2025年6月28日土曜日

NHKアナウンサー(ナレーション)

 NHKの局アナウンサー(元職を含む)は、アナウンサーの中でもとりわけ目立つ存在であり、認知度も高いため、アナウンサーの代表と見られることもあります。アクセント辞典を唯一発行している放送局ということもあり、一種の権威性も帯びているとさえ言えるかもしれません。

 NHK総合で放送中の情報バラエティー番組「チコちゃんに叱られる」。6月6日放送(私が視聴したのは翌7日の再放送)回で、「アニメキャラの髪の色はなぜカラフルか」というテーマが取り上げられました。当番組のナレーションをずっと担当している元・局アナウンサー(現在はフリー)の森田美由紀さんは、何と発音機会8回とも徹底して平板発音。近年稀に見る嬉しい事例で、本当に癒されましたし、将来に希望が持てました。やはり大ベテランは違いますね。数々のニュース番組を中心に、真面目で落ち着いた語り口が印象に残っている方です。私より3歳年上で、ほぼ同世代と言えます。きっと昔から当然に平板発音し続けてこられたものと断言できます。ナレーションは、発音機会が多くなりがちのため、発音が徹底していると番組全体の流れもスムーズに感じられほど影響力も大きいのです。アニメを話題にする番組のナレーションはこうであってほしいものです。

 平板発音されるNHKアナウンサーさんは、1970年代のアニメブームの頃から決して少なくはありません。過去投稿でも触れた、山根基世さん(1989年に実例あり)、上田早苗さん(2001年に実例あり)、渡邊あゆみ(旧:久能木あゆみ、黒田あゆみ)さん(2022年などに実例あり)川野一宇さん(1984年に実例あり)、塩澤大輔さん(2017年に実例あり)、宮﨑慶太さん(2024年に実例あり)などです。
 最近は世代を問わず起伏発音が大半になっていることが大変残念なのです。また、前述の方々でも、過去投稿にあるように、塩澤大輔さんのように最近は起伏発音が目立つ場合や、ごく最近は渡邊あゆみさんのような大ベテランでさえ唯一の発音機会が起伏発音の場合さえあります。まさか同調圧力(指導まではいかなくとも誰かに意見されたとか)の結果なんてことはないと信じたいですが。

 過去投稿の繰り返しになりますが、個々の単語の発音について局側から指導を受けることは基本的に無いらしいし、自学自習の基準となるであろうアクセント辞典でも、「アニメ」という単語の平板発音はしっかり認められています。その掲載基準は、「放送で用いるのにふさわしい」「ある程度あらたまった場面で使っても、多くの人に自然に受け入れられる」「特定の地域や年代を連想させない(東京方言や若者アクセントも排除)」で、「現代における公的な場面でのことばのドレスコード」とのことです。複数併記の場合の優劣も、使用場面や聞き手によって使い分けてよい旨の解説が放送文化研究所のホームページでなされています。
 
 以前のように平板発音する人がもっと増えてくれることを願ってやみません。特にアニメを話題にする番組では局アナウンサー(すなわちアニメ業界関係者ではない方々)と言えども「通」の発音として平板発音を心がけていただければと思います。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2025年6月13日金曜日

9周年

   活動開始から昨日(6月12日)でちょうど9年になりました。その9年分の総括です。(詳しすぎるでしょうが、備忘録のつもりですのでご容赦ください。)


当ブログ自体(全295件。本件が296件目)

