2024年7月27日土曜日

一般芸能人 20

 最近半年間ほど(一部は昨年のものも)のテレビ番組でまだ取り上げていないもので、特に一般芸能人(アニメ歌手・声優以外の芸能人)のものが少しまとまって残っているので、今回まとめて紹介します。


 NHKBSで放送中の「ザ・プロファイラー」。昨年12月21日放送の「やなせたかし」の回。司会の俳優岡田准一さんが以前と変わらずしっかり平板(1回)で、とても嬉しかったです。ナレーションの声優笠間淳さんは、残念ながら起伏のみ(3回)でしたが。

 2月17日にNHKBSで放送された「玉木宏が行く遥かなる南米鉄道の旅」(第1回ペルー・チリ編)。レストランのウェイターに話しかける中で、ウェイターは(スペイン語ですが)起伏平板各1回だったのに対し、玉木宏さん平板のみ(1回)でした。過去投稿と異なりますが、元々は平板発音されてきた方なのだろうと推察されます。

 NHK教育で放送中の「♯バズ英語〜SNSで世界をみよう」。5月7日放送の「海外でバズるアニソン」の回。司会の太田光さんらに発音機会はありませんでしたが、ミュージシャンのヒャダイン(前山田健一)さんが発音機会3回とも徹底して平板で、以前と変わっていないことが確認できてホッとしました。ナレーションのOwen真樹さんは、残念ながら起伏のみ(1回)でしたが。

 フジテレビ系で放送中の「私のバカせまい史」。6月13日放送の「グルメ漫画リアクション史」。司会のバカリズムさんが、以前と変わらず平板のみ(1回)でホッとしました。やっぱりこの方は本物です。露出度も比較的高いと思われるので、もっともっと発音機会が増えて、世間一般に平板発音が浸透するようになってほしいと切に思います。

 TBS系で放送中の「日曜日の初耳学」。3月10日放送の「津田健次郎」の回。司会の予備校講師でタレントでもある林修さんは、平板のみ(1回)で、最近はほぼ平板発音が定着している感じで嬉しかったです。ゲストの声優津田健次郎さんは、起伏1回・平板2回で、平板基調だったのは林修さんに(安心して)合わせたのかもしれませんが良かったです。ナレーションの声優永田亮子さんは、残念ながら徹底して起伏(5回)でしたが。

 CSのAT−Xで不定期放送中の「あにめすこ〜ぷ・アニメを本職に見せたら聞いた事ない話が飛び出した件」。5月3・10日放送の「ランウェイで笑って」編。ファッションモデル3名のうち2名に発音機会があり、タレント活動もしているIVANさんは残念ながら起伏のみ(2回)でしたが、俳優でもある高橋ユウさん平板のみ(1回)で、大変嬉しかったです。司会の岩井勇気さん徳井青空さんも、冒頭タイトルコールを除き徹底して平板だった(岩井さん4回、徳井さん1回)ので、(特に徳井青空さんは久しぶりだったので)とても嬉しい気持ちで視聴を続けられました。ナレーションのテレビ東京アナウンサー中原みなみさんは、残念ながら起伏のみ(2回)でしたが。

 7月13日にフジテレビ系で放送された「国民的アニメの祭典・サザエまる子ワンピ鬼滅ちいかわ・55年分の名シーン4時間SP」。ナレーションを含む 11名中発音機会があったのは6名。司会のお笑い芸人川島明さん(麒麟)は、起伏平板各2回ですが、前半は平板のみで後半は起伏のみでした。同じく司会のお笑い芸人チョコレートプラネットのお2人は、長田庄平さん起伏のみ(1回)、松尾駿さん平板のみ(1回)と、見事に分かれました。今後は、両名の力関係(?)などでどちらかに偏るのでしょうか。その場合は、是非とも平板の方でお願いしたいものです。お笑い芸人せいやさん(霜降り明星)は起伏のみ(1回)でしたが、お笑い芸人ヒコロヒーさん平板のみ(2回)。ヒコロヒーさんは、とても自然な感じで、普段から徹底して平板発音されていると推察でき、とても好感を持ちました。ナレーションの声優立木文彦さんは、残念ながら(過去投稿と同様に、インタビュー時はともかくナレーション時は相変わらず)徹底して起伏(7回)でしたが。


 今回はここまでにしておきます。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2024年7月20日土曜日

最近どーよ!?(作品系)

 最近半年間ほどのテレビ番組でまだ取り上げていないもので、アニメ作品関連を取り上げます。具体的には、本編、関連CF(CM)、関連特番です。作品自体は昨年(半年以上前)のものも含みます。


