2025年3月31日月曜日

アニメジャパン(個別ステージ)

  去る3月22・23日に東京ビッグサイトでパブリックデーが開催された「アニメジャパン」。各ブースでのミニステージ(「個別ステージ」。前回投稿の独立した4大ステージは「全体ステージ」)について、その一部を初めてアーカイブ配信で視聴しましたので、「アニメ」の発音機会があったステージを全て取り上げます


 業界人の方々。今回視聴した中ではアニプレックスの広告担当プロデューサー竹下小春さんのみで、起伏3回・平板1回。アニプレックスは業界でも業績が良く大変目立つ企業ですし、特に広告担当ということならば、平板発音を徹底していただかないと困りますね。

 フリーのアナウンサーや司会者(タレントを含む)の方々。フリーアナウンサーの森遥香さんは、私が視聴した範囲では上表中5番の1件のみで、徹底して起伏発音。過去投稿にもあるように以前は平板基調だったので、大変残念な思いです。主にインターネット上で活動しているタレントの百花繚乱さんは、過去投稿にもあるように起伏平板が混在しており、今回も12回中1回だけとはいえ平板発音されましたので、平板基調に戻していただければと思います。フリーアナウンサーの松井佐祐里さんは、自然な感じの平板発音1回のみで、好感を持ちました。平板発音に馴染み、平板発音であり続けていただきたいものです。

 声優の方々。
 起伏のみだったのは、木野日菜さん小市眞琴さん天麻ゆうきさん七海ひろきさん春瀬なつみさん春海百乃さん林咲紀さん月城日花さん土岐隼一さん石上静香さん濱野大輝さん新崎瑞季さん遠野ひかるさん石毛翔弥さん青山吉能さん上田麗奈さん内田雄馬さん古賀葵さん鬼頭明里さん直田姫奈さん大塚剛央さんのほか、ベテラン〜中堅の小桜エツコさん佐藤聡美さん古木のぞみさん日笠陽子さん小野大輔さんこのうち、大塚剛央さんは、全体ステージでは混在でしたが、過去投稿にもあるように元々平板発音されてきている方のようですので、由々しきことです。また、小野大輔さんも、全体ステージでも起伏のみでしたが、2010年頃放送されていたTV番組「M・A・Gネット」の頃から一貫して起伏ばかりの方です。さらに、日笠陽子さんは、過去投稿にもあるように元々ほぼ起伏でたまに平板発音されることもある方なので、平板基調になっていただければと願っています。
 平板のみだったのは、三川華月さん根本京里さん水中雅章さん斉藤壮馬さん若山詩音さん富田美憂さん諏訪部順一さん。特に三川さん・根本さんはまだ若手なので、どうか悪い事例に惑わされずに平板発音を続けていただきたいものです。若山さんや富田さんは、過去投稿にあるようにいつも徹底して平板発音なので、どうか変わらないでいただければと切に思います。諏訪部さんは、過去投稿にあるように混在していますが起伏基調の方なので、平板基調になっていただければと思います。
 起伏平板が混在したのは、梶原岳人さん安済知佳さん瀬戸麻沙美さん戸谷菊之介さん伊藤彩沙さん。梶原さんは、普段は平板発音されている方と思われるくらい自然な平板発音を披露されました。過去投稿にもあるように、安済さんは元々平板基調、瀬戸麻沙美さんは元々起伏基調の方ですが、場面場面で変わるようで、特に意識して発音されてはいないようです。戸谷さんと伊藤さんは、過去投稿ではほぼ起伏だったので、平板発音に馴染みつつあるということならとても嬉しいですね。


 以上です。前回投稿の全体ステージも含め、「結局は個人」「場面により違う」といった点は変わりありませんね。アニメジャパンにおいても平板発音される方が減少傾向の気がしますが、若手でも平板発音の方々が少なくないので、希望はあります。アニメ界隈は本当にイベント過多で、声優さん同士などでも互いに影響しあったりもするでしょう。本当に予断を許しませんねえ。

2025年3月29日土曜日

アニメジャパン(全体ステージ)

