「アニメ」という単語が世間一般に登場するのは、1977年の劇場版「宇宙戦艦ヤマト」公開に端を発するアニメブームの時期です。それまでは、「まんが映画」「テレビまんが」が一般的で、せいぜい「アニメーション」が知られている程度でした。しかし、造語という形で「アニメラマ」「アニメンタリー」という表現が公式に使用されていたこともあります。
「アニメラマ」は、虫プロが制作し日本ヘラルド映画(現在は角川映画に吸収)が配給した3作品に対してつけられた、映画宣伝用の造語です。
「アニメーション+ドラマ」の略で、女性のヌードシーンもある大人向けの前衛的な作品でした。1969年公開の「千夜一夜物語」、1970年公開の「クレオパトラ」、1973年公開の「哀しみのベラドンナ」です。(「哀しみのベラドンナ」は正確には「アニメロマネスク」として宣伝されましたが。)
興行的には、「千夜一夜物語」は成功でしたが、「哀しみのベラドンナ」は失敗に終わり虫プロ倒産の引き金になりました。ただし、コミカルなシーンもある前2作と違い、シリアスで哀しみに満ちた作品で演出・作画も凝っており、作品の評価は決して低くありません。
「アニメンタリー」は、戦記物作家の児島襄が監修でタツノコプロが制作したほぼオリジナルのテレビアニメ「アニメンタリー決断」で正式タイトルに入りました。
「アニメーション+ドキュメンタリー」の略で、基本的には史実に忠実で、「軍人」たちの決断を描いています。主題歌は現在でも右翼が街宣車で流しています。
いずれにせよ、まだまだ「まんが」と呼ばれていた中で、少し格調高くして差別化を図ろうとしただけの造語だろうと考えています。
アニメは、本当に文化として認められ市民権を得たと言えるのでしょうか?人々の意識・認識は本当に変わったのでしょうか?実はそのことを端的に表してくれるのが、「アニメ」の単語としての発音の仕方なのです。詳しくは「まとめ」ページをご覧ください。 SPPALP (スッパルプ) = Station for Preserving and Promoting "Anime" pronounced with Level Pitch
2019年8月19日月曜日
2019年8月15日木曜日
コミケ96報告
遅くなりましたが、先日(8月9〜12日)開催された同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ96)のサークル参加報告をさせていただきます。
1 概要
コミケ91から連続6度目のサークル参加、5度目の「評論・情報」ジャンル(3日目=8月11日(日))での参加です。
前回の新刊「コミケ参加者アンケート結果報告書&感想と補足」(以下「既刊B」)と従来の既刊「アニメは本当に認められたの?」(以下「既刊A」)を増刷して無料頒布しました。既刊Bは2箇所あった誤字を修正しました。
別紙付録(「TAL版勝手にアニメ大賞」)も、前回のものを一部修正(漏れていた作品の追加など)し、アンケートにご協力いただいたサークル関係者様のうち前回既刊Bを配布しきれなかったサークル関係者様(アニメと直接関わりのないサークル様は除く)に、既刊Bに挟み込んで手渡しました。(内容:歴代総合ランキング、ランキング外のお気に入り作品、好きな歌手・作曲家・主題歌・声優、聖地巡礼したことがある場所、2016〜2018年に本放送が開始された作品のうち全話視聴した作品のリスト)
そして何と言っても、今回から発行のシリーズ本「アニメ文化とこう関わってきた」を新刊として無料頒布。毎回その回限りの発行で、第1弾の今回は「声優編」。あと3年強で還暦を迎えることもあり、自分史の1つの具体例として、これまでのアニメファンライフを総括する個人的感想文集です。全7巻予定で、還暦直後のコミケ103で総集編+追録の形のオフセット本を発行するのが目標です。今回の「声優編」では、特に印象に残る声優100名(男性30名、女性70名を厳選して、初めて声を意識した作品(または初めて存在を意識した番組)や現在までの具体的印象などを書き綴ったものです。声優業界への疑問などに関するコラムもあります。B5判中綴じ56頁で、全7巻中最大ページ数になる見込みです。書きたい人は大勢あったのですが、泣く泣く100名に絞りました。男女別各100名の計2巻発行、という形もあり得たのですが・・・まあ、ご容赦ください。今回初めてB5判としましたが、A5判ではどうしても文字が小さくて読みづらい(文字を大きくするとページ数が増えて中綴じ困難になる)ため諦めたのです。A4判では大きすぎて持ち運び・手渡しがしづらいですし。
2 事前準備
経過は次の通りです。
10:00 コミケ開始時刻。
新刊は32部・既刊Bは35部・既刊Aは37部置き、離席
訪問サークル配布用本日分(新刊は9部・既刊Bは22部
(うち12部が別紙あり)・既刊Aは1部)を携帯
12:10 残り新刊20部・既刊B28部・既刊A31部確認
(つまり12部・7部・6部が捌けた!)
