最近半年間程度のテレビ番組などの感想をまとめます。今回は、声優さんを特集した地上波の番組に絞って取り上げます。
昨年12月20日に日本テレビ系で放送の「踊る!さんま御殿‼︎ 3時間スペシャル」。ベテランから若手まで錚々たる声優さん9名が出演し、うち4名に「アニメ」の発音機会がありました。榎木淳弥さん・春川芽生さん・森久保祥太郎さんが平板1回のみ、大橋彩香さんが起伏1回のみでした。森久保祥太郎さんは、以前は起伏発音ばかりだったのが、平板発音もされるようになり、今回は平板だったわけです。大変良い傾向で嬉しいです。一方で、大橋彩香さんは、以前からずっと平板発音ばかりだったはずなのに、この番組の環境の中で声優側では唯一起伏だったわけです。ショックでしたし、どうしてなのか理由を知りたいくらいです。以前のような平板発音に戻っていただきたいものです。なお、司会の明石家さんまさんは平板4回のみ、ゲストの市川紗椰さんは平板2回のみで、お2人とも以前と変わらず平板発音が徹底しておりホッとしました。今後も変わらないでいていただきたいものです。ゲストの宮田俊哉さんは、起伏3回・平板1回で、久しぶりに平板発音も聴かれました。この番組の環境に影響されたのかもしれませんが、是非とも平板発音に馴染んでいただき、テレビなどでの露出も多いので自信を持って積極的に平板発音をするようになっていただければ、と切に願っています。
1月4日にテレビ朝日系で放送の「Z世代声優が選ぶ! 昭和アニメのスゴい声優50人はこれだ!SP」。ベテラン中心のさらにすごい声優特集番組で興奮しました。発音機会があった声優さんは若手(Z世代側)の阿座上洋平さん1名のみでしたが、平板気味1回のみでした。意外でしたが嬉しかったです。ナレーションを担当した声優の松岡禎丞さん・佐倉綾音さんは以前と変わらず徹底して起伏発音でしたが、このようなアニメ関連番組では是非とも平板発音してみていただきたいと思います。なお、ゲストの一般芸能人のうち、世界(EXILE)さんは起伏1回のみ、川島明さんは起伏・平板各1回でした。川島さんは、アニメにも理解がある方なので、自信を持って平板基調を強めていただければと感じています。
日本テレビ系で放送中の「アナザースカイ」に昨年11月4日に、NHK総合で放送中の「あさイチ・プレミアムトーク」に昨年12月16日に、声優の梶裕貴さんが顔出し出演されました。過去投稿にもあるように、基本的には起伏発音なのですがたまに平板発音もされる(つまり起伏「基調」の)方です。前者では、起伏6回・平板1回でした。ナレーションの声優バッキー木場さんが、過去投稿にもあるように徹底して平板発音の方ですが、引きずられることなくしっかり平板1回でホッとさせられました。むしろ、梶さんの方にこそ、もっと意識して平板発音に変えていただければなあと感じました。後者では、残念ながら起伏5回のみでした。司会の博多大吉さんは平板3回のほか起伏気味2回(うち1回は「ニ」にアクセント)、博多華丸さんも起伏気味1回(「ニ」にアクセント)、局アナウンサーの鈴木奈穂子さんは起伏1回でした。大吉さんや華丸さんは、過去投稿では平板だったので、どうか変な影響で変わらないでいただきたいものです。
総じて、声優さんは、露出も多く、世間一般的にはアニメ業界関係者としてみられるので(番組共演者に対しても含めて)影響力が大きいですから、「アニメ声優」としての出演時には発音をくれぐれも意識していただきたいものです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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