2021年12月21日火曜日

声優ブーム?

 最近また「声優ブーム」という言い方が安易になされているようです。正真正銘のブームと呼べる「声優ブーム」は過去に3度ありました。1960年代後半の洋画や海外ドラマの吹替声優(若山弦蔵さん、野沢那智さんなど)が脚光を浴びたのが第1次、1970年代後半から1980年代前半のアニメブームと共にアニメ声優(富山敬さん、神谷明さん、小山茉美さん、潘恵子さんなど)が男女問わず脚光を浴びた第2次、1990年代中盤から後半に主に女性声優(林原めぐみさんなど)がその音楽活動と共に脚光を浴びた第3次です。「第◯次」といった特定の期間は、その後はありません。
 2000年代以降は、確かに声優が注目された感じ(テレビで声優特集が組まれるなど)の時期は何度かありましたが、もはや「声優」という存在がごく一般的な「当たり前の」「普通の」存在として「定着」した状況なので、「特集されたら即「ブーム」」というわけではありませんですから、「声優ブーム」という表現はもう使わないでいただきたいものです。いい加減知ったかぶり(訳知り顔)はやめていただきたいし、声優をバカにしたり特別視したりしないでいただきたいものです。(全く同様のことは「アニメ」文化自体に対しても言えます。)
 確かに、「鬼滅の刃」を契機として、その出演声優が脚光を浴び、他の比較的人気が高いアニメ(「呪術廻戦」「進撃の巨人」など)の出演声優も含めてテレビのバラエティー番組で何度も特集が組まれたりしています。「鬼滅の刃」自体は確かに「ブーム」(もう半年くらいは続きそう)と言えますが、バラエティー番組での声優一般の特集はもう途切れるでしょう。その意味では「ブーム(一過性の現象)」と言えなくもないですが、完全に定着した普通の存在、テレビに出てもおかしくない存在、「このくらい(時々特集が組まれること)は当たり前のこと」、という認識に世間(というかマスメディア)がなっていただきたいものですね。

 前置き(総論)が長くなりましたが、やっと本題です。
 去る11月23日に日本テレビ系で放送の「踊る! さんま御殿!!〜人気声優&アニメ好き有名人SP」。明石家さんまさんは、発音機会5回のうち、ゲストの俳優佐々木大介さん起伏発音(発音機会3回とも)につられる感じで1回だけ起伏発音気味でしたが、他は全て自然な感じの平板発音でした。過去投稿にもあるように元々の平板発音に戻っていただけているので、もう大丈夫でしょう。ゲストのお笑い芸人岩井勇気さんも、発音機会4回のうち、(やはりつられて?)1回だけ起伏発音気味でしたが他は全て平板発音でホッとしました。最近は起伏発音が多めだったので、良い傾向です。タレントの中川翔子さんも、発音機会は1回のみでしたが、雰囲気につられたのか(?)久々に平板発音していただけて、嬉しかったです。今後も平板基調になっていただきたいものです。発音機会があった声優さんは3名。林勇さんは発音機会1回のみで起伏小林由美子さんは発音機会1回のみで平板諸星すみれさんは(元々は起伏発音されている感じの方ですが)起伏平板が1回ずつでした。結局起伏平板が混在している皆さんに共通して言えるのは、その場の話の流れなどに左右されている感じだということです。バラエティー番組の雰囲気(視聴率が高いと思われている番組は特に)は、本当に影響力が大きいのでしょうが、雰囲気などに動じない強い自信を皆さんが持っていただければと思います
 お笑い芸人に声優(アフレコ)体験をさせるバラエティー番組もありますね。去る10月19日にフジテレビ系で放送の「火曜は全力! 華大さんと千鳥くん・大喜利&6練単2時間SP」。声優をバカにしているわけではないようですが、アフレコをなめないでほしい気はします。本職の声優さんが感想を述べていたのは評価します。出演したお笑い芸人の中で唯一発音機会があった大悟さんは、発音機会は1回だけですが平板で、とても好感を持ちました。40代前半の方ですが、きっと元々アニメ好きなのだろうと推測されます。ナレーションの声優遠藤綾さんが(発音機会は1回のみですが)起伏だったのが余計に残念です。

 もう1点触れさせてください。声優の林原めぐみさんが、今年の「ベストジーニスト賞」を受賞されました。「最もジーンズが似合う有名人」に選ばれたわけです。去る11月25日に授賞式があり、登壇して発言するご本人の様子がYouTubeのニュース関係チャンネルなどで公開されています。「声優ブームに乗っかって受賞できたのかも」とおっしゃっていました。発音機会3回のうち一番大事な最初の部分でしっかり平板発音してくれてホッとしました。数年前は起伏発音ばかりになってしまっていましたが、(2017年2月6日に某ラジオ番組の投稿コーナーへ直接メール送信して私(もちろん本名も明記)の思いをお伝えして以降は)徹底して平板発音という感じになっていただけていたので、信じていました。(最後の方の2回は起伏発音になってしまったのが残念ですが、息継ぎのせいもあった感じ(?)なので、今後は大丈夫でしょう。)

 いずれにせよ、声優(文化)もアニメ(文化)も、決して「ブーム(一過性の現象)」ではなく、完全に人気も定着している現代文化なのだ、時々話題が盛り上がっても「ブーム」なんていう軽薄な現象ではない、当たり前の出来事なのだ、という認識が早く定着してほしいものです。

 今年の投稿はこれで最後です。来年1月以降の投稿テーマも複数決定済みですが、まずは元旦夜(予定)のコミケ参加報告をお楽しみに。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2021年12月14日火曜日

ゴダイゴ

 ゴダイゴは、1970年代末から1980年代前半にかけて大変な人気を博したバンド(ジャンルとしてはロック系ニューミュージック)です。ほとんどのシングル発売曲が、テレビや映画の主題歌・挿入歌やCF(CM)ソングという、映像メディアとの親和性の高さは史上最高と言って間違いない特異なバンドで、当時は本当に絶大な人気でした。同時期のアリス(ジャンルとしてはフォーク系ニューミュージック)と人気を二分するような形でしたが、(フルコーラス唄うことを出演条件としているためテレビ出演が少なめのアリスよりも間違いなく)老若男女問わず知名度が高く、アリスの大ファンだった私は嫉妬していたほどです。どちらのバンドも、1980年代前半に解散(活動停止)したものの21世紀の現在でも活動再開しており、本当にスゴいです。

 そんなゴダイゴが手がけたアニメソングは、アニメ作品数としてはわずか3作品(うち1作品は21世紀になって活動再開した後)と意外に少ないです。ただし、メンバーのトミー・スナイダーさんがソロで歌った1979年の「24時間テレビ・愛は地球を救う2」内
で放送された手塚治虫原作「海底超特急マリンエクスプレス」の主題歌「ザ・マリン・エクスプレス」をはじめ、ボーカルのタケカワユキヒデさんやリーダーのミッキー吉野さんが関わるアニメも少なくありません。1980年前後はアニメブームの真っ最中でもあり、アニメソングを積極的に手がけるバンドとして好感を持っていました。
 1979年7月(劇場公開は8月)の劇場版「銀河鉄道999」の主題歌・挿入歌「銀河鉄道999(THE GALAXY EXPRESS 999)」「テイキング・オフ」。特に、「銀河鉄道999」は、現在でも鉄道番組で流用されたり鉄道駅の発車メロディーに使われたり様々なアーティストにカバーされたりしているスタンダードナンバーです。私個人にとっても、口ずさんだ通算回数は歴代全アニソン中間違いなく1位です。
 1982年3月の東映まんがまつり内で公開された劇場版「アラジンと魔法のランプ」の主題歌「魔法のあかり」「アラジンのランプ」。映画は2009年にCS東映チャンネルで観ましたが、公開当時もラジオのアニメ情報番組で聴いたことはあります。ゴダイゴらしいポップな曲だったという印象があります。
 2006〜2007年にBS2で放送されたテレビアニメ「シルクロード少年ユート」のOP「ONE FOR EVERYONE」。1990年発表曲の流用なので、厳密な意味ではアニメ主題歌として書かれた曲ではありませんし、私個人は全く視聴しておらず、当曲も知りません。

 「銀河鉄道999(THE GALAXY EXPRESS 999)」は、オリコンこそ2位止まりでしたが、当時の人気番組「ザ・ベストテン」では6週連続1位になりました。最近CSで再放送されましたが、ゴダイゴのメンバーにも司会の久米宏さん・黒柳徹子さん両名にも「アニメ」の発音機会はありませんでした。その他の音楽番組などでもこれまで当曲を聴く機会は何度かありましたが、「アニメ」の発音機会は記憶にありません。
 
 前置き(?)が長すぎましたね。ボーカルのタケカワユキヒデさんが、BS11で放送中の「Anison Days (アニソン・デイズ)」についに出演されました。10月1日放送分では「アニメ」の発音機会がありませんでしたが、未放送トーク部分が放送された11月26日の放送で、たった1回だけですが発音機会がありました。期待に違わずきれいな平板発音でした。元々漫画好きで有名な方ですし、アニメブームの頃からアニソンに関わりがあったわけなので、「きっと平板発音してくれるに違いない」と信じていました。このように昔からアニメに関わりのある方は、やはり昔からの正統的な発音を自然にしてくれるのです。もっともっとこういう方々がテレビなどで露出してくれるといいのですが

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2021年12月5日日曜日

一般芸能人 15

 最近のものではなく再放送なのですが、気になるテレビ番組があったので、単独で投稿させていただきます。

 去る10月14日(本放送は4月20日ですが、初視聴)にCSフジテレビONEで放送の「よゐこらぼ2・よゐこのパーリナイ・春の特別版〜祝! アニソンデビュー50周年!水木一郎パーリナイ」。お笑いコンビのよゐこ(濱口優さん有野晋哉さん)が不定期的に放送しているバラエティー番組で、自分たちの青春時代に聴いていた音楽レコードをネタにしたマニアックなトーク番組(ゲストなし)です。

 大変うれしいことに、お二人とも過去投稿(2019年)と同様に、ほぼ徹底して平板発音でした。濱口優さんは、発音機会6回中1回のみ起伏発音気味でしたが、他は自然な平板発音でした。有野晋哉さんは、発音機会3回とも平板発音でした。
 青春時代が遠くなった世代の芸能人でも、青春時代の話題に触れられる機会があれば、平板発音が自然に出てくるわけなのです。お話しされるのがお二人のみ(共演者の影響は一切ないという意味)なので、普段から当たり前に平板発音なのだろうと確信できました。昨今は起伏発音へなびく気弱な(?)方々が後を絶たない中、本当に安心しました。アニメ業界とは直接関係のない「一般」芸能人でもアニメ好きな方々の場合のお手本ともいうべき姿です。こういう方々がもっともっと増えていただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)