 アニメ本編中は、次の通り。
 昨年放送された「星屑テレパス」(何と実写ドラマも現在放送中)。唯一発音機会があった宝来遥乃役の永牟田萌さんが、さらりと自然な平板発音(1回)でした。最近では本編中での平板発音は滅多に聴けないので、本当に心が震えました。
 4月22日にCSチャンネルNECOで放送の映画「幸福路のチー」(2017年台湾)吹替版。主人公のチー役の安野希世乃さん起伏発音(2回)でしたが、チーの母役の八百屋杏さん起伏2回・平板1回でした。

 番組関連CF(CM)は、次の通り。
 4〜6月に放送されていた「アストロノオト」のブルーレイ宣伝CF(CM)。無職の若林富裕役の杉田智和さんが、意外にも平板発音(1回)されていました。過去投稿では起伏基調だったので、本来は平板発音されてきた方なのかもしれませんが、大変嬉しかったです。
 現在放送中の「多数欠」のスマホアプリ宣伝CF(CM)。神臣役の三上枝織さんが、しっかり平板発音(1回)されていました。以前から徹底して平板発音されている方なので、ホッとしました。
 これらのことから、CF(CM)は制約がほぼ無く基本的にはご本人に任されていることがよくわかります。

 4〜6月に放送されていた作品の主な関連特番は、次の通り。
 3月28日にCSのAT−Xで放送の「TVアニメ「ゆるキャン△SEASON3」放送直前〜「ゆるキャン△」へようこそ」。発音機会が唯一あった原紗友里さんは、起伏平板各1回で、普段は平板基調という感じでした。
 4月3日にBSフジで放送の「放送直前特番「リンカイ! SPECIALきゃんぷ」」。発音機会があった5名のうち、遠野ひかるさん起伏のみ(8回)、長谷川玲奈さん起伏(1回)、佐々木李子さんが前回投稿と異なり起伏気味(1回)だったのに対し、川村海乃さん起伏1回・平板3回、葵あずささん起伏平板各1回、と分かれました。若手ばかりだし、良い傾向と言えなくもありませんが、互いに影響し合う中で平板基調に揃っていけば良いなあとも思います。
 4月4日にNHK教育で放送の「今からでも楽しめる! 響け! ユーフォニアム」。ナレーションの黒沢ともよさんは、投稿はしていませんが基本的に起伏発音しか耳にしたことがなく、残念ながらこれまでと変わらず起伏(1回)でした。NHKということは無関係だと思いますが。
 6月23日にCSのAT−Xで放送の「じいさんばあさん若返る」最終回オーディオコメンタリー版。ばあさん役の能登麻美子さんには発音機会が無く、じいさん役の三木眞一郎さんは、起伏(1回)でした。ベテランなのに残念です。

 そして、4〜6月に放送されていた「声優ラジオのウラオモテ」。アニメ本編(全12話)中では、発音機会があった全員が起伏だったのは、予想通りとはいえ大変残念。特に、放送作家役の福圓美里さん(2回)、声優マネージャー役の小清水亜美さん(2回)、アニメ監督役の川田紳司さん(1回)はショックでした。主人公の母役の柚木涼香さん(1回)や主人公たちのクラスメイト役の島袋美由利さん(1回)も、アニメと無関係な素人役とはいえ残念。そして、主人公の声優(互いに同級生)役の伊藤美来さん(6回。うち1回は「ニ」にアクセントがある感じ)&豊田萌絵さん(3回)。現実のアニメ監督は、(谷口悟朗さんのような例外もいるにはいますが)業界人として当然に平板発音なのです。もしかすると起伏発音で統一するよう指示が出ていたのかもしれませんが、由々しき事態だと思います。一方で、当作の同時期関連特番「声優ラジオのナカノヒト」(全9回)は、指示も無く規制が緩いと思われ、伊藤美来さんは起伏20回(うち1回は「ニ」にアクセントがある感じ)・平板1回、豊田萌絵さんは起伏12回・平板4回。過去投稿にもあるように、伊藤美来さんは元々平板発音(「スパイ教室」関連特番など)だった方で、豊田萌絵さんも元々起伏平板が混在していた方です。伊藤さんが豊田さんにつられた感じの1回を除き徹底して起伏発音だったことは、残念の極みです。何とか元に戻っていただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2024年7月13日土曜日

最近どーよ!?(音楽系2)

