今回は2つのテレビ番組からの感想です。
NHK総合テレビで放送されている「探検バクモン」。今週は声優特集でした。
司会はおなじみお笑いタレントの爆笑問題のお2人とタレントのサヘル・ローズさん。スタジオゲストとして三ツ矢雄二さん・島本須美さん、番組ナレーションのほかビデオ取材出演で木村昴さん、の計3名の声優さんが出演されました。このほか、声優野沢雅子さんのモノマネで鳴らすお笑い芸人の田島直弥さんも出演されました。
「アニメ」の発音機会があったのは、上記7名のうち島本須美さん・田島直弥さんを除く5名の方のみです。取材先である専門学校(代々木アニメーション学院)の講師・生徒の方々などは発音機会が全くありませんでした。
この中で爆笑問題(太田光さん、田中裕二さん)はお2人ともいつものようにしっかり平板発音されていました。さすがですね。ベテラン声優の三ツ矢雄二さんもいつものように平板発音されていました。当然ですね。一方で、サヘル・ローズさんと木村昴さんはともに起伏発音ばかりでした。
サヘル・ローズさんは、実は声優の専門学校(代々木アニメーション学院ではありません。)も卒業されている方ですが、私の知る限りほぼ起伏発音されている方でとても残念です。少なくとも専門学校の講師や事務員は(過去投稿でも取り上げたように)平板発音が基本のはずですし、この機会に何とか気づいて(思い出して)いただけないものでしょうか。
木村昴さんは、既に中堅(声優歴10〜30年)の声優さんですがまだ20代ですし、多くの若手声優さんたちと交わる中で疑問を持たれないのかもしれませんが、もともと外国(ドイツ)生まれで小学校から日本在住の方なので余計に日本人の発音には敏感とも思われますので、こういう機会にでも意識していただければなあと思います。
BSスカパーで放送されている「はじめてのたけし 」。タレント&映画監督のビートたけしさんが色々なことに挑戦するバラエティ番組で、去る5月にはBSスカパーで放送のアニメ「グラゼニ」に関連させた形での声優特集がありました。(ビートたけしさんは過去に声優経験自体はあります。)ビートたけしさんや若手(既に30代ですが声優歴10年未満のため)声優の落合福嗣さんがいずれも起伏発音されており、大変残念な思いをしました。
ビートたけしさんは、映画監督北野武さんでもあるわけですが、過去投稿でも取り上げたように実写映画の監督さんでもアニメと関わりのほぼ無い方は起伏発音も珍しく無いため仕方ありません。もし今後アニメと関わりが深くなれば平板発音もされるようになるかもしれません。
落合福嗣さんは、プロ野球関係者である落合博満さんの息子さんのためそういう方面の関係者と接する機会も多くありますから、そういう場で平板発音をしていただけるようになれば、お手本として大変心強いのですが・・・何とかそういう方向に変わらないものでしょうかねえ。
以上です。一般芸能人である爆笑問題のお2人は、昔からアニメにも関心の高い方々なので、昔の一般芸能人の通例に漏れず平板発音していただけるのです。最近の若手の一般芸能人で起伏発音しかしたことのない方々も、先輩として見習って、ご自分も試しに平板発音してみていただけると、昔からの「通」のような気分も味わえ、先輩からも一目置かれると思います。おススメです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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