 アクセス総数17355回。この1年間で3500回強の増加(日平均10回弱)なわけですが、特定の月に集中的にアクセスがあったため、例年より大幅に多いです。通算では、1日平均5回強です。
 1月当たりでは、昨年7月が歴代最高(ブログ開設当初の657回を含めても!)の1352回(1日平均43回強)。海外(大半が香港からの同一人物と思われるが、それ以外にも強い関心を寄せる複数の方々が含まれると思われる)からのアクセスが連日続きほぼ全ての投稿・常設ページにアクセスしていただけたせいですね。2023年12月が歴代2位の494回ですが、昨年6月が歴代3位の443回、昨年11月が歴代7位の381回、今年2月が歴代8位の348回、昨年8月が歴代9位の333回と、この1年間でアクセス集中月が5回(うち4回は1日平均10回以上)もあります。一方で、今年4月は42回(1日平均が2回未満なのは2018年2月の44回以来の3度目で、過去3番目の少なさ。過去最低はブログ開設まもない2016年11月の33回)、今年3月は62回、昨年10月は69回と、この1年間で2桁の月が4回もありました。 
 1日当たりでは、最高は今年2月20日の228回で、当該月1か月間が前述の通り348回なので約66%を1日だけで稼いだことになります。(過去最高は2023年12月17日の380回で、当該月1か月間が前述の通り494回なので約77%を1日だけで稼いだことになります。) 
 特に極端な変動があったこの1年間でしたね。やはり、特定個人などが大いに興味を持って多くの投稿・常設ページにアクセスしていただける時期が時々訪れる、そういう状況に救われているのが現実です。もう少し安定的にアクセス数が多い状況になってほしいものです。新規投稿の有無とは関係ない(投稿直後のアクセスは極めて少ない)のも辛いですね。
まあ、フォロワーはいまだにゼロですが。

 海外からのアクセスが、依然として半数近くも占めているのは驚きです。通算では、アメリカ(3510回)、香港(1387回)、フランス(1106回)、ドイツ(845回)の順で、シンガポール、イギリス、イスラエル、ロシア、カナダ、ベトナム、ウクライナ、インドネシアと続き、この12か国・地域(+日本)が100回を超えています。この1年間は、香港が1017回(大半が昨年6〜7月)でダントツの1位、シンガポールが590回で2位合計約60か国・地域からありますが、「不明な地域」も少なからずあるのが困ったものです。特定の国から集中する日もあります。全体的に、在外日本人の方々が多いのでしょうか?(翻訳機能があるとはいえ)本当にわかるのかなあ?

 各投稿別のアクセス数(直接そのページを開いた場合のみカウント)は、全投稿295件中、100回以上は11件のみです。2019年1月1日投稿の「新年ごあいさつ&冬コミ報告」に対して、6年半経ってもアクセスは若干有り917でダントツのトップです。219回で3位の「方言との関係」は、その直前の投稿のため続けてアクセスする方々が多いことが原因なのは明らかですね。因みに2位は、林原めぐみさんなどを取り上げた「ベテラン声優さん3」の294回。これら11件を含めて80回以上17件、それらを含めて50回以上が21件、30回以上なら69件、20回以上なら167件、10回以上なら277件になります(この1年間の投稿に限ると、32回が最高で、1桁のままのものは11件です。)。周年総括やコミケ関係の投稿がアクセス少なめなのは全く問題ありませんが、同趣旨の連続案件なのにアクセス数が数倍(時には10倍以上)差がつくことがあるのはよくわかりません。
 常設ページへのアクセス(開かなければ読めないため読者数と一致)は、「初めての方へ」は通算330回、「まとめ」は通算464回、「まとめ(要約版)」は通算429回とまずまずですが、正直にいえばもっと増えて欲しいです。「コミケ参加者アンケート」は通算298回、2018年12月に作成した「参考文献」は通算86回と少なめですが、同年1月に作成した「「起伏」「平板」の意味」が307回と堅調です。そもそも言葉の意味がわからないという方がやはり多いことを証明していますね。なお、私の真意がより伝わりやすくなるようにするためなどで、2021年11月21日と12月5日に「まとめ」ページの「結章」部分などを大幅に改定し、さらに、2023年12月20日に「まとめ」ページの「アクセント辞典」の部分に重要な追記を行なっています。