2021年11月21日日曜日

2等市民

 「アニメ文化やアニメファンは「市民権」を得た」という意識・認識が拡がっているようですが、必ずしも手放しで喜べるところではないと思われます。


 去る10月、復刊ドットコムで今年復刻されたSF小説『残された人びと』(アレグザンダー・ケイ著)を初めて読みました。
 NHK初の30分セルアニメのシリーズで、宮崎駿が初めて監督したテレビアニメシリーズである、「未来少年コナン」の原作(というより原案)として有名です。私の歴代テレビアニメランキングで6位に位置する大好きなアニメで、コミケでのシリーズ本発行前に通読しておくべきと考えて読んだのです。
 様々な解説で言われているような、インダストリアを旧ソ連に、ハイハーバーをアメリカに見立てた、社会主義と資本主義の対立、といった感じは全くといっていいほどしませんでした。むしろ、機械化された階級制社会と自然との共存に支えられた自由・平等・対等な共同体社会との対立、もっと言えば絶対王政・封建社会と市民社会との対立、といった感じを受けました。それを特に強く感じさせた原因が「2等市民」という文言でした。

 階級制社会においては、「1等(1級)市民」「2等(2級)市民」「3等(3級)市民、または「市民」ですらない部外者」といった序列が存在し、一定の条件を満たせば等級を異動できることが多いです。つまり、何らかの努力(上級階級へのゴマスリなども含む)に報いる形で「3等、または「市民」ですらない部外者」から「2等」にのし上がれるのです。でも所詮「2等」は「1等」よりも間違いなく下等(下級)扱いなのです。それでも「2等」に進級できた者は、それを嬉々として受け入れ、「1等」に擦り寄ったり媚びへつらう態度を一層強くしたりするのです。中には、それまで自身がいたはずの「3等(または部外者)」を蔑み差別したりさえする者も出るのです。当作ではそこまで書かれていませんが、確実にそういういやらしさを持った「2等市民」が存在するであろうことを予感させます。(なお、「市民」とは、社会の構成員として権利義務が認められた存在、「市民」ですらない部外者とは、そのような当然認められるべき権利義務も持ち合わせていない(奴隷などの)存在ということです。)

 「2等市民」という概念は、「2等国民」「2等国」という概念にも通じます。かつての日本が、第一次大戦から第二次大戦の時期に、つまりいわゆる欧米列強に追いつけ追い越せと植民地主義に走った時期に、欧米諸国から、他のアジア諸国とは一線を画した「2等国民」「2等国」と見られていたことがあると言われています。「一目置かれた」と言えば聞こえはいいですが、要するにアジアの一員から欧米列強へ擦り寄った(ある意味浅ましい)行為とも言えるのです。同じ(黄色人種や東洋系民族としての)アジアの仲間を見下し、欧米に媚を売ったり、あわよくば欧米を出し抜き彼らと対等な「1等」になることさえ本気で考えていたのです。欧米列強の「1等」の側から見れば、「2等」は所詮「2等」にすぎないのに。

 現代日本社会では、「メインカルチャー」と「サブカルチャー」という概念があります。子供のものと思われていたアニメ・漫画・特撮などの(いわゆるオタク系)文化は現在でも「サブカルチャー」とされています。小説がメインで漫画はサブ、実写がメインでアニメはサブ、一般的撮影がメインで特撮はサブ、という観念は今でも根強いです。本来は媒体や表現形式の違いに過ぎないのに。
 「メインカルチャー」を信奉する側は、「格」の違いを持たせようとしてきたのです。「高尚な内容」「社会性を帯びた大人の芸術」などは「サブカルチャー」には描けない・取り扱えないとみなしてきたのです。「子供向けや低俗で猥雑なものがふさわしい」とみなしてきたのです。
 もう、「メイン」とか「サブ」とかいった階級的概念はやめませんか。媒体や表現形式による特性の違いはある程度ありますが、取り扱う内容にはもはや「メイン」「サブ」の違いはないのです


 長くなりましたが、要するに現在のアニメ界やアニメファンは、2等市民」としての「市民権」を得ているに過ぎないのかもしれないのです。
 アニメに無関心だったりアニメをバカにしたりしてきた人々(アニメ文化に関する「素人」)は、「アニメにも良いもの・面白いものはあるね」と一目置いてくれただけで、結局は「でもやっぱり、観るなら実写だよね」「実写の方が、大人の注目度は高いし、結局実写に関われるなら関わりたいと考えているんでしょ」と見下す態度は残っているかもしれないのです。
 昔からアニメをバカにしてきた「大人」たちの象徴が「アニメ」の起伏発音だという歴史的側面がある以上、起伏発音する人々からの同調圧力に負けて平板発音をやめ起伏発音になびくとしたら、そのような卑下した態度をとった結果「居心地の良いぬるま湯的な空気」で満足してしまっているとしたら、実に嘆かわしいことなのです。所詮「1等市民」から見下された「2等市民」でいることに気づきもせず、あるいは気づいても「だって所詮アニメは実写よりも下だもの。どうせなら実写に関われる方が社会的認知度もステイタスも高いもの」と「2等」を受け入れてそこに留まってしまっているだけなのです。かつては「市民ですらない部外者」だったのがようやく「2等市民」に格上げされただけなのです。
 昔から「玄人」「匠」「通」の発音として定着していた平板発音が肯定され、卑下したりせず堂々と、自信と誇りを持って自然に平板発音し続けられる状況であってこそ、「1等」「2等」といった階級を打破した真の平等な社会と言えるのです。人々の意識・認識が心底「アニメも実写も漫画も小説も、媒体や表現形式の違いだけで本質的には対等な、いずれも素晴らしい芸術文化」となる状態が、早く訪れてほしいものです。もちろん、個々人でみればそういう意識・認識に既になっている方々も少なくないとは思いますが、「(所詮アニメは日陰者だと)卑下してしまう方々」「(一般世間に抵抗なく受け入れてもらえるように)平板発音をやめ起伏発音に変えてしまう方々」が現実にいる以上、まだまだと言わざるを得ないのです。

(※今回の投稿内容に合わせて、「まとめ」ページにも少し補記しました。コミケ99で頒布する冊子(合本再構成完全版)も同様に、内容を捕捉しました。)


2021年11月12日金曜日

コミケ当選7回目

  東京ビッグサイトで開催されている世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。今冬のコミケ新99に、サークル参加が無事決定しました。前回は落選で旧知のアニソン関連サークルさんに委託参加しましたが、幻に終わったコミケ98では復活(当選)しており、今回も復活(当選)できました! 初申込から通算7回目の直接参加(委託も含めれば8回連続)です。
 会場が広くなったとはいえ、2日間開催で、かつ、新型コロナウイルス対策の影響でサークル総数はたったの2万(従来の6割程度)ですから、落選しても当然だったわけですが、本当にホッとしました。しかし、東地区と西・南地区とで完全に区分されて行き来は原則禁止とは・・・一般参加日は両地区別々にリストバンド型チケットが必要で、サークル参加日でも行き来できるかどうか不明なのは困りものです。幸い、ざっくりとカタログチェックした結果、一般参加日(1日目)はめぼしいサークルは東地区のみでほぼ完結していますし、サークル参加日(2日目)も西・南地区にあるめぼしいサークルはごくわずか(今回不参加のサークルが多いため)で、行き来できなくても諦めがつく程度とわかり、一安心。結局、2日間とも東地区に入り浸ることになりそうで、サークル参加日(2日目)も案外早く自分のサークルスペースに戻れるかもしれません。


 余談が過ぎましたが、私のサークルについて説明します。

 今回も6回連続(前回の委託参加は「アニメ(その他)」ジャンルでしたが)となる評論・情報」ジャンルで、2日目(12月31日(金))2ホール「L−21bです。
 久々のほぼ島角席(いわゆる「お誕生日席」の隣)で、出入りもしやすいし、助かります。ホール全体で見ても、シャッターやトイレに近く、目の前も広い通路に面しており、かなりの余裕が持てます。人通りは多いはずですが、なにせ新型コロナウイルス対策で一般参加者も(抽選により)1日5万人程度に抑え込まれます。頒布数は、通常よりもかなり減ると思われ、通常30部は用意するところ20部程度に抑えるつもりです。左隣(お誕生日席のため斜め後ろ)はいつも近くに配置されているサークルさんですが、右隣は初めて隣同士になるサークルさんです。何とお馴染み(贔屓)のサークルさんの一つで、現役の(ナレーション系)声優さんです。声優業界のこと(新型コロナウイルスの影響などは特に)とか語り合えるかもしれませんが、早く退席されてしまうかもしれないし、当日の状況次第ですが、ちょっと楽しみだったりします。


 当日の頒布物3種(予定ではなく決定)の進捗状況は、次の通りです。
 「アニメ」の発音問題に関する評論本アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」は、既に印刷済みですが、結章(結論)部分を全面的に書き換えます。既に当ブログで公開中の内容(修正済み)
です。さらに、本論かどこかに1点だけ重要なキーワードを補足したいと考えています。内容は当ブログの次回投稿予定のテーマのエッセンスで、ある意味刺激的な文言ですが、次回(予定)の投稿をご覧ください。つまり、ほぼ全面的に印刷し直すことになります。
 個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきたでの続刊が2冊あります。
 「スタッフ編」は、海外アート系を含む監督(演出家)と制作会社(プロデューサーや企画会社を含む)がメイン。京アニ事件に関する特別コラムは、昨年3月には完成済みです。4頁にわたる長文ですが、犯人に関する情勢が年内は動きそうもないので追記はしなくて済みそうです。監督・プロデューサー・制作会社はほぼ完成済みです。海外アート系がまだですが、もう数人追加する予定で、今月中には完成すると思われます。残るは、脚本家・作画監督・美術監督・音響監督などだけです。12月24日(金)の最終印刷予定日までに時間の許す限り多く書きたいと思いますが、コラムなどの形でお茶を濁す可能性も消えていません。とにかく、今回必ず発行します。
 「作品編①」は、国産テレビアニメ歴代総合ランキングでのベスト19国産劇場アニメ歴代総合ランキングでのベスト1の、併せて20作品を(続編・リメイク・スピンオフや劇場版・OVAも含めて)取り上げます。こちらを優先して作業しましたが、特別コラムを除き完成しています。全話再鑑賞した上で感想をまとめたので、本当に時間がかかりましたが、今年1月末に無事完成しています。特別コラム(2頁分)は、「キャンディ・キャンディ」の著作権に関する私見を述べるものですが、この土日で書き上げるつもりです。それが済めば、本当に全て完成です。コミケ当日までに補記・微修正したい内容が発生しないとも限らないので、印刷は12月下旬までしない予定です。

 なお、サークル配布限定だった別紙付録「TAL版勝手にアニメ大賞」(2021年冬版)は、一般参加者にも配布する方向で検討中です。これも、作っていてとても楽しい資料なので、近日中に手がけるかも。
 発行済みの第1弾(声優編)・第2弾(音楽編)も、欠席などでまだお渡ししていない一部のサークルさんには配布するつもりですが、ざっくりとカタログチェックした限りでは対象サークルさんは皆無に近い(ほとんどが不参加)です。

 因みに、次回夏コミ発行予定の「作品編②」も、既に10作品近く書き上げています。もちろんまだまだ作品数は増えますが、その次の「作品編③」との割り振りをどうするかは悩みの種です。両方とも、来年中には発行するつもりです。

