2024年8月31日土曜日

業界人4(松倉家など)

   CSのAT−Xでは、アニメ専門チャンネルらしく、アニメ業界人自身へのインタビュー番組を、不定期ではありますが継続した番組枠で設定しています。最近も2つの枠がありますので、まとめて取り上げます。

 「松倉家」は、過去投稿でも取り上げましたが、アニメ業界人(アニメ制作会社、アニメプロデュース会社)やアニメ業界関係者(テレビ局のアニメプロデューサー、レコード会社の音楽プロデューサー、映像編集会社や音響制作会社のスタッフなど)だけによるトークバラエティー番組です。アニメ制作会社J.C.STAFF のチーフプロデューサーで手がけた作品数は業界随一と言われる松倉友二さんが、司会(小料理屋の主人という設定で、ホスト的役割)となり、飲み食いしながら2名のゲストと語り合う形です。アシスタントとしてフリーアナウンサーの八木美佐子さんも出演(ナレーションも担当)しています。ゲストは2回(放送枠としては計1時間)ごとに入れ替わるようです。
 第5・6回(4月5・19日初回放送分)は、アニメ制作会社NAGOMI代表の金子文雄さん、映像編集会社リアル・テイ社長の西山茂さんがゲストです。金子さんは平板1回のみ、西山さんは平板回のみ、松倉さんは平板3回のみ、八木さんはナレーションで起伏3回のみでした。
 第7・8回(7月5・19日初回放送分)は、ゲスト2名とも音響制作会社で、マジックカプセルの見留滉平さん、HALP・H・P・STUDIOの鑰山千代さんです。見留さんは平板2回(他に起伏気味1回)、鑰山さんは平板回のみ、松倉さんは平板2回のみ、八木さんはナレーションで起伏2回のみでした。なお、鑰山さんは「ゲーム」も平板1回のみ、松倉さんは「ドラマ」も平板1回のみでした。
 基本的には平板発音でまとまっているのは当然ですが、それだけに八木美佐子さんには、意識して(できれば当番組以外も含めて)平板発音に変えていただきたいと切に思います。音響制作会社の方々(テレビで生の発言が聴ける機会は初めてかも!)は、「音」「声」の専門集団だけに、さすがという感じはしますが、予断は許さない状況なのかもしれず、若干の不安はありました。

 「明日へのセル画」は、アニメ業界人(アニメ制作会社、アニメプロデュース会社)、特に監督やプロデューサーへのインタビュー番組です。司会は、お笑い芸人の前田裕太さん(ティモンディ)で、ゲストは2名。やはり2回(放送枠としては計1時間)ごとに入れ替わるようです。
 第1・2回(7月13・14日初回放送分)は、東映アニメーション出身で「ARIA」「たまゆら」監督の佐藤順一さん、アニメーター・監督の川野達朗さんです。佐藤さんは平板3回のみ、川野さんは平板1回のみ、前田さんは平板1回のみ、ナレーションの千葉千恵巳さんには発音機会がありませんでした。なお、「ドラマ」についても、佐藤さんは起伏平板各1回、川野さんは平板3回のみでした。
 第3・4回(7月20・27日初回放送分)は、サンライズ出身でボンズ代表の南雅彦さん、アニプレックス出身でエイベックス・アニメーションレーベルズのプロデューサー飯泉朝一さんです。南さんは平板5回のみ、飯泉さんは平板2回(他に「ニ」にアクセントを置く起伏2回)、前田さんは起伏1回・平板4回、ナレーションの中原麻衣さん起伏6回のみでした。なお、「ゲーム」についても、南さんは平板1回のみ、飯泉さんは平板1回のみでした。
 アニメプロデュース会社(アニプレックスなど)関係者は、やはり業界関係者以外と接する機会も多いせいか起伏発音が少し見られますね。由々しき事態です。

 総じて、業界はさすがにまだまだ安泰という感じはしますが、安心しきるところまではいきません。特に、アニメ専門チャンネルの専門的な番組でさえ、ナレーションなどに起伏発音がはびこっている状況なのは、大変憂慮するものです。どうか心していただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2024年8月25日日曜日

最近どーよ!?(情報系2)

