2024年3月2日土曜日

業界の周辺

 テレビ番組の感想で、アニメ業界周辺の方々(漫画家、脚本家、テレビ局のドラマプロデューサーなど)について、まとめて取り上げます。一部は、アニメ業界人(アニメ制作会社)やアニメ業界関係者(テレビ局のアニメプロデューサーなど)も含みます。


 BS−TBSで放送中の「X年後の関係者たち・あのムーブメントの舞台裏」。お笑いタレントのカズレーザーさん(メイプル超合金)が司会を務め、かつて話題になった現象などの関係者を複数人集めて裏話などを語り合ってもらうトークバラエティー番組です。
 昨年8月15日の「機動警察パトレイバー」の回。発音機会があったゲスト出演者は3名。アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんは、発音機会5回とも当然に徹底して平板でした。漫画家のゆうきまさみさんは発音機会1回のみでいつもと変わらず平板でホッとしましたが、脚本家の伊藤和典さんは発音機会1回のみであろうことか起伏気味でした。こんなところまで起伏発音化の悪い流れが及んでいるのかと軽いショックを受けました。ナレーションのTBSアナウンサー小倉弘子さんは発音機会2回とも起伏でしたが、司会のカズレーザーさん起伏平板各1回でした。
 昨年12月25日の「鳥嶋和彦」の回。元・『週刊少年ジャンプ』編集長で、同誌の黄金時代を築いた名編集者として大変有名な方ですが、珍しく単独インタビュー形式でした。鳥嶋和彦さんは、発音機会4回とも徹底して平板でした。既に70代の方ですが、アニメブーム時(1977〜1985年頃)にも編集者として活躍されていた人物なので、当然に平板発音されているわけで、とても安心しました。司会のカズレーザーさんには発音機会がなく、ナレーションのTBSアナウンサー豊田綾乃さんは発音機会1回のみで以前と変わらず起伏でした。ゲストに敬意を評して平板発音してくれても良さそうなのに、と少し思いました。

 CSのフジテレビONEで放送中の「漫道コバヤシ」。司会のケンドーコバヤシさんが、漫画家の仕事部屋などを訪問しインタビューするトークバラエティー番組です。昨年12月23日放送の「10周年&100回記念特別編」では、番組ディレクターの増田真也さんと2人で過去の内容を総括的に振り返る形式でした。増田真也さんは、発音機会3回のうち、最初は平板でしたが、ケンドーコバヤシさんが今回は発音機会3回とも起伏だったためか、後の2回は起伏でした。おそらく元々平板発音されている方に違いないのですが、変な勘違いをしないで平板発音を貫いていただきたいと感じました。

 CSの衛星劇場で放送中の「VHSを巻き戻せ!俺たちのOVA特集」。第3回(昨年12月放送分)は「甦れ青春!OVA座談会(前編・後編)」。出演者4名のうち声優の松井菜桜子さん以外の3名に発音機会がありました。読売テレビプロデューサーの諏訪道彦さんは、かつて関西ローカルで「アニメだいすき!」という深夜枠のOVA中心のアニメ再放送をプロデュースしており、OVAをテレビで視聴する魁を担った方です。発音機会15回のうち、当初は徹底して平板でしたが起伏も混じるようになり、起伏7回・平板8回でした。アニメ情報番組で起伏発音されるのに出くわしたこともありますが、アニメ業界関係者なので平板発音を貫いていただきたいと切に思います。脚本家の上江州誠さんは、発音機会9回のうち、最初は平板でしたが起伏も少しまじり、起伏3回・平板6回でした。司会の吉田尚記さんは、発音機会15回のうち、起伏10回・平板5回でしたが、番組名「アニメだいすき!」は4回とも全て平板で、「アニメのイベント」1回を平板発音されました。ゲストに敬意を評したのか少なくとも番組名では徹底できたわけで、過去投稿にもあるように平板発音も時々されているので、平板基調と断言できる程度になっていただければと切に思います。


 今回はここまでです。総じて、業界の周辺においても予断を許さないのが現状ということになり、大変危惧するものです。元々平板発音されている方々は、くれぐれも勘違い等で起伏発音に変えたりしないでいただきたいと強く願うものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


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