2025年6月6日金曜日

コミケ当選13回目

  東京ビッグサイトで開催されている世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。今夏のコミケ106に、サークル参加が無事決定しました。初申込から通算13回目の直接参加(委託も含めれば15回連続)です。 

 
 久々のアニメ(その他)」ジャンルで、1日目(8月16日(土))東6ホール「キ−28bです。
 コミケ102から全日(2日間)とも申込可能となって以来初めて、1日目(「アニメ(その他)」)に当選です。4回連続落選中だったため、「以前は3回連続落選者は優遇して当選」という暗黙のルールが有ったのに自然消滅してしまったのかと思っていましたが、何とか当選にこぎつけました。その代わり、2日目(「評論・情報」)は落選で、「全日サークル参加」の夢はやはり実現しませんでした。会場の一部が改修工事中のため抽選が厳しくなることは周知の事実だったので、2日間とも落選で委託参加を余儀なくされる状況にならずに済んだのは幸いです。ただし、「アニメ(その他)」ジャンルでのサークル参加は、通算5回目(直接参加ではコミケ91・100に次ぐ3回目)となります。 
 配置場所は、一番シャッターに近い(北寄り)島の中腹で、ガレリアからは遠いですが、まあ普通でしょう。東7ホールへも近いので、買物にも都合が良くて助かります。
 当然ながら、アニメ評論系なサークルが固まっている場所です。同じ島の反対側は声優系なサークルが固まっています。お隣は左右とも、隣り合うのは初めてですが知っている(頒布物を入手したこともある)サークルさんです。
 
 開始時刻は、相変わらず10時30分のままで、今回も改善されていません。特に2日目は、西ホールへも行かざるを得ないため、巡回ルートなどに大変悩まされそうです。

 当日の頒布物(すべて無料)は、次の通りです。

 「アニメ」の発音問題に関する評論本アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」は、2023年冬コミで発行済みの「最終版」ですが、今回も大幅に増刷します(既に半分以上を印刷済み)。前々回から、かつて実施したアンケート協力者かどうかにこだわらず、ジャンルに関係なく頒布物を入手したサークル関係者の大半に積極的に贈呈しています。昨今の状況からすれば、日本人1億2千万人全員に頒布したいくらいの本なのです。なお、本誌から分離独立させ別紙付録に戻った形の「ブログ投稿タイトル一覧」は、コミケ開催直前までの内容を追加します。

 個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきたは、前々回夏コミから、まだ取り上げていない数多くの作品についての感想を時代順に取り上げる続編(無料コピー本)が始まりました。国産テレビ作品を基本とし、劇場単独の作品や海外作品もできるだけ取り上げます。また、シリーズ物は、初出年を基準に全てを一括して(ガンダムシリーズは例外的に作品別で、その他も内容面などから分離する場合あり)取り上げます。つい最近本放送されたばかりの続編までも含め、劇場版・OVA版・配信版など全てです。なお、印刷については、前々回夏コミ(作品編④)からは、サークル贈呈は一切行わず、純粋に一般参加者頒布用のみです。
 今回は、「作品編⑥」です。1976年から1980年までなんとか終われそうです。一応、録画保存分がある作品のほぼ全てを再鑑賞(と言ってもほぼ全てが録画後初めての再生!)していますが、感想は書かずに済ませる作品もあり、視聴・録画履歴を枠囲いで取り扱う作品はごく一部で、単なるベタ打ちの作品が多いです。枠囲いになるのは、「銀河鉄道999」「若草のシャルロット」「ペリーヌ物語」くらいに留まりそうです。この3作品のうち「若草のシャルロット」以外は既に執筆完了していますが、実は「ペリーヌ物語」は2〜3年前に執筆済み(作品編③掲載候補作だったため)で、ようやく日の目をみることになります。
 海外作品は、劇場版「ネオ・ファンタジア」くらいしかないですね。
 今回は、取り上げるかどうか悩まされている作品が多いです。まず、スペシャルアニメが多い期間なのですが、同一原作で後に違う制作会社でTVシリーズが作られたものが結構あります。具体的には、1990年の「私のあしながおじさん」、1993年の「若草物語 ナンとジョー先生」、2007年の「レ・ミゼラブル 少女コゼット」。これらは今回は見送る可能性が高いです。一方で、スペシャルアニメが初出で完全に同一シリーズとみなせる「キャプテン」は「プレイボール」まで含めて完全に取り上げます。また、「火の鳥」は、完全オリジナルとはいえ劇場版「火の鳥2772・愛のコスモゾーン」をシリーズ初出作と考えるべきで、2004年のTV版まで網羅せざるを得ないでしょう。そのほか、「銀河鉄道999」シリーズについては、「銀河鉄道物語」だけは、別シリーズと考えて今回は見送る予定です。
 
 進捗状況は順調です。録画保存話数の多いもの(「銀河鉄道999」「あらいぐまラスカル」など)を優先しています。ミケ開催直前の夏季一斉休暇期間(8月9日からの9連休)は、次回冬コミ用(1981〜1985年)に取り掛かっていたいと考えており、既に1982年の「コブラ」と1983年の「装甲騎兵ボトムズ」はゴールデンウィーク終了までに、1983年の「聖戦士ダンバイン」と1985年の「蒼き流星SPTレイズナー」は(作品編③掲載候補作だったため)2〜3年前に、各々執筆完了済みです。今回分は前日の8月15日(金)にキンコーズでコピーすれば間に合うので、次回分もできるだけ先取りしていきたいですね。

 なお、無料の別紙付録「TAL版勝手にアニメ大賞」(2025年夏版)は、今年上半期(6月まで)の内容を追加した上、前回保留していた昨年のランキング等を正式に決定・発表します。前々回夏コミからは、新刊に挟み込む形で頒布しています。(既刊だけを入手する一般参加者はおそらく皆無と思われるためです。)

2025年5月31日土曜日

業界人 6

 最近のテレビ番組の感想で、アニメ業界人(製作または制作に直接関わる方々で、声優などアニメ専業でない方々を除く)を中心にまとめます。


 まずは、CSのAT−Xで不定期放送中の業界人インタビュー番組2本。

 「松倉家」。
 アニメ制作会社J.C.STAFF のチーフプロデューサーで手がけた作品数は業界随一と言われる松倉友二さんは、常に徹底して平板発音。当然です。こういう方の発音が揺れる(起伏発音が混じる)ようになったらおしまいです。
 1月放送の第11・12回は、音響関係者第2弾。音響監督の小山恭正さん平板6回のみ(「ゲーム」は起伏1回のみ)、音響制作会社マジックカプセルのサウンドミキサー進藤公隆さん平板2回のみ(「ドラマ」「ゲーム」も平板各1回のみ)。ちなみに松倉友二さんも「ドラマ」は起伏1回のみ。フリーアナウンサーの八木美佐子さんは、収録済みで使い回しのナレーションを別にすれば、番組内で顔出し出演時の発音は平板1回のみ。
 4月放送の第13・14回は1周年記念で3月23日「新宿歌舞伎町・ロフトプラスワン」での公開収録。第1部ゲストの声優さんたち3名中唯一発音機会があった渡部紗弓さんは、残念ながら起伏1回のみでしたが、第2部ゲストのプロデューサーさんたち3名中発音機会があったワーナーブラザースジャパン(元・にっかつ)志治雄一郎さんとトムス・エンタテインメント(元・KADOKAWA)の佐藤史子さんは、いずれも平板2回のみ。八木美佐子さんは、番組内で顔出し出演時の発音はこちらでも平板1回のみ。大変良い傾向ですね。

