今年に入ってからの各テレビ番組でまだ感想を書いていないものについて、数回に分けてまとめて書かせていただきます。1回目は音楽関係者です。
1月4日にNHK総合で放送の「SONGS OF TOKYO Festival2019」。アニソン関連が多く特集されましたが、山中綾華さん(Mrs.GREEN APPLE)が自分たちの曲紹介で「アニメ「炎炎の消防隊」」の「アニメ」をきれいに平板発音されました。昔はこれが当然だったんですがねえ。(一方で、TRUEさんやSUGIZOさん(LUNA SEA)は起伏発音でした。TRUEさんは最近は平板発音が増えていたように見受けられたのですが残念です。)
BS11で放送中の「Anison Days」。1月24日の齋藤光二さん(アニメロサマーライブのゼネラルプロデューサー)は、(過去投稿でも取り上げたことがありますが)徹底して平板。1月31日の木根尚登さんは起伏・平板が1回ずつでしたが、続く2月7日の速水けんたろうさん、2月14日のやなぎなぎさん、いずれも徹底して平板でした。(やなぎなぎさんは、過去投稿でも取り上げていますが、変わらず平板で嬉しかったです。) 3月13日のTom-H@ckさん(OxT)もいつものように平板。3月27日のAyaka Tachibanaさん((K)NoW_NAME)もほぼ徹底して平板で、大変嬉しかったです。(司会の森口博子さんも、この回はそれに合わせたのか3回の発音機会のうち2回は平板でしたし、2月21日の「Song Collection Vol.20」の未公開トーク部分でも平板でした。) さらに4月17日の田中秀和さん(MONACA所属の作曲家)も、アニメ音楽の作曲家なので当然ですが平板でした。
BSプレミアムで放送中の「アニソン! プレミアム!」。3月8日の回では、クララさん(ClariSのお二方のうち発音機会があった方)が残念ながら起伏発音でしたが、3月22日の回では、亜咲花さんが平板発音でした。
4月19・26日にBSアニマックスで放送の「ANIMAX MUSIX YOKOHAMA 2019」では、唯一発音機会があったhalcaさんがしっかり平板でした。(別番組で起伏だったこともあるので、今回はたまたまなのかもしれませんが、こういった若手のアニメ歌手の場合、今後平板発音を少しずつでも増やしていっていただければと思います。)
一番気になったのは、1月23日にCSエムオンで再放送の「梶浦由記×高橋諒「プリプリ THE LIVE」SP特番・音の生まれるところ」。2017年放送のテレビアニメ「プリンセス・プリンシパル」のコンサートイベントの中継・解説番組です。同作品の主題歌の作曲者高橋諒さんが自然な平板発音だったのに対し、同作品のBGMの作曲者梶浦由記さんが起伏発音ばかりだったのです。梶浦由記さんの方がアニメ音楽作曲の経歴が長いので本来は逆のはずなのに、です。梶浦由記さんは、数年前のNHK総合「スタジオパークからこんにちは」に出演された際、大変言いにくそうに平板発音されていたことがあり、いつの頃からか起伏発音に変えてしまったようです。大変由々しきことであり、過去投稿でも取り上げた田中公平さんと同様、アニメ音楽に関わりの深い方には特に、卑下したり臆したりすることなく自信と誇りを持って、平板発音で後進の方たちや世間一般に対する範を示していただきたいと切に願っています。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
アニメは、本当に文化として認められ市民権を得たと言えるのでしょうか?人々の意識・認識は本当に変わったのでしょうか?実はそのことを端的に表してくれるのが、「アニメ」の単語としての発音の仕方なのです。詳しくは「まとめ」ページをご覧ください。 SPPALP (スッパルプ) = Station for Preserving and Promoting "Anime" pronounced with Level Pitch
2020年4月29日水曜日
2020年4月18日土曜日
CF(CM)
CF(CM)も一つの映像(ラジオの場合は音響)作品であり、制作にあたってはプロデューサーやディレクターが存在します。ナレーション担当者も、狭いブースに入ってじっくりと収録されることが多いようです。
アニメ関係のCFは、声優さんがナレーションを行うことも多いですが、その場合、単語としての「アニメ」の発音は大変残念ながら近年は起伏発音が大半です。しかし、そうでない方々が行う場合は特に、意外なほど自然な平板発音に出くわすこともままあります。古くなりますが、約1年前に放送されていたもので、「アマゾンプライムビデオ」(YouTube)や、短編ギャグアニメ「ポンコツクエスト」の紹介(テレビアニメ「どろろ(2019)」第18話の中間CF)がそうでした。
