2018年8月29日水曜日

勝手にアニメ大賞 2

 過去投稿でも取り上げた超絶面白かったテレビ番組が今年もやっと(8月26日に)放送されました。BSスカパーの「勝手にアニメ大賞」です。
 昨年4月1日に裏ANIMAX MUSIXスピンオフ〜勝手にアニメ大賞inスカパーの小部屋」というタイトルで、アニソンイベントの会場内で行った約5〜6時間のうち、参加アーティストのトークを除いたアニメトーク部分のみフルに2時間枠で放送されたものでした。2016年度のキャラクター・作品・音楽・声優に関する15部門の賞が発表されました。
 今回は、「勝手にアニメ大賞2018〜夏〜」と題して、2018年1月以降現在放送中のものまで含めた範囲で、キャラクター・作品・声優に関する12部門でした。音楽関係がなかった(時間も100分に短縮された)のが大変残念です。前回同様私自身は観ていない作品ももちろんあるのですが、前回に比べれば話についていけた感じです。今後もぜひ続けてほしい番組です。
 出席者5名が各々発表する形式は当然同じ。メンバーも全く同じで、司会のサンキュータツオさんはじめ岩井勇気(ハライチ)さんあしとみしんごさんといったお笑い芸人のほか、アイドルタレントの三田麻央(NMB48)さん喜屋武ちあきさん

 なんと今回は、全員が平板起伏が混在。もちろん男性の御三方は平板が基調ではありますが。いつもは徹底して平板サンキュータツオさんまでが数回だけですが起伏だったのが少しショックでしたが、喜屋武ちあきさんが平板発音されるのを久しぶりに聴けたので、プラ(ス)マイ(ナス)ゼロかな・・・。
 結局、興に入ってくればその場の言葉のつなぎ方などでアクセントが混在してしまうのは仕方ないのかもしれません。それだけ熱いトークということでしょうね。アニメファンだけによるトークなのでまあ構いませんが、アニメファンではない芸能人なども多数出演する(一般傍聴もある場合は特に)バラエティー番組の場合は、少しだけ意識してもらえれば、とは思っています。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2018年8月24日金曜日

一般芸能人8(鉄道ファン)

 鉄道好き(鉄道ファン)の方々の中には、アニメ好き(アニメファン)な方々も大勢います。いわゆる「オタク」に関しては、「アニメ」「鉄道」「アイドル」が3大ジャンルでこれらを兼任するファンも多いと言われています。アイドルタレントが「アニメ」「鉄道」の兼任ファンだったらすごいことですよね。(私自身も実は、「アニメ」「鉄道」の兼任ファンです。)
 実は、本当にアイドルタレントの中にもそういう方がいらっしゃいます。その筆頭が元・SKE48の松井玲奈さんです。残念ながら以前は数々のテレビ番組中では「アニメ」をいつも起伏発音されていたのですが、今年4月に放送(先日再放送あり)された鉄道系バラエティー番組(「笑神様は突然に・2時間SP」の鉄道BIG4出演部分)で、しっかり平板発音されているのを発見しました。たまたまなのか心境の変化か何かで変わったのかわかりませんが、とても嬉しかったです。今後もそうであり続けてほしいですね。ちなみに同番組では過去投稿でも取り上げたアニメ好きの乃木坂46の生駒里奈さんも出演されていましたが、発音機会はありませんでした。(松井さんの発音機会も生駒さんの紹介場面の1回のみです。)
 アニメと鉄道の両方が好きな一般芸能人としては、過去投稿でも取り上げた市川紗椰さんや、俳優の村井美樹さんなどが有名ですね。市川さんは、いつも平板発音が徹底していて安心していられます(先日もNHK「進撃の声優大集合! 」でしっかり発音されていました。同番組については後日もう少し取り上げます。)。村井さんは、残念ながらこれまでも起伏発音しか聴いたことがありませんが、アニメ関連の番組に出演される際は意識してもらえたらなあと思っています。
 そのほか鉄道系では有名な方々も、アニメの話題になるだけでなくアニメ関連番組に出演されることがありますが、平板発音される方にはなかなか出会えないのが残念です。アニメに元々あまり興味がない方の場合は仕方ありませんが、アニメも好きという方の場合は前述の村井さん同様意識していただければ幸いです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2018年8月18日土曜日

コミケ94報告 1

 遅くなりましたが、先日(8月10〜12日)開催された同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ94)のサークル参加報告をさせていただきます。


1 概要
 コミケ91から連続4回目のサークル参加、3回目の評論・情報」ジャンル(3日目=最終日)での参加です。
 昨夏(コミケ92)と全く同じもの(後述のように実は一部部数を除き同じではない)を、増刷という形で無料頒布しました。恒例のコミケ特別付録も、前回と同様、ブログ概要紹介(投稿タイトル一覧は最新の8月分まで)です。


