2018年1月15日月曜日

冬コミ報告2(アンケート)

 お待たせしました。コミケ93参加報告の続きです。
 アンケートについてですね。

 これまでと同様、私のスペースへいらっしゃる一般参加者だけでなく、私自身が買物をするサークルさんにもたくさんご協力をいただきました。ごく一部のサークルを除き、お礼という形で冊子版をお渡ししています。
 なお、今回も外国人(日本語OK)の方にもご協力いただきました。フランス人とロシア人の方です。(次回はドイツ人にもお願いするつもりです。)
 その結果合計115名からご回答いただきましたが、年代未記入の方が3名(いずれも「アニメ」は平板またはどちらもあり)いらっしゃったため、やむを得ず対象から除くことにしました。その結果、有効回答者数は通算328名となりました。「アクセント300人くらいに聞きました」ですかね。なお、30代と40代の人数が逆転して少し驚きました。
 また、回答者以外のメンバーが「私は(アニメは)平板だ」とおっしゃるサークルが複数ありました。標本数が少ないため誰が回答者になるかは結構影響がありそうなので、1サークルで複数の方から回答をいただくことも一部行なっています。

 予定を変更し、次回夏コミでもアンケートを行います。気になるサークルさん(60代以上の方が主宰するサークルさんは特に)がまだまだあるため実施したいのです。もちろん一般参加者の方々へも。ただ、年代別データをとる関係からもあまり長期に渡ると問題があるので、悩んでいます。集計分析だけが目的では無く、この活動のテーマである発音問題に関し啓発する(気づいてもらい、考えてもらうためのきっかけを作ること)という側面も多分にあるのです。冊子をただ贈呈されるのも抵抗があるでしょうし、アンケート自体が一つの交流になり、そのご協力へのお礼として贈呈するのがベストと思われます。(そのため、集計分析結果の完全版を発行した後も何らかの形でアンケートを行う可能性はゼロではありません。)
 
 詳細は、当ブログ内の専用ページをごらんください。
   https://16516tal.blogspot.jp/p/blog-page_14.html

 以上で、コミケ参加報告は終わりとさせていただきます。

2018年1月12日金曜日

一般芸能人5(SMAP)

 先日(1月11日)日本テレビ系で放送された「ナカイの窓」の「オタクな人SP第2弾」。意外な発見がありました。(なお、第1弾は全く未見です。)

 アニメオタクを集めたというゲスト出演者の皆さんは、タレントの足立梨花さん、(プロ)コスプレイヤーの五木あきらさん、プロボクサーの井上浩樹さん、お笑い芸人の(はりけ〜んず)前田登さん(天津)向清太朗さん、フリーアナウンサーの松澤千晶さん、レポーターとしてビデオ出演のお笑い芸人(ハライチ)岩井勇気さんです。司会は、お笑い芸人の(南海キャンディーズ)山里亮太さん、そしてもちろん(元SMAP)中居正広さんです。なお、ナレーションは声優の平田広明さんです。
 「アニメ」の発音機会は、意外にも松澤千晶さん以外の全員にありました。

 向清太朗さんと岩井勇気さんは、第1弾にも出演されたとのことですが、期待通り徹底して平板発音でした。さすがです。「本物」ですね。(岩井勇気さんは過去投稿でも触れたように稀に起伏発音されることもある方ですが、今回は徹底しておりホッとさせられました。)
 五木あきらさんと井上浩樹さんは、ほぼ平板発音でしたね。井上さんは起伏発音のこともありましたが、普段は特に発音を意識されていないことがうかがえます。その一方、起伏発音も多かったのが、前田登さんです。アニメ日記を19年間も書き続けているという筋金入りの方なので、徹底して欲しかったですね。
 逆に、足立梨花さんと山里亮太さんは、起伏発音ばかりでした。足立さんは、過去投稿でも触れたBSアニマックスのアニメ関連インタビュー番組「アニカル部 」でも、たまに平板発音されているので、今回のような一般大衆(?)が観る地上波バラエティー番組では意識して欲しかったですね。ナレーションの平田広明さんも、(元々アニメ出演は少なめな方ですが)残念ながら起伏発音ばかりで、「収録現場で指導でもあるのか?」と疑いたくなるほどです。