12:50 残り新刊13部・既刊B23部・既刊A25部確認
(つまり19部・12部・12部が捌けた!)
13:40 残り新刊1部・既刊B12部・既刊A15部で帰席
(つまり31部・23部・22部が捌けた!)
新刊を6部(サークル配布用の余り3部を含む)補充して7部に
14:05 訪問を失念していたサークルへ行くため離席
(既刊B・既刊Aを各2部机上残部から持出し)
14:15 残り新刊2部・既刊B1部・既刊A3部で再び帰席
(つまり36部・32部・31部が捌けた!)
新刊を1部補充して3部に、既刊Bを13部補充して14部に
14:40 既刊Aがいったん机上残部ゼロに。
残り新刊1部・既刊B9部。
(つまり38部・37部・34部が捌けた!)
14:55 新刊が頒布終了!
15:10 左隣のサークルさんから希望があり、既刊B(別紙も)5部を
(机上ではなく)鞄から贈呈
15:25 既刊Aの残部1部を発見。既刊B・既刊Aとも残り1部に
15:35 既刊B・既刊Aが頒布終了!
16:00 コミケ終了時刻。撤収開始
既刊Bのみ翌日サークル配布用9部が残存。
(つまり一般参加者分としては、
新刊39部・既刊B46部・既刊A35部が捌けた!)
以上のように、一般参加者配布用は全て頒布できました。
4 感想
西ホールへの配置は初めてでしたが、南ホールとも近い位置で何かと便利であり、西2ホール内が実質的に1つのジャンル(「評論・情報」と「学漫」は親戚みたいなもの)で、「男性向」などの異質なジャンルに間を邪魔されることもなく、ほぼ1つの塊になっていて、行き来も楽でした。
既刊Bに関しては、欲しい人の手に全部渡ったのは良いことです。既刊Aをまだお持ちでないのに既刊Bしか入手できなかった方が推定約8名いらっしゃる形になったのは、反省点です。もう少し印刷すべきでした。
新刊については、ほぼ予想通りで、欲しいのに入手できなかった方がいたとしてもやむを得ません。もともと当サークルの活動目的は発音(アクセント)の問題に関心を持ってもらうことなのですから。新刊のシリーズ本は、あくまで余興的なものだと割り切っていますので、もしも本当に欲しい方がいらっしゃれば将来のオフセット本の潜在的需要者とも言えるので、オフセット本を出す意味が増します。
一般参加者との交流も、いつもより早めの13時40分には帰席できたので、(アンケートなど会話のとっかかりがないため難しい面はありますが)少しはできました。特にアクセントについて具体的な意見(「ネット」の発音の不自然さなど)をくださった方がいて、本当に嬉しかったです。その方は「アニメ」のアクセントに関しては「どちらもあり」とのことでしたが。
右隣のサークルさんは、コミケ93でも隣同士だったサークルさんで、いつものように新刊を贈呈してくださいましたが、声優にご興味はおありとのことでしたので当方の新刊を贈呈しました。
左隣のサークルさんは、前回の冬コミで、アンケート協力サークルとして既に既刊Bをお渡ししているのですが、大学サークルという性格上メンバーの都合で共有されずに終わっているのでしょう。今回も既刊Bをお渡しした形になりますが、ご本人方の希望なので全く構いません。声優インタビューなどもされているサークルさんなので、てっきり新刊の声優本にも興味を示されるかと思いましたが、既に頒布終了していたためお渡しはできませんでした。