  去る3月22・23日に東京ビッグサイトでパブリックデーが開催された「アニメジャパン」。今回は、昨年復活したビジネス系ステージがまた消滅してしまったうえ、興味深いステージは全てインターネット配信されることがわかったため、直接参加は取りやめました(チケットも購入せずじまい)。このような状況が続くと、次回以降も直接参加はせず配信視聴のみになりそうです。パブリックデーでのビジネス系ステージを復活させてほしいものです。
 独立したステージイベントのみ(各ブースでのミニステージは後日投稿予定)を取り上げます。REDステージ・GREENステージ・BLUEステージ・WHITEステージの4種類があり、BLUEステージ・WHITEステージの後方のみが無料の立席となる以外は、全て事前抽選です。
 インターネット配信は、YouTube(一部はニコニコ生放送)で無料アーカイブ(生配信後も一定期間視聴可能)で観られるものは全て完全視聴しました。そのうち、「アニメ」の発音機会があったステージを全て取り上げます






 業界人の方々。今回視聴した中ではアニプレックスの有名プロデューサー高橋祐馬さんのみ。過去投稿にもあるように最近は起伏発音ばかりになってしまっているようです。アニプレックスは業界でも業績が良く大変目立つ企業なので、業界人としての自覚を一層強く持ち、きちんと平板発音していただかないと困りますね。

 業界関係者(異業種クリエイター、評論家などを含む)の方々。過去投稿にもあるように、作家の福井晴敏さんは元々起伏発音のみ、アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんは元々平板発音のみの方です。福井晴敏さんは、ヤマトシリーズの最新作では総監督までも務めるわけですので、そろそろ平板発音に馴染んで平板基調になっていただきたいものですね。

 局アナウンサーの方々。日本テレビの佐藤梨那さん、テレビ東京の竹﨑由佳さん、いずれも起伏発音のみ。最近の局アナウンサーさんの発音傾向ではありますが、30歳前後の比較的若い世代のためでしょうか。なお、ニッポン放送の吉田尚記さんは、今回視聴した中では起伏発音のみでした。
 フリーのアナウンサーや司会者(タレントを含む)の方々。松澤ネキ(旧:松澤千晶)さん田口尚平さんは、起伏基調で平板も混在でした。天津飯大郎(旧:天津向)さんは、今回視聴した中では平板基調で起伏気味が2回ありました。
 ただ、上表中15番「薬屋のひとりごと」関係ステージでは、司会者(登壇者も)の比較的若い女性が、自己紹介が最後まで無く氏名不詳ですが、平板発音でした。ぜひお名前を知りたかったのですが、もしかするとプロデューサーかフリーの司会者かもしれません。

 アーティスト(音楽関係者)の方々。上表中7番「ヴィジランテ」関係ステージで、ED主題歌を担当するバンド「yutori」のボーカル佐藤古都子さんが、起伏平板1回でしたが、普段は平板発音という感じだったのが嬉しかったですね。上表中16番「ガンダム」関係ステージで、ED主題歌(劇場先行版では挿入歌として使用)を担当するバーチャルアイドル歌手の星街すいせいさんが、起伏のみでしたが、最近のバーチャル系タレント(Vtuberなど)はネット社会の最前線で活動している方々なので、平板基調であってほしいものですね。

 声優で司会を担当された方々。上表中5番「ONE PIECE」関係ステージで、山口勝平さんが、起伏平板が各6回でしたが、元々平板発音してきたベテランなので、最近の悪しき傾向に影響されつつある感じを受けました。上表中17番「Dr.STONE」関係ステージで、河西健吾さんが、起伏1回・平板2回で、平板発音が先でした。ゲスト登壇された上表中3番「怪獣8号」関係ステージでも起伏平板各1回でした。この方はやはり元々平板基調の方なのだと確信できました。その他、若手の坂泰斗さん新祐樹さんは、いずれも起伏のみでした。