 コメント(感想メールも)が、YouTubeの「クイズダービー」関連の投稿に対するコメントをくれた方(1名)が、より詳しく引き続く形で「まとめ(要約版)」の方に2022年4〜5月のゴールデンウィーク頃に合計6件もしていただけました。それに対する私の返信も3件あります。アクセントを含む言語関係に関心の高い方らしく、大変有益な情報も教えていただけました。やっと本格的に突っ込んだ議論ができて、大変嬉しかったです。その他それ以前にあった投稿は3件ありますが、1件は証拠資料映像の無編集完全版を欲しいというものなので(データ容量や提供方法の問題が大きいため)無視し、残り2件は「「アニメ」の発音については、原語「アニメーション」と比較して、起伏発音は矛盾する」という趣旨のものでした。もちろん返信しましたが、原語と異なるのは間違いではないこと、起伏発音は強く意識しないとできない発音であること、を明記しておきました。
 なお、約5年前にYouTubeの「20世紀の群像・手塚治虫」関係の投稿の方にブログの感想をくれた方が1名いらっしゃいます。一部を引用しておきます。

 「力の入ったブログで読んでいて楽しかったです。個人的な感覚としては、(特に早期の)起伏発音者にアニメを貶める意識は無い気がします。ただの「抑揚が不思議な現象」の一つかなと。正しい発音が広まって欲しいなとは思うので、自分もこれまで以上に気を付けようかなと思いました。『SHIROBAKO』で平板・起伏が使い分けられているという話には「確かに!」と膝を打ってしまいました。」(以下略)



公開証拠資料としてのYouTube投稿動画(全51件)

 ネタは事実上使い切っており、総数51件(厳密には諸般の事情で2件のみ非公開)は今後も変わらない見込みです
 アクセス総数は、約126万回(1日平均約380回、最高は2020年5月9日の約4万6059回)で、この1年間では約1万回しか増えていません。トップは、2019年6月22日公開の宮村優子さん&大月俊倫さんのBSアニメ夜話〜新世紀エヴァンゲリオン約43万7千回(2021年9月5日に40万回突破)。2位は、2016年7月24日公開の林原めぐみさんの「徹子の部屋」の約21万9千回(2022年5月26日に20万回突破)。この2件が10万回超えです。それらを含めて17件が1万回を突破し、それらを含めて43件が1千回を突破しています。
 海外からのアクセスは、全体の3%程度です。
 性別では、男性82%・女性18%と、男性が圧倒的多数ですが、ここ1年ほどは男性が大半になっています。
 年齢別では、18歳未満2%、18〜24歳16%、25〜34歳23%、35〜44歳24%、45〜54歳25%、55〜64歳9%、65歳以上1%と、まあまあのバランスです。
 なお、65歳以上が、2022年4〜6月頃は10〜20%(そのほぼ全てが女性)、2023年2月頃にも6〜8%を占めるという、驚くべき結果が出ています。今までにない集中ぶりで、特定の投稿が特に引っ張っているという感じは無く、原因は全く不明です。

 コメント数は約1200個(このうち私自身のコメント数は約130個)で、私以外のコメントが10個以上(最高は348個)ついたものが16件あります。
 高評価数(「いいね」)は約10500個で、1000個以上が2件(最高3098個、次が2039個)、それを含めて100個以上が14件、それらを含めて10個以上は38件あります。なお、低評価数も計約240個(最高は約60個)あり、高評価数との比率は約43対1となります。高めなのか低めなのか相場は不明です。
 チャンネル登録者(フォロワー)数は1482名とまずまずの結果です。一方で登録解除された方も約600
名いらっしゃいます。多めなのか少なめなのか相場は不明ですが、個人的には多めな気がします。つまり、一度でも登録した方の総数は約2080名ということになります。また、海外からのチャンネル登録者数は現在不明です。(2周年の時点では17名でした。)
 (投稿動画の)共有登録数も約2100個あり、多めか少なめか相場は不明ですが、興味を持ってくれる方が少なくないことは大変嬉しいです。
 YouTubeから当ブログへのアクセスも時々ある(通算推定約870回)ので、少しは広報効果があるようですが、もっともっと増えてほしいですね。
 外部(YouTubeでの直接検索以外)からのアクセスも数%ほどあり、グーグル約1万5千回、ヤフー約3400回が突出していますが、ツイッター約1000回、フェイスブック約360回です。肝心の当ブログからは、約80回あるようですが、期待よりも大幅に少ないですね。このほか、2(4)チャンネルからは70数回程度、ミクシィからは10数回程度あります。(この「外部からのアクセス」データは、不備があり、5周年の時点での数値と同じになっています。)

