外国人について過去投稿で何度か取り上げてきましたが、最近の外国語教育番組などでも結構アニメ文化に言及される例があることがわかりました。
2018年秋が最初の放送(毎年2回繰り返されている)となったロシア語講座後半部「ロシアゴスキー〜サンクトペテルブルク編」の第5回「サンクトペテルブルクでニッポン探し」。サンクトペテルブルク編は現地日系企業で勤務経験があるヴィーカさん(20代後半と思われます)が案内役を務めています。たい焼きを始めとする日本文化の紹介イベントに参加したり、「セーラームーン」「涼宮ハルヒ」「初音ミク」などのロシア人コスプレイヤーと公園やアニメショップ内などで歓談したりしています。「アニメ」の発音機会(もちろんロシア語)は3回あり、1回のみ「ニ」にアクセントを置く起伏発音気味でしたが、後の2回は平板発音でした。コスプレーヤーなどは計5名出演し、名前の出たサヤ・スカーレットさんには発音機会がありませんでしたが、5名中発音機会があった2名がいずれも平板発音でした。なお、当番組のナレーションは前半部「モスクワ編」を含め全回、日本で活躍する(「ガールズ&パンツァー」などに出演)ロシア人声優ジェーニャさんが務めていますが、日本語ですがいつも起伏発音ばかりで、大変残念な思いをしていました。
他にも、2020年秋が最初の放送(毎年2回繰り返されている)となったスペイン語講座「旅するためのスペイン語」も視聴していましたが、「アニメ」の発音機会はありませんでした。ただし、2016年に放送されていた「テレビでスペイン語」第7回では、司会の俳優田中幸太朗さんが平板発音されていたほか、スペイン本国の大学で日本語を学ぶ学生の中にも「ニ」にアクセントを置く起伏発音気味でしたが1回だけ発音機会がありました。
ちなみに、大学時代は第2外国語がドイツ語(成績は一応「優」でしたが喋るのは無理)で、第3外国語としてフランス語もかじりましたが、テレビの語学番組は視聴したことがありません。スペイン語とロシア語は、2005〜2011年頃に個人旅行(中南米、旧ソ連)で比較的長期間滞在するため、テキストも購入してテレビ放送を全回視聴したことがあります。他にも、アラビア語やドイツ語は比較的汎用性が高いので、視聴してもいいかなとは思っています。尤も海外旅行は基本的にもうしないと思います。これまで南極を含む全大陸で合計約50か国を旅行しましたが、他国を訪問する際は、最低限のコミュニケーションを現地語で行うのが現地の人々に対する礼儀だと考えていますので、数十か国語を片言(英語・スペイン語以外はごく初歩の旅行会話か挨拶程度がやっとですが)で喋りましたが、スペイン語が一番よく喋りましたし好きですね。
BS1で放送中の「COOL JAPAN」に出演している外国人の方々(番組中では全員英語)も、ほぼ全員平板発音をいつも繰り返しています。
英語の辞書はどれを見ても「A(ア)」にアクセント符号が打たれる起伏発音しか掲載されていないのですが、実際に英語の文章として発音する中では、ほとんど平板発音されているのが実態で、よほど意識しないと起伏発音しないようです。むしろ、日本語で話す場合に起伏発音が見受けられたりします。
もちろん日本語で話す場合でも、過去投稿に取り上げた事例のほか、比較的最近でも大変良い事例に出くわしました。日本テレビ系で放送中の「世界一受けたい授業」。6月12日放送の「世界が絶賛! 日本のスゴイ所スペシャル」では、在日アメリカ人で『日本人がいつまでも誇りにしたい39のこと』などの著者ルース・マリー・ジャーマンさんが、発音機会は1回のみですが、日本語でとても自然な平板発音をされていました。
もちろん日本語で話す場合でも、過去投稿に取り上げた事例のほか、比較的最近でも大変良い事例に出くわしました。日本テレビ系で放送中の「世界一受けたい授業」。6月12日放送の「世界が絶賛! 日本のスゴイ所スペシャル」では、在日アメリカ人で『日本人がいつまでも誇りにしたい39のこと』などの著者ルース・マリー・ジャーマンさんが、発音機会は1回のみですが、日本語でとても自然な平板発音をされていました。
少なくとも日本人がしっかり平板発音をしていれば、外国人であっても(日本人を見習って)平板発音をし続けてくれるものと思われますので、日本人こそしっかりしないといけませんよね。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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