 ゲスト登壇された声優の方々。
 起伏のみだったのは、加藤渉さん金本涼輔さん中村悠一さん梅田修一朗さん狩野翔さんをはじめ、元々起伏発音のベテラン宮本充さん置鮎龍太郎さんのほか、過去投稿では起伏平板が混在の田中真弓さん大久保瑠美さん石見舞菜香さん小林千晃さん花江夏樹さん小松未可子さん小林裕介さん、過去投稿では起伏ばかりの中井和哉さん木村昴さん福西勝也さん潘めぐみさん林勇さん悠木碧さん小野大輔さん
 平板のみだったのは、永瀬アンナさん土屋神葉さんのほか、長谷川育美さん島崎信長さん豊崎愛生さん。永瀬アンナさんは、今年1〜3月に放送のTVアニメ「全修。」でアニメ監督役(主役)を演じる中で3回発音機会があり、第2・3話で起伏各1回だったものが第8話で平板1回のみでした。元々平板発音されてきた方なのか、それとも私のSNSでの指摘を理解して平板発音に変えていただけたのかは不明ですが、大変良い傾向だと思います。土屋神葉さんは、「機動戦士ガンダム・ジークアクス」劇場先行版アンバサダーも務めるなどメディア露出も結構あるので、平板発音を今後も徹底していただけることを切に望みます。豊崎愛生さんは、前回投稿にもあるように、元々は平板発音されていたのに起伏基調になってきていた方なので、大変嬉しかったです。
 起伏平板が混在したのは、大塚剛央さん佐倉綾音さん小野賢章さん。大塚剛央さんは、過去投稿では平板で、昨年6月2日放送の「【推しの子】振り返り特番」では起伏だったので、元々は平板発音されてきた方なのかもしれませんが、平板基調であっていただきたいものです。佐倉綾音さんの平板発音は初めて耳にしたので、大変驚きました。小野賢章さんは、時間的に先だった上表中21番「ラスカル」関係ステージで起伏1回のみだったのに、時間的に後だった 上表中19番「カラオケ行こ」関係ステージでは平板2回のみに変わっていたのはなぜでしょうか。過去投稿にもあるように、元々どちらかだったのかはっきりしない方なので、状況に応じて使い分けているのかもしれませんが。
 

 以上です。「結局は個人」な情勢は変わりありませんね。アニメジャパンにおいても平板発音される方が減少傾向の気がしますが、意外な方が平板発音を披露されることもあるため、希望は残っています。アニメ界隈は本当にイベント過多で、声優さん同士などでも互いに影響しあったりもするでしょうから、予断を許しません。アニメ界に関わる方々全てが、「アニメは元々平板発音が正統」ということをどれだけ理解していただけているかが肝だとは思っていますので、この活動の意味はあると信じています。


2025年3月23日日曜日

最近の声優さん 3

 ここ半年ほどの声優さんの状況をまとめて取り上げます。


 CSのAT−Xで不定期放送の「音で聴くAT−X」。昨年8月31日放送の「夏色スペシャル」の回。司会(DJ)の豊崎愛生さんは、最近は起伏発音ばかりになってしまっているのですが、起伏8回・平板1回で、久しぶりに平板発音を聞かせていただけました。やはり元々平板発音で馴染んできた方とお見受けしますので、平板基調に戻ってもらいたいなあと思います。

 昨年放送されたアニメ「2.5次元の誘惑」。発音機会があった出演者は全員が起伏発音でした。過去投稿にあるように平板発音も多い鬼頭明里さんでさえも。メインキャラ奥村政宗役の榎木淳弥さんは、本編では通算8回すべて起伏発音。ところが、特別編では平板1回。過去投稿にもあるように、元々平板発音されてきた方のようなので、自主的に起伏発音に変えてきていたのでしょう。どうか本編でも(指導は特にないはずですので)平板発音していただきたかったものです。
 なお一方で「コミケ」については、いずれも女性コスプレイヤーの役柄ですが、前田佳織里さん平板のみ通算3回、鈴代紗弓さんM・A・Oさん平板のみ通算各1回でした。漫画家役の諏訪部順一さん起伏のみ通算1回、コスプレカメラマン役の杉田智和さんは(特別編のナレーションを含めて)起伏のみ通算2回でした。役柄というよりはご本人の普段の発音(コミケへの関心度)が反映されているような気がしますが。

 昨年放送されたアニメ「【推しの子】」第2期。通算第13話のみ発音機会があり、漫画家役の伊藤静さん起伏1回のみでした。第1期と同様ですが、過去投稿にあるようにかつては平板発音もされていただけに、残念です。
 なお一方で「ドラマ」については、通算第16話で、伊駒ゆりえさん小林裕介さんがいずれも平板各1回でした。業界人的発音としてそうしたのかご本人が元々そうなのかは不明です。過去投稿にもあるように、伊駒ゆりえさんは「アニメ」も平板、小林裕介さんは「アニメ」はほぼ起伏の方です。
 いずれにしろ、そのため余計に、「アニメ」と「ドラマ」への認識の差が気になりました。当作の世界観自体は明らかに「ドラマ」中心なわけですが、声優さんご本人の普段の意識・認識はどちらが主なのかです。

