比較的最近のテレビ番組の感想の中で、素人のアニメファンなどを中心にまとめます。分量が結構多いので、今回はCSのAT−Xで放送中のアニメ情報番組2本のみ取り上げ、その他は後日とさせていただきます。
「あにめすこ〜ぷ・アニメを本職に見せたら聞いた事ない話が飛び出した件」。声優の徳井青空さんとお笑い芸人の岩井勇気さんが司会で、1本のアニメを取り上げ、それにまつわる本職(素人)に当該アニメを観せて意見を聞く番組です。11月放送分は「宇宙よりも遠い場所」編。南極観測隊経験者4名が出演されましたが、発音機会があったのは2名。第57次夏隊(2015〜2016年)の同行者(参加当時:総合研究大学院大学総合科学研究科の院生)で当作の監修も行なっている白水薫さんは、自然な平板発音2回のみでした。第64次夏隊(2022〜2023年)の観測隊員(参加当時:高知工科大学システム工学群の特任助教)で当作がきっかけで参加したという西川泰弘さんは、アニメ好きであるにも関わらず起伏発音1回のみでした。監修を行なうような方は、アニメ制作会社(当作はマッドハウス)と直接関わる中で自然に平板発音に馴染む面もあるとはいえ、さすがですね。ちなみに、司会の岩井勇気さんは、(冒頭の番組紹介を除き)平板2回のみでした。ナレーションのテレビ東京アナウンサー角谷睦子さんは、残念ながら起伏2回のみでしたが、何とかなりませんかねえ。(後述の「Club AT-X」のように)アニメ専門チャンネルの取材スタッフが平板なのは極めて当然のことですが、その中でのオリジナル番組のナレーションがそうでないのは、残念を通り越して憤りさえ感じますので。
「Club AT-X」。4種類あるうち、「E」で始まる英単語にちなんだものを取り上げるため一番アニメと縁遠い感じの「夜NA夜NAサタデーE」。10月2日放送分(「Club AT-X」としての通算第527回)は「Effect」。オタク向け美容サービスの紹介で、秋葉原の美容室、神田のネイルサロン、池袋のパーソナルカラー診断サロン、池袋の美容クリニックが紹介されましたが、単独語としての「アニメ」の発音機会があったのは2箇所のみ。秋葉原の美容室「OFF-KAi!!」では、平板1回のみ(「ゲーム」は起伏1回のみ)の男性スタイリスト、起伏3回のみの男性スタイリスト、平板3回のみ(「ゲーム」は起伏1回のみ)の男性スタッフのほか、お客である男性アニメファンが平板1回のみ、当番組取材スタッフの女性が平板1回のみでした。池袋の美容クリニック「フローラクリニック」では、男性院長が起伏2回のみ(「ゲーム」は起伏1回のみ)でした。アニメファンも店員も、特に秋葉原では(「ゲーム」と違い「アニメ」は)ちゃんと平板発音が主流なのだと安心できました。既にオタク(アニメファンなど)の街ではなくなりつつある秋葉原も、さすがというかまだまだ大丈夫と言える気も少しします。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
0 件のコメント:
コメントを投稿