最近半年間ほどのテレビ番組でまだ取り上げていないもので、アニメ情報番組を取り上げます。具体的には、地上波で制作・放送されているバラエティー・ドキュメンタリー番組です。
6月27日にTBS系で放送の「大切なことはすべてアニメが教えてくれた」。出演ゲスの中で発音機会があったのは、声優2名のみ。宮野真守さんは、過去投稿にもあるように徹底して平板発音されてきている方なのに、今回は起伏気味1回のみでした。とうとう同調圧力に負けてしまったのか、と大変残念な思いです。津田健次郎さんは、過去投稿にもあるように起伏と平板が混在している方ですが、出演作品の紹介で「アニメ「ラーメン赤猫」」を起伏発音(1回)されました。地上波は、視聴者層も幅広いため、特に意識して慎重に対応していただきたいものです。なお、ナレーションの声優高地真吾さんは、起伏のみ(2回)、局アナウンサーの佐々木舞音さんは、起伏のみ(3回)でした。また、ゲストの男性アイドルグループINIで唯一発音機会があった佐野雄大さんは、起伏のみ(1回)でした。そして、インタビュー出演の一般のアニメファン男性2名は、1人が起伏のみ(1回)、もう一人が起伏2回・平板1回でした。由々しき事態ですね。
なお、津田健次郎さんは、テレビ朝日系で放送中の「徹子の部屋」の4月16日放送回のゲストでした。起伏2回・平板1回でした。司会の黒柳徹子さんが相変わらず起伏のみのため、それに合わせて最初のうちは起伏だった感じでしたが、途中で平板発音された形です。やはり、本来は平板発音が自然だと考えているようにもお見受けしますので、最近露出が多いことからも意識して平板発音を増やしていただければと思います。
NHK総合で放送中の「ドキュメント72時間」。7月24日放送のフランス・パリの漫画喫茶の回。インタビュー出演した一般のフランス人で発音機会があったのは2名のみ。日本漫画翻訳出版社の編集者で日本語ペラペラの男性は、(平板発音が基本の)フランス人なのに起伏のみ(1回)。日本の現在の悪しき状況に毒されてしまっているのかもしれません。一方で、20代女性は、平板のみ(1回)。ホッとしました。また、「アニメ」ではなく「マンガ」の発音機会があった40代男性は、起伏のみ(1回)でした。やはり「マンガ」は、欧米では共通して起伏発音になる傾向があるようで、「アニメ」とは明らかに状況が異なります。だからこそ、「アニメ」は、世界標準としても平板発音であり続けていただかなくては、と切に思います。そして、ナレーションの俳優鈴木杏さんは、過去投稿にもあるように自然な平板発音を今回も引き続き披露してくれました。とても嬉しかったし、心から安堵しました。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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