2019年3月31日日曜日

アニメジャパン

 去る3月23〜26日に東京ビッグサイトで開催された「アニメジャパン2019」。今年で6回目となりますが、パブリックデー(23・24日)の2日間参加しました。
 今回は、前身の東京国際アニメフェアを含めても初めての、ビジネス関係の公式ステージ(セミナー、シンポジウムなど)が一切無し(!!!)という形となり、大変残念です。次回からは復活してほしいものです。各ブースでのステージイベントがその分拡大した気がしますが、幸か不幸かいつもより多めに傍聴できる形にはなりましたね。

 事前申込制の公式ステージイベントは、今回は何と2件しか当選しませんでした。23日の「NETFLIXアニメフェス」と24日の「全国統一テスト・アニソン☆キングDAM決勝戦 supported by リスアニ」(後者は、トイレではありませんが個人的事情により3分ほど途中離席)です。「アニメ」の発音機会があった方のうち、声優の東山奈央さん起伏でしたが、声優の木村良平さん平板、司会の冨田明宏さんはいつものように平板、司会の吉田尚記さん起伏が基本の中何と平板も前者で1回・後者で少なくとも2回ありました。(吉田さんは、BSスカパーで3月29日に放送された「ミュ〜コミ+プラスTV」の「頭文字D」特集回では、同番組内では初めて平板発音もされていました。あくまでメディア関係者とはいえ半分「アニメ業界関係者」と言えなくもないほどの方なので、このまま平板発音の回数もだんだん増えていっていただければ大変嬉しいです。)

 各ブースでのステージイベントでは結構収穫もありました。
 何よりも今回唯一と思われるビジネス関係者のみ登壇のものが、DMM picturesブースで「アニメイズムステージ」として23日(土)12時から約35分間ありました。幸運にも偶然出くわし、冒頭約2分・末尾約5分を除き傍聴することができました。毎日放送・講談社とのタッグで今後2年間活動していくという趣旨の作品紹介でした。全員に発音機会があり、毎日放送の前田俊博さん、講談社の古川慎さん伊藤洋平さん、DMM picturesの篠田里奈さん澤田愛理さん、そして司会者の方(調べてみたら毎日放送の鈴木健太さんらしい)、全員が平板でした(伊藤さんは1回だけ起伏気味の時がありましたが。)。まあ、当然のことではありますが、ホッとさせられました。DMM picturesさんは、過去投稿でも起伏発音ばかりと批判的に取り上げた「アニメガダリズ」にも中心的に()関わっている企業のため大変不安でしたが、意外にも()しっかりした平板発音ばかりで、どうして「アニメガタリズ」でもそう現場に要望してくれなかったのか疑問を抱いたほどです。(それとも最近変わっただけ)。
 日本テレビブースでは、私が傍聴した「ちはやふる」「トライナイツ」など関連の2件につき、声優の瀬戸麻沙美さん芹澤優さんや司会のフリーアナウンサーの松澤千晶さん起伏発音の中、声優の阪本奨悟さんが徹底して平板発音されていたのに大変好感を持ちました。(司会のフリーアナウンサーの森遥香さん平板発音でした。)
  NETFLIXブースでは、私が傍聴した「7SEEDS」「ULTRAMAN」など関連の4件につき、司会の天津向さんはいつものように平板、アニメ制作会社のディヴィッドプロダクションの方も平板で、声優の福山潤さん平板(「ドラマ」も平板)でしたが、声優の神谷浩史さん起伏木村良平さんも(前述ステージの時と違い)起伏でした。木村良平さんの例は、結局、会話全体のイントネーションの流れなどでどちらにもなり得るということなのでしょう。こういう方が(特に声優さんには)多いのかもしれませんが、できれば意識して平板発音していただけるようになるとありがたいですし、特にこういうアニメがテーマのイベントでは一般客や他の業界関係者への影響の面から重要だと考えます。
 今回一番嬉しかったのは、BS11ブースでした。同局アナウンサーの八木菜緒さんが、(少なくとも私が傍聴した範囲では1回のみ起伏気味でしたが) ほぼ徹底して平板発音されていたことです。メディア関係者、特にテレビ局のアナウンサーさんがしっかり平板発音されることは、社会的影響力も大きく、大変良いことだと思います。前述のようにこういうイベントの場では特にです。さすがアニメに力を入れているBS11さんですね。(八木さんについては、大変好感を持ちましたし、アニメ自体がテーマの番組・イベントでの司会者のお手本のような印象でした。最近は世代を問わず起伏発音のアナウンサーさんが目立つので、どうか同調圧力に負けず、むしろ周囲や世間を感化していっていただきたいと願っています。) アニメ専門チャンネルの方々も、(専門局ではない)同局をきっちり見習っていただきたいものですね。


 
 

 
 