 最近半年間ほどのテレビ番組でまだ取り上げていないもので、音楽(アニソン)関連番組のうち歌唱がメインの番組をまとめて取り上げます。


 3月29日にCSファミリー劇場で放送の「声優紅白歌合戦2023」(2023年5月にパシフィコ横浜国立大ホールで開催)。「アニメ」の発音機会があったのは4名。若手(男性)の榊原優希さんは、残念ながら起伏のみ(1回)でした。子役上がりで大ベテランの冨永みーなさんは、平板のみ(1回)で、ホッとしました。起伏気味でのナレーションを耳にした記憶もありますが、大ベテランらしく変わらないでいていただきたいものです。既に中堅に近い若手の富田美憂さんは、最後のあいさつ時こそ起伏気味でしたが、他は全て平板(3回)で、とても嬉しかったし、過去投稿と併せてやはり元々平板発音されてきている方なのだと確信できました。今後もどうか変わらないでいていただきたいですね。司会を務めたお笑い芸人の柳原哲也さん(アメリカザリガニ)は、昔から変わらずしっかり平板(1回)で、何よりも嬉しかったです。

 5月5日にBS松竹東急で放送の「タツノコプロ創立60周年記念特別公演」(2023年1月9日に東京「Zepp Diver City」で開催)。制作スタッフやゆかりの声優・歌手が多数出演しましたが、「アニメ」の発音機会があったのは3名のみで、全員が徹底して平板堀江美都子さんが3回、ささきいさおさんが1回、監督でタツノコプロの顔とも言える笹川ひろしさんが3回。これが本来のアニメイベントの姿なのです。これで良いのです。全てのアニメイベントがこうであってほしいものです。

 NHK総合で放送中の「うたコン」。6月18日放送のアニメソング特集。ゲストのうち発音機会があったのは歌手2名のみ。女性アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」の鎮西寿々歌さん起伏のみ(1回)、ロックバンド「マカロニえんぴつ」のボーカル&ギターのはっとりさん平板のみ(1回)。マカロニえんぴつはアニソンも歌っているので当然とも言えますが、好感が持てます。司会2名のうち、局アナウンサーの赤木野々花さんはナレーションを含め相変わらず徹底して起伏でしたが、俳優の谷原章介さん起伏1回・平板1回でした。やはり俳優などのタレントさんは自由度が高いのでしょう。過去投稿では平板のみでしたが、是非とも平板発音を貫いていただきたいものです。

 CSファミリー劇場で放送中の「オーイシ×仲村の想い出アニソン同好会」。2月18日放送回のゲストは声優の大塚明夫さんで、起伏3回・平板1回。平板は最初の1回のみでしたが、過去投稿にもあるように元々起伏基調の方です。顔出しも多い方なので、できればベテランらしく平板基調になっていただけないものでしょうかねえ。司会の声優仲村宗悟さんは、起伏5回・平板1回でしたが、ゲストと影響しあったのか、逆に最後だけ平板という感じ。過去投稿にもあるように元々平板だったのに起伏が増えてきている方なので、本来の姿に戻っていただければと思います。3月31日放送回のゲスト5名のうち発音機会があったのは3名。声優の林勇さんが過去投稿同様に起伏のみ(2回)、声優の伊藤彩沙さん起伏のみ(1回)、歌手のMachicoさん平板のみ(1回)。Machicoさんはインタビューに起伏発音で答えているのを視聴した記憶があるのですが、今回はしっかり平板で、意外ですが嬉しかったですね。

 BS11で放送中の「Anison Days(アニソン・デイズ) 」。起伏のみだったのは、2月23日放送の亜咲花さん(1回)、3月8日放送(初公開部分)のReoNaさん(1回)、3月15・22日放送のFLOWのギターのTAKEさん(4回)、5月11日放送の i☆Risの芹澤優さん(1回)、6月28日放送の大黒摩季さん(1回)、7月12日放送の寺島拓篤さん(3回)。平板のみだったのは、2月2日放送の丁(tei)さん(1回)、3月15日放送のFLOWのボーカルのKEIGOさん(1回)、4月5日放送のZAQさん(1回)、4月14日放送の佐々木李子さん(1回)、6月14日放送の幹葉(スピラ・スピカ)さん(1回)、6月21日放送のカノエラナさん(4回)。起伏平板が混在(全員が1回+1回)だったのは、3月15日放送のFLOWのボーカルのKOHSHIさん、5月3日放送の前田佳織里さん、5月24日放送のCHiCOさん。正直、平板のみの方々が思いの外多く、少し安心しました。特に、カノエラナさんは、大変なアニメ好き(当番組向けプロフィールでも大量の作品名を掲げたほど)らしく、過去投稿では起伏平板が混在だったのに、気持ち良いくらい徹底して自然な平板発音になっていて、大変好感を持ちました。当回での司会森口博子さんも久々に発音機会が(1回のみですが)あり、これまた久々に平板発音を披露してくれました。丁(tei)さんの回では、司会の酒井ミキオさんも久々に発音機会が(1回のみですが)あり、平板発音で安心しました。FLOWの5名のメンバーのうち発音機会があった上記3名(今回発音機会がなかったベースのGOT'Sさんは過去投稿では起伏)は、見事に結果が別れましたが、アニメソングとも関わりが深いグループなので、平板発音に徹してもらえるようになれば嬉しいですね。このほか、過去投稿では平板だったのに今回は起伏だった亜咲花さん、過去投稿では起伏平板が混在だったのに今回は起伏だったReoNaさん・寺島拓篤さんは、どうか自信を持って平板基調に戻っていただきたいものです。前田佳織里さんのように、過去投稿では起伏ばかりだったのに今回平板発音を披露してくれた方もいますが、大黒摩季さんのように、何かの番組で平板発音を披露してくれていた記憶があるのに、今回起伏発音だった方もいます。

