2021年9月23日木曜日

最近どーよ!?(ナレーションなど)

 ここ3〜4か月ほどのテレビ番組の感想の3回目です。一般芸能人を中心に、特にナレーションを務める声優さんなどにも重点を置きます。


 5月29日にテレビ東京系で放送の「出没!アド街ック天国」。秋葉原の回です。出演者で唯一発音機会があったお笑いタレントの村上さん(マヂカルラブリー)が平板発音されていました。一方で、ナレーションを務めている声優の津野まさいさんは、発音機会がありませんでしたが、「ゲーム」を徹底して平板発音されていましたので、ひょっとすると「アニメ」も同様かもしれません。

 6月8日にフジテレビ系で放送の「セブンルール」。毎週放送されている情報バラエティ番組で、作曲家の梶浦由記さんの回です。司会の尾崎世界観さん(クリープハイプ)は、過去にアニメ主題歌を担当したこともあるロックバンドのボーカルですが、きちんとした平板発音をされました。一方で、ナレーションを務めている声優の小野賢章さんは、起伏発音ばかりでした。

 6月9日にNHK教育で放送の「浦沢直樹の漫勉neo」。漫画家の浦沢直樹さんが他の漫画家の仕事場を訪問する番組で、アニメーターでもある安彦良和さんの回。両名とも当然ながら平板発音ばかりでした(安彦良和さんは1回だけ「ニ」にアクセントを置く起伏発音気味の時がありました。浦沢直樹さんは「ゲーム」も平板発音でした。)。一方で、ナレーションを務めた俳優の葵わかなさんは、残念ながら起伏発音ばかりでした。ご本人はアニメ好きな方らしいですが、(ナレーションの収録は必ず事後のため)是非とも出演者の平板発音に馴染んでいっていただきたいものです。

 6月26日にNHK総合で放送の「SONGS OF TOKYO」。月1回放送されている番組です。司会の村上信五さん(関ジャニ∞)が過去投稿にもあるようにきちんと平板発音で、ホッとさせられました。一方で、ナレーションを務めている声優の水瀬いのりさんは、いつもと変わらず起伏発音。このような出演者(特に司会者)とのアンバランスさがやはり気になってしまいます。

 6月27日に日本テレビ系で放送の「行列のできる法律相談所〜人生を変えたアニメSP」。放送開始当初はともかく現在は"看板に偽りあり"(弁護士も出演しているだけで法律の話題はほぼ皆無。この10月からは「法律」の文字が削られるそうです。)の大変砕けた高視聴率バラエティー番組です。発音機会があった出演者の大半が起伏発音の中、唯一松村沙友理さん(乃木坂46。ただし現在は卒業)が2回のうち1回だけ平板発音をされました。ただしインタビュービデオ映像内であり、会場内では起伏発音でした。普段は平板発音なのに会場の雰囲気に負けてしまったということなのでしょうか?だとしたら大変残念です。同じ元・乃木坂46で局アナウンサーの市來玲奈さんが、会場内での2回の発音機会とも起伏発音だったことで余計に。ちなみに、ナレーションを務めている俳優の林田尚親さんも、アニメ出演経験もある方ですが、起伏発音ばかりでした。

 7月21日に日本テレビ系で放送の「映画「竜とそばかすの姫」その魅力を豪華キャスト&細田守が語り尽くすSP」。ナレーションを含めて唯一発音機会があったのが細田守さん。当然ながら綺麗で自然な平板発音でした。「ドラマ」も平板発音されましたが、もしかすると一般芸能人との交流が増えた影響なのかもしれませんね。

 8月20日にNHK総合で放送の「アニ×パラスペシャル・東京大会直前」。数年前から放送されてきた番組ですが、東京パラリンピック直前の特別版です。広瀬アリスさんが徹底して平板発音だったのが、過去投稿(「ミュージック・ステーション」出演時)の頃から変わっておらず、ホッとさせられました。一方で、ナレーションを務めた2人の声優(梶裕貴さん安元洋貴さん)が、いずれも以前と変わらず起伏発音だったのが、余計に歯がゆかったですね。


 総じて、ナレーションについては、必ず事後収録なので、直接の番組出演者(特に司会者は重要)の発音を視聴する機会は必ずあるわけですが、番組の趣旨や雰囲気によって変える、ということはなさそうですね。(かと言って、普段は平板発音の人がナレーションを起伏発音で行うのは困りますが。)
 
 今回はここまで。あと1回で「まとめ」は終わりで、その後すぐに別テーマの投稿も予定しています。ネタが尽きることはないですねえ。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


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