2 事前準備
 全132部を開催4日前の月曜日夜に印刷。余ったら次回に回せばよいというつもりで、過去最高部数となりました。
 今回もキンコーズを利用し、中綴じ製本まで自動で完成。ただし「サークル応援キャンペーン」はやっておらずシルバー会員としての1枚8円。それでも助かりますが。
 前回はA5縮小割付済み両面原紙を使用しましたが、今回はA4原寸大片面原紙を使用。これが失敗の原因。出来上がった冊子が機械の出口にたまって機械が止まる(印刷中は出来上がった冊子を点検するため手が離せない)ため20部ずつ程度ごとに分けて印刷していたのですが、最後の30部を残すのみとなった段階で原稿が一段階古い「改訂1版」であり内容がごく一部異なることに気づき愕然。急遽A5縮小割付済み原稿(こちらはちゃんと最新の「改訂2版」)を拡大コピーして原紙を作って難を逃れました。奥付は元々異なることがわかっていたので原稿差替え済みでしたが、本文の原稿差替えを忘れるとは・・・なまじ中綴じ済みのため、差替えでホッチキスを綺麗に閉じ直すのは・・・。様々な方法を考えた結果、次の方法で対処しました。(シール貼り、修正液使用、蛍光ペン使用は全てやめました。)

 ・ どうしても外せない重要キーワード(18頁に出てくる「卑下」)を含む文
  節を、完全同質のコピー用紙(要するにキンコーズの紙)にWordで作成・印刷
  し、脚注のような感じで欄外下側に糊付け)
 ・ 本文の該当箇所の欄外ノド(内)側に、脚注範囲を表す「{  」を極細水性ボ
  ールペンで、脚注を表す「※」を細めの水性サインペンで、それぞれ手書き

 なお今回は、特別付録もキンコーズで開催前々日の水曜日夜にコピーしました。紙折りも自動化されているためですが、何と外側折り(中身が丸見え)しかできず、使用を断念。結局、自分で全て手折りしました。


3 当日の流れ
 当日のサークルスペースへの到着は、いつもより20分も早い8時25分。冊子への特別付録挟み込み作業もあらかじめ済ませてあったため、暇になるかと思いきや、不思議と余裕はほとんど無かったです。
 サークルスペースの外観はご覧のようにいつも通り(笑)。私自身の買物での購入サークルさんの一部も対象に含めたアンケートも同様に実施。(詳細は、別途報告します。) 
 

 経過は次の通りです。

 10:00 コミケ開始時刻。50部置き、離席
       訪問サークル配布用37部を持ち買物へ
       「14時頃には戻ります」のほか「新刊は
       ありません」の付箋を机上貼付
 13:40 残り22部(つまり28部が捌けた!)を確認
 14:45 残り8部(つまり計42部が捌けた!)で帰席
       訪問サークル配布用から机上へ5部を追加
 15:15 最後の訪問サークル配布用1部を持ち10分
       ほど離席
 15:30 残り6部(つまり49部が捌けた!)
 16:00 コミケ終了時刻。残り3部。
       隣のサークルさんが「ちょっと興味あるアン
       ケート」と言われたので、机上アンケートを
       即座に実施し、冊子も贈呈
       結局残り2部で終了(計53部が捌けた!)
       机上アンケート用紙は計26名分記入済み 
 
 以上のように、訪問サークル配布用を含め130部が頒布できたことになります。これは過去最高記録です。サークルスペースでの一般参加者用も、全く途切れることなく希望者全員の手に渡すことができたわけで、大変良かったと思います。皆様どうもありがとうございました。

 
4 感想
  最初から思い切って50部置いて買い物に出たため、終始気持ちに余裕が持てました。やはり出し惜しみはしない方が良いですね〜。

 右隣のサークルさんは、やはり中国人の方々で、日本語に支障はないものの、結局あいさつ程度のやり取りだけで終わってしまいました。
 左隣のサークルさんは、頒布時間中は全く交流できませんでしたが、前述の通り終了直後に交流ができました。私も少し興味あるサークルさんだったのですが、予算の都合などから今回は購入を見送り、「次回は購入させていただくと思います」とお伝えしたことがきっかけでした。
 私自身の訪問・購入先サークルさんとの交流は、「なかなか面白い」などと言っていただけたサークルさんも複数あった一方、前回に続きアンケート自体を拒否されたサークルさんも複数(2か所)ありました。しかもその2か所のサークルさんには冊子の受取自体を明確に拒絶されました。こんなことは今までなかったので大変驚きました。先方の頒布物を買わせていただいているわけだし(興味がわかないとしても)無料配布の小冊子をこうまで頑なに拒否されるとは思っていなかったためです。(だからと言って、少なくとも私の方は不愉快になったとかいうことは全然ありませんので、ご心配なく。) また複数のサークルさんから「(仙台は)方言で全て平板」「(岩手は)方言で全て起伏」など方言のことも言われましたが、方言との関係については、私ももっと時間をかけて確認していきたいと考えています。