 総じて、「結局は個人」なのですが、アニメソング(アニメ音楽)に関わる方々は、普段から自覚していただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2024年7月6日土曜日

最近どーよ!?(音楽系1)

 ここ半年ほどのテレビ番組のレポート(「アニメ」の発音状況など)が結構たまってきているので、数回に分けてまとめて取り上げます。今回は、音楽(アニソン)関連番組のうちバラエティー系(歌唱がメインではない)についてです。


 3月29日にBS日テレで放送の「GEKIBANG」。劇伴(BGM)をテーマにした貴重な番組です。ナレーションの声優高橋李依さんが徹底して起伏発音(5回)は予想通り。発音機会があった一般芸能人のうち、歌手の斉藤円香さん(OCHA NORMA)は起伏(1回)だった一方、お笑い芸人のみちおさん(トム・ブラウン)は起伏2回・板1回で、アニメ好きらしいので平板基調になっていただければと思います。司会のお笑い芸人天津飯太郎(旧:天津向)さんは、最初の1回こそ起伏でドキッとしましたが、後は徹底して平板(5回)で安心しました。
 問題はここから。作曲家として発音機会があった高橋康治さん宮崎誠さんは、いずれも発音機会は1回のみですが起伏気味でした。音楽業界人もアニメに直接関わる方々は平板発音を徹底していただきたいものです。

 4月21日にテレビ朝日系で放送の「アニメ好き外国人がガチで投票!世界アニソン総選挙」。ナレーションは過去投稿で取り上げましたが、それ以外で発音機会のあった方々です。司会の爆笑問題は、田中裕二さん起伏気味のみ(1回)、太田光さん起伏2回(うち1回は起伏気味)でした。佐久間大介さん(Snow Man)は起伏2回・平板1回で、アニメ好きで過去投稿にもあるように平板基調のはずなのですが、どうも良くありませんね。コスプレイヤーのユリコタイガーさんは、発音機会は1回のみですが平板で、過去投稿にもあるように起伏平板が混在している方だったので、良い傾向ですね。タレントの渡邉美穂さん(元・日向坂46)は、過去投稿のドラマ「声春っ!」出演時と特に変わらず、起伏気味2回のみでした。ゲストの声優では、潘めぐみさん起伏のみ(3回)、松本梨香さんが起伏のみ(1回)、堀川りょうさん平板のみ(1回)、宮村優子さん平板のみ(1回)でした。なお、素人の外国人で唯一発音機会があったスペイン人女性が平板のみ(1回)だったのは、とても嬉しかったです。アニメ好き外国人は、日本語音声のまま配信で視聴する方々も多い時代なのでとても心配だったのですが、まだまだ大丈夫(!?)のようです。

 5月26日にテレビ朝日系で放送の「EIGHT−JAM」(旧「関ジャム完全燃SHOW」)の2022年10月16日以来の)アニソン特集回。ナレーションの声優小野寺一歩さんが徹底して起伏(7回)なのは予想通り。一般芸能人では、宮田俊哉さん(Kis-My-Ft2)が相変わらず起伏のみ(2回)、タレントのファーストサマーウイカさんが過去投稿と異なり今回は起伏(1回)だった一方、お笑い芸人の山崎弘也さん(アンタッチャブル)が平板(1回)でした。声優の林鼓子さんは、起伏1回・平板2回で、最初以外は平板だったので、好感を持ちました。
 問題はここから。音楽評論家の冨田明宏さんは、起伏5回・平板4回(前半は起伏ばかりで後半はほぼ平板)で、元々は平板なのに最近の風潮に押されて起伏にしているという感じが強くなっており残念です。音楽プロデューサーの山内真治さんは、業界人(アニメ企画会社アニプレックス)なのにあろうことか起伏3回・平板1回で、後半にやっと平板発音を披露したという感じで、「ゲーム」も平板のみ(1回)でした。暗澹たる気持ちにさせられます。業界人としてしっかりしていただきたいものです。


 今回はここまでです。次回は、歌唱がメインの音楽番組をまとめて取り上げます。

(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)