「アニメジャパン」参加レポートの2回目です。
有料事前申込制ステージ(RED、GREEN、BLUE)や無料オープンステージといったエンタテインメント系のステージについてです。いずれも事前申込で抽選をパスしないと(少なくとも着席しては)観れません。今回は、上限の10件応募して何とたった2件しか当選せず、特にオープンステージは全敗でした。
REDステージの「タイガーマスクW」。声優さん5人が登壇しましたが、発音機会のあった人は皆さん起伏発音。相変わらずの状況で気持ちが沈みます。司会は、テレビ朝日の比較的若いアナウンサーさんでしたが、やはりほぼ起伏(一度だけ話の流れで平板のことも!あまり意識していないということかなあ?)。最近の若手アナウンサーさんはどうしてこうなんでしょうか・・・。
唯一立ち見(ステージからかなり遠い!)で観たオープンステージの「サクラクエスト」。メインの若手声優さん5人のトークイベントですが、何と発音機会のあった小松未可子さん・安済知佳さんはいずれもほぼ平板で、逆に驚いたくらいです。(お二人以外の1名と小松さんが、一度だけ「アニメ公式サイト」という複合語で起伏発音されましたが。)この作品は、私も大ファンであるあのPAワークスが制作する、「花咲くいろは」「SHIROBAKO」に続く「働く女の子シリーズ」第3弾と銘打たれた、地方の観光協会で働く社会人女性が主人公の完全オリジナルのテレビアニメです。この4月放送開始で、今一番楽しみにしている作品です。もしもアニメ聖地巡礼による地域振興とかが取り上げられるようなことがあれば本編中に「アニメ」という単語が結構出て来るかもしれない、と戦々恐々としています。ひょっとして既に指導のようなものがあったのかもしれませんが、これならきちんと平板発音してくれるかも。
さて、もう1件当選していた某ステージをパスしてまで傍聴したのが、「アニマックス」ブースでの「アニカル部!」トークイベント(申込不要)。「アニカル部!」自体については別の機会に譲り、司会を務めたニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんについてだけ触れさせていただきます。この方は、これまでも数々のイベントで司会をされておりアニメ好きでも有名な方です。今回、珍しく平板発音を連発されているのを聴き、驚くとともに、まだまだ日本の将来(大げさ?)に少しは希望が持てるかもと嬉しくなりました。(終盤には話の流れで従来同様起伏発音もされていましたが。)
総じて、業界人ではないが業界関係者ではある人(声優さん、アニメイベント運営スタッフさんなど)は、本来は玄人側であり、意識しなくても平板発音してしまうのが自然なはずですが、意識してかしらずか起伏発音の人も少なくないのが実情です。テレビ・ラジオやイベントなどでの露出が多い分、社会的影響力も大きいので、正統な玄人の発音としての平板発音の大切さに「気づき」「考え」「行動して」ほしいなあと思っています。
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