2023年6月29日木曜日

外国人 4

 外国人について久々にまとめて取り上げます。

 昨年(2022年)秋が最初の放送となったスペイン語講座「旅するためのスペイン語(第3期)スペイン・アンダルシア地方編」の第4回「今月の復習」。日本で活躍するアンダルシア地方出身者へのインタビューシリーズで、歌手アイリア(AiRyA)さんの回です。2回の発音機会があり、2回ともしっかりと自然な平板発音でした。ラテン系言語圏であるスペイン語圏の方々は、比較的昔から日本のアニメに親しんでいるため、平板発音者は多いですね。

 3月25日にBSプレミアムで放送の「世界サブカルチャー史・欲望の系譜3(日本編)」の第4回(最終回)「90年代」。2名のアメリカ人学識経験者に発音機会がありました。一人は、アレクサンダー・ザルテンさん(ハーバード大学東アジア言語文明学部教授、男性、1973年生まれ、ドイツで育った経験もあり)。日本語で2回、英語で3回発音機会があり、日本語は2回とも平板、英語は「ア」にアクセントがある起伏が2回、「ニ」にアクセントがある感じの起伏が1回でした。もう一人は、スーザン・J・ネイピアさん(タフツ大学教授、女性、1955年生まれ、アニメなどが専門の日本文化研究者として有名)。発音機会2回とも日本語で平板でした。さすがですね。なお、ナレーションの玉木宏さんは、残念ながら発音機会2回とも起伏でした。

 4月8日に日本テレビ系で放送の「世界一受けたい授業2時間スペシャル〜外国人がよく行く日本のスポットBEST10」。第5位としてカラオケ(アニソン)も取り上げられました。司会の上田晋也さん(くりいむしちゅー)が、発音機会2回のうち1回はしっかりした平板でした。他の出演者に引っ張られた感じもしました。他の出演者(ナレーションや吹替以外)のうち発音機会があったのは4名。高橋優斗さん(ジャニーズJr.)は、発音機会1回で起伏でした。アニメ好きでも知られる元NHKアナウンサーの武田真一さんは、残念ながら発音機会2回とも相変わらず起伏でした。アニソンに詳しい音楽評論家の冨田明宏さんは、今回は発音機会7回のうち、起伏4回・平板3回で、最初と最後は平板で、途中は起伏が多かったです。日本在住の実業家ルース・マリー・ジャーマンさんは、発音機会3回とも平板(ただし1回は「ニ」にアクセントがある起伏気味)でした。あまり良くない傾向ですね。まだかろうじて踏みとどまっている感じですが。

 今回久々に外国人をテーマにしたのは、前述の冨田明宏さんが解説したことが大変気になったからです。現在は、インターネット配信で海外でも最新作が日本とほぼ同時に視聴できるようになったことで、海外在住の外国人の間でも最近のアニソンやアニメへの関心が広まっているのは良いのですが、配信大手(約200か国で配信)のクランチロールは大半が字幕で放送されているとのこと。つまり、日本の声優の発音がそのまま外国人にも伝わるということです。もしも声優がきちんと平板発音せず起伏発音ばかりだとなれば、外国人も「今は本場の日本では起伏発音なんだ」と勘違いする恐れがあるわけです。大変由々しきことです。もう日本国内だけの問題では済まなくなったのです。さすがに日本のCF(CM)までは流れませんが、本編はしっかり流れるのです。そして、アニメ本編中の声優の発音の影響力は、世界的規模で無視できない時代になってしまったのです。アニメへの関心が高い人や、アニメへの接触機会が多い人ほど、声優などの起伏発音に引っ張られやすいことになるわけですし。もう、頭を抱えるしかありません。本気で声優の方々の発音を何とかしなければならない事態だ、と悩みが深まっています。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2023年6月12日月曜日

7周年

   活動開始から本日(6月12日)でちょうど7年になりました。その7年分の総括です。(詳しすぎるでしょうが、備忘録のつもりですのでご容赦ください。)



当ブログ自体(全233件。本件が234件目)