  最近半年間ほどのテレビ番組でまだ取り上げていないもので、アニメ情報番組を取り上げます。具体的には、地上波で制作・放送されているバラエティー・ドキュメンタリー番組です。


 6月27日にTBS系で放送の「大切なことはすべてアニメが教えてくれた」。出演ゲスの中で発音機会があったのは、声優2名のみ。宮野真守さんは、過去投稿にもあるように徹底して平板発音されてきている方なのに、今回は起伏気味1回のみでした。とうとう同調圧力に負けてしまったのか、と大変残念な思いです。津田健次郎さんは、過去投稿にもあるように起伏平板が混在している方ですが、出演作品の紹介で「アニメ「ラーメン赤猫」」を起伏発音(1回)されました。地上波は、視聴者層も幅広いため、特に意識して慎重に対応していただきたいものです。なお、ナレーションの声優高地真吾さんは、起伏のみ(2回)、局アナウンサーの佐々木舞音さんは、起伏のみ(3回)でした。また、ゲストの男性アイドルグループINIで唯一発音機会があった佐野雄大さんは、起伏のみ(1回)でした。そして、インタビュー出演の一般のアニメファン男性2名は、1人が起伏のみ(1回)、もう一人が起伏2回・平板1回でした。由々しき事態ですね。

 なお、津田健次郎さんは、テレビ朝日系で放送中の「徹子の部屋」の4月16日放送回のゲストでした。起伏2回・平板1回でした。司会の黒柳徹子さんが相変わらず起伏のみのため、それに合わせて最初のうちは起伏だった感じでしたが、途中で平板発音された形です。やはり、本来は平板発音が自然だと考えているようにもお見受けしますので、最近露出が多いことからも意識して平板発音を増やしていただければと思います。

 NHK総合で放送中の「ドキュメント72時間」。7月24日放送のフランス・パリの漫画喫茶の回。インタビュー出演した一般のフランス人で発音機会があったのは2名のみ。日本漫画翻訳出版社の編集者で日本語ペラペラの男性は、(平板発音が基本の)フランス人なのに起伏のみ(1回)。日本の現在の悪しき状況に毒されてしまっているのかもしれません。一方で、20代女性は、平板のみ(1回)。ホッとしました。また、「アニメ」ではなく「マンガ」の発音機会があった40代男性は、起伏のみ(1回)でした。やはり「マンガ」は、欧米では共通して起伏発音になる傾向があるようで、「アニメ」とは明らかに状況が異なります。だからこそ、「アニメ」は、世界標準としても平板発音であり続けていただかなくては、と切に思います。そして、ナレーションの俳優鈴木杏さんは、過去投稿にもあるように自然な平板発音を今回も引き続き披露してくれました。とても嬉しかったし、心から安堵しました。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2024年8月13日火曜日

コミケ104参加報告

  8月11・12日に東京ビッグサイトで開催された同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ104)のサークル参加報告をさせていただきます。



1 概要

 コミケ91からの毎回参加で、通算11度目のサークル参加(他に別サークルへの委託参加も2回あり)、10度目の「評論・情報」ジャンルで、2日目(8月12日(月))東3ホールウ−13a」です。
 新刊は1種です。全て無料です。

 既刊は、「アニメ」の発音問題に関する評論本アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」(以下「完全版」)。Q&Aなど当ブログでは直接そのままの形では公開していない内容も含んでいますが、間接的には各投稿の中で触れている内容がほとんどです。前回発行した最終形のつもりのものです。すべて増刷です。
 新刊は、個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきた第9弾「作品編④(以下「作品編」)。今回から、時代順に、これまで取り上げていない全作品を対象に、できるだけ多くの作品の感想・個人的エピソードを語るものです。シリーズ物は(ガンダムシリーズなどのように一部例外はありますが)、最初の作品の発表年(「初出年」)を基準に、その後の続編なども一括して取り上げます。テレビ版、劇場版、OVA版、配信版など全てで、海外作品やアート系作品も例外なく取り上げます。ただし、実写合成やモーション漫画などは、基本的に除外します。
 この他、別紙の自己紹介ペーパー「TAL版勝手にアニメ大賞」(2024年夏版)(以下「ランキング」)は、今回からは作品編に挟み込む形にします。また、ブログ投稿タイトル一覧は、前回から完全版に挟み込む形にしています。基本的に、完全版のみを入手する方はいないと考え、全員の方が作品編は必ず入手するならば、わざわざ別に置く形にする必要がない、と割り切ったためです。