 「明日へのセル画」。
 1月放送の第7・8回はプロデューサー2名。発音機会があった東映アニメーションの関弘美さんは、やや起伏気味が1回あった以外は、平板6回のみ。ただし、ナレーション担当の声優大谷育江さんは、起伏1回のみ。
 同じく1月放送の第9・10回は脚本家2名。関島眞頼さん平板11回のみ、根本歳三さん平板7回のみ。ただしナレーション担当の声優川澄綾子さん起伏1回のみ。司会のお笑い芸人(ティモンディ)の前田裕太さんは、起伏4回・平板1回。
 3月放送の第11・12回は、音響関係者2名。発音機会があった音響監督の三間雅文さん平板1回のみ。今回は司会ではなくナレーション担当の前田裕太さんは、起伏平板各1回(平板が先)。


 次に、CSの衛星劇場で不定期放送中のOVA特集。

 1月放送の「ブラックマジックM-66」「御先祖様万々歳!」。アニメ脚本家の上江洲誠さんが解説。起伏5回・平板4回。脚本家はフリーが基本でアニメ専業ではないため厳密には「業界人」ではありませんが、上江洲さんはアニメ専業のようです。そのため、少し気になりました。
 1・2月に前後編に分けて放送された「特別番組・押井守とOVA」。監督の押井守さんは、いつもと変わらず当然に平板5回のみ。司会のニッポン放送アナウンサー吉田尚記さんも今回は平板1回のみ。ゲストに合わせたのかもしれませんが、アニメ関連番組では今後も平板発音を徹底していただければと願っています。ただしナレーション担当の声優内田大加宏さん起伏2回のみ。

 そして、3月27日にNHKBSで放送の「グローバルヒットメーカー・ジャパンアニメの革新者たち」。アニメ映画「ルックバック」などの監督押山清高さんは、平板3回のみ。当然のことですが、やはりホッとしました。最優秀アニメーション作品賞を受賞した日本アカデミー賞授賞式では発音機会がなかった(3月29日放送の完全版で確認)ため、気になっていたのです。一方で、ナレーションの俳優南沙良さんは、残念ながら起伏1回のみ。アニメ制作会社MAPPA社長の大塚学さんは、起伏2回・平板1回で、少しショックでしたが、くれぐれも発音には気をつけていただきたいものです。ちなみに、最大のショックは、アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんが、(発音機会は1回のみですが、息継ぎの関係か何かでたまたまかもしれませんが、)私の知る限り初めて起伏気味の発音をされたことです。正直耳を疑いましたが、あの氷川さんでさえ、周囲からの悪影響を受けているのかと愕然としました。


 今回は、以上です。業界人(やその周辺)でも予断を許さない事態に変わりありませんね。どうか、「最後の砦」とも言える業界人の方々には、くれぐれも平板発音を徹底していただきたいと切に思います。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年5月11日日曜日

素人 8

 アニメ業界人ではないビジネス関係者や素人のアニメファン(特に外国人)の「アニメ」の発音について、落ち葉拾い的にまとめて取り上げます。


 NHK総合で放送中の「NHKスペシャル〜新ジャポニズム」シリーズ。
 1月5日放送の第1回「MANGA・ わたしを解き放つ物語」。ジンバブエ人の男性が、英語ですが明らかに平板2回のみ。「マンガ」が起伏2回のみだったのとは対象的で、印象に残りました。英語の一般的な辞書では「アニメ」「マンガ」ともに起伏発音が明記されているのにです。その他の英語での発音は、女性ナレーター起伏1回のみ、アメリカの配信会社の野村麻里子さんが(大変残念ながら)起伏2回のみでした。日本語での番組ナレーションも、局アナウンサーの守本奈実さん起伏3回のみでした。まあ、外国人であっても(「マンガ」と違って)平板発音してくれる方々は少なくないことが確かめられた回でした。
 3月16日放送の第2回「J−POP・“ボカロ”が世界を満たす」。唯一発音機会があった配信会社「Spotify Japan」(音楽ストリーミングサービス)の芦澤紀子さんが、自然な平板1回のみを披露してくれて、とてもホッとしたし嬉しかったです。アニメに理解のある方は、業界人でなくても自然に平板発音していただければ、こうあってほしいなあと思うものです。

 CSのAT−Xで放送中の「R指定アニメ」。1月26日放送の「AT−Xアニメランキング2024」では、1994年オーストラリア生まれのハーフで、アニメなどについて紹介から批評・提言まで行うYouTubeチャンネル「The Anime Man」を運営するジョセフ・テツロウ・ビジンジャ―(Joseph Tetsuro Bizinger)さんが、日本在住者らしく達者な日本語で、起伏7回・平板8回で、途中で起伏基調になった以外は平板基調という感じで、とても嬉しかったです。日本語も話せる外国人なので、平板基調を維持していただければ(できれば平板発音が徹底していただければ)、と切に思います。


 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年4月26日土曜日

続・最近のアナウンサー

  最近は、NHK・民放問わず、地上波・衛星波問わず、起伏発音のアナウンサー(特に局アナウンサー)が大半という感じですが、平板発音される方々も決して少なくはないことを示す事例を、フリーアナウンサー・局アナウンサーから一例ずつ紹介します。 


 フリーアナウンサーの方の例は、有働由美子さん。3月8日に日本テレビ系で放送の「with M U SIC 〜 今1番歌われているアニメ曲TOP20」。司会としての出演ですが、思わず口から出てしまったという感じでの平板発音1回のみでした。ゲストアーティストで唯一発音機会があった幾田りらさん(YOASOBI)が、起伏発音2回のみだったのが大変残念なのですが、その後であってもですから嬉しかったですね。特にアニメ好きというわけではないようですが、元々平板発音者も少なくなかったNHKの出身らしく、元々は平板発音もされてきた方なのだろうと推察されます。最近は(アンチ巨人らしいにも関わらず)日本テレビの局アナウンサーのような印象すら受けますが、少なくともアニメ関連番組では平板発音を積極的に披露していただきたいとさえ思います。

 局アナウンサーの方の例は、テレビ朝日の弘中綾香さん。司会(研究助手)として出演中の「激レアさんを連れてきた。」の2月10日放送回。とても自然な感じの平板発音1回のみでした。ゲストである「激レアさん」の御一人(大好きなマンガ・アニメ「名探偵コナン」の一場面を参考に、ヘッドロックをかけてコンビニ強盗を捉えたという若い女性)として出演した素人(名義はカリンさん)が起伏発音1回のみだったのが大変残念ですが、その前の時点での発音とはいえ、嬉しかったですね。2021年にはTV版の「ドラえもん」でアナウンサー役での出演経験(特に希望したわけではないはず)もあるようです。特にアニメ好きなわけではないかもしれませんが、今後も平板発音を披露し続けていただければと切に思います。