 さて、やっと本題です。(元)SMAPの中居正広さん何とほぼ全回平板発音でした。しかも、もう1人の司会の山里さんが起伏発音ばかりなのにそれに引っ張られることは一切無くです。これは大変意外で嬉しい発見でした。
 もともとSMAPは、アニメとの親和性は比較的有るグループでした。音楽面では、1991年のCDデビュー以後比較的早い時期にアニソンも複数歌っており、特に、「姫ちゃんのリボン」の主題歌「笑顔のゲンキ」(1992年)、「赤ずきんチャチャ」の主題歌「君色思い」(1994年)の2曲は、オリコンの週間ベスト10入りもしているし、今でもファンの間では愛されている名曲ですね。演技(声優)面でも、「姫ちゃんのリボン」には草彅剛さんが脇役で、「赤ずきんチャチャ」には香取慎吾さんが主役級で出演されています。木村拓哉さんは、映画「ハウルの動く城」に主役級で出演された他にも数本のアニメ作品の声優経験があります。
 そんな中中居正広さん稲垣吾郎さんと並んで2014年の「サザエさんスペシャル」での本人役(メンバー5名全員)での出演くらいしかアニメ出演経験がなく、メンバーの中でアニメとは一番縁遠い方だと思っていました。それなのに、何と何と「通」の発音とも言うべき平板発音を連発してくださるとは。例えばNHK紅白歌合戦の司会などでもメンバーの口からは起伏発音しか聴いたことがなかったし、まさかと思いました。
 昔(1990年代頃まで)は一般芸能人も多くが平板発音だったのですから、全然おかしくはありませんが、特に2010年代に入ってからは起伏発音される一般芸能人が明らかに増加しており、将来を憂いている私でした。中井さんのようなテレビ出演も多い超有名人がちゃんと平板発音を連発してくれるのは大変心強いです。今後も変わらずに(芸能界を)リードしていってほしいですね。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2018年1月5日金曜日

アニメ100周年6(年末年始)

 年末年始(頃)のテレビ番組を観ての感想集です。

 12月31日から1月1日にかけてNHK−BSプレミアムで5時間生放送された「ニッポンアニメ100〜あけおめ! 声優大集合」。NHKが昨年放送したシリーズの最後を飾る大型番組です。深夜のためさすがにベテラン(声優歴30年以上)勢はおらず、平田広明さんか関智一さんが一番の経験者という布陣でした。意外と「アニメ」の発音機会は少なかったですね。
 声優さんでは、(ナレーションの服部潤さんを含め)関智一さんだけでしたが、残念ながら起伏発音でした。「あなたもですか」というのが正直な感想です。
 一方で、司会の西川貴教さんは、1回を除き平板発音で、さすがでした。きっかけは不明ですがある時期を境にきちんと平板発音されるようになったみたいで、大変嬉しく思います。
 また、このシリーズではおなじみのフリーアナウンサー松澤千晶さんも、最初の1回のみですが平板発音をされました。局アナウンサーではないとはいえ、このような番組では積極的に平板発音していただきたいと願っています。
 
 同じく12月31日から1月1日にかけてCSのAT−Xで放送された「今宵こんな片隅で・・・年忘れ酔いどれたちのパーリィーナイトSP」では、出演声優さんの中で発音機会があったのは(ナレーションの小山力也さんを含めて)お二人だけでした。稲田徹さん(番組中の有志カラオケでもアニソンを歌われ、アニメ好きがうかがえます。)がきちんと平板発音されていて大変好感を持ちました。(アニメ出演は少なめのベテラン中田譲治さんは残念ながら起伏発音でしたが。)

 1月1日にNHK−BS1で放送されたCOOL JAPAN 新春スペシャル・世界が驚いたニッポン! 2018」では、女性の内股歩きや日米ロボット対決などの関連で「アニメ」の発音機会が数回ありました。司会の鴻上尚史さんやサ・ステッグマイヤーさんはいつものように平板で、ゲストの関根麻里さんや外国人出演者の皆さん(いつも平板発音の荒俣宏さんは今回発音機会なし)がいずれも平板発音である中、ナレーションの声優中井和哉さんだけがいつものように起伏発音で、「どうしてナレーションだけこうなんだ! 指導でもあるのか」と言いたくなりました。
 ところがその中井和哉さんは、ちゃんと平板発音されることもあるのです。たまたまAT−Xで再放送中のアニメ「ガーリッシュナンバー」の番組告知(本編ではない)を観て驚かされました。同番組は過去投稿でも取り上げた通り声優業界を描いた作品で、プロデューサー役で出演されていた中井さんを含め大半の出演者が起伏発音でした。「アニメプロデューサー(役)のくせに起伏発音するなんて」と大変違和感を抱いたものです。それなのに、同じプロデューサー役の設定(声)で、本編では起伏なのに告知では平板だったのです。
 これはどういうことでしょうか?まさかと思いますが、同番組収録時のアフレコ現場で何らかの発音指導があったのでしょうか?(ひょっとして「COOL JAPAN」も)