2021年11月7日日曜日

「アニメ」と「ドラマ」

   「アニメ」に対する概念として「実写」がありますが、劇場作品以外はジャンルとして「ドラマ」と呼ばれます。テレビ番組としても単語(概念)としても「アニメ」よりずっと古くからあります。どちらも外来語(英語)が元になっています。しかし、アクセント辞典では現在でも、「アニメ」は起伏平板の完全併記となっていますが、「ドラマ」は起伏のみです。

 ご存知のように、業界筋や一部のドラマ好き(ドラマフリーク)の間では、「ドラマ」を平板発音する方々が多いです。1990年代の「トレンディードラマ」が流行した頃から業界関係者(プロデューサー、ディレクター、俳優など)の間で使われ始めたのです。現在でも、アナウンサーはじめ大半の素人(業界関係者以外)は起伏発音が当たり前ですが。

 そのため、俳優さんなどは特に、「ドラマ」をつい平板発音してしまう例も見受けられます。NHK-BSプレミアムで放送中の「アナザーストーリーズ」。10月12日放送の「愛の不時着〜国境を越えた大ヒットの秘密」。話題になった韓国ドラマ「愛の不時着」を取り上げた回です。俳優で司会(ナビゲーター)の松嶋菜々子さんは、発音機会8回のうち3回は平板でした。つい普段の調子で発音してしまったという感じでした。一方、同じ俳優でナレーションの濱田岳さんは、同程度の発音機会で徹頭徹尾起伏発音でした。ナレーションの立場として意識して起伏に徹したのかどうかは不明ですが、特に指導があったとは思われません(過去に平板発音されたことがあった記憶があります。ご本人に意識の変化があったのでしょうか
?)。なお、韓国人インタビューの吹替声優は、女性を担当した方は起伏のみでしたが、男性を担当したお一人が起伏平板が半々でした(この方の場合「アニメ」をどう発音されるのかとても気になります。)。
 「結局は個人」なのでしょうが、松嶋菜々子さんは昔のアニメ業界を題材にした2019年の連続ドラマ「なつぞら」に、濱田岳さんは1980年代のアニメ業界などを目指す若者を題材にした2014年の連続ドラマ「アオイホノオ」に、それぞれ出演経験があります。そういった経験を踏まえて、「ドラマ」を平板発音するほどなら「アニメ」も当然に平板発音していただきたい、と願わざるを得ないです。(松嶋菜々子さんについては、過去投稿にあるように起伏発音されていました。)

 ジャンルとして「アニメ」と「ドラマ」は対等な存在です。両方を同じアクセントで発音されるなら特に問題はありませんが、どちらか一方のみを平板発音されるなら、アクセント辞典の記述や歴史的経緯に倣って、「アニメ」の方であってほしいですね。全くアニメと関わりがない方々なら仕方ありませんが、少しでも関わりを実際に持った方々の場合は特に強く思います。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2021年10月30日土曜日

コスプレイヤー

 コスプレイヤーは、アニメに興味を持っている方々が大半だと思われますが、「アニメファン」「アニメフリーク」と言えるほどアニメに詳しいとは限りませんし、普段から積極的にアニメを鑑賞しているとも限りません。在日や訪日の外国人の方々も数多いですが、基本的には同様です。コスプレイヤーが出演するテレビ番組(大半はコスプレ自体がテーマの番組)については、過去投稿でも何度か取り上げていますが、「アニメ」の単独での発音が起伏の方もいれば平板の方もいます。

 最近でも、(前回投稿でも取り上げました)10月3日に日本テレビ系で放送の「土曜バラエティー〜岩井×えなこ×亜咲花が語り尽くす! 東海発アニメ「シキザクラ」直前SP」に出演された名古屋市出身の27歳プロコスプレイヤーえなこさん。過去投稿でも平板の場合と起伏の場合がある方ですが、今回は発音機会1回のみで、残念ながら起伏気味でした。
 CSのMONDO TVで放送中の「コスプレJAPAN」。10月21日など放送の第10回は、2013年から日本在住の28歳イタリア人コスプレイヤーユリコタイガーさん。発音機会7回(すべて日本語)のうち、最初の3回は平板、その後の4回は起伏でした。何か意識の変化(ディレクターの指示?)があって途中から変えたのでしょうか?一方で「ゲーム」は発音機会1回のみですが起伏だったので、この方はゲームよりもアニメが好きであることは確実です。平板発音もきちんとされていることがはっきりしていますので、今後も平板発音を基調にしていっていただければなあと思わずにいられません。なお、同番組には、雑誌『コスプレモード』副編集長の千都ちひろさんも出演していましたが、発音機会1回のみですが、残念ながら起伏気味でした。
 10月25日にテレビ東京系で放送の「YOUは何しに日本へ?〜ビッグドリームYOU人生の大勝負SP」。過去放送分からの抜粋特集回です。2017年9月18日放送の世界コスプレサミット(毎年名古屋で開催)参加者のベルギー人2名(当時23歳のソフィーさん、当時26歳のルーシーさん)が出演した回が取り上げられていました。ソフィーさんに片言の日本語と片言の英語で1回ずつ発音機会があり、どちらも平板でした。アニメ好きで日本語も話せる外国人のお手本のような感じを受け、とても嬉しかったですし、希望が湧いてきました。

 「結局は個人」なのですが、前述のソフィーさんのように、アニメ好きであればあるほど平板発音が自然に出てくるようになるはずなので、日本人・外国人を問わず平板発音が基調の方々が増えていくことを願ってやみません。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2021年10月24日日曜日

発音の揺れ

 「アニメ」の単独語としての発音に揺れが見られる方々は多いです。意識して使い分けているのか、普段(私生活や同業者同士の会話など)の自分と公の電波(仕事)の中での自分とで結果的に変わってしまっているのか、それともその場の単なる勢いや成り行きに過ぎないのか、第三者からは明確に判別できないのが実情です。 

 10月3日にBSアニマックスで放送の「「鬼滅の刃」スペシャルイベント〜「鬼滅の宴」」。2019年10月に開催されたものです。声優の花江夏樹さん平板起伏を1回ずつ、下野紘さんが1回のみで平板鬼頭明里さんが1回のみで起伏でした。つまり、花江夏樹さんと下野紘さんは、元々きちんと平板発音していた方々なのだということがはっきりしました。過去投稿にもあるように、今年1月2日の「さんまのまんまスペシャル」出演時に一時的に起伏発音した明石家さんまさんに成り行きでつられたのか起伏発音されて以来、お二人とも起伏発音ばかりになっている感じで大変気になります。そんな中、9月19日にBSフジで放送の「実況×解説!ざわつきバラエティ〜声優大運動会(第1回)」では、花江夏樹さんが1回のみ発音機会があり自然な平板発音でした。つまり、元の姿に戻っていたということです。このことからも、元に戻る余地はお二人とも十分あるだろうとも言えますし、是非とも戻っていただきたいと願うものです。
 9月25日にBSフジで放送の「アニソン・アンプラグド」。影山ヒロノブさんと声優の大橋彩香さんがバーテンダーとしているカウンターに西川貴教さんが客としてやってくるという設定のアニソントーク番組です。西川貴教さんは、5回の発音機会がある中で起伏3回・平板2回でした。久々に平板発音が聞けたのは良かったし、最近起伏発音ばかりになっていたのは意識して昔に戻した結果ではなかったようだとわかりました(実際どうお考えなのかご本人にお尋ねしてみたいとは思いますが。)。影山ヒロノブさんは、1回のみで最近の傾向と同様起伏発音気味でした。そんな中で大橋彩香さんは、過去投稿にもあるように平板発音で、全くブレないのに感心させられました。
 この10月から放送が始まったアニメ「シキザクラ」の番組予告CF(CM)で俳優の佐藤二朗さんが、平板起伏が1回ずつでした。やはり元々平板発音されてきた方なのだろうということがはっきりしましたが、先に平板発音された後起伏発音されたのは「公式の発音」と判断(勘違い)して自主的に変えてしまったということなのでしょうか?
 10月3日に日本テレビ系で放送の「土曜バラエティー〜岩井×えなこ×亜咲花が語り尽くす! 東海発アニメ「シキザクラ」直前SP」。岩井勇気さんが、発音機会6回のうち最初の1回のみ平板発音でした。最近は起伏発音ばかりの感じだったのに久々に平板発音を聞かせてもらえました。この人の場合、結局のところ、その場の勢いや成り行きに過ぎないのかもしれません。もしも意識して変えたのだとしたら大変由々しきことなので、そうでないことを願ってやみません。

 今回は、全員が過去投稿で取り上げた方々です。発音の揺れが特に気になる方々が中心です。少なくとも、「普段の自分の発音とは違うが、素人や周りが起伏発音ばかりだからそれに合わせた、公の電波では発音を変えるべきと考えた」ということだけはないようにしていただきたいし、そのような態度ではアニメ文化の真の深化・進化・浸透・発展は望めないのだと気づいていただきたいものです。「特に気にせず成り行き任せ」ということならば、「自分はアニメに理解がある人間だ」という自覚がある方であるならば、平板こそがそういう自分の立場にふさわしい発音だと認識していただければと思います。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2021年10月16日土曜日

外国人 3

  外国人について過去投稿で何度か取り上げてきましたが、最近の外国語教育番組などでも結構アニメ文化に言及される例があることがわかりました。

 2018年秋が最初の放送(毎年2回繰り返されている)となったロシア語講座後半部「ロシアゴスキー〜サンクトペテルブルク編」の第5回「サンクトペテルブルクでニッポン探し」。サンクトペテルブルク編は現地日系企業で勤務経験があるヴィーカさん(20代後半と思われます)が案内役を務めています。たい焼きを始めとする日本文化の紹介イベントに参加したり、「セーラームーン」「涼宮ハルヒ」「初音ミク」などのロシア人コスプレイヤーと公園やアニメショップ内などで歓談したりしています。「アニメ」の発音機会(もちろんロシア語)は3回あり、1回のみ「ニ」にアクセントを置く起伏発音気味でしたが、後の2回は平板発音でした。コスプレーヤーなどは計5名出演し、名前の出たサヤ・スカーレットさんには発音機会がありませんでしたが、5名中発音機会があった2名がいずれも平板発音でした。なお、当番組のナレーションは前半部「モスクワ編」を含め全回、日本で活躍する(「ガールズ&パンツァー」などに出演)ロシア人声優ジェーニャさんが務めていますが、日本語ですがいつも起伏発音ばかりで、大変残念な思いをしていました。
 他にも、2020年秋が最初の放送(毎年2回繰り返されている)となったスペイン語講座「旅するためのスペイン語」も視聴していましたが、「アニメ」の発音機会はありませんでした。ただし、2016年に放送されていた「テレビでスペイン語」第7回では、司会の俳優田中幸太朗さん平板発音されていたほか、スペイン本国の大学で日本語を学ぶ学生の中にも「ニ」にアクセントを置く起伏発音気味でしたが1回だけ発音機会がありました。
 ちなみに、大学時代は第2外国語がドイツ語(成績は一応「優」でしたが喋るのは無理)で、第3外国語としてフランス語もかじりましたが、テレビの語学番組は視聴したことがありません。スペイン語とロシア語は、2005〜2011年頃に個人旅行(中南米、旧ソ連)で比較的長期間滞在するため、テキストも購入してテレビ放送を全回視聴したことがあります。他にも、アラビア語やドイツ語は比較的汎用性が高いので、視聴してもいいかなとは思っています。尤も海外旅行は基本的にもうしないと思います。これまで南極を含む全大陸で合計約50か国を旅行しましたが、他国を訪問する際は、最低限のコミュニケーションを現地語で行うのが現地の人々に対する礼儀だと考えていますので、数十か国語を片言(英語・スペイン語以外はごく初歩の旅行会話か挨拶程度がやっとですが)で喋りましたが、スペイン語が一番よく喋りましたし好きですね。