 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年4月19日土曜日

一般芸能人 23

 最近のテレビ番組などの感想で、一般芸能人(声優などアニメ業界関係者を除く)の「アニメ」の発音について、まとめて取り上げます。ただし、少し事例が多いので、2回に分けます。(2回目の今回は、主にベテランの方々です。)


 2月6日にテレビ東京系で放送の「水バラ〜ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅・陣取り合戦15・松本~飯山へ!信州縦断SP」。タレントの太川陽介さんが、起伏平板各1回。アニメ好きでプロのコスプレイヤーえなこさん起伏1回のみだったのに引っ張られた感じで起伏発音された後、自然な発声という感じでの平板発音。やはり、元々平板発音に馴染んできた方なのだろうと感じ、とても嬉しかったです。

 3月28日にNHK総合で放送の「時をかけるテレビ・特別編〜幻のアニメ「マルコ・ポーロの冒険」」。1979〜1980年に全43話放送された後(BSプレミアムで2023年3月に計9回分が放送されたのを除けば)一度も再放送されてこなかった名作が、一般視聴者などから提供された音声データなどを基にようやく全話再放送が実現する運びとなった記念の特集番組です。まだ25歳でドイツ系ハーフのタレントトラウデン直美さん起伏1回なのはともかく、57歳で本放送世代でもあるお笑いタレント松村邦洋さん起伏1回のみだったのはショックでした。司会のアナウンサー池上彰さん起伏1回のみだったのに引っ張られる感じでしたが、その後は「アニメ」ではなく「まんが」と繰り返し発音されました。今時「まんが」と発言する方はほぼ皆無なのに・・・まさかと思いますが、楽屋などで事前にNHK側から平板発音を避けるよう要請でもあったのでしょうか・・・まるで「アニメ」を起伏発音することへの精一杯の抵抗を示すかのようでした。昔からアニメ好きで知られ、2005年頃の東京国際アニメフェア(現:アニメジャパン)のフジテレビブースで「オススメのアニメ」として「野球狂の詩」を紹介していたほどで大変好感を持っていたのですが、元々は平板発音されてきた方なのかもしれません。なお、ナレーションの潘めぐみさんも、いつも通り起伏1回のみでした。音楽担当の小椋佳さんもビデオ出演され、(前述の2023年の放送時には過去投稿にもあるように自然な平板発音を披露されていたため、今回は気が気ではありませでしたが、)幸か不幸か発音機会がありませんでした。

 昨年11月2日にCS東映チャンネルで放送(1990年日本テレビ系で本放送)のメイキングドキュメンタリー付きドラマ「手塚治虫物語・いとしき生命のために」。手塚治虫役の古谷一行さん起伏2回のみでしたが、妻の手塚悦子役竹下景子さん平板1回のみ。竹下景子さんは、過去投稿にもあるように最近まで平板発音され続けてきている方で、それ(昔も確かに平板発音だった事実)が確認できた良い機会でした。なお、ビデオ出演の手塚治虫さんご本人は、いつものように起伏1回のみでした。


 今回は以上です。やはり昔から活躍しているベテランの芸能人の方々は、平板発音されてきた方がとても多いのです。最近の若い芸能人は、(ベテランつまり先輩を見習うわけではなく)起伏発音が目立つのが大変残念でなりません

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2025年4月12日土曜日

一般芸能人 22

 最近のテレビ番組などの感想で、一般芸能人(声優などアニメ業界関係者を除く)の「アニメ」の発音について、まとめて取り上げます。ただし、少し事例が多いので、2回に分けます。(今回は、音楽関係者が中心です。)


 3月8日にNHK−BSで放送の「ファン1000人が選ぶ! 手塚アニメベスト10」。タレントの中川翔子さん起伏6回・平板4回で、平板が先でした。歌手の家入レオさんは、起伏4回・平板2回で、起伏が先(ちなみに「ドラマ」は平板1回のみ)でした。アニメ評論家の藤津亮太さんは当然に平板4回のみでしたが、ナレーションの局アナウンサー柴田祐規子さん起伏4回のみ(しかも複合語で平板発音が原則の「アニメ制作スタジオ」も起伏)・声優の宮島史年さん起伏2回のみでした。俳優の風間俊介さんには発音機会はありませんでしたが、歌手の藤井フミヤさんはビデオ出演の中で平板1回のみで、以前と変わっていないのが嬉しかったですね。引用された昔のテレビ番組内での手塚治虫さん起伏2回のみでしたが。

 1月26日(関西地区の読売テレビでは昨年5月)に日本テレビ系で放送の「グッと! 地球便」。バングラデシュ初の長編アニメ映画監督となった日本人水谷俊亮さんの特集回。水谷俊亮さんがあろうことか起伏4回のみ(現地語でも起伏1回のみ)だったことに衝撃を受けた一方、タレントの山口智充さん平板1回のみ、ナレーションの声優竹房淳司さんが(ナレーターとしては珍しく)起伏平板各1回だったことで逆に救われました。

 4月11日(関西地区の読売テレビでは2月3日)に日本テレビ系で放送の「川島・山内のマンガ沼」。月刊コロコロコミックの特集回で、ゲストのお笑いタレントムーディ勝山さん起伏1回・平板2回。司会2名のうち川島明さん(麒麟)にも発音機会があり、久々に平板1回のみ。やはりマンガやアニメが好きな方々は、このように平板基調であってほしいものですね。

 BSのWOWOWプラスで数街に分けて放送の「Kis-My-Ft2  キスマイの現在地」。3月16日放送の第1回は横尾渉さん&宮田俊哉さん。横尾渉さんは発音機会なし(「コミケ」「ドラマ」は平板各1回のみ)でしたが、宮田俊哉さんは相変わらず起伏8回のみと徹底していました。他のメンバーで発音機会があった2名のうち、玉森裕太さん起伏1回のみでしたが、二階堂高嗣さん平板1回のみだっのは、少し意外でしたが大変嬉しかったです。同じグループであってもまだ悪影響を受けていないのは救いです。宮田俊哉さんに引っ張られる感じでインタビュアー(氏名不詳)が起伏気味1回だった中で、二階堂高嗣さんはきっと普段から平板発音を続けてきた方なのだろうと推察します。今後も変わらないでいていただければと切に思います。

 3月8日にTBS系で放送の「ドア×ドア・クエスト〜国民的テレビアニメヒットの秘密大調査」。宮田俊哉さんはやはり起伏2回のみでしたが、それだけに余計に、元・モーニング娘。の藤本美貴さん平板1回のみだっのは、大変嬉しかったです。アニメ業界人である監督杉井ギサブローさんは当然に平板1回のみ。ナレーションの2名は、男性の声優川野剛稔さん起伏27回(「ドラマ」も起伏1回)のみ、女性の声優和久田み晴さん起伏3回のみだったのは、仕方がないとはいえやはり残念でなりません。

