2020年5月17日日曜日

続々・転倒?!

 去る5月12日、TBS系のテレビドラマ「映像研には手を出すな」が、わずか6回で完結しました。
 大変残念ながら、恐れていたことが現実になりました。浅草みどり役の齋藤飛鳥さんは、第4話で水崎ツバメ役の山下美月さんと声を揃えて発音する場面があり起伏発音になったのはまだやむを得ないとしても、最終回(第6話)でも全く単独で起伏発音でした。演出側からの指導なのでしょうか、ご自分から周りに合わせてしまったのでしょうか
 前者だとすれば、アニメファン設定のキャラクターの発音としては平板発音が正統であることを、アニメ業界関係者以外の方々にもしっかり理解していただきたいと思います。後者だとすれば、同調圧力の怖さであり、本当に由々しき事態と言わざるを得ません。
 ところが、最終回で流れた実写劇場版予告CFでは、しっかり平板発音されていました。撮影はおそらく劇場版の方が先に終了していると思われますので、きっと劇場版では平板発音を披露し続けていただいているものと信じたいですが・・・。

 一方で、第5話で金森さやか役の梅澤美波さんが、1度だけ話の流れでたまたまなのでしょうが平板発音されていました。また、第3話では、水崎ツバメ役の見張りの1人である黒田役の鈴之助さんがさらりと平板発音されていて、とても嬉しかったですね。水崎ツバメ役の山下美月さんも「アニメーター」を平板発音されていますので、「アニメ」の発音も意識していただきたいものです。

 結局のところ、アニメファン設定のキャラクターの発音のあり方が制作関係者(特に出演者)にもっともっと意識されないと、どうにもなりません。実写・アニメ問わずアニメファン設定のキャラクターの登場機会が増えているため、大きな課題になってしまっているわけです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

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