 

ブログ投稿文への窓口としてのTwitter(現:X)(全455件、本件投稿に関するツイート(ポスト)が通算430件目)

 正確な分析ができなくなってしまったため、通算のデータも正確ではありません。

 アクセス総数(他者への返信ツイートに対するアクセスを含む。)は、通算では推定約22万(1日平均は、約65回で、4年前までの通算よりも35回程度の大幅な低下)。最高は、2017年6月の8673回(最高日は1176回)。この1年間での最高は、今年5月14日の518件です(なぜか本日6月12日が1085件あったようですが。)。逆に、しばらくツイートしなければアクセス数ゼロの日もありますが、2年ほど前からゼロの日がかなり増えました。月当たりでは数百回程度、1件当たりでは何と数十回程度にまで落ち込んでいます。原因は不明です。

 返信数は、2019年正月に初めて2名の方から計3個ありました。そのうち1名の方はフォロワーになっていただけましたが、同年末にアカウント自体を削除してTwitterから撤退されてしまったのが残念です。(なお、ダイレクトメッセージをくれた方が2019年末に1名ありましたが、コミケで頒布した別テーマの同人誌の感想でした。)。また、2023年12月31日にコミケで頒布したオンデマンド本の感想をツイートされた方がいて通知が届き、返信を含めて2回ほどやりとりがありました。

 ツイート別アクセス数は、全ツイート486件(リツイート1件、他者への返信ツイート30件を含む。)中2件が突出。うち1件は2020年11月3日の「鬼滅の刃」関連で過去最高の5240回(当日が1日約1100回、2日後の11月5日が1日約1300回)。もう1件は2019年3月16日の「冬コミ購入同人誌(CDなど含む)全て読了」のリンクなしツイートで4194回(ほんの数日で2千回超えという恐ろしいほどの集中アクセス。海外のサイトででも紹介された?) 。これらを含めて約13件が2千回超えです。
 1千回超えは、これらも含めて約55件ですが、この4年間では、今年1月24日の1件のみで、本件投稿とは無関係なつぶやき(ソニーのブルーレイディスク製造中止に関する計13件の連続投稿の4件目)です。異常なほどの落ち込みで、まさか前述の鬼滅の刃関連でリンク先のブログの方に懐疑的なコメントを書いたせいかもと本気で疑ったほどです。リンク先のブログへのアクセスは8回しかないので、その可能性は無いはずですが。抽象的な表現にとどめず有名芸能人の個人名を明記した場合でも大半は変わらないので、極端な激減の原因は不明です。 コミケ関連などリンクのないものに限って100回超えする傾向があります。有名人の個人名を出しても100回に届かないことさえあります。この1年間では、計51件のうち100回以上は26件(前回と同数)に過ぎず、最高は前述の今年1月24日のブルーレイディスク製造中止に関する1015回、2位は今年6月6日の夏コミサークル参加決定の394回です。以上2件のみが300回以上です。
 なお、私自身がリツイートしたのは、2019年8月の京アニ事件関連で1件だけあります。

 フォロワー数は、入れ替わりもありつつ、一時は過去最大の9名に達しましたが、現在は8名で安定しています。
 いいね数は、現在は24件の投稿に対し計30個。最大5個ついたものがありますが、本件投稿とは無関係なつぶやき(ソニーのブルーレイディスク製造中止に関する計13件の連続投稿)です。2個ついたもので現存しているのは、京アニ事件関連のリンクなしリツイート、聖地巡礼レポート関係のリンクありツイート、この2件だけ。以前はあったのに消えてしまったものもあり、安心はできません。
 リツイート数は、現在は10件の投稿に対し計11個。うち4件はブログへのリンクを貼っていないもの。2個ついたものが1件だけ(聖地巡礼レポート関係のリンクありツイート)ありますが、以前よりも減ったものもあります。リンクを貼ってある6件は、コミケがらみが2件、アニメジャパンがらみが2件、朝ドラ「なつぞら」がらみが1件、聖地巡礼レポート関係が1件です。ブログへのアクセスが大きく増えることはありませんでした。なお、「リツイート」「いいね」の両方が付いたものは5件で、コミケがらみが1件、アニメジャパンがらみが2件、本件投稿とは無関係なつぶやき(ソニーのブルーレイディスク製造中止に関する計13件の連続投稿)が2件です。

