最近のテレビ番組の落ち葉拾いをする中で、とりあえずこの年末年始の特別番組を中心に少し先行して取り上げます。
12月26日に日本テレビ系で放送の「さんま御殿4時間スペシャル〜年末だよ! 国民的人気アニメ声優が夢の共演!」。最初の約1時間が声優11名出演によるものです。明石家さんまさんはいつものように発音機会5回とも徹底して平板で安心させてくれました。他の一般芸能人でも、岩井勇気さんのみに発音機会があり、起伏1回・平板2回でした。しかも起伏だったのは最初のみで、明石家さんまさんにつられたのか安心してなのか、その後は平板だった形です。ナレーションの女性(氏名不詳)は、発音機会2回とも起伏でしたが。出演声優の中で発音機会があったのは、意外にも上田燿司さんただ一人。発音機会1回のみで、大変残念ながら起伏でした。過去投稿にもあるようにアニメ「おそ松さん」本編内を含め平板発音されてきた方なのですが、周りからの悪影響で起伏に変わってしまったのだとしたら・・・。
12月31日にNHK総合で放送の「第74回NHK紅白歌合戦」。例年以上にアニメ主題歌がかなり登場しましたが、当該アニメの紹介場面などでナレーションを担当した声優御二方は、高橋李依さんが起伏1回のみ、榎木淳弥さんが起伏2回のみでした。特に、榎木淳弥さんは、過去投稿にもあるように、もともと平板発音されていた方に違いないにも関わらず最近は起伏発音ばかりになってしまっている感じの方です。前述の上田燿司さんのような事例とも併せ、大変危惧しています。
12月29日にCSのAT−Xで放送の「これまでも、これからも! AT−X開局25周年アニメランキングスペシャル」。年末恒例のアニメランキングの他に1997年12月開局(前身のおたっくビームやバンダイキャラネットTVの期間は除く)以来の約3700ある全番組についてのランキングも発表する特番です。総合司会の声優小野坂昌也さんは、起伏2回・平板3回でした。司会のROLANDさんは、今回は発音機会2回とも平板でした。もう1人の司会の松澤千晶さんは、起伏2回・平板1回で、これとは別に「アニメ専門チャンネル」をきちんと(日本語の原則からは当然なのですが)平板発音されていました。後半は全員が平板でした。アニメ専門チャンネルのアニメ情報番組は、これくらいでないと困ります。
テレビ東京系で12月26日放送の「劇場版「SPY×FAMILY CODE:White」公開記念特番」と1月6日放送の「劇場版「SPY×FAMILY CODE:White」大ヒット記念特番」。出演声優では、江口拓也さんが前者1回・後者3回とも、種崎敦美さんが後者1回のみ、いずれも起伏でした。過去投稿にもあるようにもともと起伏発音されている方々(江口拓也さんはアニメ本編中で1回のみ平板だったことがありますが)なのですが、やはり不満です。一方で嬉しかったのが、後半で1回のみ発音機会があった劇場版出演の俳優中村倫也さん。何と、しっかりとした平板でした。特にアニメ好きというわけではないようですが、過去投稿にもあるように実写映画「ハケンアニメ!」出演時は起伏だった方です。それなのに・・・もともとは平板発音されてきた方だと確信し、好感度が上がりました。本職(つまり「玄人」)の声優さんたちこそこういう「素人」を見習っていただきたい、と言わざるを得ない状況には苛立ちさえおぼえます。
今回は以上です。初めて取り上げる方(お名前を桃色で表示)がいないのは今回が初めてかもしれませんが、過去に取り上げている方(お名前を茶色で表示)がどんどん増えるのは必然ではあります。落ち葉拾いはまだ続きますが、独立したテーマの投稿も既に目処がついています。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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