 アクセス総数11797回。この1年間で1200回弱の増加(日平均3回強)なわけですが、これまでの1日平均(5回強)からかなり減っています。特に今年は、1月の99回が最高で、昨年12月から今年5月まで6か月連続で2桁となっています。昨年までも2桁の月が連続することはありましたが、3連続が最長でしたので、深刻な事態かもしれません。一方で、
たまにアクセスが集中する日があり、昨年10月27日は過去最高の109回を記録したほか、昨年11月30日はそれに次ぐ106回で、初めて3桁が(しかも2度も)誕生したわけです。どこかのサイトで紹介された可能性が高いですし、海外から集中する場合が多いですが、同じ人が場所を変えつつ何度もアクセスする場合もあるでしょう。フォロワーはいまだにゼロです。
 海外からのアクセスが、依然として半数近くも占めているのは驚きです。通算では、アメリカ(3014回)、フランス(1030回)、ドイツ(476回)の順で、ロシア、ベトナム、ウクライナ、インドネシアが続き、この7か国が100回を超えています。合計約50か国・地域からありますが、「不明な地域」も少なからずあるのが困ったものです。特定の国から集中する日もあります。全体的に、在外日本人の方々が多いのでしょうか?(翻訳機能があるとはいえ)本当にわかるのかなあ?
 各投稿別のアクセス数(直接そのページを開いた場合のみカウント)は、全投稿233件中、100回超えは9件のみです。2019年1月1日投稿の「新年ごあいさつ&冬コミ報告」に対して、何と約4年半経ってもアクセスが続き895でダントツのトップです。210回で3位の「方言との関係」は、その直前の投稿のため続けてアクセスする方々が多いことが原因なのは明らかですね。因みに2位は、林原めぐみさんなどを取り上げた「ベテラン声優さん3」の273回。これら9件を含めて80回超え12件、それらを含めて50回超えが18件、30回超えなら41件、20回超えなら84件、10回超えなら182件になります(
この1年間の投稿に限ると、17回が最高で、1桁のままのものも多いです。)。周年総括やコミケ関係の投稿がアクセス少なめなのは全く問題ありませんが、同趣旨の連続案件なのにアクセス数が数倍(時には10倍以上)差がつくことがあるのはよくわかりません。
 固定ページへのアクセス(開かなければ読めないため読者数と一致)は、「初めての方へ」は通算290回、「まとめ」は通算424回、「まとめ(要約版)」は通算368回とまずまずですが、正直にいえばもっと増えて欲しいです。「コミケ参加者アンケート」は通算206回、2018年12月に作成した「参考文献」は通算58回と少なめですが、同年1月に作成した「「起伏」「平板」の意味」が267回と堅調です。そもそも言葉の意味がわからないという方がやはり多いことを証明していますね。なお、私の真意がより伝わりやすくなるようにするためなどで、2021年11月21日と12月5日に「まとめ」ページの「結章」部分などを大幅に改定しています。

 コメント(感想メールも)が、YouTubeの「クイズダービー」関連の投稿に対するコメントをくれた方(1名)が、より詳しく引き続く形で「まとめ(要約版)」の方に昨年4〜5月のゴールデンウィーク頃に合計6件もしていただけました。それに対する私の返信も3件あります。アクセントを含む言語関係に関心の高い方らしく、大変有益な情報も教えていただけました。やっと本格的に突っ込んだ議論ができて、大変嬉しかったです。その他昨年以前にあった投稿は3件ありますが、1件は証拠資料映像の無編集完全版を欲しいというものなので(データ容量や提供方法の問題が大きいため)無視し、残り2件は「「アニメ」の発音については、原語「アニメーション」と比較して、起伏発音は矛盾する」という趣旨のものでした。もちろん返信しましたが、原語と異なるのは間違いではないこと、起伏発音は強く意識しないとできない発音であること、を明記しておきました。
 なお、約3年前にYouTubeの「20世紀の群像・手塚治虫」関係の投稿の方にブログの感想をくれた方が1名いらっしゃいます。一部を引用しておきます。

 「力の入ったブログで読んでいて楽しかったです。個人的な感覚としては、(特に早期の)起伏発音者にアニメを貶める意識は無い気がします。ただの「抑揚が不思議な現象」の一つかなと。正しい発音が広まって欲しいなとは思うので、自分もこれまで以上に気を付けようかなと思いました。『SHIROBAKO』で平板・起伏が使い分けられているという話には「確かに!」と膝を打ってしまいました。」(以下略)



