2025年4月19日土曜日

一般芸能人 23

 最近のテレビ番組などの感想で、一般芸能人(声優などアニメ業界関係者を除く)の「アニメ」の発音について、まとめて取り上げます。ただし、少し事例が多いので、2回に分けます。(2回目の今回は、主にベテランの方々です。)


 2月6日にテレビ東京系で放送の「水バラ〜ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅・陣取り合戦15・松本~飯山へ!信州縦断SP」。タレントの太川陽介さんが、起伏平板各1回。アニメ好きでプロのコスプレイヤーえなこさん起伏1回のみだったのに引っ張られた感じで起伏発音された後、自然な発声という感じでの平板発音。やはり、元々平板発音に馴染んできた方なのだろうと感じ、とても嬉しかったです。

 3月28日にNHK総合で放送の「時をかけるテレビ・特別編〜幻のアニメ「マルコ・ポーロの冒険」」。1979〜1980年に全43話放送された後(BSプレミアムで2023年3月に計9回分が放送されたのを除けば)一度も再放送されてこなかった名作が、一般視聴者などから提供された音声データなどを基にようやく全話再放送が実現する運びとなった記念の特集番組です。まだ25歳でドイツ系ハーフのタレントトラウデン直美さん起伏1回なのはともかく、57歳で本放送世代でもあるお笑いタレント松村邦洋さん起伏1回のみだったのはショックでした。司会のアナウンサー池上彰さん起伏1回のみだったのに引っ張られる感じでしたが、その後は「アニメ」ではなく「まんが」と繰り返し発音されました。今時「まんが」と発言する方はほぼ皆無なのに・・・まさかと思いますが、楽屋などで事前にNHK側から平板発音を避けるよう要請でもあったのでしょうか・・・まるで「アニメ」を起伏発音することへの精一杯の抵抗を示すかのようでした。昔からアニメ好きで知られ、2005年頃の東京国際アニメフェア(現:アニメジャパン)のフジテレビブースで「オススメのアニメ」として「野球狂の詩」を紹介していたほどで大変好感を持っていたのですが、元々は平板発音されてきた方なのかもしれません。なお、ナレーションの潘めぐみさんも、いつも通り起伏1回のみでした。音楽担当の小椋佳さんもビデオ出演され、(前述の2023年の放送時には過去投稿にもあるように自然な平板発音を披露されていたため、今回は気が気ではありませでしたが、)幸か不幸か発音機会がありませんでした。

 昨年11月2日にCS東映チャンネルで放送(1990年日本テレビ系で本放送)のメイキングドキュメンタリー付きドラマ「手塚治虫物語・いとしき生命のために」。手塚治虫役の古谷一行さん起伏2回のみでしたが、妻の手塚悦子役竹下景子さん平板1回のみ。竹下景子さんは、過去投稿にもあるように最近まで平板発音され続けてきている方で、それ(昔も確かに平板発音だった事実)が確認できた良い機会でした。なお、ビデオ出演の手塚治虫さんご本人は、いつものように起伏1回のみでした。


 今回は以上です。やはり昔から活躍しているベテランの芸能人の方々は、平板発音されてきた方がとても多いのです。最近の若い芸能人は、(ベテランつまり先輩を見習うわけではなく)起伏発音が目立つのが大変残念でなりません

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

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