2 事前準備

 既刊は、はるか以前の3月下旬に3回に分けて計140部を印刷済み。冬コミサークル贈呈用も含めて早めに印刷しておこうと3月に印刷しようとしたら、キンコーズが4月から会員制度を変更するため、冬コミ分まで見据えて大量に印刷することにしたもの。4月以降は会員には事実上なれず、会員・非会員が同一価格となる金曜日しか利用困難なためですが、元々割引価格となる金曜日しか利用していなかったので、実質変わりませんが。なお、「ブログ投稿タイトル一覧」も3月にとりあえず120部印刷済みですが、冬コミでは今年(2024年)分も含める必要から紙を1枚増やすしかないため、全体を印刷し直す可能性も見込んで少し減らしました。結局、夏コミ当日は、計100部持参(一般参加者頒布用18部+訪問サーク贈呈用82部)

 新刊は、コミケ開催前々日の8月9日(金)に準備会提出用見本誌や私個人の保存用を含めて20部(つまり頒布可能部数は18部)印刷。ランキングは18部のみ印刷。今後はずっとこのパターンになりそうです。2日間とも当選した場合はもう少し増やしますが。まあ、「アニメ(その他)」では当初から落選続き(制度改正からの3回とも)なので、コミケの暗黙のルールとして「3回連続落選のサークルは優先的に当選」が適用されるならば、次回冬コミでは初の2日間サークル参加となるかもしれませんが。なお、訪問サークルへの贈呈は一切行いません。
 

3 当日の流れ

 当日のサークル入場受付はエントランスホール入口から9時5分入場。サークルスペースへの到着は9時15分。見本誌提出専用袋の投函もすぐに済ませ、食事完了は9時40分。ここまではいつものペース。今回の設営完了は9時58分。開場30分以上前に完了したなんて初めて!。新刊・既刊とも挟み込みがありますが、全て事前に済ませており、ただ並べるだけで良かったからですね。しかも、別冊付録置場も必要なく、非常にすっきりしたレイアウトにできたからです。

 なお、前回同様お誕生日席すぐ後ろでほぼ角地のため、スペースナンバー&サークル名は前回同様A4判(A3判サイズに拡大せず)で、無料」を強調した紙(A4判)と横一列に並べる形です(スペースナンバー&サークルを2枚並べることも考えましたが、そこまでしなくても視認性は十分あるため、やめました。)。頒布物の紹介も、左(小)が既刊、右(大)が新刊、それぞれ「無料」を強調、と横一列に並べるだけです。(既刊用は「左(小)」を明記した物(最終バージョン)も用意していたのですが、一つ前のバージョンの物を誤って貼ってしまいましたが。)




 経過は次の通りです。

 10:30 コミケ開始時刻。離席
       既刊17
部、新刊17を置く。
       隣接サークルさん(ウ13−b)に各1部贈呈済み
       訪問サークル贈呈用本日分(既刊44部)を携帯
      
 
12:15 残り既刊11部、新刊8部確認
        (つまり6部・9部が捌けた!) 
       直後に一般参加者が訪問し、各1部手渡し
       訪問サークル贈呈用は残り24部の状態 
 
 13:15 残り既刊7部、新刊5部確認
        (つまり3部・2部が捌けた!) 
       訪問サークル贈呈用は残り10部の状態

 14:05 残り既刊4部、新刊2部確認
        (つまり3部・3部が捌けた!) 
       直後に一般参加者が訪問し、各1部手渡し
        (WEBカタログチェックで来訪された方で、「レインボー
      隊ロビン」について少し会話)       
       訪問サークル贈呈用は残り5部の状態
       ※新刊は残り1冊の状態に
       (隣接サークルさんに「最後の1冊が持って行かれた時刻」の確
      認を依頼した上で離席)
 14:27 いったん帰席
       既刊・新刊とも残部0確認 
       隣接サークルさんに「ほんの1〜2分前」「既刊については不
      明」と確認。付箋を譲ってもらい、各々に「14:25完売」と
      書き、本を置く位置に貼付
       訪問サークル贈呈用は残り4部の状態
       ※既刊について、1部をスペースに置きいったん離席するがすぐ
      に撤回して、サークルスペース机上はゼロに