 BS1で放送中の「COOL  JAPAN」に出演している外国人の方々(番組中では全員英語)も、ほぼ全員平板発音をいつも繰り返しています。
 英語の辞書はどれを見ても「A(ア)」にアクセント符号が打たれる起伏発音しか掲載されていないのですが、実際に英語の文章として発音する中では、ほとんど平板発音されているのが実態で、よほど意識しないと起伏発音しないようです。むしろ、日本語で話す場合に起伏発音が見受けられたりします。
 もちろん日本語で話す場合でも、過去投稿に取り上げた事例のほか、比較的最近でも大変良い事例に出くわしました。日本テレビ系で放送中の「世界一受けたい授業」。6月12日放送の「世界が絶賛! 日本のスゴイ所スペシャル」では、在日アメリカ人で『日本人がいつまでも誇りにしたい39のこと』などの著者ルース・マリー・ジャーマンさんが、発音機会は1回のみですが、日本語でとても自然な平板発音をされていました。

 少なくとも日本人がしっかり平板発音をしていれば、外国人であっても(日本人を見習って)平板発音をし続けてくれるものと思われますので、日本人こそしっかりしないといけませんよね。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2021年10月9日土曜日

最近どーよ!?(音楽番組など)

 ここ3〜4か月ほどのテレビ番組の感想の5回目で、今回で最後です。音楽番組が中心です。 


 BS11で放送中の「Anison Days (アニソン・デイズ)」。7月30日の放送では俳優の斉藤由貴さんが、(過去投稿にもあるように4月30日の放送では起伏発音でしたが、)未公開トーク部分のガンダム談義の中で自然な平板発音をされており、「元々はそうなのだろう」と思わされ、ホッとしました。8月6日の放送では歌手の鈴木このみさんが、4回目の出演ですが、(過去投稿にもあるように1回目は平板発音だったのに前回は起伏発音でしたが、)2回の発音機会とも平板発音で、「無事元の姿に戻ってくれた」とホッとしました。6月25日(未公開トーク部分は8月27日)の放送では作曲家の草野華余子さんが、(過去投稿にもあるように)徹底して平板発音されており、アニメ業界関係者としての良きお手本ともいうべき姿を披露してくれたわけで、大変心強かったです。7月2日の放送では声優の宍戸留美さんが、続く7月9日の放送では男性ソプラノ歌手の岡本知高さんが、いずれも発音機会は1回ずつですが平板発音され、とても嬉しかったし、好感を持ちました。9月3日の放送では声優の寺島拓篤さんが、過去投稿(2019年の「ANIMAX MUSIX 2019 OSAKA」関係)とは異なり起伏発音を連発されてショックを受けましたが、一度だけ「アニメっていうメディアの歴史において」という文脈の中で平板発音でした。「元々はそうなのだろう」と思わずにいられませんでした。その一方で、司会の酒井ミキオさんは、過去投稿にもあるように以前は平板発音されていたのに、最近(7月23日、9月17日)は起伏発音ばかりになってしまい、大変残念で仕方がありません。同じ司会の森口博子さんに感化(?)されてしまったのでしょうか・・・ゲストにも平板発音者は大勢いるのに・・・以前の状態に戻っていただきたいものです。(過去投稿で詳しく取り上げた森口博子さんについても同様ですが。)

 フジテレビ系で不定期放送中の「クイズ! ドレミファドン」。6月28日放送の「夏ドラマ豪華俳優陣がアニメイントロで激突SP」では、発音機会があった2名はいずれも起伏発音でした。2019年放送のNHK朝ドラ「なつぞら」にも出演した俳優の山田裕貴さんと、司会の中山秀征さんです。ただし中山秀征さんは、10月7日放送の「45周年記念!3時間SP」では、2回の発音機会とも自然な感じの平板発音でした。「元々は平板発音してきた方に違いない」と確信しました。
 フジテレビ系で放送中の「超逆境クイズバトル!99人の壁」。9月25日放送の「アニメSP」では、司会の佐藤二朗さんが、起伏発音ばかりになってしまっていたのが大変残念です。それに引きづられたような形で、ゲスト出演の俳優眞鍋かをりさんが、発音機会は1回だけですが起伏発音されました。「鬼滅の刃」へのハマり方は尋常ではなかったので、「通」の発音としての平板発音に馴染んでいく機会がもっと増えればなあと思います。

 CSフジテレビTWOで9月26日に放送の「オダイバ!超次元音楽祭」。ナレーションの杉田智和さんは、発音機会は1回のみですが過去投稿にもあるように起伏発音でした。司会の設楽統さん(バナナマン)も、2回の発音機会いずれも起伏発音でした。その一方で、ゲストで発音機会があった3名は全員平板発音だったので、少し驚きました。声優の寺島拓篤さんは、前述と違い、以前の状態に戻られていたわけです。「元々は平板発音したきた方に違いない」と確信しました。「ラブライブ!」シリーズ(まだ続くのかというのが正直な感想)最新作「ラブライブ!スーパースター‼︎」の主役アイドルグループ「Liella!」のメンバーである2名にも、大変好感を持ちました。Liyuuさんは、中国上海市出身(つまり外国人)で、3回の発音機会のうち最初の1回だけでしたが、「元々は平板発音したきた方」と思われます。ペイトン尚未さんは、日本生まれですが父親がアメリカ人というハーフで、まだ未成年です。思わず応援したくなりました(「ラブライブ」シリーズは初代μ'sの頃しか視聴しておらず、実際には特に応援しませんが。)。どうかこのまま平板発音でい続けていただきたいものです。


 以上で終わりです。今後のテーマも既に2つ決まっています。次回は、(最後に触れたような)外国人についてです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2021年9月30日木曜日

最近どーよ!?(情報番組など)

  ここ3〜4か月ほどのテレビ番組の感想の4回目(最後のはずがもう1回増やして全5回になりました。ごめんなさい!)です。アニメ関連の情報番組などが中心です。


 6月27日にTBS(関東ローカル。他地区は7月18日など)で放送の「それSnowManにやらせて下さい〜超人気声優下野紘と即興アフレコ対決! 」。ナレーションを担当した子役(12歳)の矢作由紗さんが、4回の発音機会のうち最初の1回だけですが平板発音されました。普段は平板発音であり途中で意識して起伏発音に変えたのかもしれません。大変残念なことではありますが、一方で将来に希望が持てる出来事ではありました。是非とも平板発音を意識して続けていただきたいものです。

 7月25日にBS11で放送の「マギアレコード 魔法少女まどか⭐︎マギカ外伝2nd SEASON 放送直前特番」。司会の松澤千晶さんやナレーション担当の声優堀川さつきさん起伏発音で大変残念でした(なお、「ゲーム」も両名とも起伏でした。)が、他に発音機会があった方々は平板発音ばかりでした。アニプレックスのプロデューサー石川達也さんは業界人なので当然ですね
(「ゲーム」は5回の発音機会のうち1回を除き平板でしたが。)。声優の麻倉ももさんは、少し意外でしたが、それだけにとても嬉しかったです(「ゲーム」も平板でした。)。歌手のカレンさん(ClariSの現在のお2人のうちの1人)も、2014年からメンバーになったとは言えまだお若いのによくぞ、と嬉しかったです。

 CSのAT−Xで不定期放送中の「R指定アニメ!」。人気ホストで最近アニメにハマりだしたというROLANDさんが司会で、ゲストとともにアニメについて語る番組です。今年3月に続く第2弾として、事前特番として7月2日に放送の「ROLANDとAT−Xの歴史」では、フリーアナウンサーの松澤千晶さん・田口尚平さんと3人で語りまくりました。実は、松澤千晶さんこそ5回の発音機会とも起伏でしたが、田口尚平さんは8回の発音機会のうち起伏平板が半々、ROLANDさんは11回の発音機会のうち平板が3回ありました。そして本番として8月28日に放送の「「長門有希ちゃんの消失」生放送スペシャル」では、松澤千晶さんが1回のみの発音機会で起伏、ROLANDさんが2回の発音機会とも起伏だったのに対し、ゲスト声優の白石稔さんは3回の発音機会のうち(1回のみは起伏気味でヒヤリとさせられましたが)基本的に平板でホッとさせられました。ただし、もう一人のゲスト声優である桑谷夏子さんが4回の発音機会いずれも起伏だったので、気分的にはすっきりしませんでした。結局は個人なのですが、ROLANDさんが起伏になびきつつあるのが残念です。アニメに最近ハマりだしたというタイプの方々には、是非とも正統的な発音である平板発音の方に馴染んでいただきたいので、良いお手本と接しないといけないのに、ゲストなどの人選に影響されてしまいますねえ。こればっかりは(平板発音が基調の人を選ぶといった風に)意図しないとできないことなので実現困難なわけで、運を天に任せるしかないのが何とも・・・。

 
 長くなるので、予定変更で今回はここで打ち切ります。もう1回だけで「まとめ」は終わります。音楽番組関係を取り上げます。別テーマの投稿も控えていますが、もうしばらくお待ちください。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2021年9月23日木曜日

最近どーよ!?(ナレーションなど)

 ここ3〜4か月ほどのテレビ番組の感想の3回目です。一般芸能人を中心に、特にナレーションを務める声優さんなどにも重点を置きます。


 5月29日にテレビ東京系で放送の「出没!アド街ック天国」。秋葉原の回です。出演者で唯一発音機会があったお笑いタレントの村上さん(マヂカルラブリー)が平板発音されていました。一方で、ナレーションを務めている声優の津野まさいさんは、発音機会がありませんでしたが、「ゲーム」を徹底して平板発音されていましたので、ひょっとすると「アニメ」も同様かもしれません。

 6月8日にフジテレビ系で放送の「セブンルール」。毎週放送されている情報バラエティ番組で、作曲家の梶浦由記さんの回です。司会の尾崎世界観さん(クリープハイプ)は、過去にアニメ主題歌を担当したこともあるロックバンドのボーカルですが、きちんとした平板発音をされました。一方で、ナレーションを務めている声優の小野賢章さんは、起伏発音ばかりでした。