 3月19日にTBS系で放送の「家族でアニメナイト・今聴いて欲しい日本を元気にする最強アニソン42連発」。司会の佐久間大介さん(Snow Man)は、宮田俊哉さんと仲が良いことがよく知られていますが、過去投稿にもあるように元々平板基調の方で、今回は起伏4回・平板3回で平板が先でした。他の司会の局アナウンサー田村真子さん起伏1回のみ、ナレーションの声優関智一さん起伏8回のみで、結局佐久間大介さんが孤軍奮闘している感じです。どうか宮田俊哉さんの悪影響を受けず平板基調を続けていただけるよう、切に願っています。

 4月6日に日本テレビ系で放送の「超・乃木坂スター誕生!」は、ゲストが歌手のヒグチアイさん。アニメ「進撃の巨人」ED「悪魔の子」は、世界的に大ヒットとなりましたし、私も大好きな曲(2022年のベストアニソン)ですが、局の解説の中で平板1回のみをさりげなく披露してくれました。乃木坂46メンバーで唯一発音機会があった池田瑛紗さん起伏1回のみでしたが、やはり最近の若いアイドルグループメンバーはアニメ好きであっても起伏発音が多そうですね。なお、ナレーションのじんぼぼんじさん起伏2回でした。この方は、声優ではありませんが、起伏発音ばかりなのはとても残念です。


 今回は以上です。比較的若い一般芸能人でも「結局は個人」なのです。次回は、比較的年配の一般芸能人を中心に取り上げます。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年3月31日月曜日

アニメジャパン(個別ステージ)

  去る3月22・23日に東京ビッグサイトでパブリックデーが開催された「アニメジャパン」。各ブースでのミニステージ(「個別ステージ」。前回投稿の独立した4大ステージは「全体ステージ」)について、その一部を初めてアーカイブ配信で視聴しましたので、「アニメ」の発音機会があったステージを全て取り上げます


 業界人の方々。今回視聴した中ではアニプレックスの広告担当プロデューサー竹下小春さんのみで、起伏3回・平板1回。アニプレックスは業界でも業績が良く大変目立つ企業ですし、特に広告担当ということならば、平板発音を徹底していただかないと困りますね。

 フリーのアナウンサーや司会者(タレントを含む)の方々。フリーアナウンサーの森遥香さんは、私が視聴した範囲では上表中5番の1件のみで、徹底して起伏発音。過去投稿にもあるように以前は平板基調だったので、大変残念な思いです。主にインターネット上で活動しているタレントの百花繚乱さんは、過去投稿にもあるように起伏平板が混在しており、今回も12回中1回だけとはいえ平板発音されましたので、平板基調に戻していただければと思います。フリーアナウンサーの松井佐祐里さんは、自然な感じの平板発音1回のみで、好感を持ちました。平板発音に馴染み、平板発音であり続けていただきたいものです。

 声優の方々。
 起伏のみだったのは、木野日菜さん小市眞琴さん天麻ゆうきさん七海ひろきさん春瀬なつみさん春海百乃さん林咲紀さん月城日花さん土岐隼一さん石上静香さん濱野大輝さん新崎瑞季さん遠野ひかるさん石毛翔弥さん青山吉能さん上田麗奈さん内田雄馬さん古賀葵さん鬼頭明里さん直田姫奈さん大塚剛央さんのほか、ベテラン〜中堅の小桜エツコさん佐藤聡美さん古木のぞみさん日笠陽子さん小野大輔さんこのうち、大塚剛央さんは、全体ステージでは混在でしたが、過去投稿にもあるように元々平板発音されてきている方のようですので、由々しきことです。また、小野大輔さんも、全体ステージでも起伏のみでしたが、2010年頃放送されていたTV番組「M・A・Gネット」の頃から一貫して起伏ばかりの方です。さらに、日笠陽子さんは、過去投稿にもあるように元々ほぼ起伏でたまに平板発音されることもある方なので、平板基調になっていただければと願っています。
 平板のみだったのは、三川華月さん根本京里さん水中雅章さん斉藤壮馬さん若山詩音さん富田美憂さん諏訪部順一さん。特に三川さん・根本さんはまだ若手なので、どうか悪い事例に惑わされずに平板発音を続けていただきたいものです。若山さんや富田さんは、過去投稿にあるようにいつも徹底して平板発音なので、どうか変わらないでいただければと切に思います。諏訪部さんは、過去投稿にあるように混在していますが起伏基調の方なので、平板基調になっていただければと思います。
 起伏平板が混在したのは、梶原岳人さん安済知佳さん瀬戸麻沙美さん戸谷菊之介さん伊藤彩沙さん。梶原さんは、普段は平板発音されている方と思われるくらい自然な平板発音を披露されました。過去投稿にもあるように、安済さんは元々平板基調、瀬戸麻沙美さんは元々起伏基調の方ですが、場面場面で変わるようで、特に意識して発音されてはいないようです。戸谷さんと伊藤さんは、過去投稿ではほぼ起伏だったので、平板発音に馴染みつつあるということならとても嬉しいですね。


 以上です。前回投稿の全体ステージも含め、「結局は個人」「場面により違う」といった点は変わりありませんね。アニメジャパンにおいても平板発音される方が減少傾向の気がしますが、若手でも平板発音の方々が少なくないので、希望はあります。アニメ界隈は本当にイベント過多で、声優さん同士などでも互いに影響しあったりもするでしょう。本当に予断を許しませんねえ。

2025年3月29日土曜日

アニメジャパン(全体ステージ)

  去る3月22・23日に東京ビッグサイトでパブリックデーが開催された「アニメジャパン」。今回は、昨年復活したビジネス系ステージがまた消滅してしまったうえ、興味深いステージは全てインターネット配信されることがわかったため、直接参加は取りやめました(チケットも購入せずじまい)。このような状況が続くと、次回以降も直接参加はせず配信視聴のみになりそうです。パブリックデーでのビジネス系ステージを復活させてほしいものです。
 独立したステージイベントのみ(各ブースでのミニステージは後日投稿予定)を取り上げます。REDステージ・GREENステージ・BLUEステージ・WHITEステージの4種類があり、BLUEステージ・WHITEステージの後方のみが無料の立席となる以外は、全て事前抽選です。
 インターネット配信は、YouTube(一部はニコニコ生放送)で無料アーカイブ(生配信後も一定期間視聴可能)で観られるものは全て完全視聴しました。そのうち、「アニメ」の発音機会があったステージを全て取り上げます






 業界人の方々。今回視聴した中ではアニプレックスの有名プロデューサー高橋祐馬さんのみ。過去投稿にもあるように最近は起伏発音ばかりになってしまっているようです。アニプレックスは業界でも業績が良く大変目立つ企業なので、業界人としての自覚を一層強く持ち、きちんと平板発音していただかないと困りますね。

