今年に入ってからの各テレビ番組でまだ感想を書いていないものについて、数回に分けてまとめて書かせていただきます。3回目は一般芸能人などです。
1月25日にNHK教育で放送の「ETV特集〜ナウシカ誕生・尾上菊之助が挑んだ新作歌舞伎」では歌舞伎役者の尾上菊之助さんが、1回だけですが発音機会があり、大変残念ながら起伏でした。アニメ業界関係者との接触もあるわけなので、いずれはその平板発音に馴れていっていただければなあと思う次第です。なお、ナレーションの元・局アナウンサー加賀美幸子さんも、2回の発音機会のいずれも起伏でした。高畑勲監督の実写ドキュメンタリー映画「柳川堀割物語」のナレーションも務めたことがある方ですが、世代的にはアニメにあまり馴染みはないということなのでしょう。
3月30日にNHK教育で放送の「銀河英雄伝説 Die Neue These 放送開始スペシャル」では、ホストでタレントのローランドさんが、お父さんであるギタリストの松尾洋一さんがアニソンとも関わりが大変深いにもかかわらず、残念ながら起伏でした。
日本テレビ系で放送中の「マツコ会議」では、1月25日に栃木県那須町の有名なコスプレ旅館を取り上げていました。当該旅館のコスプレ娘さん(氏名不詳)は「アニメ」の「ニ」にアクセントを置く起伏発音(ちなみに栃木県は茨城県と同様に平板アクセントが基調の地域)でしたが、マツコ・デラックスさんは起伏発音が多い中1度だけですが平板発音もされました。多分、どちらのアクセントも使われる方なのでしょうが、平板発音がだんだん増えていっていただければなあと思います。同番組で特に印象的だったのは、年配のディレクター栗原さんが平板発音ばかりなのに対し、アニメに詳しいという若手ディレクター長田さんが起伏発音ばかりだったことです。本来は逆であるはずなのですが、くれぐれも平板発音の方々が起伏発音になびくことの無いよう願うものですし、アニメファンを自認する方々には平板発音に努めていただきたいと思います。
テレビ東京系で放送中の「出没!アド街ック天国」。1月25日の大洗の回では、プロレスラーの蝶野正洋さんや元プロ野球選手のタレントデーブ大久保さんがしっかり平板発音されていて嬉しくなりました。特にデーブ大久保さんは大洗町の出身で平板アクセントが基調の茨城県ということもあり当然とも言えますが、近年は大洗町関係者でも起伏発音者が少なくないようなので、どうか平板発音を維持していただきたいと思います。また、2月29日の分倍河原の回では、東京都府中市片町文化センター所長の須田倒さんが、アニメ「ちはやふる」の聖地関連できれいな平板発音をされており、大変嬉しくなりました。こういった聖地関連の地元関係者の方々はできればこうであってほしいというお手本ですね。
1月26日にBS−TBSで放送の「TALK ABOUT+」では、司会の工藤大輝さん( Da-iCEのリーダー兼パフォーマー)やゲストのお笑い芸人ガーリィレコード(フェニックスさん、高井桂佑さん)お二方が、いずれもアニメ好きらしく徹底して平板だったのが、大変好感を持ちました。局アナウンサーで司会の伊藤楓さんも起伏と平板が混在していました(普段は起伏だが周りにつられて平板になった感じ)が、局アナウンサーでナレーションの豊田綾乃さんは(別録りのせいかもしれませんが)残念ながら起伏でした。「アニメ特集」といった番組では、普段は起伏発音の方々もできるだけ平板発音に馴染むようにしていただきたいと感じます。
3月28日にNHK総合で放送の「Eテレアニメスペシャル〜メジャーセカンド2&新・かいけつゾロリ」では、田中裕二さん(爆笑問題)が、以前と変わらず徹底して平板発音をされていました。相方の太田光さんは平板発音が基調ながらたまに起伏発音もされることがありますが、変な同調圧力などに負けず、平板発音を続けていただきたいと思います。
2月27日にBSスカパーで放送の「戦え! クラッキクロニクル」特撮(スーパー戦隊シリーズ)の回では、漫画家の長谷川裕一さんが、2回の発音機会のいずれも平板でした。
4月15日にBS日テレで放送の「あの子は漫画を読まない」では、アニメ「かくしごと」の原作者である漫画家久米田康治さんが、平板と起伏が混在していましたが、平板発音が基調のようでした。隣接分野である漫画業界関係者の方々には、アニメ業界関係者の一部に見られる起伏発音に惑わされることなく、平板発音を意識していただければと思います。
5月4日にNHK総合で放送の「ロンブー淳のバチャぶらリモだちナイト! 」。「アニメ「映像研に手を出すな!」を好きなだけ語れるカフェ」が取り上げられ、参加者は3名でした。東野幸治さん(お笑い芸人)は、起伏が多い中数回平板でした。以前「魔法少女まどか☆マギカ」にもハマったりしていたアニメに理解のある方ですが、平板発音が自然に増えていっていただければなあと思います。結さん(女優)はほぼ起伏ばかりでした。元々ゲーム系の仕事が多い方でアニメにはそれほど詳しく無い感じなので仕方ありませんが、隣接分野であるゲーム業界関係者の方々には、平板発音に馴染んでいっていただければと思います。そんな中、リョウガさん(超特急)は、さすがアニメ好きで有名な方だけあって、ほぼ平板ばかりでした。変な同調圧力などに負けず、平板発音を続けていただきたいと思います。さて肝心の田村淳さん(ロンドンブーツ1号2号)ですが、起伏5回・平板3回でした。最初と最後が自然な平板発音だったので、やはり普段は平板発音されている方だと確信しました。どうか勘違いして起伏発音へ傾くことなく平板発音を続けていっていただきたいと切に願います。なお、題材となったアニメ版「映像研に手を出すな!」は、アニメに少し興味はあるが観たことないという方々にはうってつけの作品なので、(過去投稿で取り上げたように)返す返すもメインキャラ3名が起伏発音ばかりだったことが残念でなりません。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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