 BS11で放送中の「Anison Days(アニソン・デイズ) 」。岡咲美保さん平板1回、初出演の内田彩さん起伏気味1回・平板1回でした。過去投稿にあるようにお2人とも元々は平板基調の方だったので、どうか平板発音を貫いていただきたいものです。3人組声優ユニットPROTOSTARは、山口諒太郎さんこそ起伏1回のみでしたが、過去投稿で起伏だった戸谷菊之助さん平板1回のみ、元々俳優の平井亜門さん平板3回のみ。少し意外でしたが、とても嬉しかったです。グループ内で感化し合って3人とも平板発音が徹底すると良いですね。

 CSのAT−Xで放送中のClub AT-X」。4種類ある番組形態のうちお笑い芸人の天津飯大郎さんと声優の森川智之さんが司会の「夜NA夜NAサタデー とりあえず生!」。昨年12月7日初回放送の第532回。藤田咲さんは、起伏2回・平板1回で、平板が先でした。三上枝織さんは、起伏1回。過去投稿にもあるように徹底して平板発音の方だったのに、徹底して起伏発音の大和田伸也さんとともにAT−DX(AT−Xの配信専門チャンネル)「大和田伸也のチンボラソ・トゥーハン」の司会を務めているせいかも。大変残念ですが、平板発音を(できれば大和田伸也さんを感化するほどに)貫いていただければと切に思います。


 総じて、声優さん自身も、発音の揺れがあったりするわけですが、強い指導がなければ(指導があること自体問題ですが)、変に忖度したり同調したりせず、ご自身の普段の発音を貫いていただきたいですし、元々は平板発音が正統ということを意識して平板基調に努めていただきたいと思います。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2025年3月1日土曜日

最近どーよ!?(落ち葉拾い4)

 ここ半年ほどのテレビ番組の感想から落ち葉拾いをします。今回は、アニメ業界関係者以外の素人や一般芸能人を中心に紹介します。


 テレビ東京系で昨年9月6・13日放送のドラマ「鉄オタ道子、2万キロ〜秩父編」。ローカル鉄道駅周辺を舞台にした鉄道オタクたちを描いたセミドキュメンタリー風の作品です。秩父ゆかりのアニメ「心が叫びたがってるんだ。」などの聖地巡礼が話題となり、発音機会がありました。主演女性の玉城ティナさんは残念ながら起伏1回のみでしたが、ゲスト出演の聖地巡礼者カップル役の女性滝沢恵さん起伏1回・平板2回でした。アニメファンらしい平板発音をしてくれて嬉しかったですし、実写・アニメ問わずアニメファンはこう描かれてほしいと思いました。

 BSスターチャンネルで昨年10月13日放送の「「宇宙戦艦ヤマト」放送50周年記念!特別無料生放送SP」。アシスタントのタレント市川紗椰さんは、起伏2回のみ。アニメファン&鉄道ファンとしても知られており、過去投稿では徹底した平板発音だったのに、どうしてしまったのでしょうか。まさか周りの悪影響で勘違いで変えてしまったのだとしたら、由々しきことです。一方、司会の映画研究家よしひろまさみちさんは、平板2回のみ。市川紗椰さんよりも後に発音機会があったにも関わらずですから、元々平板発音されてきている方なのでしょう。特にアニメ好きというわけではないようですが、それだけに嬉しかったです。なお、ゲスト2名(実写映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」監督でもある山崎貴さん、お笑い芸人濱口優(よゐこ)さん)には発音機会がありませんでした。

 テレビ朝日系で放送中のドキュメンタリー「テレメンタリー2024」。昨年11月23日放送の「ジャンプの夢・現代版トキワ荘まんが道」。ナレーションのフリー(元テレビ朝日)アナウンサー渡辺宜嗣さんは残念ながら起伏1回のみでしたが、漫画家育成事業「トキワ荘プロジェクト」を担うNPO法人LEGIKA(レジカ)の理事長小崎文恵さん平板1回のみで、とても勇気付けられました。アニメ文化に積極的に接触する素人の方々はやはり平板発音であってほしいですから。


 今回は、以上です。意外な方が意外な発音を披露されることは今後も続くでしょうが、大勢として平板発音者が増えていってくれればと思わずにいられません。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)