 エンゲージメント(開封閲覧などの反応)数がなかなか増えないのが痛いですね。正直言ってリンクから当ブログへアクセスしてもらわなければ何にもなりませんので。エンゲージメントのうち当ブログへのアクセス数自体は、Twitter側では推定で通算推定約390回です。このうち通算10回超えしたのは、2017年10月13日のTVアニメ「アニメガタリズ」関連(12回)、2019年1月2日の声優関智一さんへの返信(14回)、アニメ&実写の「映像研には手を出すな!」関連2件(26回、18回)、2020年5月10日の一般芸能人の個人名を並べたテレビ番組感想の紹介(13回)だけです。最多の26回は、2020年2月8日のTVアニメ「映像研には手を出すな!」関連でした。(この1年間では、今年6月6日の夏コミサークル参加決定の5回が最多です。)  なお、ブログ側では通算約790回あり、この差が海外からのアクセス分のようです。実は、ツイートして1分もたたないうちにブログへのアクセスが2〜5件あることが以前は多かったのですが、最近はそれが無いこともあります。「1分も経たないうちの2〜5件」は相変わらず海外ばかりですが、フォローしていなければ絶対無理のはずなのに、なぜ?(海外からの場合はフォロワー数にカウントされないのでしょうか?) 


 以上です。
 総じて、発音問題自体に関心を持ってもらえる方はなかなか増えていないように思われますし、アクセスが明らかに低調になってきています。当ブログにアクセスされた方はどうか本当に簡単なつぶやき程度で結構(批判的内容ももちろんOK)ですので、ぜひコメントをしていただければと思います。
 特に、2022年5月にブログへコメントをくださった方が、「WEBアクセント辞典」的なサイトで「アニメ」が起伏発音のみの表記になっている、という恐るべき情報を提供してくださったことで、危機感が高まりました。活動の必要性を痛感しているところです。
 昨年あたりから、活動の仕方をもう少し工夫する必要性を強く感じていますが、具体的にはもうしばらく静観することになりそうです。

2025年6月6日金曜日

コミケ当選13回目

  東京ビッグサイトで開催されている世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。今夏のコミケ106に、サークル参加が無事決定しました。初申込から通算13回目の直接参加(委託も含めれば15回連続)です。 

 
 久々のアニメ(その他)」ジャンルで、1日目(8月16日(土))東6ホール「キ−28bです。
 コミケ102から全日(2日間)とも申込可能となって以来初めて、1日目(「アニメ(その他)」)に当選です。4回連続落選中だったため、「以前は3回連続落選者は優遇して当選」という暗黙のルールが有ったのに自然消滅してしまったのかと思っていましたが、何とか当選にこぎつけました。その代わり、2日目(「評論・情報」)は落選で、「全日サークル参加」の夢はやはり実現しませんでした。会場の一部が改修工事中のため抽選が厳しくなることは周知の事実だったので、2日間とも落選で委託参加を余儀なくされる状況にならずに済んだのは幸いです。ただし、「アニメ(その他)」ジャンルでのサークル参加は、通算5回目(直接参加ではコミケ91・100に次ぐ3回目)となります。 
 配置場所は、一番シャッターに近い(北寄り)島の中腹で、ガレリアからは遠いですが、まあ普通でしょう。東7ホールへも近いので、買物にも都合が良くて助かります。
 当然ながら、アニメ評論系なサークルが固まっている場所です。同じ島の反対側は声優系なサークルが固まっています。お隣は左右とも、隣り合うのは初めてですが知っている(頒布物を入手したこともある)サークルさんです。
 
