)が相変わらず起伏のみ(2回)、タレントのファーストサマーウイカさんが過去投稿と異なり今回は起伏(1回)だった一方、お笑い芸人の山崎弘也さん(アンタッチャブル)が平板(1回)でした。声優の林鼓子さんは、起伏1回・平板2回で、最初以外は平板だったので、好感を持ちました。
 問題はここから。音楽評論家の冨田明宏さんは、起伏5回・平板4回(前半は起伏ばかりで後半はほぼ平板)で、元々は平板なのに最近の風潮に押されて起伏にしているという感じが強くなっており残念です。音楽プロデューサーの山内真治さんは、業界人(アニメ企画会社アニプレックス)なのにあろうことか起伏3回・平板1回で、後半にやっと平板発音を披露したという感じで、「ゲーム」も平板のみ(1回)でした。暗澹たる気持ちにさせられます。業界人としてしっかりしていただきたいものです。


 今回はここまでです。次回は、歌唱がメインの音楽番組をまとめて取り上げます。

(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


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