 15:32 正式に帰席
       訪問サークル贈呈用が1部余ったため、机上に置く

 15:40 昨日(一般参加)訪問サークルで贈呈したサークルの代表者(昨日
      は不在で売り子に手渡し)が、わざわざ挨拶に来訪。最後の1冊
      (昨日の売り子さんの分)を贈呈。 
  
 16:00 コミケ終了時刻。撤収開始
       既刊・新刊全て(贈呈用も含む)が残部0は久々 
       


4 感想

 位置的にはやや内(北・東)寄りで、島中でしたが、決して悪く無い配置です。人通りも前回並みなのではないかなあ。
 頒布数は、18部は正直困難と思っていましたが、杞憂でした。意外にも14時半頃に頒布終了してしまい、嬉しい驚きでした。昔の作品ばかりなのであまり興味を持たれないかと思っていましたが、さすが年齢層が幅広いコミケ。ただし、途中まで既刊が残部多めだったのに、最終的には同時に残部0になったのは解せません。既刊のみを持ち帰った方が数名いらっしゃるということです。アニメ感想本に興味はなかった(1969年以前は古すぎて興味が持てなかった)ということでしょうか。

 両隣のサークルさんとの交流は、ほぼ左隣(同じ机を使用)に限られましたが、頒布終了時刻確認や付箋提供などご協力いただけて恐縮でした。16時まで一緒でした。
 一般参加者の方々との交流も、結局直接お会いできたのは3名ほど。すぐに持って行かれた方、「レインボー戦隊ロビン」について語ってくれた方、完全版を昨日贈呈したお礼にわざわざ来訪された方(「アニメレコードの本」のサークル代表者)だけでした。サークルスペースにて色々お話がしたいのはヤマヤマですし、そこにこそサークル参加の意義がある事も重々承知していますが、買物の方を優先してしまうのは今後も変わらないと思われます。どうかご容赦ください。
 

5 今後

 次回は、1974年(可能なら1975年)までの見込みです。実は、1971年初出の「ルパン三世」は、ゴールデンウィークに約8日間を費やして再鑑賞・感想執筆(感想というより作品解説が多めの文章)済みです。そのしわ寄せで、今回1970年以降まで取り上げられなかったとも言えます。他にも、感想執筆済みが複数(「荒野の少年イサム」「魔女っ子メグちゃん」)あります。それでも、「科学忍者隊ガッチャマン」「マジンガーZ」「デビルマン」「キューティーハニー」「宇宙戦艦ヤマト」など、続編などが多いシリーズ物が目白押しで、さてどうなることやら・・・。どこまでを続編と捉えるかも悩みどころです(「デビルマンレディー」「ガッチャマンクラウズ」などは、続編として次回掲載対象に含めて良いものかどうかなど)。
 とにかく、暇さえあれば先へ先へと進むことになり、せっつかれている感じで、気が休まる暇がありません。こんなのが後4〜5年も続くことになるのかと思うと、少し憂鬱だったりします。まあ、楽しんで書ければいいんですけどねえ・・・  

2024年8月3日土曜日

最近どーよ!?(情報系1)

 最近半年間ほどのテレビ番組でまだ取り上げていないもので、アニメ情報番組を取り上げます。具体的には、CSのAT−Xで制作・放送されている定例番組です。番組自体は昨年(半年以上前)のものも含みます。