 6月9日にNHK教育で放送の「浦沢直樹の漫勉neo」。漫画家の浦沢直樹さんが他の漫画家の仕事場を訪問する番組で、アニメーターでもある安彦良和さんの回。両名とも当然ながら平板発音ばかりでした(安彦良和さんは1回だけ「ニ」にアクセントを置く起伏発音気味の時がありました。浦沢直樹さんは「ゲーム」も平板発音でした。)。一方で、ナレーションを務めた俳優の葵わかなさんは、残念ながら起伏発音ばかりでした。ご本人はアニメ好きな方らしいですが、(ナレーションの収録は必ず事後のため)是非とも出演者の平板発音に馴染んでいっていただきたいものです。

 6月26日にNHK総合で放送の「SONGS OF TOKYO」。月1回放送されている番組です。司会の村上信五さん(関ジャニ∞)が過去投稿にもあるようにきちんと平板発音で、ホッとさせられました。一方で、ナレーションを務めている声優の水瀬いのりさんは、いつもと変わらず起伏発音。このような出演者(特に司会者)とのアンバランスさがやはり気になってしまいます。

 6月27日に日本テレビ系で放送の「行列のできる法律相談所〜人生を変えたアニメSP」。放送開始当初はともかく現在は"看板に偽りあり"(弁護士も出演しているだけで法律の話題はほぼ皆無。この10月からは「法律」の文字が削られるそうです。)の大変砕けた高視聴率バラエティー番組です。発音機会があった出演者の大半が起伏発音の中、唯一松村沙友理さん(乃木坂46。ただし現在は卒業)が2回のうち1回だけ平板発音をされました。ただしインタビュービデオ映像内であり、会場内では起伏発音でした。普段は平板発音なのに会場の雰囲気に負けてしまったということなのでしょうか?だとしたら大変残念です。同じ元・乃木坂46で局アナウンサーの市來玲奈さんが、会場内での2回の発音機会とも起伏発音だったことで余計に。ちなみに、ナレーションを務めている俳優の林田尚親さんも、アニメ出演経験もある方ですが、起伏発音ばかりでした。

 7月21日に日本テレビ系で放送の「映画「竜とそばかすの姫」その魅力を豪華キャスト&細田守が語り尽くすSP」。ナレーションを含めて唯一発音機会があったのが細田守さん。当然ながら綺麗で自然な平板発音でした。「ドラマ」も平板発音されましたが、もしかすると一般芸能人との交流が増えた影響なのかもしれませんね。

 8月20日にNHK総合で放送の「アニ×パラスペシャル・東京大会直前」。数年前から放送されてきた番組ですが、東京パラリンピック直前の特別版です。広瀬アリスさんが徹底して平板発音だったのが、過去投稿(「ミュージック・ステーション」出演時)の頃から変わっておらず、ホッとさせられました。一方で、ナレーションを務めた2人の声優(梶裕貴さん安元洋貴さん)が、いずれも以前と変わらず起伏発音だったのが、余計に歯がゆかったですね。


 総じて、ナレーションについては、必ず事後収録なので、直接の番組出演者(特に司会者は重要)の発音を視聴する機会は必ずあるわけですが、番組の趣旨や雰囲気によって変える、ということはなさそうですね。(かと言って、普段は平板発音の人がナレーションを起伏発音で行うのは困りますが。)
 
 今回はここまで。あと1回で「まとめ」は終わりで、その後すぐに別テーマの投稿も予定しています。ネタが尽きることはないですねえ。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2021年9月16日木曜日

最近どーよ!?(声優など2)

   ここ3〜4か月ほどのテレビ番組の感想を数回(全4回予定)に分けてまとめています。2回目の今回は、声優さんを中心にした2回目(後半)です。

 (なお、声優さんの年代区分として、声優歴3年未満は「新人」、声優歴10年未満は「若手」、声優歴30年未満は「中堅」、声優歴50年未満は「ベテラン」、声優歴50年以上は「大ベテラン(レジェンド)」としています。)


 7月15日にNHK教育で放送の「きょうの健康」。洋画吹き替えでの活躍が目立つベテラン森川智之さんが、とても自然な平板発音をされていました。過去投稿でアニメ「深夜天才バカボン」出演時に起伏発音されていたと紹介しましたが、アニメ出演も決して少なくはない方なので、こういう素で出る番組ではやはりベテランらしく平板発音されるのだなあ、と嬉しくなりました。アニメ界隈に疎い方々は、声優でも一般芸能人でも、意外と平板発音される方も少なくないのですが、森川智之さんの場合は、洋画・アニメバランスよく関わっているため、「わかった上で」平板発音されているわけで、大変心強いです。
 
 8月20日にCS日テレプラスで全3回放送の「豊崎愛生と漫画とグルメ」。既に中堅の豊崎愛生さんが、グルメ漫画について原作者と対談したうえ料理も実践するというバラエティー番組です。原作者側に「アニメ」の発音機会はありませんでしたが、「ドラマ」については、原作者(第1回「孤独のグルメ」の久住昌之さん)が起伏平板が2回ずつだったのにも関わらず、豊崎愛生さんは2回の発音機会とも平板でした。それだけに余計に、「アニメ」については豊崎愛生さんが徹底して起伏発音だったのが、大変ショックでした。過去投稿にもある通り、むしろ平板発音が多かった方なのですが、最近は起伏発音ばかりで、大変歯がゆい思いをしています。特に今回のように、「ドラマ」だけ平板発音というのは、アニメ業界関係者としてはあるまじきことで忸怩たる思いです。何かきっかけがあったのかもしれないですが、どうか「アニメ」も平板発音に戻っていただきたいと強く願います。

 8月22日にCSのAT−Xで放送の「スーパーカブで紡ぐ世界」。今年4〜6月にBS11などで放送されたアニメ「スーパーカブ」の特別番組です。主人公小熊役の若手夜道雪さんが、起伏平板がほぼ半々でした。起伏発音はファンのメッセージを読み上げる時などで、個人的な話の際はほぼ平板でしたので、基本的には平板発音されている方なのだと思われます。対談相手であるユーチューバーの茅ケ崎みなみさんは残念ながら起伏でしたが、 それに引っ張られる感じは全くなかったので。

 8月23〜27日にCSカートゥーンネットワークで全4回放送の「声優聖地めぐり」。アニメ「弱虫ペダル」第1・第2シリーズのメイン声優3名(ギリギリまだ若手の山下大輝さん、中堅の福島潤さん、同じく中堅で最年長の鳥海浩輔さん)が自転車でインターハイのコースを実際に辿るというものです。鳥海浩輔さんには発音機会がありませんでしたが、福島潤さん起伏のみ、山下大輝さん平板起伏が混在でした。起伏のうち1回は「ニ」にアクセントがある感じでした。ナレーションを担当したギリギリまだ若手の諏訪彩花さんは、徹底して起伏でした。アニメ本編でも皆さん起伏ばかりでしたから、予想はしていましたが、一番若手の山下大輝さんが平板発音もされていたことで、少し希望は持ちました。本放送当時も思いましたが、できればアニメ本編でも「アニメファン(オタク)」設定らしく平板発音して欲しかったと切に思います。

 ちなみに、現在放送中のアニメの中でも、本編中で声優さんに「アニメ」の発音機会がある作品はやはりいくつかあります(私が視聴している範囲では「ぶらどらぶ」「かげきしょうじょ!!」「ぼくたちのリメイク」)。今の所その全てが起伏発音で、大変悔しい思いです。何とかならないものでしょうか。(「ぶらどらぶ」なんか、総監督の押井守さんが業界人として当然の徹底した平板発音なのにも関わらずですし、さらに過去投稿にもあるように徹底して自然な平板発音のCF(CM)が番組内で流れ続けているわけで、余計に悔しいです。)


 声優さんがらみはまだあるのですが、残り2回は、他のアニメ業界関係者・芸能関係者・メディア関係者などが中心の番組を取り扱います。いずれも、今月中の投稿予定です。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2021年9月7日火曜日

最近どーよ!?(声優など1)

  ここ3〜4か月ほどのテレビ番組の感想を数回に分けてまとめます。今回は、声優さんを中心に、同じ番組に出演された他の芸能関係者にも言及します。
 (なお、声優さんの年代区分として、声優歴3年未満は「新人」、声優歴10年未満は「若手」、声優歴30年未満は「中堅」、声優歴50年未満は「ベテラン」、声優歴50年以上は「大ベテラン(レジェンド)」としています。)


 5月30日にCSファミリー劇場で放送(2月21日に配信済み)の「声優紅白サンライズ ONLINE  LIVE」。
 ベテランの井上和彦さん郷田ほづみさん平板発音で安心させてくれました。中堅の野島裕史さん平板発音で嬉しかったです。
 ベテランの矢尾一樹さんは、初の主役を演じた「機動戦士ガンダムZZ」の前期OP「アニメじゃない」を歌唱されました。インタビュー時に1回だけ起伏気味の発音をされドキッとさせられましたが、その後の3回の発音機会は全て同曲同様にしっかり平板発音され、安心しました。まとめページや過去投稿にもあるように、同曲は当然に徹底して平板発音の曲だから、まかり間違っても発音を変えてはなりませんからねえ。
 司会のベテラン浪川大輔さんは、今回も起伏発音され、最近は起伏ばかりの感じで危惧させられます。もう一人の司会で既にベテランの域に達しようとしている阪口大助さんは、起伏平板が半々でした。ベテランらしい発音を望みます。
 ちなみに、声優さん以外で発音機会があったのは、コーラスのENA☆さんだけですが、残念ながら起伏でした。


 6月6日にBSアニマックスで放送の「Sphere 10th anniversary document 高垣彩陽’s side」。
 中堅の高垣彩陽さんが3回の発音機会のうち1回だけですが平板発音されました。初めて耳にしたので、「おおっ!」と思わされました。以前は起伏発音ばかりだったので、良い方向への「変化の兆し」ならいいのですが
 なお、他に発音機会があったのは作曲家の上松範康さんだけで、いつものように平板発音でした。やはりこういう番組ではこの感じがしっくりきますね。


 6月9日に日本テレビ系で放送の「ウチのガヤがすみません」。
 最近テレビでの顔出し出演が目立つ中堅の下野紘さんは、相変わらず起伏発音でした。声優の代表格として出演機会が多いということは世間一般への影響もその分無視できないので、大変残念な思いです。


 6月28日にNHK総合で放送の「アニソン! プレミアム! 〜ラブライブSP」。
 ナレーションを務めた既に中堅の域に達した新田恵海さん佐倉綾音さんは、いつものように起伏発音ばかりでしたが、1回ずつ発音機会があった既に中堅の徳井青空さんと若手の鈴木愛奈さんは、意外にも平板発音で、とても嬉しくなりました(鈴木愛奈さんは過去投稿で起伏平板が混在でしたが。)。やはり、アニメ関係者はこうであってほしいものです。


 7月11日にテレビ朝日系で放送の「声優パーク建設計画VR部〜バーチャル六本木SP」。
 既にベテランの域に達した関智一さんが、実に久々に平板発音されていて感激しました。近年は起伏ばかりで大変残念な思いをしていましたが、以前のように平板が当たり前の状態に戻っていただければと強く望みます。
 それだけに余計に、ナレーションを務めたベテランの高山みなみさんがいつものように起伏発音で、残念な思いです。