 業界関係者(異業種クリエイター、評論家などを含む)の方々。過去投稿にもあるように、作家の福井晴敏さんは元々起伏発音のみ、アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんは元々平板発音のみの方です。福井晴敏さんは、ヤマトシリーズの最新作では総監督までも務めるわけですので、そろそろ平板発音に馴染んで平板基調になっていただきたいものですね。

 局アナウンサーの方々。日本テレビの佐藤梨那さん、テレビ東京の竹﨑由佳さん、いずれも起伏発音のみ。最近の局アナウンサーさんの発音傾向ではありますが、30歳前後の比較的若い世代のためでしょうか。なお、ニッポン放送の吉田尚記さんは、今回視聴した中では起伏発音のみでした。
 フリーのアナウンサーや司会者(タレントを含む)の方々。松澤ネキ(旧:松澤千晶)さん田口尚平さんは、起伏基調で平板も混在でした。天津飯大郎(旧:天津向)さんは、今回視聴した中では平板基調で起伏気味が2回ありました。
 ただ、上表中15番「薬屋のひとりごと」関係ステージでは、司会者(登壇者も)の比較的若い女性が、自己紹介が最後まで無く氏名不詳ですが、平板発音でした。ぜひお名前を知りたかったのですが、もしかするとプロデューサーかフリーの司会者かもしれません。

 アーティスト(音楽関係者)の方々。上表中7番「ヴィジランテ」関係ステージで、ED主題歌を担当するバンド「yutori」のボーカル佐藤古都子さんが、起伏平板1回でしたが、普段は平板発音という感じだったのが嬉しかったですね。上表中16番「ガンダム」関係ステージで、ED主題歌(劇場先行版では挿入歌として使用)を担当するバーチャルアイドル歌手の星街すいせいさんが、起伏のみでしたが、最近のバーチャル系タレント(Vtuberなど)はネット社会の最前線で活動している方々なので、平板基調であってほしいものですね。

 声優で司会を担当された方々。上表中5番「ONE PIECE」関係ステージで、山口勝平さんが、起伏平板が各6回でしたが、元々平板発音してきたベテランなので、最近の悪しき傾向に影響されつつある感じを受けました。上表中17番「Dr.STONE」関係ステージで、河西健吾さんが、起伏1回・平板2回で、平板発音が先でした。ゲスト登壇された上表中3番「怪獣8号」関係ステージでも起伏平板各1回でした。この方はやはり元々平板基調の方なのだと確信できました。その他、若手の坂泰斗さん新祐樹さんは、いずれも起伏のみでした。

 ゲスト登壇された声優の方々。
 起伏のみだったのは、加藤渉さん金本涼輔さん中村悠一さん梅田修一朗さん狩野翔さんをはじめ、元々起伏発音のベテラン宮本充さん置鮎龍太郎さんのほか、過去投稿では起伏平板が混在の田中真弓さん大久保瑠美さん石見舞菜香さん小林千晃さん花江夏樹さん小松未可子さん小林裕介さん、過去投稿では起伏ばかりの中井和哉さん木村昴さん福西勝也さん潘めぐみさん林勇さん悠木碧さん小野大輔さん
 平板のみだったのは、永瀬アンナさん土屋神葉さんのほか、長谷川育美さん島崎信長さん豊崎愛生さん。永瀬アンナさんは、今年1〜3月に放送のTVアニメ「全修。」でアニメ監督役(主役)を演じる中で3回発音機会があり、第2・3話で起伏各1回だったものが第8話で平板1回のみでした。元々平板発音されてきた方なのか、それとも私のSNSでの指摘を理解して平板発音に変えていただけたのかは不明ですが、大変良い傾向だと思います。土屋神葉さんは、「機動戦士ガンダム・ジークアクス」劇場先行版アンバサダーも務めるなどメディア露出も結構あるので、平板発音を今後も徹底していただけることを切に望みます。豊崎愛生さんは、前回投稿にもあるように、元々は平板発音されていたのに起伏基調になってきていた方なので、大変嬉しかったです。
 起伏平板が混在したのは、大塚剛央さん佐倉綾音さん小野賢章さん。大塚剛央さんは、過去投稿では平板で、昨年6月2日放送の「【推しの子】振り返り特番」では起伏だったので、元々は平板発音されてきた方なのかもしれませんが、平板基調であっていただきたいものです。佐倉綾音さんの平板発音は初めて耳にしたので、大変驚きました。小野賢章さんは、時間的に先だった上表中21番「ラスカル」関係ステージで起伏1回のみだったのに、時間的に後だった 上表中19番「カラオケ行こ」関係ステージでは平板2回のみに変わっていたのはなぜでしょうか。過去投稿にもあるように、元々どちらかだったのかはっきりしない方なので、状況に応じて使い分けているのかもしれませんが。
 

 以上です。「結局は個人」な情勢は変わりありませんね。アニメジャパンにおいても平板発音される方が減少傾向の気がしますが、意外な方が平板発音を披露されることもあるため、希望は残っています。アニメ界隈は本当にイベント過多で、声優さん同士などでも互いに影響しあったりもするでしょうから、予断を許しません。アニメ界に関わる方々全てが、「アニメは元々平板発音が正統」ということをどれだけ理解していただけているかが肝だとは思っていますので、この活動の意味はあると信じています。


2025年3月23日日曜日

最近の声優さん 3

 ここ半年ほどの声優さんの状況をまとめて取り上げます。


 CSのAT−Xで不定期放送の「音で聴くAT−X」。昨年8月31日放送の「夏色スペシャル」の回。司会(DJ)の豊崎愛生さんは、最近は起伏発音ばかりになってしまっているのですが、起伏8回・平板1回で、久しぶりに平板発音を聞かせていただけました。やはり元々平板発音で馴染んできた方とお見受けしますので、平板基調に戻ってもらいたいなあと思います。

 昨年放送されたアニメ「2.5次元の誘惑」。発音機会があった出演者は全員が起伏発音でした。過去投稿にあるように平板発音も多い鬼頭明里さんでさえも。メインキャラ奥村政宗役の榎木淳弥さんは、本編では通算8回すべて起伏発音。ところが、特別編では平板1回。過去投稿にもあるように、元々平板発音されてきた方のようなので、自主的に起伏発音に変えてきていたのでしょう。どうか本編でも(指導は特にないはずですので)平板発音していただきたかったものです。
 なお一方で「コミケ」については、いずれも女性コスプレイヤーの役柄ですが、前田佳織里さん平板のみ通算3回、鈴代紗弓さんM・A・Oさん平板のみ通算各1回でした。漫画家役の諏訪部順一さん起伏のみ通算1回、コスプレカメラマン役の杉田智和さんは(特別編のナレーションを含めて)起伏のみ通算2回でした。役柄というよりはご本人の普段の発音(コミケへの関心度)が反映されているような気がしますが。

