去る3月23・24日に東京ビッグサイトでパブリックデーが開催された「アニメジャパン」。5年ぶりに直接参加しました。3回に分けて、単語としての「アニメ」の発音を中心に感想をまとめます。
3回目は、「AJステージ」(前回取り上げた「AT−X新サービス発表会」以外)。REDステージ・GREENステージ・BLUEステージの3種類があり、BLUEステージの後方のみが無料の立席となる以外は全て有料(事前抽選)です。今回は、10件申込で2件のみ当選。いずれもBLUEステージですが、めぼしいステージは申し込みしていないものも含めて、無料アーカイブ配信(一部を除き1週間限定)で視聴可能です。そのため、無料アーカイブ配信があるもののうち全体をインターネットで完全視聴したものを一括して取り上げます。以下の通りです。
業界人の方々。関弘美さんは、アニメ制作会社のプロデューサーで、当然ながら昔から平板。遠藤一樹さんは、テレビ局のプロデューサーですが、徹底して自然な平板発音で、とても嬉しくなりました。もちろん、これが当然の姿なのですが。テレビ局でも、プロデューサーとアナウンサーでは、だいぶ違うのですねえ。
局アナウンサーの方々。日本テレビの伊藤遼さんは、「アニメオタク」と自己紹介されていたほどですが、徹底して起伏発音でがっかり。アニメ好きを公言するならもう少し意識していただきたいものです。テレビ朝日の三谷紬さんも、発音機会は1回のみでしたが起伏発音。最近のアナウンサーの発音傾向ではありますが、1990年代前半生まれのお二方には、本当にアニメをめぐる歴史をきちんと知っていただきたいですね。なお、ニッポン放送の吉田尚記さんは、相変わらず起伏基調ですが時々平板発音が混じるので、もっともっと強い平板基調になっていっていただければと切に思います。
フリーのアナウンサーや司会者(タレントを含む)の方々。奥浜レイラさんは、私が視聴した範囲内のステージでは、残念ながら徹底して起伏。堀口弥生さんは、稀に平板発音もされていたほどなので、平板基調に変わっていっていただければと思います。田口尚平さんは、過去投稿にもあるように一時は平板発音もされながらも最近は起伏基調に戻ってしまった感じなので、平板発音を増やしていっていただきたいものです。森遥香さんは、過去投稿にもあるように以前は平板発音もされていた方なので、平板基調に戻っていただきたいと切に思います。松澤ネキ(旧:松澤千晶)さんは、平板発音で始まったかと思うと後では起伏発音になるなど安定しません。イベントなどの司会も比較的多いので、平板発音を徹底していただければと切に思います。天津飯太郎(旧:天津向)さんは、私が視聴した範囲内のステージでは、やや起伏気味が1回のみありドキッとしましたが、息継ぎ等の関係でやむを得ずそうなったようにも感じましたので、大きな心配はしなくても良さそうです。
その他、Vtuberで歌手として英語圏中心に活動されている森カリオペさん。日本語もほぼ普通に話せるのですが、当初は平板発音ばかりだっのが途中から起伏発音ばかりになってしまったのが残念。平板基調とは言えるので、変な勘違いなどすることなく徹底して自然な平板発音をしていただければなあと思います。
声優で司会を担当された方々。私が視聴した範囲内のステージでは、天﨑滉平さんは徹底して平板、儀武ゆう子さんは徹底して起伏。両極端でしたが、やはり「人それぞれなんだなあ」と思うしかありません。
ゲスト登壇された声優の方々。
起伏のみだったのは、上田麗奈さん・八代拓さん・花守ゆみりさん・久野美咲さん・潘めぐみさん・福西勝也さん・丸岡和佳奈さん・会沢紗弥さん・内田雄馬さんのほか、過去投稿と同様に種﨑敦美さん・水瀬いのりさん・前田佳織里さん(特に潘めぐみさんは、「ドラマ」が過去投稿では起伏だったのに今回は平板で、「アニメ」との違いにかなりショックを受けました。意識して変えたのならば「アニメ」についても同様に変えていただきたいものです)。過去投稿では平板だったのに今回起伏だった小林千晃さん。過去投稿では平板のみから起伏・平板混在になり今回起伏だった井口裕香さん。過去投稿では起伏・平板混在だったのに最近は起伏ばかりになってしまった感じの千葉翔也さん・神谷浩史さん。なお、内田雄馬さんは、島﨑信長さんの平板発音につられて「起伏気味」にとどまったりもしていますので、変化の可能性はありそうです。
一方、平板のみだったのは、私が視聴した範囲内のステージでは、大塚剛央さん・富田美憂さん。今後も絶対に変わらず平板発音をし続けていただきたいものです。そして意外にも過去投稿では徹底して起伏だったファイルーズあいさんも。何かきっかけがあったのかはわかりませんが、是非とも平板基調を続けていただきたいですねえ。
そして、起伏・平板が混在した方々も多いです。豊田萌絵さんは、最初は平板だったのに会場で上映された映像の感想時では起伏で、普段はどちらなのか判別が難しいです。岡本信彦さんも、元々は平板基調のようですがもっと徹底していただければと思います。逆に高橋李依さんは、過去投稿では起伏ばかりだったのに今回初めて平板発音を耳にしました。やればできるじゃないですか!。息継ぎとかの関係で偶然できただけかもしれませんが、これを機会に増やしていっていただければと思います。また、過去投稿では起伏基調だったのに今回は平板基調という感じがしたのが、鬼頭明里さん・内山昂輝さん。さらに過去投稿では起伏・平板混在でリラックスした感じの際には平板発音を披露してくれる島﨑信長さん。お三方とも、元々は平板発音されてきたに違いありません。是非とも、同調圧力に負けたり変な勘違いをしたりせず、平板発音を徹底していただけることを切に切に望みます。
以上です。「結局は個人」な情勢は変わりありませんが、以前よりも起伏発音化の圧力が強まっている感じがする昨今、何とか平板発音を耳にできる機会が増えてほしいものですね。
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