既刊Aと既刊Bの差が全体を通じてみれば実質的に無かったということは、やはり新規の方が大半ということでしょう。WEBカタログの「お気に入り」登録者数は、開催数日前まで66名と過去最高値のままでしたが、コミケ開催前日(8月8日)には65名、コミケ終了直後(8月12日)で64名、現在(8月15日)で61名と、順調に減っています。発音問題の新刊がない以上減るのは当然なので、気にしていません。むしろ、本当にシリーズ本の新刊が欲しい方の人数がわからないので困るくらいです。今回のように一般参加者用としては40部程度が妥当なようです。
私自身の訪問・購入先サークルさんとの交流は、収穫がありました。特にドイツのサークル(ドイツ在住の日本人)との交流が良かったです。アンケート協力サークルの1つで既刊Aは既にお持ちの方です。ドイツで日本語の高校教師をされている方で、アクセントについての研究資料が欲しかったとのことで既刊Bはとても喜ばれました。「平板発音なのに素人に気兼ねして卑下して起伏発音に変わる人がいることは、アニメがまだ本当に認められていないことになる」という私の主張の根幹部分に完全に同意いただけたのは、我が意を得たりで感動でした。ドイツの高校でしっかり平板発音の歴史的意義を教示していただければ望外の喜びです。(保存用とは別に資料用にと、既刊A・既刊Bのセットを改めてお渡ししました。)
5 今後
次回からは、既刊A・既刊Bを合本再構成したものを発行します。いわば「完全版(スタンダード)」として今後ずっと色々な方(コミケ以外の場でも)に手渡しし続けるためのものとなります。
また、シリーズ本の第2弾は、「音楽編」の予定です。ただし、BGMは(のちの「作品編」の中で言及するため)除外します。一時は「アニソン編」として作曲家を除外(のちの「スタッフ編」で監督や制作会社とともに言及)する方向でしたが、やはり作曲家も含める形に落ち着きそうです。どういう構成にするかは全く未定です。年代別にし、ランキング形式は取らない方向ですが、うまくまとまるのでしょうか・・・
1 概要
コミケ91から連続6度目のサークル参加、5度目の「評論・情報」ジャンル(3日目=8月11日(日))での参加です。
前回の新刊「コミケ参加者アンケート結果報告書&感想と補足」(以下「既刊B」)と従来の既刊「アニメは本当に認められたの?」(以下「既刊A」)を増刷して無料頒布しました。既刊Bは2箇所あった誤字を修正しました。
別紙付録(「TAL版勝手にアニメ大賞」)も、前回のものを一部修正(漏れていた作品の追加など)し、アンケートにご協力いただいたサークル関係者様のうち前回既刊Bを配布しきれなかったサークル関係者様(アニメと直接関わりのないサークル様は除く)に、既刊Bに挟み込んで手渡しました。(内容:歴代総合ランキング、ランキング外のお気に入り作品、好きな歌手・作曲家・主題歌・声優、聖地巡礼したことがある場所、2016〜2018年に本放送が開始された作品のうち全話視聴した作品のリスト)
そして何と言っても、今回から発行のシリーズ本「アニメ文化とこう関わってきた」を新刊として無料頒布。毎回その回限りの発行で、第1弾の今回は「声優編」。あと3年強で還暦を迎えることもあり、自分史の1つの具体例として、これまでのアニメファンライフを総括する個人的感想文集です。全7巻予定で、還暦直後のコミケ103で総集編+追録の形のオフセット本を発行するのが目標です。今回の「声優編」では、特に印象に残る声優100名(男性30名、女性70名を厳選して、初めて声を意識した作品(または初めて存在を意識した番組)や現在までの具体的印象などを書き綴ったものです。声優業界への疑問などに関するコラムもあります。B5判中綴じ56頁で、全7巻中最大ページ数になる見込みです。書きたい人は大勢あったのですが、泣く泣く100名に絞りました。男女別各100名の計2巻発行、という形もあり得たのですが・・・まあ、ご容赦ください。今回初めてB5判としましたが、A5判ではどうしても文字が小さくて読みづらい(文字を大きくするとページ数が増えて中綴じ困難になる)ため諦めたのです。A4判では大きすぎて持ち運び・手渡しがしづらいですし。