 肝心の一般参加者さんとの交流は、冊子頒布・アンケート説明については、これまでと同程度の9名と一応できました。全員が男性でした。帰席時刻がいつになく遅かった割には同程度の人数だったのは、スペース配置(ブロックの中ほどではありますが入口にとても近い位置)が原因かもしれません。
 
 WEBカタログの「お気に入り」登録者数は、開催前日(8月9日)夜時点で48名でしたが最終的(8月12日当日)には54名に増えていました。新刊は無いにもかかわらず増え続けているのは、チェックを外さない(新刊に期待している)からに過ぎないでしょうが。それでも新規の方がほぼ同数いたからこそ、(隣のサークルさんへの贈呈分を除けば)52部捌けたということかもしれません。その一方、机上アンケート回答者数が26名とほぼ半数しか回答していただけなかったことは、関心の低さを示しているのでしょうか人数も回答率も過去最低でした。

 
5 今後
 次回冬コミ(コミケ95)へのサークル参加申込は済ませました。サークルカットにタイトルを明記しましたが、次回は新刊を出します。当ブログの専用ページにあるアンケートの集計結果と考察(最新版は9月上旬頃公開予定)をモノクロ印刷でまとめます。需要があるかどうか迷いもありましたが、これまでアンケートに協力していただいたサークルさんなどに贈呈することも考えており、発行することに決めました。単なる結果報告書にとどまらず、これまでのサークル活動などで(少ないながらも)得られた皆様からの反応を踏まえた「感想」と、これまでの冊子で真意が伝わりにくいと思われる部分などを解説した「補足」を追記します。特別付録も、別紙ではなく直接綴じ込むかもしれません。その結果、ページ数はこれまでの冊子と同程度になると思います。必ず発行しますので、どうぞお楽しみに。(複数の方から「結果が楽しみです」と声をかけられました。嬉しかったですが、責任も感じました。)
 

2018年8月8日水曜日

アニメちゃん

 1984年に「ウルトラマン物語」との二本立てで公開された実写映画(アニメではありません)アニメちゃん」。

 円谷プロダクション制作・松竹配給で、円谷プロと縁の深い俳優が大勢出演されています。監督は昭和ガメラシリーズの故・湯浅憲明さんです。
 12歳の少女「宇良々アニメ」ちゃん(つまりアニメは人名。弟の名前は「マンガ」。)が壁に描いた怪獣(ブースカ、カネゴン、ピグモン)が宇宙電波の影響で実体化し、宇良々家に居候し騒動を巻き起こすコメディです。

 2017年に京都のイベントで1回だけ再上映された以外、テレビ放送もビデオグラム化もされていない幻の逸品です。それが、過去投稿でも取り上げたCSテレ朝チャンネル2「EXまにあっくす特濃・帰ってきたザザーンさん (再編集版)」の第3回(今年6月放送)で放送されました。解説役のザザーン(人形)の声を当てている人(氏名不詳)のほか案内役の俳優塚地武雅さんが、気持ち良いくらい徹底して平板音されていました。

 人名としての「アニメ」なので、「アニメちゃん」と複合語になればもちろん、単独でも自然に平板発音になると思われます。「アニメちゃん」を起伏発音された方はさすがにいません(警官役の二瓶正也さんとラーメン屋店主役の辻三太郎さんがしっかり平板)。「アニメ」の発音機会があったのは、主役の(当時24歳なのに12歳の役)の声優山田恭子(現・山田ふしぎ)さん、母親役の歌手大杉久美子さん、父親役の故・出門英さん(元・ヒデとロザンナのヒデ)、祖父役の故・坊屋三郎さん、クラスメイトの小学生役の田辺潤さんともう1人(小林健一さん野口隆哉さんですが、氏名不詳)です。
 大杉さんは見事なくらい徹底して平板出門さんもすべて平板クラスメイトのもう1人平板でした。
 田辺さんはほぼ起伏でしたが、場面の流れで出門さんにつられる形(?)で2回続けて平板でした。
 坊屋さん平板でしたが、逆に場面の流れで田辺さんにつられる形(?)で1回だけ起伏でした。
 そんな中徹底して起伏だったのが主役の山田さん。明らかに意識して自分の名前を起伏発音し続けられました。OP・EDの両主題歌も唄われていますが、(コーラスの人たちはしっかり平板なのに)人名ではないと思われる「アニメ」も含めてすべて起伏でした。どう考えても起伏にこだわっていましたね。
 上記の状況からは、監督などからの指導があったとは到底思えませんので、各役者さんの判断でしょう。場面の流れで他の役者につられて(合わせて)発音が変わることはあるでしょうが、やはり個人の普段の発音に左右されるのでしょう。

 1984年というアニメブーム末期の時代において、平板発音が当たり前だった時代においても、やはり起伏発音にこだわるような人もいたということではありますね。くどいようですが、当時は平板発音が当たり前だったのです。特に若い方々にはよく知ってほしい歴史的事実です。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)