 昨年放送されたアニメ「【推しの子】」第2期。通算第13話のみ発音機会があり、漫画家役の伊藤静さん起伏1回のみでした。第1期と同様ですが、過去投稿にあるようにかつては平板発音もされていただけに、残念です。
 なお一方で「ドラマ」については、通算第16話で、伊駒ゆりえさん小林裕介さんがいずれも平板各1回でした。業界人的発音としてそうしたのかご本人が元々そうなのかは不明です。過去投稿にもあるように、伊駒ゆりえさんは「アニメ」も平板、小林裕介さんは「アニメ」はほぼ起伏の方です。
 いずれにしろ、そのため余計に、「アニメ」と「ドラマ」への認識の差が気になりました。当作の世界観自体は明らかに「ドラマ」中心なわけですが、声優さんご本人の普段の意識・認識はどちらが主なのかです。

 BS11で放送中の「Anison Days(アニソン・デイズ) 」。岡咲美保さん平板1回、初出演の内田彩さん起伏気味1回・平板1回でした。過去投稿にあるようにお2人とも元々は平板基調の方だったので、どうか平板発音を貫いていただきたいものです。3人組声優ユニットPROTOSTARは、山口諒太郎さんこそ起伏1回のみでしたが、過去投稿で起伏だった戸谷菊之助さん平板1回のみ、元々俳優の平井亜門さん平板3回のみ。少し意外でしたが、とても嬉しかったです。グループ内で感化し合って3人とも平板発音が徹底すると良いですね。

 CSのAT−Xで放送中のClub AT-X」。4種類ある番組形態のうちお笑い芸人の天津飯大郎さんと声優の森川智之さんが司会の「夜NA夜NAサタデー とりあえず生!」。昨年12月7日初回放送の第532回。藤田咲さんは、起伏2回・平板1回で、平板が先でした。三上枝織さんは、起伏1回。過去投稿にもあるように徹底して平板発音の方だったのに、徹底して起伏発音の大和田伸也さんとともにAT−DX(AT−Xの配信専門チャンネル)「大和田伸也のチンボラソ・トゥーハン」の司会を務めているせいかも。大変残念ですが、平板発音を(できれば大和田伸也さんを感化するほどに)貫いていただければと切に思います。


 総じて、声優さん自身も、発音の揺れがあったりするわけですが、強い指導がなければ(指導があること自体問題ですが)、変に忖度したり同調したりせず、ご自身の普段の発音を貫いていただきたいですし、元々は平板発音が正統ということを意識して平板基調に努めていただきたいと思います。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年3月1日土曜日

最近どーよ!?(落ち葉拾い4)

 ここ半年ほどのテレビ番組の感想から落ち葉拾いをします。今回は、アニメ業界関係者以外の素人や一般芸能人を中心に紹介します。


 テレビ東京系で昨年9月6・13日放送のドラマ「鉄オタ道子、2万キロ〜秩父編」。ローカル鉄道駅周辺を舞台にした鉄道オタクたちを描いたセミドキュメンタリー風の作品です。秩父ゆかりのアニメ「心が叫びたがってるんだ。」などの聖地巡礼が話題となり、発音機会がありました。主演女性の玉城ティナさんは残念ながら起伏1回のみでしたが、ゲスト出演の聖地巡礼者カップル役の女性滝沢恵さん起伏1回・平板2回でした。アニメファンらしい平板発音をしてくれて嬉しかったですし、実写・アニメ問わずアニメファンはこう描かれてほしいと思いました。

 BSスターチャンネルで昨年10月13日放送の「「宇宙戦艦ヤマト」放送50周年記念!特別無料生放送SP」。アシスタントのタレント市川紗椰さんは、起伏2回のみ。アニメファン&鉄道ファンとしても知られており、過去投稿では徹底した平板発音だったのに、どうしてしまったのでしょうか。まさか周りの悪影響で勘違いで変えてしまったのだとしたら、由々しきことです。一方、司会の映画研究家よしひろまさみちさんは、平板2回のみ。市川紗椰さんよりも後に発音機会があったにも関わらずですから、元々平板発音されてきている方なのでしょう。特にアニメ好きというわけではないようですが、それだけに嬉しかったです。なお、ゲスト2名(実写映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」監督でもある山崎貴さん、お笑い芸人濱口優(よゐこ)さん)には発音機会がありませんでした。

 テレビ朝日系で放送中のドキュメンタリー「テレメンタリー2024」。昨年11月23日放送の「ジャンプの夢・現代版トキワ荘まんが道」。ナレーションのフリー(元テレビ朝日)アナウンサー渡辺宜嗣さんは残念ながら起伏1回のみでしたが、漫画家育成事業「トキワ荘プロジェクト」を担うNPO法人LEGIKA(レジカ)の理事長小崎文恵さん平板1回のみで、とても勇気付けられました。アニメ文化に積極的に接触する素人の方々はやはり平板発音であってほしいですから。


 今回は、以上です。意外な方が意外な発音を披露されることは今後も続くでしょうが、大勢として平板発音者が増えていってくれればと思わずにいられません。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年2月1日土曜日

最近どーよ!?(落ち葉拾い3)

 ここ半年ほどのテレビ番組の感想から落ち葉拾いをします。今回は、音楽関係者を中心に紹介します。


 CSのAT−Xで放送中の「Anison Days (アニソン・デイズ)」。
 声優では、富田美憂さんは、平板3回のみで以前と変わらずホッとさせてくれました。過去投稿では平板だった保志総一朗さん起伏1回のみだったり、茅原実里さんは以前から変わらず起伏1回のみだったりはしますが。以前は平板だったのに最近は起伏ばかりになってしまった寺島拓篤さん熊田茜音さんもやはり起伏でしたし。
 家入レオさんは、起伏気味2回・平板4回で、完全な平板基調でした。過去投稿(別番組)では起伏平板が同程度だったので、大変良い傾向です。一方、丁(tei)さんは、起伏2回・平板1回で、以前は平板のみだったのに少し不安になりました。
 中国人のLiyuuさんは以前と変わらず平板1回のみの一方、タイ人のMindaRynさんは以前と異なり起伏気味1回のみだったのが気がかりです。お2人とも、周囲の日本人から悪影響を受けないことを心から願っています。
 元々平板だったのが一時は起伏に変わってしまっていた鈴木このみさん平板1回のみだったり、起伏平板が混在気味で起伏基調のTRUEさん平板2回のみだったり、うれしくなる要素も結構あります。
 司会の森口博子さんは、家入レオさんの回ではゲストに合わせたのか平板1回のみでした。ももいろクローバーZの回ではメンバーの中から平板発音が出ていない(唯一発音機会があった高城れにさん起伏1回のみ)のに起伏平板各1回でした。ゲストの様子を常にうかがって対応しているわけではないようです。
 司会の酒井ミキオさんは、保志総一朗さんの回で久々に発音機会があり、以前と変わらず平板2回のみでした。森口博子さんに引っ張られることなく、今後もずっと変わらないでいただければと願っています。

