原作漫画が先頃完結した「げんしけん」は、大学のアニメ関連サークル「現代視覚文化研究会」を舞台にした青春群像劇です。2004年と2007年の2度(さらに2013年には続編の「げんしけん2代目」も)テレビアニメ化されています。
本編中に「アニメ」という単語が違和感無く登場しますが、その頻度は意外と少ないです。非アニメファンのキャラでなくても起伏発音されているシーンもあるにはありますが、基本的にはアニメファン設定の各キャラはちゃんと(原作の記述同様)平板発音しています。音響監督さんの指導があるかもしれませんが、当時の声優さんたちはきちんとしていたわけです。
2005年前後の「電車男」ブーム以降、アニメファンやオタク自体をテーマにした作品(アニメ、実写とも)が珍しくなくなりました。しかし、この「げんしけん」と違い、アニメファン(オタク)のくせに平然と起伏発音するキャラ(声優さん)が後を絶ちません。どうしてこうなっちゃったんでしょうか?きちんと「げんしけん」に倣って平板発音を徹底するよう、音響関係者(音響監督、声優など)の方々には強く意識してほしいものです。
https://youtu.be/N4xKxlzL9a4
(著作:現視研研究会、コミフェス準備会)
(※諸般の事情により、音声のみです。)
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