 7月13日に日本テレビ系で放送の「夏の超特大さんま御殿!! 3時間SP〜超人気声優が夢の共演」。
 明石家さんまさんは、たった一度だけ起伏発音されましたが、他は5回の発音機会全て平板発音で安心させられました。(6月18日にフジテレビ系で放送の「さんまのまんま」でも、2回の発音機会全て平板でしたので、以前のように平板発音を貫いていただきたいものです。「ビッグ3」と呼ばれるほど影響力の大きい方なので特に切望します。) 
 中堅の下野紘さんは前述の通り起伏でした。
 若手の楠木ともりさんが(3回の発音機会とも)徹底して平板発音で、大変好感を持ちました。
 中堅の竹達彩奈さん平板発音だったのも、嬉しかったですが少し意外でした。夫の梶裕貴さんは起伏発音が目立つので、夫婦間の会話ではどんな感じなのか気になります。どうか決して起伏発音ばかりになったりしないよう希望します
 ベテランの松本梨香さん起伏発音だったのはショックでしたが、ベテランの山寺宏一さん平板発音の一方でたった一度だけ起伏気味の発音をされたのにもドキリとさせられました。ベテランらしく平板発音を徹底していただきたいです。
 そんな中一番驚いたのは、ベテランの日高のり子さんが2回の発音機会とも平板発音だったことです。近年はナレーションなどでも起伏発音ばかりで残念な思いをしていたので、実に久々で、大変興奮しました。これを契機に以前のような平板発音に戻っていただければと強く願うものです。
 なお、27歳のコスプレイヤーえなこさんは今回は残念ながら2回の発音機会とも起伏でした。中川翔子さんも、(発音機会は1回ずつですが)「ゲーム」を平板発音されたので余計に「アニメ」を今回は起伏発音されたのが残念でした。


 長くなるので今回はこのくらいにしておきます。近日中に続きを投稿します。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2021年8月11日水曜日

CF(CM) 2

  CF(CM)は、声優やアナウンサーなど「声のプロ」の方々がナレーションする場合が大半だと思われます。単独語としての「アニメ」の発音は、私の知る限り、ここ10年ほどは起伏発音が大半(特に、「アニメ「◯◯◯」」と作品名を読み上げる場合は平板発音は皆無に近い)で、大変残念に思っています。
 ところが、その「声のプロ」の方々がしっかり自然な平板発音でナレーションされているのに久々に出会えました。4〜6月に放送されていたテレビアニメ「ゾンビランドサガ・リベンジ」の関連グッズ・イベントなどのCFで、当作出演者の声優宮野真守さんが。BSフジなどで放送中のアニメ「ぶらどらぶ」などで流れるBSフジショッピングのCFで、「ぶらどらぶBSフジ限定セット」の説明などで2回の発音機会いずれも(うち1回は「アニメ「◯◯◯」」という形の作品名の読み上げ)、同局アナウンサーと思われる方(氏名不詳)が。
 宮野真守さんは、普段から平板発音されている方ですが、CFでもそうだということで、徹底ぶりが大変嬉しかったですし、少なくとも当作に関してはスポンサー(製作委員会)サイドからの指導のようなものは一切無いことが証明されました。BSフジ局アナウンサーさん(と思われる)も、普段がどうかはともかく、アニメ関連情報番組などでのあるべき発音をきちんとされているわけで、他のアナウンサーの方々なども見習っていただきたいと切に思います。
 放送局の上層部や製作委員会の関係者などの方々には、間違っても起伏発音を指導・強制することの無いよう願います。また、声優さんなどには、普段は平板発音されているような場合は特に、CFでも変に忖度などせず堂々と平板発音をしていただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2021年8月1日日曜日

多様性?

 単独で発音する場合の「アニメ」の発音は、まとめページや過去投稿の繰り返しになりますが、各種アクセント辞典でも起伏平板の併記です。これは、「多様性」を認めているだけに一見思われがちですが、「使い分け」を勧めているというのが本当のところなのです。

 NHK版の掲載基準は、「放送で用いるのにふさわしい」「ある程度あらたまった場面で使っても、多くの人に自然に受け入れられる」「特定の地域や年代を連想させない(東京方言や若者アクセントも排除)」で、「現代における公的な場面でのことばのドレスコード」とのことです。複数併記の場合の優劣も、使用場面や聞き手によって使い分けてよい旨の解説が放送文化研究所のホームページでなされています。
 三省堂版の掲載基準は、東京式アクセントを基準とし、「その語に馴染みのある人のアクセントを重用」「生きて使われているアクセントこそがそのことば本来の姿」とのことです。
 これらの基準のもとでNHK版・三省堂版とも、「ゲーム」「ドラマ」がいずれも起伏のみであるのと違い、「アニメ」「映画」は起伏平板完全併記なのです。しかも、「映画」は三省堂版では「最近は平板もあり」という位置付けなので、無条件完全併記は(これら4語の中では)「アニメ」だけなのです。

 「方言は言葉のアクセサリー」「アクセントにも多様性が認められるべき」「無機質平板音を嫌う人もいれば、どの地域の贔屓にもならない平板音を好む人がいる」との意見が、某動画投稿サイトに見受けられました。日本語全般の一般論として
平板発音自体も一つの方言だということを忘れている意見ですし、(これも過去投稿の繰り返しですが、)  外来語のアクセントに方言は基本的に関係ありません。日本語化が浸透し日常的に馴染み深くなれば方言の影響を受けるはずとも考えられますが、例えば元々平板発音から始まったIT関連の外来語(「ネット(インターネットの略)」「Twitter」「Word」「LINE」など)が方言として起伏発音されている地域があるという話は聞いたことがありません。「アニメ」が元々平板発音から始まったという歴史的経緯からすれば、文化として浸透・深化していく中で、わざわざその単語を強く意識しなければできない起伏発音に変わっていくということは、考えられません。起伏発音者が平板発音に変わっていきこそすれ、平板発音者が起伏発音に変わっていくことも到底あり得ません。もちろん、長い文を話していく中で息継ぎの関係でつい起伏発音してしまうことはあり得ます。それでも例えば文化として定着しきっている「漫画」を息継ぎのためであっても起伏発音する方々は(外国人には見受けられますが)現代日本人では皆無のはずですし、やはり「アニメ」はまだまだ浸透しきっていない文化なのだと言わざるを得ません。

 少なくとも、アニメ文化の担い手かつ理解者であるはずの「玄人」(アニメ業界人、その他のアニメ業界関係者、濃いアニメファン)は、平板発音から始まったという歴史的経緯を尊重し、「匠」「通」としての自信と誇りを持って、正統的な発音である平板発音に徹する(もともと起伏発音だった人の場合は徐々に平板基調に変えていく)のがふさわしい姿なのです。それをしようとしない(むしろ平板発音をわざわざ起伏発音に変える)のは、歴史的経緯を知らない「無知な人間」か、知っていても今だに自信と誇りを持てずに卑下してしまい同調圧力(その場の空気)に負けている「弱い人間」なのだ、と自覚していただきたいです。
 また、前述のような「玄人」には含まれませんが後述の「素人」とも言い切れない方々、例えばアニメに関する番組やイベントの司会を務めるような方々(多くはアナウンサー)は、まずは前述の歴史的経緯(平板発音の正統性)とアクセント辞典における「使い分け」の推奨という2つの事実を良く理解していただきたいです。その上で、アニメ文化を尊重して敬意を表したり、さらにはアニメ文化の発展に微力ながらも貢献しようと本気で思うならば、積極的に平板基調に変えていっていただきたいです。
 
 「アニメ」の発音に関して「多様性(起伏でも平板でもどちらでも好きに発音して良い)」を認められるとすれば、「素人」(アニメに特に興味・関心が無かったり、アニメ文化を特別視・キワモノ扱いしている方々)に限られます。もちろん、「素人」であっても、アニメ文化の浸透・普及・深化・進化に伴い、「玄人」の平板発音に馴染んでいき、自らも平板発音が基調となっていく方々が徐々にでも増えていくのが、あらゆる文化に共通であるはずの「あるべき発展形態」なのです。

 「映画」のように、文化としてしっかり定着していながら、起伏平板が事実上混在している(「多様性」が認められている)状況は、確かに望ましいかもしれません。ですが、文化として真の意味で定着したと言えるためには、前述の歴史的経緯を誰もが認識した上で使い分けが行われていることが必要です。そして、「玄人」はあくまで平板が基本(息継ぎなどでやむを得ず起伏になってしまうことは許容)で、「素人」は平板基調かつ増加傾向であるべきだと思うのです。その結果としてならば、起伏平板が、アクセント辞典に併記され、事実として混在していても、全く問題はありません。


※なお、今回の投稿の内容なども踏まえて私の真意をより正確に伝えるために、「まとめ」ページの「結章」部分の記述を全面的に改定しましたので、そちらもご覧いただければ幸いです。



2021年7月10日土曜日

素人 2

  アニメ業界人・アニメ業界関係者・アニメファン以外の方々を便宜上「素人」と位置付けていますが、当ブログでは特に地域住民・自治体関係者などを指して使用しています。

 東日本大震災関連で、広島の紙芝居作家いくまさ鉄平さんが「動く紙芝居」として監督したアニメ映画「無念〜浪江町消防団物語」。福島県浪江町消防団の実話を基にした実録物。静止画の連続ではなく口パクなどアニメ的な動きも一応ある映像作品。俳優大地康雄さんのほか、地元で朗読劇などをしていた一般住民が2015年2月にアフレコしたもの。2016年公開(フランスなどでも上映)、2021年リニューアル版制作。私自身は、2016年3月13日にBS−TBS「週刊報道LIFE」での放送で一部抜粋映像を視聴・録画、2021年3月11日にBS日本映画専門チャンネルでリニューアル版全編(53分)+メイキング映像などを視聴・録画しています。とても真摯な内容で、心にくるものがあります。原発事故の記憶を風化させないためにも、みんなが見るべき作品だと思います。

 本編のエンディングにおける出演者紹介で浪江町長(2018年退任)の馬場有さんのみに「アニメ」の発音機会があり、自然な平板発音をされています。メイキング映像などの中での対談(主演の大地康雄さん、監督のいくまさ鉄平さん)でも、大地康雄さんには発音機会がありませんが、いくまさ鉄平さんはやや起伏発音気味(平板発音に近いかも??)です。福島県は方言的には平板アクセントの地域ですが、広島県はそうではありません。いずれにしろ方言とは関係なく、ごく自然に発声されたものと言えます。「素人」でも、地域に関係なく平板発音は広く行われていることを示唆するものです。起伏発音であっても全然構いませんが、平板発音が少しずつ拡がっていく流れが肌で実感できることを望んでいます。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2021年6月19日土曜日

最近どーよ!?(音楽関係者)