公開証拠資料としてのYouTube投稿動画(全51件)

 今年2月に久々に追加投稿しましたが、ネタは事実上使い切っており、総数51件(厳密には諸般の事情で2件のみ非公開)は今後も変わらない見込みです
 アクセス総数は、約117万回(1日平均約460回、最高は2020年5月9日の約4万6059回)で、この1年間では約9万回しか増えていません。トップは、2019年6月22日公開の宮村優子さん&大月俊倫さんのBSアニメ夜話〜新世紀エヴァンゲリオン約41万7千回(2021年9月5日に40万回突破)。2位は、2016年7月24日公開の林原めぐみさんの「徹子の部屋」の約21万回(2022年5月26日に20万回突破)。この2件が10万回超えです。それらを含めて15件が1万回を突破し、それらを含めて42件が1千回を突破しています。
 海外からのアクセスは、全体の5%程度です。
 性別では、男性82%・女性18%と、男性が圧倒的多数ですが、女性が増加傾向にあります。
 年齢別では、18歳未満2%、18〜24歳18%、25〜34歳25%、35〜44歳24%、45〜54歳24%、55〜64歳6%、65歳以上1%と、まあまあのバランスです。
 なお、65歳以上が、昨年4〜6月頃は10〜20%(そのほぼ全てが女性)、今年2月頃にも6〜8%を占めるという、驚くべき結果が出ています。今までにない集中ぶりで、特定の投稿が特に引っ張っているという感じは無く、原因は全く不明です。

 コメント数は約1090個(このうち私自身のコメント数は約120個)で、私以外のコメントが10個以上(最高は340個)ついたものが14件あります。
 高評価数(「いいね」)は9397個で、1000個以上が2件(最高2905個)、それを含めて100個以上が14件、それらを含めて10個以上は34件あります。なお、低評価数も計232個(最高は58個)あり、高評価数との比率は約41対1となります。高めなのか低めなのか相場は不明です。
 チャンネル登録者(フォロワー)数は1299名とまずまずの結果です。一方で登録解除された方も563
名(この1年間では97名)いらっしゃいます。多めなのか少なめなのか相場は不明ですが、個人的には多めな気がします。つまり、一度でも登録した方の総数は1862名ということになります。また、海外からのチャンネル登録者数は現在不明です。(2周年の時点では17名でした。)
 (投稿動画の)共有登録数も2069個あり、多めか少なめか相場は不明ですが、興味を持ってくれる方が少なくないことは大変嬉しいです。
 YouTubeから当ブログへのアクセスも時々ある(通算約790回)ので、少しは広報効果があるようですが、もっともっと増えてほしいですね。
 外部(YouTubeでの直接検索以外)からのアクセスも数%ほどあり、グーグル約1万2千回、ヤフー約2800回が突出していますが、ツイッター約950回、フェイスブック約350回です。肝心の当ブログからは、約70回あるようですが、期待よりも大幅に少ないですね。このほか、2(4)チャンネルからは60数回程度、ミクシィからは10数回程度あります。(この「外部からのアクセス」データは、不備があり、5周年の時点での数値と同じになっています。)
 

ブログ投稿文への窓口としてのTwitter(全328件)

