アニメ業界人ではないビジネス関係者や素人のアニメファン(特に外国人)の「アニメ」の発音について、落ち葉拾い的にまとめて取り上げます。
NHK総合で放送中の「NHKスペシャル〜新ジャポニズム」シリーズ。
1月5日放送の第1回「MANGA・ わたしを解き放つ物語」。ジンバブエ人の男性が、英語ですが明らかに平板2回のみ。「マンガ」が起伏2回のみだったのとは対象的で、印象に残りました。英語の一般的な辞書では「アニメ」「マンガ」ともに起伏発音が明記されているのにです。その他の英語での発音は、女性ナレーターが起伏1回のみ、アメリカの配信会社の野村麻里子さんが(大変残念ながら)起伏2回のみでした。日本語での番組ナレーションも、局アナウンサーの守本奈実さんで起伏3回のみでした。まあ、外国人であっても(「マンガ」と違って)平板発音してくれる方々は少なくないことが確かめられた回でした。
3月16日放送の第2回「J−POP・“ボカロ”が世界を満たす」。唯一発音機会があった配信会社「Spotify Japan」(音楽ストリーミングサービス)の芦澤紀子さんが、自然な平板1回のみを披露してくれて、とてもホッとしたし嬉しかったです。アニメに理解のある方は、業界人でなくても自然に平板発音していただければ、こうあってほしいなあと思うものです。
CSのAT−Xで放送中の「R指定アニメ」。1月26日放送の「AT−Xアニメランキング2024」では、1994年オーストラリア生まれのハーフで、アニメなどについて紹介から批評・提言まで行うYouTubeチャンネル「The Anime Man」を運営するジョセフ・テツロウ・ビジンジャ―(Joseph Tetsuro Bizinger)さんが、日本在住者らしく達者な日本語で、起伏7回・平板8回で、途中で起伏基調になった以外は平板基調という感じで、とても嬉しかったです。日本語も話せる外国人なので、平板基調を維持していただければ(できれば平板発音が徹底していただければ)、と切に思います。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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