この年末年始を中心に昨年10月以降のここ3〜4か月ほどのテレビ番組の感想をまとめます。2回目は、アニメ情報番組以外の各種バラエティー・ドキュメンタリー番組などです。
まずは、出版関係者です。
NHK教育で放送中の「SWITCHインタビュー」。昨年11月28日放送の「鈴木敏夫×津野海太郎」。スタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫さんは発音機会がありませんでしたが、晶文社の元編集者で評論家の津野海太郎さんは、さすが出版業界出身だけあってきちんとした平板発音をされていました。ナレーション(六角精児さん、平岩紙さん)はいずれも起伏発音なのが残念でしたが。
CSフジテレビONEで放送中の「漫道コバヤシ」。昨年12月の第72回「ビッグコミックスピリッツ創刊40周年スペシャル」。小学館の同誌編集部の及川さん(氏名不詳)が、当然のごとく平板発音(「ドラマ」も)されていました。アニメ化作品も多い漫画誌なので当然ですが、ホッとしました。
CSフジテレビONEで放送中の「漫道コバヤシ」。昨年12月の第72回「ビッグコミックスピリッツ創刊40周年スペシャル」。小学館の同誌編集部の及川さん(氏名不詳)が、当然のごとく平板発音(「ドラマ」も)されていました。アニメ化作品も多い漫画誌なので当然ですが、ホッとしました。
次は、ナレーションです。
BSプレミアムで放送中の「世界ふれあい街歩き」。昨年11月10日放送(2016年撮影分の再放送)のチリ・サンティアゴの回では、ナレーション(担当者不詳)が起伏と平板が混在していました。
昨年12月5日にフジテレビ系で放送の「芸能人が本気で考えた! ドッキリGP」。「鬼滅の刃」出演声優の下野紘さんも出演していましたが、ナレーションのバッキー木場さんがさりげなく平板発音されていました。ナレーションでの平板発音は近年本当に事例が少ないので、大変嬉しくなりました。
続いて、タレントさんたちです。
昨年10月24日にNHK教育で放送の「乳がんダイアリー・矢方美紀2020」。元SKE48の矢方美紀さんが、声優を目指して頑張る姿を描いたドキュメンタリーです。平板発音と起伏発音を1回ずつされました。発音時の雰囲気からは、おそらく普段は平板発音されている方なのだろうと推測できます。
昨年11月に放送・配信されたドラマ「ヴィレヴァン2!」第4話では、店員の今中世津役最上もがさん(過去投稿にあるように元でんぱ組.incメンバーで平板と起伏が混在する方ですが)がしっかりと平板発音されていました。やはり平板発音が基本の方なのだとわかりましたし、少なくとも同作の現場では役者個人の判断に任されていることがはっきりしました。
NHK総合で放送中の「ドキュメント72時間」。1月8日放送(2019年2月本放送分の再放送)の冬キャンプの回。本放送当時放送中の深夜アニメ「ゆるキャン△」人気による聖地巡礼中の台湾のアニメファンも出演しており平板と起伏が混在していましたが、ナレーションの俳優鈴木杏さんが平板発音されており、大変嬉しかったです。アニメ映画「花とアリス殺人事件」などにも出演した方なので、ごく自然に発音されているようで何よりです。
1月2日に日本テレビ系で放送の「1億人の大質問!? 笑ってコラえて5時間スペシャル」。大洗でのロケ場面で、聖地巡礼中のアニメファン数名も明石家さんまさんも全て平板発音で、ホッとしました。
同日にフジテレビ系で放送の「さんまのまんまスペシャル」。「鬼滅の刃」出演声優の花江夏樹さん・下野紘さんが出演。同作の大ファンの椿鬼奴さんは相変わらず起伏発音でしたが、花江夏樹さんや明石家さんまさんは徹底して平板発音でした。ただし、自身のプロデュースアニメの話題になった途端、急に明石家さんまさんが起伏発音をされて大変驚きました。過去投稿にもあるように普段から徹底して平板発音(「ドラマ」も)されている方なのに。(ディレクターなどスタッフから指示でもあったのでしょうか?もしそうならば、大変由々しき事態です。)それにつられてか、花江夏樹さんや下野紘さんも起伏気味の発音を1回だけされ、残念な思いです。
BSテレ東で放送中の「ワタシが日本に住む理由」。昨年10月26日の放送では、岐阜県八百津町に住むフランス人が、「キャプテン翼」がきっかけと話す中で(フランス人にあるまじき)起伏発音をしたのにつられたのか、司会の高橋克典さんが、それまで平板発音だったのに起伏発音をされました。やはり、周りにつられて(合わせて)発音を変えてしまう例は無くなりませんねえ。日本人の悪い癖です。
TBS系で放送中の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ(金スマ)」。1月15日の回はLiSAさんがメインゲスト。大変残念ながら2回の発音機会とも起伏発音されましたが、ゲストの下野紘さんは(発音機会をわざと避けたのか)「アニメーション」としか発音されませんでした。中居正広さんは、発音機会は1回のみでしたが、過去投稿にもあるように平板発音が基本だった方なのに、今回は起伏発音でした。大のLiSAファンと言う宮田俊哉さん(Kis-My-Ft2)も起伏発音ばかりでしたし、ナレーションの真地勇志さんが1回のみ平板発音気味だった以外は、発音機会があった全員が起伏だったことになります。良くない傾向で、心配でたまりません。
なお、BS1で放送中の「COOL JAPAN」。1月1日のスペシャル「世界が驚いた! これぞニッポンのNEWS」では、司会の鴻上尚史さんやリサ・ステッグマイヤーさんがいずれも以前のような平板発音に戻っており、ホッとさせられました。外国人の出演者の方々も基本的に平板発音でした。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)