 ここ3〜4か月ほどのテレビ番組の感想について、最後は音楽関係者についてまとめて書かせていただきます。


 2月21日にCSファミリー劇場で放送の「JAM Project First Steps into the Middle East ANIME SONGS unite the world」。ナレーションの声優竹本英史さんが徹底して起伏発音だったのが残念ですが、メンバー5名の中で(遠藤正明さんのみ発音機会がありませんでしたが)福山芳樹さん平板起伏が1回ずつだったほかは影山ヒロノブさんを含む全員が(各1回ずつでしたが)平板発音でホッとしました。2016年の中東アブダビでのライブのドキュメンタリーですが、少なくともこの頃は問題なかったと言えます。
 BSプレミアムで不定期放送の「アニソン!プレミアム!」でも、2月21日放送の回で、奥井雅美さんきただにひろしさん平板発音でしたが影山ヒロノブさん起伏発音でした。また、1月31日放送の「アニソン!プレミアム!E+」は同番組などの総集編的な特別番組で、ナレーションの声優佐倉綾音さんは残念ながら起伏発音でしたが、アニメ「BanG Dream!(バンドリ)」シリーズの声優ユニットの一つであるRAISE A SUILENのボーカルのRaychellさんがとても自然な平板発音で、驚くとともに好感を持ちました。
 NHK教育で放送中の「SWITCHインタビュー」。2月6日の「影山ヒロノブ×森雪之丞」では、作詞家の森雪之丞さんが(発音機会は5回もあり)徹底して平板発音で、さすがベテランだなあとホッとさせられました。影山ヒロノブさんが(発音機会は1回のみで)起伏発音気味でヒヤッとさせられました。このように最近は起伏発音がチラホラ聞かれるので、どうか本当に昔を思い出して注意して元に戻っていただきたいものです。
 5月20日にTBS系で放送された「ニンゲン観察! モニタリング〜歌のチカラSP」では、唯一発音機会があった串田アキラさんが、以前と変わらず起伏発音でガッカリしました。こういったベテランの方にしっかりしていただかないと、本当に困ります。

 BSアニマックスのオリジナルイベントである「ANIMAX MUSIX」。5月9日放送(昨年10月31日開催)の「ANIMAX MUSIX NEXTAGE ONLINE」では、sajou no hana のボーカルのsanaさん起伏平板が1回ずつで、少し嬉しくなりました。5月16・23日放送(1月30・31日開催)の「ANIMAX MUSIX 2021 ONLINE 」では、H-el-ical // さん( 元・kalafina のHikaru)が、2回の発音機会とも平板発音で、とても嬉しかったです。(kalafinaは、かつて音楽番組などでkeikoさん起伏発音されていただけに、余計に。) また、お名前は確認できませんでしたが、アニメ「IDOLY PRIDE」に登場する星見プロダクションのメンバーの中のお2人に発音機会があり、いずれも平板発音で、好感を持ちました。

 BS11で放送中の「Anison Days (アニソン・デイズ)」。オーイシマサヨシさん亜咲花さんも久々に平板発音を聞かせてくれましたし、織田哲郎さん奥井雅美さん大原ゆい子さんはいつものように徹底して平板発音でホッとさせてくれました。一方で、佐咲紗花さん米倉千尋さんは今回も起伏発音でした。また初登場者では、岩崎良美さんは自然な平板発音の一方、斉藤由貴さん一青窈さんは残念ながら起伏発音でしたが、後者2名の回ではいずれも司会の森口博子さんが久々に平板発音でした。何か心境の変化でもあったのかもと期待させられましたが、最近の放送ではまた起伏に戻ってしまっています。今後もゲストに関係なく昔のような徹底した平板発音に戻っていただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2021年6月12日土曜日

5周年

  活動開始から本日(6月12日)でちょうど5年になりました。当初の目安としていた期間が経ったことになります。その総括です。(詳しすぎるでしょうが、備忘録のつもりですのでご容赦ください。)



当ブログ自体(全166件)

 アクセス総数8734回。この1年間で1800回程度の増加(日平均5回弱)なわけですが、これまでの1日平均とほぼ同様で、大きな変化はありません。今年2月は月間268回、今年3月は月間306回と、1日平均10回程度を久々に達成しましたが、昨年同様新型コロナウイルスの影響があるのでしょう。たまにアクセスが集中する日があるのも相変わらずですが、過去最高は2019年
8月13日の83回ですが、この1年間では今年5月21日の46回が最高とやや水準が低下しました。どこかのサイトで紹介された可能性が高いですし、同じ人が場所を変えつつ何度もアクセスする場合もあるでしょう。フォロワーはいまだにゼロです。ただ、来年には1万回超え(5桁必要)がほぼ確実なので、ブログのレイアウトの一部修正が必要になりますね。
 海外からのアクセスが、依然として半数近くも占めているのは驚きです。通算では、アメリカ(1889回)、フランス(912回)、ドイツ(228回)の順で、ベトナム、ウクライナが続き、この5か国が100回を超えています。合計約30か国からありますが、「不明な地域」も少なからずあるのが困ったものです。特定の国(例えばベトナム、ウクライナなど)から集中する日もあります。在外日本人の方々が多いのでしょうか?(翻訳機能があるとはいえ)本当にわかるのかなあ?
 各投稿別のアクセス数(直接そのページを開いた場合のみカウント)は、全投稿166件中、100回超えはまだ7件のみですが、特に2019年1月1日投稿の「新年ごあいさつ&冬コミ報告」に対して、何と約2年半経ってもアクセスが続き782でダントツのトップです。173回で3位の「方言との関係」は、その直前の投稿のため続けてアクセスする方々が多いことが原因なのは明らかですね。因みに2位は、林原めぐみさんなどを取り上げた「ベテラン声優さん3」の255回。これら7件を含めて80回超え9件、それらを含めて50回超えが18件、30回超えなら31件、20回超えなら60件、10回超えなら132件になります。予想外に多かったり少なかったりで、結果はなかなか読めませんが、今年に入ってからの投稿分はまだ1桁にとどまるものも多く、この1年間の投稿分中30回超えは「鬼滅の刃」(31回)の1件のみです。
 固定ページへのアクセス(開かなければ読めないため読者数と一致)は、「初めての方へ」は通算262回、「まとめ」は通算391回、「まとめ(要約版)」は通算313回とまずまずですが、正直にいえばもっと増えて欲しいです。「コミケ参加者アンケート」は通算125回、2018年12月に作成した「参考文献」は通算33回と少なめですが、同年1月に作成した「「起伏」「平板」の意味」が229回と堅調です。そもそも言葉の意味がわからないという方がやはり多いことを証明していますね。なお、「まとめ」は、2019年12月8日付で、追記や修正(現在の年号を「2016」から「2020」へ変更するなど)を行いました。「まとめ(要約版)」も、2020年4月21日付で、趣旨が誤解されそうな一部の表現を修正しました私の真意がより伝わりやすくなったのではと思われます。さらに、近日中に、「まとめ」の「結章」(結論の部分)について、私の真意をより正確に伝えるため全面的に書き直します。是非お読みください。

 コメント(感想メールも)が通算3件ありました。うち1件は証拠資料映像の無編集完全版を欲しいというものなので(データ容量や提供方法の問題が大きいため)無視しましたが、残り2件は「「アニメ」の発音については、原語「アニメーション」と比較して、起伏発音は矛盾する」という趣旨のものでした。もちろん返信しましたが、原語と異なるのは間違いではないこと、起伏発音は強く意識しないとできない発音であること、を明記しておきました。なかなか増えないのは、「返事するほどのことは何も感じない」ということなのか、「つまらないことにこだわっているなあ、バカバカしい」ということなのか、関心が深まらないということなのでしょうか?まさか「言ってる意味が分からない」なんてことは無いはずですが。
 なお、YouTubeの方にブログの感想をくれた方が1名いらっしゃいます。一部を引用しておきます。

 「力の入ったブログで読んでいて楽しかったです。個人的な感覚としては、(特に早期の)起伏発音者にアニメを貶める意識は無い気がします。ただの「抑揚が不思議な現象」の一つかなと。正しい発音が広まって欲しいなとは思うので、自分もこれまで以上に気を付けようかなと思いました。『SHIROBAKO』で平板・起伏が使い分けられているという話には「確かに!」と膝を打ってしまいました。」(以下略)



公開証拠資料としてのYouTube投稿動画(全50件)

 投稿できるネタは事実上使い切っており、総数50件は今後も変わらない見込みです
 アクセス総数は、約101万回(1日平均約550回、最高は昨年5月9日の約4万6059回)で、この1年間で約33万回も増えました(新規投稿が全く無くても、エヴァンゲリオンの人気などにも支えられたのか、新型コロナウイルスの影響なのか、1日平均900回以上に及ぶわけです。)。トップは、2019年6月22日公開の宮村優子さん&大月俊倫さんのBSアニメ夜話〜新世紀エヴァンゲリオン約39万4千回で、年内には40万回突破が確実と思われます。2位は、2016年7月24日公開の林原めぐみさんの「徹子の部屋」の約19万1千回で、こちらも年内には20万回突破の可能性が十分あります。この2件が10万回超えです。それらを含めて13件が1万回を突破し、それらを含めて41件が1千回を突破しています。
 海外からのアクセスは、全体の5%程度です。
 性別では、男性83%・女性17%と、男性が圧倒的多数です。
 年齢別では、18歳未満2%、18〜24歳19%、25〜34歳27%、35〜44歳24%、45〜54歳21%、55〜64歳6%、65歳以上1%と、まあまあのバランスです。

 コメント数(私自身の分・アカウントごと削除された分を除く)は866個で、私以外のコメントが10個以上(最高は340個)ついたものが10件あります。因みに、これらとは別に、私自身のコメント数は110個あります。
 高評価数(「いいね」)は7467個で、1000個以上が2件(最高2686個)、それを含めて100個以上が11件、それらを含めて10個以上は31件あります。なお、低評価数も計210個(最高は54個)あり、高評価数との比率は約35対1となります。高めなのか低めなのか相場は不明です。
 チャンネル登録者(フォロワー)数は1027名(たまたま6月5日時点で過去最高の1029人だったものが微減。この1年間で約6割増)とまずまずの結果です。一方で登録解除された方も375名(この1年間では159名)いらっしゃいます。
多めなのか少なめなのか相場は不明ですが、個人的には多めな気がします。つまり、一度でも登録した方の総数は1402名ということになります。また、海外からのチャンネル登録者数は現在不明です。(2周年の時点では17名でした。)
 (投稿動画の)共有登録数も1648個あり、多めか少なめか相場は不明ですが、興味を持ってくれる方が少なくないことは大変嬉しいです。
 YouTubeから当ブログへのアクセスも時々ある(通算約690回)ので、少しは広報効果があるようですが、もっともっと増えてほしいですね。
 外部(YouTubeでの直接検索以外)からのアクセスも数%ほどあり、グーグル約1万1千回、ヤフー約2500回が突出していますが、ツイッター約900回、フェイスブック約300回です。肝心の当ブログからは、約70回ありますが、期待よりも大幅に少ないですね。このほか、2チャンネルからは40数回程度、ミクシィからは10数回程度あります。
 

ブログ投稿文への窓口としてのTwitter(全253件)