 アクセス総数(他者への返信ツイートに対するアクセスを含む。)は、通算では約18万(1日平均は、約70回で、一昨年度までの通算よりも30回以上の大幅な低下)。
最高は、2017年6月の8673回(最高日は1176回)。逆に、しばらくツイートしなければアクセス数ゼロの日もありますが、2年ほど前からゼロの日がかなり増えました。月当たりでは数百回程度、1件当たりでは何と数十回程度にまで落ち込んでいます。原因は不明です。
 返信数は、2019年正月に初めて2名の方から計3個ありました。そのうち1名の方はフォロワーになっていただけましたが、同年末にアカウント自体を削除してTwitterから撤退されてしまったのが残念です。(なお、ダイレクトメッセージをくれた方が2019年末に1名ありましたが、コミケで頒布した別テーマの同人誌の感想でした。)
 ツイート別アクセス数は、全ツイート354件(リツイート1件、他者への返信ツイート25件を含む。)中2件が突出。うち1件は2020年11月3日の「鬼滅の刃」関連で
過去最高の5223回(当日が1日約1100回、2日後の11月5日が1日約1300回)。もう1件は2019年3月16日の「冬コミ購入同人誌(CDなど含む)全て読了」のリンクなしツイートで4172回(ほんの数日で2千回超えという恐ろしいほどの集中アクセス。海外のサイトででも紹介された?) 。これらを含めて約13件が2千回超えです。1千回超えは、これらも含めて約55件ですが、この2年間では皆無です。異常なほどの落ち込みで、まさか前述の鬼滅の刃関連でリンク先のブログの方に懐疑的なコメントを書いたせいかもと本気で疑ったほどです(リンク先のブログへのアクセスは8回しかないので、その可能性は無いはずですが。)。抽象的な表現にとどめず有名芸能人の個人名を明記した場合でも大半は変わらないので、極端な激減の原因は不明です。 
コミケ関連などリンクのないものに限って100回超えする傾向があります。有名人の個人名を出しても100回に届かないことさえあります。この1年間では、計50件のうち100回超えは11件に過ぎず、最高はアニメジャパンへの不参加決定関係の308回です。2位は、北陸への聖地巡礼関係の279回で、リンクもあり5件クリックされていますし、珍しくリツイートが2件、「いいね」も2件ついています。3位は、ジブリパーク開園関係の259回で、リンクも1件クリックされています。4位は、「進撃の巨人」の感想関係の227回。以上4件のみが200回超えです。酷いもんです。以前のレベルにはもう戻らないのでしょうか。なお、私自身がリツイートしたのは、2019年8月の京アニ事件関連で1件だけあります。
 フォロワー数は、最初の頃は最大5名いらっしゃいましたが、入れ替わりもありつつ、現在は残念ながら3名です。
 いいね数は、現在は18件の投稿に対し計20個。
2個ついたもので現存しているのは、京アニ事件関連のリンクなしリツイート、前述の聖地巡礼関係のリンクありツイート、この2件だけ。以前はあったのに消えてしまったものもあり、安心はできません。
 リツイート数は、現在は9件の投稿に対し計10個。うち3件はブログへのリンクを貼っていないもの。2個ついたものが2件だけありますが、以前よりも減ったものもあります。リンクを貼ってある6件のうち3件はコミケがらみのもので、ブログへのアクセスが大きく増えることはありませんでした。残り3件(前述の聖地巡礼関係も含む)のうち1件は、2022年のアニメジャパンについてのツイート(司会者以外の声優などが中心の方)に対して付いたもので、「いいね」も付いたため、ブログへのリンクあり投稿では初めて「リツイート」「いいね」の両方が付いたもので、大変嬉しかったです。
 エンゲージメント(開封閲覧などの反応)数がなかなか増えないのが痛いですね。正直言ってリンクから当ブログへアクセスしてもらわなければ何にもなりませんので。エンゲージメントのうち当ブログへのアクセス数自体は、Twitter側では推定で通算約340回です。このうち通算10回超えしたのは、2017年10月13日のTVアニメ「アニメガタリズ」関連(12回)、2019年1月2日の声優関智一さんへの返信(14回)、アニメ&実写の「映像研には手を出すな!」関連3件(26回、18回、13回)だけです。最多の26回は、2020年3月24日のTVアニメ「映像研には手を出すな!」関連でした。(この1年間では、昨年10月26日のもので、前述の北陸への聖地巡礼関係のツイートの5回が最多です。) なお、ブログ側では通算約630回あり、この差が海外からのアクセス分のようです。実は、ツイートして1分もたたないうちにブログへのアクセスが2〜5件あることが以前は多かったのですが、最近はそれが無いこともあります。「1分も経たないうちの2〜5件」は相変わらず海外ばかりですが、フォローしていなければ絶対無理のはずなのに、なぜ?(海外からの場合はフォロワー数にカウントされないのでしょうか?) 