 さて最後は、過去投稿でも取り上げた作曲家の田中公平さん。2本の出演番組を視聴しました。1本は12月24日にBSアニマックスで放送された「アニメ100年ライブ〜翼を持つ者たち」。10月13・14日に開催された「アニメフィルムフェスティバル東京2017」でのスペシャルライブでアニソン・声優アーティスト23組が合唱した曲「翼を持つ者たち」の作曲をされたのですが、その解説で何と起伏発音されていました。もう1本は1月4日にBS11で放送された「Anison Days」第27回。1回だけ発音機会がありましたがやはり起伏発音でした。「昔はちゃんと平板発音だったのにどうして」と悲しい気持ちになりました。昔から好きな作曲家さんなので、アニソン作曲家の代表格として自信と誇りを持って昔のように正統な発音をしていただきたいと切に願うものです。

 とうとうアニメ100周年も終わってしまい、期待したほどの年にはなりませんでしたが、今後もアニメ文化のさらなる「進化」と浸透・普及・発展を願う一アニメファンの私です。
 
 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2018年1月1日月曜日

新年ごあいさつ&冬コミ報告1

 新年あけましておめでとうございます。
 今年も活動意欲に燃えているTALです。

 さっそくですが、先日(12月29〜31日)開催された同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ93)のサークル参加報告をさせていただきます。


1 概要
 コミケ91・92に引き続き3度目のサークル参加、2度目の評論・情報」ジャンル(3日目=最終日)での参加です。
 昨夏(コミケ92)と全く同じものを、増刷という形で無料頒布しました。ただし、恒例のコミケ特別付録は、「まとめ(要約版)」ページのコピーではどうしても1枚に入りきらないため諦めて、ブログ概要紹介として別途作成しました。投稿タイトル一覧をどうしても12月分まで全て載せたかったためです。


2 事前準備
 全120部(実はカウントミスで全121部)を開催3日前に印刷済み。今回は初めて最寄りのキンコーズを利用し、中綴じ製本まで自動で完成。価格も「サークル応援キャンペーン」とやらで1枚5円という破格ぶり。時間的にも経済的にも助かりました。
 特別付録に限っては、開催前日に原稿を仕上げて最寄りのコンビニでコピー。開催1日目の夕方に東京ビッグサイト内エントランス付近のベンチで挟み込み作業まですべて完了。


3 当日の流れ
 当日のサークルスペースへの到着は、またしても8時45分。サークルスペースの外観もご覧の通り、いつもとほぼ同じ(笑)。私自身の買物での購入サークルさんの一部も対象に含めたアンケートも同様に実施。(詳細は、別途報告します。) 
 なお今回は、風が(写真では左側から)少し吹き込んできたため、記入済みのアンケート用紙がめくれないように大きい付箋で挟む形にし、「風でとばないように支えています。お手数ですが、この付せんの下へはさんでくだされば幸いです。」の旨記入しました。 



 経過は次の通りです。

 10:00 コミケ開始時刻。30部置き、離席
       訪問サークル配布用33部を持ち買物へ
       「14時頃には戻ります」の付箋を机上貼付
 13:00 残り0部(つまり30部が捌けた!)を確認
       訪問サークル配布用から机上へ5部を追加
 13:40 残り1部(つまり計34部が捌けた!)で帰席
       訪問サークル配布用から机上へ2部を追加
       ちょうど来訪者があり、机上残部を1部補充
       残部2部の状態で離席
 14:10 残り1部(つまり計37部が捌けた!)で帰席
       ちょうど来訪者があり、机上残部は0部に
       サークルスペース配布用全38部頒布終了
       机上貼付の付箋を「ブログでも読めます。サークル名と同じ
       「SPPALP」で検索すれば一発で出ます。」旨のものに交換し
       た上で再び離席 
 14:45 帰席。これ以降はサークルスペースに滞在
       訪問サークル配布用全25部も頒布終了済み
 16:00 コミケ終了時刻。撤収開始
       机上アンケート用紙は計36名分記入済み 
 