2019年3月21日木曜日

秋葉原の街

 秋葉原は、2005年のつくばエクスプレスやヨドバシカメラができた頃から(あの「電車男」ブームの時期なのに)既に雰囲気を大きく変え始め、1990年代後半(いわゆる「エヴァ」ブームの頃)とはまるで変わってしまっていますが、それでも依然として「オタクの聖地」としての位置付けを保ち続けてはいる街です。

 去る2月2日にBSフジで放送された「ジャパコンProject・二次元領域拡大通信」第11回では、昨年12月29・30日に開催された「あきばぽっぷかるちゃーフェス(あきかる)」が取り上げられていました。あきかる代表の藤岡尚さんは大変残念なことに起伏発音ばかりでした。秋葉原で活動される方々は、たとえ業界関係者でなかったとしても、発音をもっと意識していただきたいと思います。特に、ある意味「一般世間への窓口(アニメ文化に特に興味のない人々へ向けてのショーウィンドウ)」でもある街なので、平板発音を心がけていただきたいと願っています。各店舗の店員の方々などはどうなんでしょうか。あまり秋葉原へは行かないのですが、アニメイトやとらのあななどでも起伏発音を聞いた覚えがあるので、なんとかしていただきたいなあと思っています。元祖アキバ系アイドルと言われた桃井はるこさんも、過去投稿で触れたように起伏発音ばかりだったので、皆様に(アニメ文化やアニメファンの歴史に)気づいていただき、今一度考えてみていただきたいものです。
 なお、同番組では、元アイドルタレントの錦織めぐみさんがナレーションを担当しており、あきかるのレポート場面ではしっかりと平板発音されており、「うん、当然だよね。」と納得するとともに大変好感を持ちました。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2019年3月18日月曜日

一般芸能人 11

 去る3月2日にBSフジで放送された「アニメロサマーライブ2018〜魅力発見!世界最大のアニメソングフェスSP」叶姉妹(姉の叶恭子さん、妹の叶美香さん)がしっかり「アニメ」の発音機会があり、昨年のアニメジャパンで確認し損ねたことのリベンジがやっとできました。恭子さんは1回のみですがしっかり平板発音、美香さんは3回ほどあってすべて自然な平板発音で、ホッとさせられましたし、「正統派」と判明して好感度がグンと増しました。司会の岩井勇気さんも(過去投稿で取り上げている通り)すべて平板で、ゲストの声優三森すずこさんも他につられたのか(?)珍しく平板でとても嬉しかったです。一方で、新人の局アナウンサー井上清華さんは大変残念ながら起伏でした。こういう番組に出演したことで正統な発音としての平板発音に馴染み(学び)、意識するようになっていただきたいと思いますね。
 また、3月9日にBS日テレで放送された「バカリズムの大人のたしなみズム」のガンプラ特集回。ガンダムのアムロ・レイのものまねで売っている芸人の若井おさむさんが「ガンプラ進化の歴史」を解説されていました。発音機会は2回あり、平板起伏が1回ずつでした。通常はどちらかで発音され、どちらかは文脈などの都合による偶然のものだと思われます。どちらが通常なのか不明ですが、気になります。司会のバカリズムさんは、(過去投稿で取り上げている通り)いつも徹底して平板発音なので安心していられますが。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2019年3月9日土曜日

映画賞

 毎日映画コンクールは、毎日新聞社主催(1983年からはスポーツニッポン新聞社も共催)で1946年から開催されている割と権威ある映画賞です。アニメに関しても「大藤信郎賞」のほか1989年からは「アニメーション映画賞」(あの「となりのトトロ」が前年にグランプリに相当する「日本映画大賞」を受賞してしまったため分離独立)もあります。
 去る3月3日にBSトゥエルビで今年度分である「第73回毎日映画コンクール表彰式」が録画中継されました。その中で映画監督の上田慎一郎さんと司会の田村あゆちさんにだけ「アニメ」の発音機会がありました。 
 上田慎一郎さんは、昨年大いに話題を呼び、昨日地上波でテレビ放送もされた「カメラを止めるな!」の監督で、今回見事に監督賞を受賞されました。妻が同じ映画監督で主に自主制作アニメーションを発表されているふくだみゆきさんで、昨年度(第72回)のアニメーション映画賞を受賞されている関係からのお話の中で一度だけ、大変自然な感じで平板発音されました。さすがアニメ関係者の家族がいる方は違いますね。好感度もさらにアップしました。
 一方で、田村あゆちさんは、フリーアナウンサーですが、大変残念ながら起伏発音でした。アニメ自体のイベントではないため仕方ありませんが、もう少し意識していただければありがたいです。
 
 この3月8〜11日には「東京アニメアワード」も開催されており、自主制作などアート系作品とテレビなど商業系作品の両方が表彰される貴重なアニメイベントとなっています。私は、(前身の東京国際アニメフェア時代を除き)足を運んではいませんが、表彰式の司会者などのスタッフの方々は、(日本動画協会主催でもあるので)ちゃんと平板発音であると信じたいですが、部外者を起用していたりするとわかりませんね。実際はどうなんでしょうか・・・。 

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)