 以上です。
 総じて、発音問題自体に関心を持ってもらえる方はなかなか増えていないように思われますし、アクセスが明らかに低調になってきています。当ブログにアクセスされた方はどうか本当に簡単なつぶやき程度で結構(批判的内容ももちろんOK)ですので、ぜひコメントをしていただければと思います。
 特に、昨年5月にブログへコメントをくださった方が、「WEBアクセント辞典」的なサイトで「アニメ」が起伏発音のみの表記になっている、という恐るべき情報を提供してくださったことで、危機感が高まりました。活動の必要性を痛感しているところです。


2023年6月9日金曜日

コミケ落選

  東京ビッグサイトで開催されている世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。今夏のコミケ102には、サークル参加抽選漏れ(落選)により、一般参加のみとなることが決定しました。初申込から通算11回の申込のうち、落選は2回目です。ただし、委託参加(実現すれば2回目)を検討中です。 

 新型コロナウイルス対策が緩和されたとはいえ、サークル用会場は以前と変わらない程度の広さにとどめた形での2日間開催で、サークル総数はたったの2万(従来の6割程度)。落選しても当然だったわけですが、とうとう落選です。しかも、史上初の複数日申込可能(複数日サークル参加可能)だったにも関わらず、2日とも落選です。どちらか1日は当選できると思っていたので、大変なショックです。書類不備はないはずですが、「まさか」でしたね。(当落通知メールは1件しか届きませんでしたが。Webカタログのサークル検索でも引っかからなかったので、残念ながら間違いなく2日とも落選です。)

 今回は、委託先候補は極めて限られており、頒布予定の本の内容と当該サークルの(過去を含む)頒布物傾向との整合性(自然さ)も考えると、実質2箇所くらいしかありません。しばらく検討が必要ですが、できるだけ早く働きかけるつもりです。

 当日の頒布物は、3種類考えていましたが、委託参加のみとなるため、実際問題としては1種類に絞られました。
 「アニメ」の発音問題に関する評論本アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」は、以前の委託参加時と同様、頒布は諦めます。
 個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきたでの続刊2種類のうち、「作品編③」も取りやめます。「歴代準々ベスト」として、歴代総合第30位候補作を10本前後取り上げる予定でしたが、作品選定に悩んでおり、6本+「進撃の巨人」(完結前の暫定版)の合計7本に留める予定でした。ですが、落選により無理に発行する必要がなくなりました。「進撃の巨人」が「秋」(遅くとも今年11月)には完結するので、きちんと完結した後に感想を書き、次回冬コミ発行予定の総集編に(追録の目玉として)組み込めばよいのですから。場合によっては、他作品は掲載を見送り、「進撃の巨人」だけにするかもしれません。そうすれば、事実上「進撃の巨人」が単独で歴代第30位となり、区切りの良い「歴代トップ30」が決定することになります。最終回が期待以上の傑作だった場合は、そうなるのが自然でしょう。

 したがって、今回頒布する1種類は、アニメ文化とこう関わってきた「ファン活動編(下)」ということになります。
 前回発行の上巻との2分冊の残りです。内容は、聖地巡礼(国内、海外)、公式イベント(講演会、展示会、オフシアター上映会、オールナイト上映会、コンサート、朗読劇、各種ファンイベント、国際映画祭など)、マスメディア接触体験(雑誌、ラジオなど)です。公式イベントは、広島国際アニメーションフェスティバル東京国際アニメフェアは特に詳しく、その他のビジネス系イベントや海外イベント(アヌシー国際アニメーションフェスティバルジャパンエキスポ)もあります。
 現在まだ鋭意執筆中です。なかなか肝心な部分の詳細がわかる資料が発見できなかったりして行き詰まったりしながらも、だんだん詳細が埋まってきている感じです。聖地巡礼は、まだ3分の2くらい残っている感じですが、今月中には終わるでしょう。
 なお、次回冬コミには、オンデマンド本による総集編発行を予定しています。そのための下準備(標準的でない線や文字などがきちんと印刷されるかどうかの確認)として、お試し印刷を複数の印刷所に依頼することも検討しており、夏コミまでまだ間がある7月初頭に入稿する方向です。可能ならば、夏コミ前に追録(声優編など大幅加筆予定)もできるだけ手がけたいと思っています。

 このほか、別紙付録「TAL版勝手にアニメ大賞」(2023年夏版)も、もちろん発行します。内容は大きくは変わりませんが、委託参加ということもあり、前回冬コミと同様に、付録として一緒に袋詰めとするつもりです。しかし、前回冬コミと異なり、カラー写真集などは今回は無い見込みです。

 まあとにかく、本の執筆は続けますし、最終的に委託参加は実現すると思います。