「アニメ」の単独語としての発音に揺れが見られる方々は多いです。意識して使い分けているのか、普段(私生活や同業者同士の会話など)の自分と公の電波(仕事)の中での自分とで結果的に変わってしまっているのか、それともその場の単なる勢いや成り行きに過ぎないのか、第三者からは明確に判別できないのが実情です。
10月3日にBSアニマックスで放送の「「鬼滅の刃」スペシャルイベント〜「鬼滅の宴」」。2019年10月に開催されたものです。声優の花江夏樹さんが平板・起伏を1回ずつ、下野紘さんが1回のみで平板、鬼頭明里さんが1回のみで起伏でした。つまり、花江夏樹さんと下野紘さんは、元々きちんと平板発音していた方々なのだということがはっきりしました。過去投稿にもあるように、今年1月2日の「さんまのまんまスペシャル」出演時に一時的に起伏発音した明石家さんまさんに成り行きでつられたのか起伏発音されて以来、お二人とも起伏発音ばかりになっている感じで大変気になります。そんな中、9月19日にBSフジで放送の「実況×解説!ざわつきバラエティ〜声優大運動会(第1回)」では、花江夏樹さんが1回のみ発音機会があり自然な平板発音でした。つまり、元の姿に戻っていたということです。このことからも、元に戻る余地はお二人とも十分あるだろうとも言えますし、是非とも戻っていただきたいと願うものです。
9月25日にBSフジで放送の「アニソン・アンプラグド」。影山ヒロノブさんと声優の大橋彩香さんがバーテンダーとしているカウンターに西川貴教さんが客としてやってくるという設定のアニソントーク番組です。西川貴教さんは、5回の発音機会がある中で起伏3回・平板2回でした。久々に平板発音が聞けたのは良かったし、最近起伏発音ばかりになっていたのは意識して昔に戻した結果ではなかったようだとわかりました(実際どうお考えなのかご本人にお尋ねしてみたいとは思いますが。)。影山ヒロノブさんは、1回のみで最近の傾向と同様起伏発音気味でした。そんな中で大橋彩香さんは、過去投稿にもあるように平板発音で、全くブレないのに感心させられました。
この10月から放送が始まったアニメ「シキザクラ」の番組予告CF(CM)で俳優の佐藤二朗さんが、平板・起伏が1回ずつでした。やはり元々平板発音されてきた方なのだろうということがはっきりしましたが、先に平板発音された後起伏発音されたのは「公式の発音」と判断(勘違い)して自主的に変えてしまったということなのでしょうか?
10月3日に日本テレビ系で放送の「土曜バラエティー〜岩井×えなこ×亜咲花が語り尽くす! 東海発アニメ「シキザクラ」直前SP」。岩井勇気さんが、発音機会6回のうち最初の1回のみ平板発音でした。最近は起伏発音ばかりの感じだったのに久々に平板発音を聞かせてもらえました。この人の場合、結局のところ、その場の勢いや成り行きに過ぎないのかもしれません。もしも意識して変えたのだとしたら大変由々しきことなので、そうでないことを願ってやみません。
10月3日に日本テレビ系で放送の「土曜バラエティー〜岩井×えなこ×亜咲花が語り尽くす! 東海発アニメ「シキザクラ」直前SP」。岩井勇気さんが、発音機会6回のうち最初の1回のみ平板発音でした。最近は起伏発音ばかりの感じだったのに久々に平板発音を聞かせてもらえました。この人の場合、結局のところ、その場の勢いや成り行きに過ぎないのかもしれません。もしも意識して変えたのだとしたら大変由々しきことなので、そうでないことを願ってやみません。
今回は、全員が過去投稿で取り上げた方々です。発音の揺れが特に気になる方々が中心です。少なくとも、「普段の自分の発音とは違うが、素人や周りが起伏発音ばかりだからそれに合わせた、公の電波では発音を変えるべきと考えた」ということだけはないようにしていただきたいし、そのような態度ではアニメ文化の真の深化・進化・浸透・発展は望めないのだと気づいていただきたいものです。「特に気にせず成り行き任せ」ということならば、「自分はアニメに理解がある人間だ」という自覚がある方であるならば、平板こそがそういう自分の立場にふさわしい発音だと認識していただければと思います。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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