最近半年間程度のテレビ番組などの感想をまとめます。今回は、アニメ業界とは直接関係のない方々(いわゆる「素人」。司会者を除く。)を取り上げます。
昨年12月13日に、アニメ歌手水木一郎さんの訃報が流れ、ニュースやワイドショー番組で特集されました。その中で、テレビ朝日系の「羽鳥慎一モーニングショー」で、「素人」の発音機会がありました。元フジテレビアナウンサーの弁護士菊間千乃さんは残念ながら起伏発音でしたが、早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄さんが自然な平板発音をされていました。同番組では、ナレーションの声優四本木典子さんが、徹底して起伏発音(発音機会3回)だったのが残念です。また。映像が紹介された2002年放送の「徹子の部屋」出演時に、司会の黒柳徹子さん(いつも起伏発音)に引っ張られたのか、現在まで基本的に平板発音が徹底している水木一郎さんが発音機会3回中2回は起伏発音だったのがショックでしたが、その場の司会者につい合わせてしまっただけだと理解しています。
CSのAT−Xで放送中のアニメ情報番組「Club AT-X」。今年1月7日初回放送の回では、作家で動物研究家のパンク町田さんが、自然な平板発音を連発(発音機会4回すべて)されていて、とても嬉しくなりました。その際司会の吉野裕行さんも堰を切ったように平板発音を連発(発音機会5回すべて)されたので、気が合ったのかもしれませんね。
また、機会があって視聴することができたテレビ愛知制作の「データで解析! サンデージャーナル」では、昨年8月7日本放送の「ローカル鉄道事情」特集回で、三重県北部の三岐鉄道の社員野原浚大さんが、発音機会が1回あり、自然な平板発音でした。鉄道むすめを生かした取り組みの紹介場面だったのですが、アニメ作品ではありませんがアニメ的デザインのため触れられたのだと思われます。何だかとてもホッとさせられました。
以上のように、素人の自然な平板発音を耳にすると、玄人が発音する場合以上にホッとさせられますね。「アニメ」の平板発音が広く深く浸透している証明であり、未来に希望を失わずにいられます。本来は、玄人の側にこそもっと安定して平板発音を聞かせていただきたいのが正直な想いですが。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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