 開始時刻は、相変わらず10時30分のままで、今回も改善されていません。特に2日目は、西ホールへも行かざるを得ないため、巡回ルートなどに大変悩まされそうです。

 当日の頒布物(すべて無料)は、次の通りです。

 「アニメ」の発音問題に関する評論本アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」は、2023年冬コミで発行済みの「最終版」ですが、今回も大幅に増刷します(既に半分以上を印刷済み)。前々回から、かつて実施したアンケート協力者かどうかにこだわらず、ジャンルに関係なく頒布物を入手したサークル関係者の大半に積極的に贈呈しています。昨今の状況からすれば、日本人1億2千万人全員に頒布したいくらいの本なのです。なお、本誌から分離独立させ別紙付録に戻った形の「ブログ投稿タイトル一覧」は、コミケ開催直前までの内容を追加します。

 個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきたは、前々回夏コミから、まだ取り上げていない数多くの作品についての感想を時代順に取り上げる続編(無料コピー本)が始まりました。国産テレビ作品を基本とし、劇場単独の作品や海外作品もできるだけ取り上げます。また、シリーズ物は、初出年を基準に全てを一括して(ガンダムシリーズは例外的に作品別で、その他も内容面などから分離する場合あり)取り上げます。つい最近本放送されたばかりの続編までも含め、劇場版・OVA版・配信版など全てです。なお、印刷については、前々回夏コミ(作品編④)からは、サークル贈呈は一切行わず、純粋に一般参加者頒布用のみです。
 今回は、「作品編⑥」です。1976年から1980年までなんとか終われそうです。一応、録画保存分がある作品のほぼ全てを再鑑賞(と言ってもほぼ全てが録画後初めての再生!)していますが、感想は書かずに済ませる作品もあり、視聴・録画履歴を枠囲いで取り扱う作品はごく一部で、単なるベタ打ちの作品が多いです。枠囲いになるのは、「銀河鉄道999」「若草のシャルロット」「ペリーヌ物語」くらいに留まりそうです。この3作品のうち「若草のシャルロット」以外は既に執筆完了していますが、実は「ペリーヌ物語」は2〜3年前に執筆済み(作品編③掲載候補作だったため)で、ようやく日の目をみることになります。
 海外作品は、劇場版「ネオ・ファンタジア」くらいしかないですね。
 今回は、取り上げるかどうか悩まされている作品が多いです。まず、スペシャルアニメが多い期間なのですが、同一原作で後に違う制作会社でTVシリーズが作られたものが結構あります。具体的には、1990年の「私のあしながおじさん」、1993年の「若草物語 ナンとジョー先生」、2007年の「レ・ミゼラブル 少女コゼット」。これらは今回は見送る可能性が高いです。一方で、スペシャルアニメが初出で完全に同一シリーズとみなせる「キャプテン」は「プレイボール」まで含めて完全に取り上げます。また、「火の鳥」は、完全オリジナルとはいえ劇場版「火の鳥2772・愛のコスモゾーン」をシリーズ初出作と考えるべきで、2004年のTV版まで網羅せざるを得ないでしょう。そのほか、「銀河鉄道999」シリーズについては、「銀河鉄道物語」だけは、別シリーズと考えて今回は見送る予定です。
 
 進捗状況は順調です。録画保存話数の多いもの(「銀河鉄道999」「あらいぐまラスカル」など)を優先しています。ミケ開催直前の夏季一斉休暇期間(8月9日からの9連休)は、次回冬コミ用(1981〜1985年)に取り掛かっていたいと考えており、既に1982年の「コブラ」と1983年の「装甲騎兵ボトムズ」はゴールデンウィーク終了までに、1983年の「聖戦士ダンバイン」と1985年の「蒼き流星SPTレイズナー」は(作品編③掲載候補作だったため)2〜3年前に、各々執筆完了済みです。今回分は前日の8月15日(金)にキンコーズでコピーすれば間に合うので、次回分もできるだけ先取りしていきたいですね。

 なお、無料の別紙付録「TAL版勝手にアニメ大賞」(2025年夏版)は、今年上半期(6月まで)の内容を追加した上、前回保留していた昨年のランキング等を正式に決定・発表します。前々回夏コミからは、新刊に挟み込む形で頒布しています。(既刊だけを入手する一般参加者はおそらく皆無と思われるためです。)