CF(CM)も一つの映像(ラジオの場合は音響)作品であり、制作にあたってはプロデューサーやディレクターが存在します。ナレーション担当者も、狭いブースに入ってじっくりと収録されることが多いようです。
アニメ関係のCFは、声優さんがナレーションを行うことも多いですが、その場合、単語としての「アニメ」の発音は大変残念ながら近年は起伏発音が大半です。しかし、そうでない方々が行う場合は特に、意外なほど自然な平板発音に出くわすこともままあります。古くなりますが、約1年前に放送されていたもので、「アマゾンプライムビデオ」(YouTube)や、短編ギャグアニメ「ポンコツクエスト」の紹介(テレビアニメ「どろろ(2019)」第18話の中間CF)がそうでした。
つい最近、NTTドコモの「dアニメストア」の実写版CFで、出演者全員が平板発音だったのが大変嬉しかったです。やっとアニメ専門配信らしいアクセントになったなあという感じです。同じ「dアニメストア」のものでも、少し前の時期に流れていたアニメ「SHIROBAKO」キャラによるCFの一部が、あろうことか起伏発音だったことにショックを受けていたので余計に。また、「SHIROBAKO」キャラによるものは、過去投稿でも数回取り上げてきているようにアニメ本編は平板発音がほぼ徹底しているだけに、それでも当該アニメ作品のプロデューサーなどの監視が届かない場所(CFのナレーション収録現場)では簡単に起伏発音になびいてしまうものなのか、と大変ショックを受けていたので余計に。
結局は、出演者やナレーターの個人的判断に左右されることが多いようですので、少なくともアニメ関連のCFでは、意識して平板発音に努めていただきたいと、全てのCF制作関係者に強調しておきたいですね。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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