2018年7月11日水曜日

本職じゃなくても2(バカボン)

 今月からテレビ東京系で始まったアニメ「深夜! 天才バカボン」。(通常はシリーズ全話終了後に総括して投稿するのが基本方針ですが、とても待っていられず第1話放送直後の投稿となりました。)

 第1話のハチャメチャな内容はまあいいのですが・・・。本職の声優さんたちと本職ではない一般の芸能人さんとの差がこれほど歴然とするとは・・・。
 「アニメ」の発音機会があったのは、パパ役の小倉久寛さん福山潤さん、バカボン役の入野自由さん本官役の森川智之さんブラック・ジャック役の大塚明夫さんの5名のみでした。しかし、何と小倉久寛さん以外は全員が起伏発音でした。
 言うまでもなく小倉久寛さん以外は全員が本職の声優さんです。小倉さんも前作「レレレの天才バカボン」でパパ役を務めるなどアフレコ(声優)経験はありますが本職が声優とはとても言えませんので、「一般芸能人」で差し支えないでしょう。一般芸能人(俳優)である小倉久寛さんがちゃんと平板発音なのは大変結構なのに、本職が揃いも揃って・・・(まさか森川さんや大塚さんまでが!!)大変ショックでした。今回発音機会がなかった方々の今後が心配です。(ハジメ役の野中藍さんなんかは、過去投稿にもある通りしっかり平板音されている方なのでよもやと思いたいですが・・・。)
 同じスタジオぴえろ制作の「おそ松さん」では、過去投稿でも取り上げた通り上田燿司さんだけが平板音の機会があったわけですが、今回も似たようなケースでしょうか。しかも、音響監督は「おそ松さん」と同じ菊田浩巳さんです。まさかと思いますが、小倉さんだけ別の日時に抜き録りしていたとか。でもそれなら余計に平板発音が目立つから、それが通っている事実から、「アニメ」の発音指導は無いと断言できますね。結局声優さん個人の判断なのでしょう。原作者の赤塚不二夫さん(過去投稿にもある通りいつもしっかり平板音されていました。)に敬意を表してとか、小倉さんを見習ってとか言うのも変ですが、しっかりしていただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

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