2018年9月22日土曜日

世代の差?!

 去る9月8日にNHK教育テレビで放送された「100分de石ノ森章太郎」。石ノ森章太郎作品について座談会形式で行うトーク番組です。2016年には手塚治虫作品が取り上げられていた番組です。評論家の夏目房之介さん宇野常寛さん、精神科医の名越康文さん、漫画家のヤマザキマリさんの計4名が出演されました。(漫画家の石ノ森章太郎さん・竹宮惠子さん・島本和彦さんもビデオ出演されています。)司会は伊集院光さんと局アナウンサーの島津有理子さんで、ナレーションは声優の加藤有生子さんと田中亮一さんです。
 ビデオ出演以外の全員(ナレーションは加藤有生子さんのみ)に「アニメ」の発音機会がありました。なんと夏目房之介さんだけがしっかり平板でした。しかも話の流れで「(テレビ)まんが」という単語も唯一発しておられます。(ただし、昔から平板が基本だった方なのですが、2回のうち後の方の1回は起伏気味でした。) なお、「ドラマ」の発音機会も伊集院光さんに1回のみあり平板でした。
 番組の中で「世代の差」的な話も何度か出てきましたね。世代的には、夏目房之介さんだけが60代後半で、名越康文さんが50代後半、他の皆さんはいわゆるアラフォー(30代後半〜40代前半)です。そのため、否応無く世代の差のようなものを感じてしまいました。職業的なものもあるでしょうし、個人差に過ぎない面もあるでしょう。しかし、やはり昔から平板発音が通例だったという歴史的事実からも、年配者は平板発音が多いことの一例を示しています。若い世代がもっともっと平板発音に馴染んでほしいと強く思います。(例えば宇野常寛さんのような方には、自信を持ってしっかりとした平板発音をしていただければなあと感じます。)

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

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