外国人について久々にまとめて取り上げます。
まずは、素人ではありますがTV番組にレギュラー出演されている半タレント(?)の方々です。
NHKBS(旧:BS1)で放送中の「COOL JAPAN」に出演している外国人の方々(番組中では全員英語)は、ほぼ全員平板発音をいつも繰り返しています。9月24日放送の「おにぎり」の回でも、フランス人のヴァンソンさんやイタリア人のアントニオさんが明確な平板発音をされていました。一方で、中国人のジィ・ヤンさんが(出演者の中では大変珍しく)起伏発音をされて驚きました。あまり良くない傾向ですね。
次に、素人(一般のアニメファンなど)の方々です。
過去投稿で一度取り上げましたが、10月7日にテレビ朝日系で放送の「1万人が選ぶ! ついに決定! 令和VS平成VS昭和アニソンランキング」。実は、かなりの数の素人に街頭インタビューなどがされていました。日本人5名・外国人3名に単独語としての「アニメ」の発音機会がありました。日本人は、20代(?)と40代の男性各1名の計2名が平板発音でした。外国人は、アメリカ人男性1名だけが起伏発音で、ベルギー人女性とドイツ人女性が平板発音(ドイツ人の方は発音機会が2回あり全て平板)でした。やはり、こうでなくちゃいけませんよね。
続いて、素人のうち学識経験者です。
10月31日にNHK教育で放送の「世界サブカルチャー史スピンオフ・思考のオルタナティブ」で、ジョセフ・ヒースさんの回です。1967年生まれのトロント大学教授でカナダ人哲学者です。フランス在住時に「キャプテンハーロック」を観ていたとのこと。発音機会は2回あり、いずれも「ニ」にアクセントを少し置く感じの起伏発音気味でした。ラテン系言語圏でアクセントが特に不明確なフランスでの生活経験もあるためか、「ア」にアクセントを置く明確な起伏発音ではありませんでしたので、少し嬉しかったです。
続いて、素人ではなくアニメ業界関係者で、日本語声優です。
NHKBS(旧:BS1)で放送中の「国際報道2023」。9月13日放送で、ウクライナ制作アニメ映画「THE STOLEN PRICESS」の日本語吹替版に出演のウクライナ人のドミトリー・クドリャフツェフさんです。日本在住(2022年3月来日)で、発音機会は2回あり、大変残念ながらいずれも起伏発音でした。日本人の声優たちとも交流があるせいか、悪い影響を受けたのかもしれません。
最後に、素人のうち一般芸能人です。日本テレビ系で放送中の「行列のできる相談所」。12月3日の「人生を変えたベストアニメスペシャル」の回に、韓国人女性アイドルグループKeplerの9名中3名が出演。そのうちキム・チェヒョンさんに発音機会が1回だけあり、自然な平板発音でした。デビューして2年足らずのメンバーですが、大のアニメ好きらしい発音で大変好感を持ちました。
以上です。とりあえず平板発音が圧倒的多数なのにはホッとさせられますが、決して安心できる状況ではありませんね。過去投稿の繰り返しになりますが、少なくとも英語の辞書はどれを見ても「A(ア)」にアクセント符号が打たれる起伏発音しか掲載されていないにも関わらず、実際にはほとんど平板発音されているのが実態で、よほど意識しないと起伏発音しないようです。少なくとも日本人がしっかり平板発音をしていれば、外国人であっても(日本人を見習って)平板発音をし続けてくれるものと思われますので、日本人こそしっかりしないといけないのです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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