 以上のように、「3日目」分の冊子(付録ペーパーあり)全63部は無事頒布終了しました。皆様どうもありがとうございました。
 なお、終了時はこんな感じです。左上の黄色い付箋が前述の風対策のもの、右下の黄色い付箋が前述の頒布終了後対策のものです。


 
4 感想
 ブロックの角(いわゆる「お誕生日席」)のすぐ横のスペースだったことが今回の特徴です。出入りもしやすく、気持ちにも何となく余裕が持てました。
 
 右(後)隣のサークルさんには、設営用のガムテープをお借りしました。(持っていたガムテープでは足りなくなって困っていたところ偶然目に入ったので。大変感謝しています。)
 左隣のサークルさんには、3回目で初めて頒布物相互贈呈というものを体験しました。偶然にも、 昨夏にアンケートにご協力いただきながらお礼用の冊子が無くて今回お渡しする予定だったサークルさんだったので、一石二鳥でした。
 私自身の訪問・購入先サークルさんとの交流は、「なかなか面白い」などと言っていただけたサークルさんも複数あった一方、今回が初めてですがアンケート自体を拒否されたサークルさん(ただし1か所を除き冊子は贈呈)も複数ありました。また、過去にアンケート実施前の冊子初版のみ贈呈していたサークルさんのうち複数から、「各地域の方言の問題もあるのでは」といった指摘を受けました。これについては、過去投稿でも触れていますが、後日改めて触れる予定です。

 肝心の一般参加者さんとの交流は、冊子頒布についてはたった2冊に関してのみでしたが、アンケート説明については冊子入手者3名(うち2名は最後の1冊を入手された男女二人連れ)を含め9名と一応できました。人数的には前回と偶然にも同数です。ブログアクセス方法(検索キーワードとしての「SPPALP」)について改めて付箋に書いて手渡す方も複数ありました(中には写真に撮って行かれる方も。)。また、「大学時代に言語学をやり、欧米各言語のアクセントの考え方も知っているので、何が知りたいアンケートなのかはよくわかる」といってくださった方もいました。こういった交流はサークルスペースにいないとなかなか得られません。「サークル参加して本当に良かった」と思えた瞬間でした。これだからコミケはやめられない
 ただし、前回は回避できた「冊子もブログ情報も全く手に入れられなかった方」が13時前には数名はいらっしゃったことは確実です。隣のサークルさんに残部0となったおおよその時刻をお尋ねしてみると「不明」とのことでした。前々回も隣のサークルさんの証言に基づけば5名程度はいらっしゃったわけでしたし、「またやっちゃった」と後悔しきり。結局、推定で10名以上が冊子未入手だったことになります。
 印刷部数としては、WEBカタログの「お気に入り」登録者数が、開催前日(12月28日)夜時点で32名でしたが最終的(12月31日当日)には42名に増えていました。新刊は無いにもかかわらずです。当日のスペースでも「新刊はありません」の旨を(ボールペンでですが)赤で明記しておいたのですが、同じ方が「また改訂版か」と勘違いして持ち帰られたケースもあるかも。とはいえ、アンケート回答者数は初参加である前々回(35名)と同程度まで減りましたが。
 前述の通りスペースの配置が影響したのでしょうか? 1日目・2日目の私自身の購入サークルさんへの配布に頑張りすぎた(計58部)のかもしれません。新規に参加される方は毎回常にいらっしゃるわけですし、やはり50部は用意すべきだったと反省ています。


5 今後
 次回夏コミ(コミケ94)へのサークル参加申込は必ずしますが、次々回冬コミ(コミケ95)へのサークル参加も検討中です。アンケート3回分を合算した集計分析結果を(ブログではもちろん公開しますが)モノクロで冊子化するつもりでしたが、夏は暫定版で、冬に完全版を出すことになるかもしれません。今回分アンケートの当ブログ上での報告の方は、今しばらくお待ちください。