最も権威ある(?)辞典であるNHK出版の『NHK日本語発音アクセント新辞典』が去る5月に発行されていますね。18年ぶりの大改訂とのことで、「平板化」の進行なども考慮したものになるとのことで気になっていました。昨年10月の「クローズアップ現代」で取り上げられ、NHKのホームページに意見を投稿したのは私です。
今日、本屋で確認してきました。(購入はしていません、ごめんなさい。)
起伏と平板が完全に併記されていました。3音の外来語は基本的に第1アクセントになるため起伏が先に記されてはいますが、「第2アクセントなど推奨できる発音がある場合は併記」という編集方針に叶ったわけです。
因みに、もう1つの権威ある(?)辞典である三省堂の『新明解日本語アクセント辞典』も、2014年に改訂されています。こちらも、起伏と平板が完全に併記されていることを確認しました。しかも、「最近の傾向の場合は「(新は)」という形で併記」という編集方針に照らせば、「(新は)」の記載は無く、古くから平板が認められていたことになります。
なお、ついでにいろいろ確認しました。「ゲーム」「ドラマ」はどちらも「起伏」のみでした。「ネット」はどちらも「平板」のみ、「レゲエ」は(三省堂は未掲載)「平板」「起伏」の順に併記でした。「映画」は意外にも「起伏」「平板」の順に併記で、三省堂版では「(新は)平板」の形でした。
何と!「ゲーム」「ドラマ」どころか「映画」にさえ勝った(?)形です。「ゲーム」「ドラマ」に勝てて、少し嬉しくなりました。
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