2020年6月6日土曜日

脚本家

 脚本家は、基本的には「(アニメ)業界人」ではなく「(アニメ)業界関係者」です。ただし、アニメファンからアニメ専門の脚本家になった方々(金春智子さん、故・島田満さんなど)の場合は、フリーであっても「業界人」に近いとも言えます。また、企画の早い段階から関わる率が高いため、「アニメ」の発音機会も比較的多い職種と思われます。

 雪室俊一さんは、アニメ黎明期からの大ベテランで、「サザエさん」「キャンディ・キャンディ」などが有名ですが、アニメが大半の方です。BSスカパーで昨年7月に放送された「忘れじのカルチャー倶楽部 Craque Chronicle」(司会:倉敷保雄)の第2回「魔法」に、珍しく顔出し出演されていました(私自身は、見逃しており、今年4月15日初視聴)。ベテランらしく当然にほぼ全て平板発音でした。
 柏原寛司さんは、刑事ドラマを中心に実写畑の大ベテランですが、「ルパン三世」や「名探偵コナン」のテレビスペシャルも数多く手がけている方です。BSシネフィルWOWOWで放送中の世界がふり向くアニメ術」シリーズで、今年4月5日放送の「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」の回にインタビュー出演されていました。しっかり平板発音されていました。なお、個人的には、2018年の「第17回広島国際アニメーションフェスティバル」でお姿を拝見した人物のようなのです。過去投稿にもあるように、当時はお名前が確認できませんでしたが、「欧米でも売れるのは、アニメ(と特撮)だけだ。」と発言されていながら起伏発音でした。もしも同一人物なら、平板発音に変わってきたことになり、大変喜ばしいことですが、別人かもしれません。
 辻真先さんは、アニメ黎明期からの大ベテランの一人で、現在は推理小説家としての方が有名かもしれませんが、立派な業界関係者です。過去投稿にもあるように、アニメブーム(1977〜1985)の頃から起伏発音ばかり(最近も変わっていないかどうかは不明)なのが大変残念です。

 総じて、アニメ業界人であるプロデューサーや監督さんたちとも交流はあるはずなので、脚本家の皆様方にも、もっともっと意識していただきたいと思います。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

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