 CSのAT−Xで放送中の「Club AT-X」。
 11月2日初回放送の第530回のゲスト歌手の酒井法子さんは、大変残念ながら起伏6回のみ。司会の声優鈴木達央さんは、起伏6回・平板1回。ゲストが起伏ばかりなのに、いつも起伏ばかりのところ途中で珍しく平板だったのに少し驚きましたが続きませんでしたね。一方で、「ドラマ」は、酒井さんが起伏1回・平板4回、鈴木さんが平板1回のみで、お2人とも元々平板基調のようです。一般芸能人でもアニメに関わりが深くなければやはり「ドラマ」の方が平板になりやすいのでしょう。
 1月4日初回放送の第534回のゲスト歌手の桑田靖子(1994年頃は彩子)さんは、平板5回のみで、徹底した平板発音ぶりがとても嬉しかったです。最近のアニメ界と変に関わりが深くないせいか、昔から平板発音されてきた方なのだろうと思われます。それでも司会の鈴木達央さんは、起伏2回のみでしたが。

 BSアニマックスで昨年8〜9月に放送された「KING SUPER LIVE」(5月11・12日開催、視聴したのはDAY1後半・DAY2前半のみ)では、発音機会があった他の出演者が起伏ばかりの中、sajiのボーカル&ギター担当ヨシダタクミさん平板1回のみでした。少し救われた気分になりました。

 NHK教育で放送中の「沼にハマってきいてみた」。11月2日放送の「アニソンダンスバトルSP」。ダンスパフォーマンスグループ「s**t kingz」リーダーshojiさん起伏1回のみ、司会のサーヤさん起伏1回のみでした。オーイシマサヨシさんは、起伏4回のみで、元々起伏平板混在だったのが(番組によっては)すっかり起伏ばかりになってしまった感じで大変残念です。

 日本テレビ系で1月9日放送の「ガンダム×ZIP!」。ガンダムシリーズ最新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」の紹介番組です。唯一「アニメ」の発音機会があった米津玄師さんは、起伏3回のみ。過去投稿(一昨年の「チェンソーマン」の特集番組内でのビデオ出演時)にあるように以前は平板だったのに、どうしてしまったのでしょうか。まさか勘違いして起伏に変えてしまったのではないか、と不安になりました。


 今回は以上です。一喜一憂する状況ではありますが、救われる場面はまだまだ多いです。音楽関係者がアニソンを通じて「アニメ」の発音(元々平板発音で発展してきたこと)にも配慮してもらえることを願ってやみません。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年1月25日土曜日

「アニメ」と「ゲーム」

 単独語としての「アニメ」の発音を考えるに当たって、隣接分野や関連語とも言える「マンガ」「ドラマ」「映画」「コミケ」について過去に取り上げましたが、今回初めて「ゲーム」について正面から取り上げます。


 2024年8月にNHK教育でも放送の「世界サブカルチャー史・欲望の系譜4・21世紀の地政学〜ゲーム編」(全3回)。「アニメ」の発音機会はありませんでしたが、「ゲーム」の発音機会は2名ありました。ジャーナリストの徳岡正肇さん起伏3回・平板4回(最初は平板)、ゲームデザイナー(個人的にはアニメ中心サブサル雑誌『月刊OUT』の「ゆう坊の出たとこまかせ」で、ドラクエで有名人になる前から知っていた)堀井雄二さん起伏3回のみ。ただし、堀井雄二さんは1988年当時の映像内でのものです。

 2024年8月30日にCSのAT−Xで放送の「AT−Xが海外にちょっと行ってみた」。アメリカのアニメエキスポ2024の現地レポート番組です。「アニメ」の発音機会は、一般参加者としてのアニメファン男女各1名、出展企業関係者としてのアニメイト外川明宏さん、ナレーション担当の声優ゆかなさんにありました。アニメファンはいずれも日本人声優による吹替音声で日本人声優(坂征蔵さん日野まりさん)が徹底して起伏発音のみでしたが、ゆかなさん起伏平板各1回(最初は起伏)でした。しかし、外川明宏さんは、起伏1回のみでした。その外川さんにのみ「ゲーム」の発音機会もり、何と平板1回のみでした。アニメ関連店舗であるアニメイトの関係者が「アニメ」よりも「ゲーム」を平板発音するなんて、由々しき事態です。

 2024年6月にCSのAT−Xで初回放送の「Club AT-X」第520回(「22時のおやつ」)では、声優の津田美波さん「ゲーム」のみ発音機会があり平板2回のみでした。ゲーム好きなら、声優さんなどでも平板発音される方はいらっしゃいますね。「アニメ」もきちんと平板発音していただければ問題ないのですが。(同回では、過去投稿で取り上げたフリーアナウンサーの檜山沙耶さんが、「アニメ」平板2回のみで「ゲーム」起伏1回のみだったわけですから。)

 2024年12月13日にNHK教育で放送の「スイッチインタビュー〜バカリズム×堀井雄二(2)」。「ゲーム」については、前述の堀井雄二さんは今現在の発音としては平板1回のみ、バカリズムさん起伏6回のみ、ナレーションの古田新太さん起伏1回のみでした。なお、「ドラマ」については、最初に発音機会があった堀井雄二さんが平板8回のみと徹底していたせいか、それにつられた感じのバカリズムさんも起伏1回・平板10 回(起伏は途中でたまたまいつもの発音に戻ったという感じで出ただけ)、古田新太さんは起伏4回・平板1回(最初だけ平板)でした。「ドラマ」の平板発音化が進んでいる感じがある中、「アニメ」の発音機会がありそうで戦々恐々とさせられました。最終的には誰も発音機会なしでホッとさせられました。過去投稿にもあるようにバカリズムさんは「アニメ」は徹底して平板ですが、もしも堀井雄二さんが起伏発音したとしたらつられて起伏になった可能性はゼロではないですから。なお、「映画」については、バカリズムさんにのみ発音機会があり、平板1回のみでした。


 「アニメ」「ドラマ」「ゲーム」は、ある意味ライバル関係にあります。発音のあり方は、その人にとっての馴染みの深さが反映される(馴染み深いものほど平板化しやすい)はずですので、いつもドキドキものです。できれば、過去投稿でも取り上げたアクセント辞典の記述からもわかるように、平板発音比率は「アニメ」が最も高い状況が続いてほしいと願っています。 
 
 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年1月1日水曜日

コミケ105参加報告

  12月29・30日に東京ビッグサイトで開催された同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ105)のサークル参加報告をさせていただきます。



1 概要

 コミケ91からの毎回参加で、通算12度目のサークル参加(他に別サークルへの委託参加も2回あり)、10度目の「評論・情報」ジャンルで、2日目(12月30日(月))東3ホールイ−46a」です。
 新刊は1種です。全て無料です。

