コスプレイヤーは、アニメに興味を持っている方々が大半だと思われますが、「アニメファン」「アニメフリーク」と言えるほどアニメに詳しいとは限りませんし、普段から積極的にアニメを鑑賞しているとも限りません。在日や訪日の外国人の方々も数多いですが、基本的には同様です。コスプレイヤーが出演するテレビ番組(大半はコスプレ自体がテーマの番組)については、過去投稿でも何度か取り上げていますが、「アニメ」の単独での発音が起伏の方もいれば平板の方もいます。
最近でも、(前回投稿でも取り上げました)10月3日に日本テレビ系で放送の「土曜バラエティー〜岩井×えなこ×亜咲花が語り尽くす! 東海発アニメ「シキザクラ」直前SP」に出演された名古屋市出身の27歳プロコスプレイヤーえなこさん。過去投稿でも平板の場合と起伏の場合がある方ですが、今回は発音機会1回のみで、残念ながら起伏気味でした。
CSのMONDO TVで放送中の「コスプレJAPAN」。10月21日など放送の第10回は、2013年から日本在住の28歳イタリア人コスプレイヤーユリコタイガーさん。発音機会7回(すべて日本語)のうち、最初の3回は平板、その後の4回は起伏でした。何か意識の変化(ディレクターの指示?)があって途中から変えたのでしょうか?一方で「ゲーム」は発音機会1回のみですが起伏だったので、この方はゲームよりもアニメが好きであることは確実です。平板発音もきちんとされていることがはっきりしていますので、今後も平板発音を基調にしていっていただければなあと思わずにいられません。なお、同番組には、雑誌『コスプレモード』副編集長の千都ちひろさんも出演していましたが、発音機会1回のみですが、残念ながら起伏気味でした。
10月25日にテレビ東京系で放送の「YOUは何しに日本へ?〜ビッグドリームYOU人生の大勝負SP」。過去放送分からの抜粋特集回です。2017年9月18日放送の世界コスプレサミット(毎年名古屋で開催)参加者のベルギー人2名(当時23歳のソフィーさん、当時26歳のルーシーさん)が出演した回が取り上げられていました。ソフィーさんに片言の日本語と片言の英語で1回ずつ発音機会があり、どちらも平板でした。アニメ好きで日本語も話せる外国人のお手本のような感じを受け、とても嬉しかったですし、希望が湧いてきました。
「結局は個人」なのですが、前述のソフィーさんのように、アニメ好きであればあるほど平板発音が自然に出てくるようになるはずなので、日本人・外国人を問わず平板発音が基調の方々が増えていくことを願ってやみません。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)