つい最近、NTTドコモの「dアニメストア」の実写版CFで、出演者全員が平板発音だったのが大変嬉しかったです。やっとアニメ専門配信らしいアクセントになったなあという感じです。同じ「dアニメストア」のものでも、少し前の時期に流れていたアニメ「SHIROBAKO」キャラによるCFの一部が、あろうことか起伏発音だったことにショックを受けていたので余計に。また、「SHIROBAKO」キャラによるものは、過去投稿でも数回取り上げてきているようにアニメ本編は平板発音がほぼ徹底しているだけに、それでも当該アニメ作品のプロデューサーなどの監視が届かない場所(CFのナレーション収録現場)では簡単に起伏発音になびいてしまうものなのか、と大変ショックを受けていたので余計に。
結局は、出演者やナレーターの個人的判断に左右されることが多いようですので、少なくともアニメ関連のCFでは、意識して平板発音に努めていただきたいと、全てのCF制作関係者に強調しておきたいですね。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
アニメ関係のCFは、声優さんがナレーションを行うことも多いですが、その場合、単語としての「アニメ」の発音は大変残念ながら近年は起伏発音が大半です。しかし、そうでない方々が行う場合は特に、意外なほど自然な平板発音に出くわすこともままあります。古くなりますが、約1年前に放送されていたもので、「アマゾンプライムビデオ」(YouTube)や、短編ギャグアニメ「ポンコツクエスト」の紹介(テレビアニメ「どろろ(2019)」第18話の中間CF)がそうでした。
つい最近、NTTドコモの「dアニメストア」の実写版CFで、出演者全員が平板発音だったのが大変嬉しかったです。やっとアニメ専門配信らしいアクセントになったなあという感じです。同じ「dアニメストア」のものでも、少し前の時期に流れていたアニメ「SHIROBAKO」キャラによるCFの一部が、あろうことか起伏発音だったことにショックを受けていたので余計に。また、「SHIROBAKO」キャラによるものは、過去投稿でも数回取り上げてきているようにアニメ本編は平板発音がほぼ徹底しているだけに、それでも当該アニメ作品のプロデューサーなどの監視が届かない場所(CFのナレーション収録現場)では簡単に起伏発音になびいてしまうものなのか、と大変ショックを受けていたので余計に。
結局は、出演者やナレーターの個人的判断に左右されることが多いようですので、少なくともアニメ関連のCFでは、意識して平板発音に努めていただきたいと、全てのCF制作関係者に強調しておきたいですね。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
2020年4月11日土曜日
続・転倒?!
何と何と、あの「映像研には手を出すな!」の実写テレビドラマが今週からTBS系で始まりました。近々実写の劇場版も公開されるそうです。もうほんとに最近の安易なメディアミックスばやりは、どうも・・・。この題材を実写でやるのはどうにも疑問ですが、それならば単語としての「アニメ」の発音がどうなっているかを確認しないわけにはいきません。
そして何と何と、主役の浅草みどり役の齋藤飛鳥さんは、4回の発音機会すべてが平板発音でした。他のメインキャラ2名である水崎ツバメ役の山下美月さんと金森さやか役の梅澤美波さんは、いずれも起伏発音ばかりでしたので、少なくとも監督などの発音指導がないのは確かです。すなわち、齋藤飛鳥さんは、きちんとキャラ設定を考えた自然な平板発音をされているわけです。ご本人も普段から疑問なく平板発音されているのでしょう。大変嬉しかったですし、配役した関係者の人選も良かったと褒めてあげたいです。
過去投稿で取り上げたアニメ版では、メインキャラ3名が全員(ほぼ)起伏発音だったのとは対照的です。アニメファンやアニメサークルがテーマの作品なのにです。やはり、「転倒している」と言わざるを得ません。
願わくは、他のメインキャラ2名(少なくとも水崎ツバメ)は平板発音に変わっていってほしいものですし、間違っても齋藤飛鳥さんの発音が起伏に変わることがないよう心底願っています。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
そして何と何と、主役の浅草みどり役の齋藤飛鳥さんは、4回の発音機会すべてが平板発音でした。他のメインキャラ2名である水崎ツバメ役の山下美月さんと金森さやか役の梅澤美波さんは、いずれも起伏発音ばかりでしたので、少なくとも監督などの発音指導がないのは確かです。すなわち、齋藤飛鳥さんは、きちんとキャラ設定を考えた自然な平板発音をされているわけです。ご本人も普段から疑問なく平板発音されているのでしょう。大変嬉しかったですし、配役した関係者の人選も良かったと褒めてあげたいです。
過去投稿で取り上げたアニメ版では、メインキャラ3名が全員(ほぼ)起伏発音だったのとは対照的です。アニメファンやアニメサークルがテーマの作品なのにです。やはり、「転倒している」と言わざるを得ません。
願わくは、他のメインキャラ2名(少なくとも水崎ツバメ)は平板発音に変わっていってほしいものですし、間違っても齋藤飛鳥さんの発音が起伏に変わることがないよう心底願っています。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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