 既刊は、「アニメ」の発音問題に関する評論本アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」(以下「完全版」)。Q&Aなど当ブログでは直接そのままの形では公開していない内容も含んでいますが、間接的には各投稿の中で触れている内容がほとんどです。前々回発行した最終形のつもりのものです。すべて増刷です。
 新刊は、個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきた第10弾「作品編⑤(以下「作品編」)。前回から、時代順に、これまで取り上げていない全作品を対象に、できるだけ多くの作品の感想・個人的エピソードを語るものです。シリーズ物は(ガンダムシリーズなどのように一部例外はありますが)、最初の作品の発表年(「初出年」)を基準に、その後の続編なども一括して取り上げます。テレビ版、劇場版、OVA版、配信版など全てで、海外作品やアート系作品も例外なく取り上げます。ただし、実写合成やモーション漫画などは、基本的に除外します。
 この他、別紙の自己紹介ペーパー「TAL版勝手にアニメ大賞」(2024年冬版)(以下「ランキング」)は、前回から作品編に挟み込む形にしています。また、ブログ投稿タイトル一覧は、前々回から完全版に挟み込む形にしています。基本的に、完全版のみを入手する方はいないと考え、全員の方が作品編は必ず入手するならば、わざわざ別に置く形にする必要がない、と割り切ったためです。


2 事前準備

 既刊・新刊とも、コミケ直前の12月27日(金)にキンコーズで印刷。当日は年末年始休暇で休み。新刊の校正も前日26日には完了していたのですが、昨年冬発行の総集編オンデマンド本などを久々の参加で今回やっと贈呈できるサークルさんの分や知人への贈呈(郵送)分などの雑務があり、印刷作業は夕方となりました。
 既刊は、3月に印刷済みの40部では足りず、20部を追加印刷で、計60部(一般参加者頒布用18部+訪問サーク贈呈用42部)。付録として挟み込むブログ投稿タイトル一覧も20部を追加印刷(実はもう20部必要なことに前夜に気づき、当日朝移動途中のコンビニ(セブンイレブン)で印刷)。今回追加となる2024年分のみのA5判片面印刷分は、あらかじめA4判原稿を2枚出力し併せてA4判1枚(A5判2枚分)に縮小印刷して裁断する形をとりました。境目に黒い影が出てしまい、それを取り除くべく余分にカットしたことで、大半のページがA5判よりも小さくなってしまいましたが、まあ許される範囲でしょう。
 新刊は、計20部(一般参加者頒布用18部+準備会提出用見本誌+私個人の保存用)。訪問サークル贈呈は行いません。ランキングは18部ではなく少し余分に25部印刷。コピー機の不具合かやや斜めに印刷されてしまったものが15部あり、予備として持参。


3 当日の流れ

 当日のサークル入場受付はエントランスホール入口から9時ちょうどに入場。サークルスペースへの到着は9時05分。見本誌提出専用袋の投函もすぐに済ませ、食事完了は9時30分、設営完了は10時05分。これはいつもよりも早いペース。大半の挟み込みを事前に行っていたためです。
 コミケ95以来6年ぶり2回目の、角地(いわゆる「お誕生日席」)かつ中央の幅広の東西通路沿いで、スペース番号が印刷された公式の黄色い紙が貼られる位置は初めてです。そのため、紙による案内表示も前回同様のパターン(A4判横長4枚)となりました。すなわち、スペース番号&サークル名、「無料」の強調、「左(小)が既刊」、「右(大)が新刊」の4種類です。なお、今回初めてガムテープを(前回までの白ではなく)黒にしてみました。黒い下地にすっきり収まり、ご覧のようにかなり見栄えが良くなったと思います。今後はこれでいきましょうか。
(以下の写真は、拡大表示などの編集ができない形でのアップロードになっています(原因は不明)が、どうかご容赦ください。)







 経過は次の通りです。

 10:30 コミケ開始時刻。離席
       既刊18
部、新刊18を置く。
       訪問サークル贈呈用既刊(本日分18部)を携帯
      
 
11:55 残り既刊7部、新刊4部確認
        (つまり11部・14部が捌けた!) 
        
 12:00 離席(訪問サークル贈呈用既刊は残り9部)
 
 13:05 既刊・新刊とも残部0
        (つまり7部・4部が捌けた!) 
       訪問サークル贈呈用既刊は残り6部の状態
       直後に一般参加者が訪問し、訪問サークル贈呈用から既刊1部
      手渡し

 13:10 離席(訪問サークル贈呈用既刊は残り5部)

 15:40 帰席
       訪問サークル贈呈用も残部0
       予備1部(差込付録なしと勘違いしていた)を1サークルに贈呈
      しに行く
 15:50 撤収作業開始(購入同人誌の整理)

 16:00 コミケ終了時刻
         (合計で既刊は19部+贈呈18部、新刊は18部頒布完了)

 16:10 撤収(机・椅子の片付けを若干手伝い)
       


4 感想

 全体的に参加者が多い印象があり、12時前に新刊が14部も捌けるとは予想外でした。ただし、新刊と既刊に3部もの差が出たのも初めてです。どうやら常連さんができてきたようで、嬉しいですね。正確な頒布終了時刻は不明ですが、新刊・既刊とも13時前には頒布終了した形です。後ろのサークルさんに聞くと、時間のズレはあったが既刊でもかなり前に頒布完了したらしいです。中央通路沿いのお誕生日席なので、もう少し部数を増やしても良かったのかもしれませんが、今後も部数は変えないつもりです。
 両隣のサークルさんとの交流は、左隣(同じ机を使用)が欠席でした。初めての経験です。以前に昔の作品のしっかりした研究本を発行されているサークルさんで期待していたのですが、残念です。そのため、交流は後ろのサークルさんに限られました。特にお願いはしていませんでしたが、当サークルの頒布終了状況もある程度意識してもらえてたので恐縮でした。新刊を入手していただけたとのことで、嬉しい限りです(既刊も入手されたようですが、元々前回贈呈させていただいたサークルさんです。お渡しした方とは別人なら構いませんが)。撤収は私よりも後でした。
 一般参加者の方々との交流も、結局直接お会いできたのは頒布終了済みの13時以降に2名ほど。既刊を訪問サークル贈呈用から取り出しお見せすると、1名のみ持って行かれました。これほど一般参加者との交流が少なかったのは初めてです。良くないとは承知していますが、その分安心して買い物に専念できましたし、どうかご容赦ください。
 

5 今後

 次回は、1980年までの見込みです。「銀河鉄道999」シリーズが関連OVAも含めて最大ボリュームと思われます。同じ松本零士関連で、「宇宙海賊キャプテンハーロック」シリーズもあり、両者のコラボ的な作品も含めて、まとめてゴールデンウィークに集中鑑賞することになりそうです。後は、全話録画できておらず市販ブルーレイソフトをわざわざ最近購入した「若草のシャルロット」が楽しみです。「伝説巨神イデオン」は、過去に全話鑑賞して感想メモもとっていますが、改めて鑑賞することになりそうです。なお、「ペリーヌ物語」は、2023年に再鑑賞&感想執筆完了済みです。
 とにかく、暇さえあれば先へ先へと進むことになり、せっつかれている感じで、気が休まる暇がない状態が今後も続きます。(そのせいか、2024年は、物心ついて以降おそらく人生初の映画鑑賞ゼロの年(映画館へ1回も足を運ばなかった年)となりました。コロナ禍でさえ毎年数回は足を運んでいたのに。)