 アクセス総数(他者への返信ツイートに対するアクセスを含む。)は、通算では約16万7300回(1日平均は、約92回で、昨年度までの通算よりも10回以上の大幅な低下)。月合計では、この1年間での最高は昨年11月の5431回ですが、この月だけ突出しているのが実態で、
今年に入ってからは数百回という状態が続いています。これまでの最高は、2017年6月の8673回(最高日は1176回)。逆に、しばらくツイートしなければアクセス数ゼロの日もありますが、この1年間はゼロの日がかなり増えました。
 返信数は、2019年正月に初めて2名の方から計3個ありました。そのうち1名の方はフォロワーになっていただけましたが、同年末にアカウント自体を削除してTwitterから撤退されてしまったのが残念です。(なお、ダイレクトメッセージをくれた方が2019年末に1名ありましたが、コミケで頒布した別テーマの同人誌の感想でした。)
 ツイート別アクセス数は、全ツイート253件(リツイート1件、他者への返信ツイート25件を含む。)中2件が突出。うち1件は2020年11月3日の「鬼滅の刃」関連で
過去最高の5223回(当日が1日約1100回、2日後の11月5日が1日約1300回)。もう1件は2019年3月16日の「冬コミ購入同人誌(CDなど含む)全て読了」のリンクなしツイートで4172回(ほんの数日で2千回超えという恐ろしいほどの集中アクセス。海外のサイトででも紹介された?) 。これらを含めて約13件が2千回超えです。1千回超えは、これらも含めて約55件ですが、この1年間では前述の鬼滅の刃関連1件だけで、これ以後は大半が数十回と激減しています。異常なほどの落ち込みで、まさか前述の鬼滅の刃関連でリンク先のブログの方に懐疑的なコメントを書いたせいかもと本気で疑ったほどです(リンク先のブログへのアクセスは8回しかないので、その可能性は無いはずですが。)。抽象的な表現にとどめず有名芸能人の個人名を明記した場合でも大半は変わらないので、極端な激減の原因は不明です。 なお、私自身がリツイートしたのは、2019年8月の京アニ事件関連で1件だけあります。
 フォロワー数は、最初の頃は最大5名いらっしゃいましたが、入れ替わりもありつつ、現在は残念ながら2名です。
 いいね数は、現在は12件の投稿に対し計13個。
2個ついたもので現存しているのは、京アニ事件関連のリンクなしリツイートをした1件だけ。以前はあったのに消えてしまったものもあり、安心はできません。
 リツイート数は、現在は6件の投稿に対し計6個。うち3件はブログへのリンクを貼っていないもの。以前は2個ついたものが1件だけありましたが、やはり減ってしまいました。リンクを貼ってある3件のうち2件はコミケがらみのもので、ブログへのアクセスが大きく増えることはありませんでした。
 エンゲージメント(開封閲覧などの反応)数がなかなか増えないのが痛いですね。正直言ってリンクから当ブログへアクセスしてもらわなければ何にもなりませんので。エンゲージメントのうち当ブログへのアクセス数自体は、Twitter側では通算約280回です。このうち通算10回超えしたのは、2017年10月13日のTVアニメ「アニメガタリズ」関連(12回)、2019年1月2日の声優関智一さんへの返信(14回)、アニメ&実写の「映像研には手を出すな!」関連3件(26回、18回、13回)だけです。最多の26回は、2020年3月24日のTVアニメ「映像研には手を出すな!」関連でした。なお、ブログ側では通算約520回あり、この差が海外からのアクセス分のようです。実は、ツイートして1分もたたないうちにブログへのアクセスが2〜5件あることが以前は多かったのですが、最近はそれが無いこともあります。「1分も経たないうちの2〜5件」は相変わらず海外ばかりですが、フォローしていなければ絶対無理のはずなのに、なぜ?(海外からの場合はフォロワー数にカウントされないのでしょうか?) 


 以上です。
 総じて、発音問題自体に関心を持ってもらえる方はなかなか増えていないように思われます。当ブログにアクセスされた方はどうか本当に簡単なつぶやき程度で結構(批判的内容ももちろんOK)ですので、ぜひコメントをしていただければと思います。
 「アニメ」の発音に関する現状を見る限り、5年経ってもこの活動をやめるわけにはいきませんでした。状況は良くなった面もあれば悪くなった面もある、というのが実感です。活動継続の決意を新たにしているところです。

2021年5月30日日曜日

結局は個人 9

  ここ3〜4か月ほどのテレビ番組についての感想の続きです。

 TBS系で放送中の「世界ふしぎ発見」。5月15日に放送された「鬼退治で紐解く日本」の回。アニメ「鬼滅の刃」にも出演した声優関俊彦さんがナレーションでしたが、しっかりとした平板発音でした。声優さんによるテレビ番組などのナレーションは、最近では大半が起伏発音なので、驚くとともに大変嬉しかったです。ベテラン(因みに私と同い年)の方で、普段から平板発音されているに違いありません。アニメ特集というわけでもないので、「やはり普段からの発音と、その場での個人個人の判断で決まるんだなあ」と実感しました。出演者の中で唯一発音機会があったモデルの朝比奈彩さんも自然な平板発音で、好感を持ちました。

 テレビ東京系で放送されたドラマ「声優探偵」(全4話)。出演者のうち声優ではないタレントさんたちは、武田玲奈さん(過去投稿では徹底して平板発音でしたが)起伏基調の中1回だけですが平板発音されましたし、森渉さん(声優金田朋子さんの夫)もしっかりとした平板発音でした。本職の声優さんたちも見習っていただきたいものです。

 NHK教育で放送中の「沼にハマってきいてみた」。5月24日のアニメ「キングダム」特集の回では、ゲストの元・乃木坂46の若月佑美さんが自然な平板発音で、好感を持ちました。5月25日の自主制作アニメ特集の回では、アニメ制作者として登場したお二人(hohobunさん宙央さん)がいずれも「アニメ」の「ニ」にアクセントを置く感じの起伏発音で少し違和感が残りましたが、ナレーションの声優小野寺一歩さんが(過去投稿では起伏発音ばかりでしたが)平板発音されていました。良い傾向ですし、アニメ関連の番組ではやはりこうであってほしいものです。
 NHK教育で放送中の「天才てれびくん hello,」。5月24日の声優チャレンジ特集の回では、レギュラー出演者「てれび戦士」の一人である中学生の坂上悠真さんが、自然な平板発音でした。是非ともそのまま続けていただきたいものです。

 昨年公開された実写映画版「ヲタクに恋は難しい」。先日のテレビ放送(BS日本映画専門チャンネル)が初鑑賞となりました。全く期待はしていませんでしたが、収穫がありました。主演の二藤宏嵩役山﨑賢人さんが、ゲームオタクでアニメには疎い設定にもかかわらず自然な平板発音をされたのです。「コミケ」についても徹底して平板発音でしたが、設定から考えて明らかにご本人自身の判断による発音でしょう。一方で、主演の桃瀬成海役高畑充希さんは、宏嵩よりはアニメも好きらしい設定にもかかわらず残念ながら起伏発音でした。「ゲーム」については当初は平板発音(ゲームオタク的な設定なら問題ない)で途中から起伏に変わっていきましたが、普段は「ゲーム」を平板発音されている方なのかもしれませんが、ご本人自身の判断で「アニメ」に合わせて演技を変えたのかはよくわかりません。劇中歌においても、複合語である「アニメショップ」の「アニメ」を起伏発音で歌唱されていたほどです(メロディーがそう作曲されているということかもしれませんが)から、普段から起伏発音されているのでしょう。なお、2018年のテレビアニメ版では、過去投稿でも取り上げたように、主要キャラ4名が全て起伏発音ばかりだったので、実写版の方がマシという結果になりました。最近は(過去投稿で取り上げた「映像研には手を出すな!」など)こういうパターンが多いのが残念です。アニメ業界に近いのは間違いなくアニメ版の声優さんたちの方なので、本当に「結局は個人の意識の問題」ということが明らかですね。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2021年5月23日日曜日

最近どーよ!?(バラエティー)

  ここ3〜4か月ほどのテレビ番組の中で、バラエティー番組(司会担当者など)の事例をいくつか取り上げます。

 フジテレビ系で放送中の「超逆境クイズバトル!99人の壁」。最近アニメ関係の回がやたら多いクイズ番組です。司会を務めるのは俳優佐藤二朗さん。2月6日放送の「アニソン知識王決定戦スペシャル」では、平板2回・起伏1回と平板基調でしたし、平板発音がとても自然な感じでした。普段は平板発音されている方に違いありません。司会者として是非徹底していただきたいものです。

 テレビ朝日系で放送中の「林修の今でしょ講座」。司会を務めるのは塾講師の林修さん。2月23日の「特別編〜声優はスゴいんだ今、声優でしょ 3時間スペシャル」では2回の発音機会いずれも起伏発音でしたが、4月13日の「2時間スペシャル〜プロが選ぶ 日本のアニメの歴史を変えたすごいアニメ14」では2回の発音機会のうち最後の総まとめの方はしっかり平板発音でした。普段は元々起伏発音だったのに何かきっかけがあって変わったのでしょうか?とにかく大変良い傾向なので、今後は平板基調になっていただきたいものです。この回では、いつも徹底して平板発音のバカリズムさんのほかにも、お笑い芸人のぺこぱさん平板発音でした。また、いつも起伏発音の宮田俊哉さんが珍しく起伏平板が2回ずつありました。しかも、平板発音の後すぐ言い直すような感じで起伏発音されたので、何か意識するところがあったようで、驚きましたし、原因が気になります。アニメ好きなら、動じることなく自信を持って平板基調になっていただきたいと強く思います。

 3月25日にテレビ朝日系で放送の「1995年〜2000年VS2021年アニソンバトルBEST20」。いつも徹底して平板発音のアニメ歌手May'nさんのほかにも、AKB48の柏木由紀さんやお笑い芸人の粗品さん平板起伏が1回ずつだったほか、お笑い芸人の川島明さん平板発音気味でした。

 5月7日にTBS系で放送の「中居正広の金スマスペシャル〜今絶対に知っておくべき!超人気声優24人大集合スペシャル」。司会の中居正広さんは、今回は平板起伏が1回ずつでしたが、過去投稿でも取り上げたように元々は平板基調の方なので、どうか平板基調に戻っていただきたいものです。いつも平板発音のタレント池田美優さんのほか、タレントの山之内すずさん平板発音で好感を持ちました。ゲスト出演の声優では、(過去投稿で起伏基調だった)小野坂昌也さん平板、(過去投稿で平板発音ばかりだった)島崎信長さん起伏平板が1回ずつ、(昔は平板発音だったと思われる)田中真弓さん起伏基調でかろうじて1回だけ平板発音でした。皆さん、平板基調に戻っていただきたいものです。街頭インタビューで出演した素人の方々でも、日本人の方々は平板ばかりだったのに、ロシア人の方が平板基調の中1回だけですが起伏発音もされたのが少し気になりました。日本在住かどうか不明ですが、周囲の日本人の影響なのでしょうか

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)