特定のアニメ作品の特別番組は時々ありますが、ほとんどの場合声優さんが出演されますね。単語としての「アニメ」の発音機会も必然的に多くなりがちですが。
5月1日にBSアニマックスで放送された「映画化記念番組「ギヴン」の世界」。漫画原作付きで、インストゥルメンタル系バンドの青春群像をBL要素たっぷりで描いた作品で、テレビ版が昨年放送され、今年8月に(新型コロナウイルスの影響で)延期公開されるものです。出演した声優さん3名中唯一発音機会があった中澤まさともさんは、3回とも全て自然な平板発音でした。一方で、ナレーション&司会の鷲崎健さんは、残念ながら(冒頭ナレーションの1回を除き)起伏発音でした。もともと起伏発音されている方ではあるのですが、アニメ関連番組の司会も多く担当されている方なので、(声優さんを見習って)意識していただければなあと思います。
6月22日にNHK教育で放送された「沼にハマってきいてみた〜みんなでアニメ応援沼」。新型コロナウイルスの影響で延期または中断されている複数の作品が取り上げられた中、この7月から改めて第1話から再開された「富豪刑事」の出演声優である宮野真守さん・大貫勇輔さんの両名がしっかり平板発音されており、ホッとさせられました。番組マスコット「ぬっしー」の声の伊東健人さんも(普段は平板発音されている方ですが)今回は起伏発音でしたし、ナレーターの小野寺一歩さんも徹底して起伏発音だったので特に。同番組では、岩井勇気さんはいつものように(1回を除き)平板発音、プロコスプレイヤーのえなこさんも最初は平板発音(その後の2回は残念ながら起伏発音)で「さすが」と思わせてくれました。司会の高橋茂雄さん(サバンナ)や桜井日奈子さんが(昨年12月のアニソン特集回では平板・起伏の混在だったのに)起伏発音ばかりだったのは残念でしたが、やはり(声優さんなどを見習って)意識していただければなあと思います。なお、一般のアニメファンも数名出演していましたが、唯一発音機会があった16歳の女性はきちんと平板発音で(日本の将来に)希望をもたせてくれました。
この7月からBSフジで放送中の完全オリジナル作品「GREAT PRETENDER」。第1話・第2話のみですが副音声のオーディオコメンタリー付きという珍しい放送形態。シリーズ構成・脚本(実質の原案者)の古沢良太さんが基本は平板発音の中時々起伏発音も混じっていたのが気になりましたが、監督の鏑木ひろさんは当然ながら平板発音でした。出演声優2名のうち、小林千晃さんはしっかり平板発音され、諏訪部順一さんも(普段は起伏発音が多い方なのですが)1回を除きしっかり平板発音(ちなみに「ドラマ」も1回発音機会があり平板発音)されていたので、大変嬉しくなりました。大変良い傾向なので、今後もこうであってほしいと願っています。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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