 「R指定アニメ」。元ホストのROLANDさんが総合司会を務め、各回担当司会やゲストの業界関係者など(主に声優)と、作品にまつわる裏話や感想などを語り合うものです。
 1月放送の「トップをねらえ!」の回。ゲストの声優日高のり子さんが、起伏平板各1回で、起伏発音は「ニ」にアクセントを置くものでした。最近はナレーションなどでは「ア」にアクセントを置く起伏発音ばかりされているので、久々に違う発音が聞けて意外でした。元々平板発音されてきた方なので、ぶれることなく平板発音を徹底していただければと切に思います。
 2〜3月に2回に分けて放送の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の回。ROLANDさんは、通算で起伏6回・平板3回で、2回とも混在でした。担当司会の松澤ネキ(旧:松澤千晶)さんは、起伏1回・平板2回でした。ゲストの声優石川由依さんは、最初こそ起伏気味(1回)でしたがすぐに平板のみ(1回)になりました。元々平板発音されてきた方なので、迷うことなく平板発音に徹していただければと切に思います。
 4月放送の「異世界迷宮でハーレムを」の回。担当司会の松澤ネキさん起伏3回・平板1回でしたが、ゲストの声優三上枝織さん徹底して平板(4回)だったのが大変嬉しかったです。過去投稿にもあるように本当に徹底している方なので、今後も変わらないでいただきたいと切に思います。
 5月放送の「幼女戦記(劇場版)」の回。ROLANDさん起伏のみ(1回)でしたが、担当司会の田口尚平さん起伏1回・平板2回と久々に平板基調で嬉しくなりました。
 7月放送の「マリア様がみてる」の回。担当司会の松澤ネキ(旧:松澤千晶)さん平板のみ(1回)でしたが、何と言ってもゲストの声優池澤春菜さんが徹底して平板(6回)だったことに大変癒されました。この方は、2000年代前半にBS2(現:NHKBS)で放送されていた情報番組「金曜アニメ館」でレギュラーアシスタント3名のうちの1名として知ったのですが、当時から活躍されている方が現在も徹底して平板発音であることに、本当に勇気づけられました。

 「Club AT-X」。昨年12月からリニューアルされて4種類ほどの異なる形態の番組の統一名称となっています。
 今回は、その中でお笑い芸人の天津飯太郎(旧:天津向)さんと声優の森川智之さんが司会で、お菓子を食べながら、ゲスト(主に声優)と飲み会トークのノリでまったりとした本当のフリートークを1時間の生放送で繰りひろげる「夜NA夜NAサタデー とりあえず生!」を取り上げます。
 1回目(「Club AT-X」としての通算第510回)の昨年12月16日放送回。天津向さん(当時)は、起伏3回・平板9回で、途中で起伏になった時はドキッとしましたが平板基調で収まりホッとしました。元々平板発音されてきている方なので、ぶれないことを願います。森川智之さんは、起伏2回・平板3回でしたが、やはり途中で起伏になった形で少し不安を持ちました。過去投稿にもあるように、アニメ本編中で起伏発音することはあっても、元々は平板基調のベテランの方ですので、やはり自信を持っていただきたいものです。
 2回目(「Club AT-X」としての通算第513回)の2月3日放送回。天津向さん(当時)は起伏1回・平板4回、森川智之さんは起伏2回・平板11回でした。お二方とも基本的に平板基調で、天津向さんはたまたまうっかり1回だけ起伏になってしまったという感じでしたし、森川さんは堰を切ったように怒涛のごとく平板発音を連発されました。アニメに詳しい人間しかいない場ではリラックスして素の姿が出やすい、ということなのかもしれませんね。
 3回目(「Club AT-X」としての通算第516回)の4月6日放送回。天津飯太郎は起伏気味1回・平板1回、森川智之さんは起伏2回・平板2回でした。森川さんは平板が先でした。ゲストの声優井澤詩織さんは、今回は徹底して平板(5回)でとても嬉しくなりました。元々平板発音されてきている方なので、このまま自信を持って変わらずにいていただければと切に思います。残念だったのは、3月開催のアニメジャパンでの同局ブースのステージイベント関連で、声優の寺島拓篤さん起伏のみ(1回)、俳優の大和田伸也さんがビデオ出演で起伏のみ(3回)だったことです。過去投稿にもあるように、寺島さんは元々平板だったのに最近は起伏ばかりになってしまった感じで大変残念ですし、大和田さんもアニメ好きなら平板発音に馴染んでいただきたいと切に思います。
 4回目(「Club AT-X」としての通算第521回)の6月22日放送回。天津飯太郎は起伏回・平板6回、森川智之さんは起伏のみ(2回)でした。天津さんは最初は起伏でその後は平板に徹した感じでした。この回はどうも良くない感じでしたね。


 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)