2 事前準備
新刊は見本誌を含めて50部、既刊Bは80部、既刊Aは38部。
新刊と既刊Bは開催1週間前の金曜日(キンコーズの割引デーで、通常8円が6円になる。)に中綴じ製本まで自動印刷。
新刊のデータ自体はA4判で作成してありますが、印刷用の原紙はB5判片面で出力したので、とても楽でした。印刷部数はこの時点では43部です。
既刊Bは増刷分34部+在庫で誤字修正差替頁のみ印刷分46部です。
また、既刊Aは、開催4日前に、近所のスーパーのコピー機(単価5円!)で30部増刷し、自宅で手折り・製本しました。
なお、やはり新刊に誤字を2箇所発見しましたが、印刷し直しまでは必要なく、開催3日前にボールペンで書き加える(1箇所は修正液も使用。印刷用原紙も同様)だけで済みました。また、3種類とも中綴じ製本なので、大量の本やパンフレットが入った段ボール箱などで重石をした状態で最低2日間は置き、本の厚みを少しでも抑えることに努力しました。
さらに、コミケ開催1日目(8月9日(金))に、新刊をキンコーズで7部増刷して、合計発行部数50部としました。
3 当日の流れ
当日のサークルスペースへの到着は、やや遅めの8時40分。食事以外やることはないはずなのになかなか設営に取りかかれず、設営完了は前回と同じ9時40分。今回は3種類ありますが、既刊の机上部数は少なめにしたほか前述の圧縮効果もあり、なんとか載せきれました。
ブロックの中ほどの席ですが、西2ホール全体で見れば一番奥の方で南ホールとの出入口にも近い場所。人通りの心配はなさそうです。
新刊と既刊Bは開催1週間前の金曜日(キンコーズの割引デーで、通常8円が6円になる。)に中綴じ製本まで自動印刷。
新刊のデータ自体はA4判で作成してありますが、印刷用の原紙はB5判片面で出力したので、とても楽でした。印刷部数はこの時点では43部です。
既刊Bは増刷分34部+在庫で誤字修正差替頁のみ印刷分46部です。
また、既刊Aは、開催4日前に、近所のスーパーのコピー機(単価5円!)で30部増刷し、自宅で手折り・製本しました。
なお、やはり新刊に誤字を2箇所発見しましたが、印刷し直しまでは必要なく、開催3日前にボールペンで書き加える(1箇所は修正液も使用。印刷用原紙も同様)だけで済みました。また、3種類とも中綴じ製本なので、大量の本やパンフレットが入った段ボール箱などで重石をした状態で最低2日間は置き、本の厚みを少しでも抑えることに努力しました。
さらに、コミケ開催1日目(8月9日(金))に、新刊をキンコーズで7部増刷して、合計発行部数50部としました。
3 当日の流れ
当日のサークルスペースへの到着は、やや遅めの8時40分。食事以外やることはないはずなのになかなか設営に取りかかれず、設営完了は前回と同じ9時40分。今回は3種類ありますが、既刊の机上部数は少なめにしたほか前述の圧縮効果もあり、なんとか載せきれました。
ブロックの中ほどの席ですが、西2ホール全体で見れば一番奥の方で南ホールとの出入口にも近い場所。人通りの心配はなさそうです。
経過は次の通りです。
10:00 コミケ開始時刻。
新刊は32部・既刊Bは35部・既刊Aは37部置き、離席
訪問サークル配布用本日分(新刊は9部・既刊Bは22部
(うち12部が別紙あり)・既刊Aは1部)を携帯
12:10 残り新刊20部・既刊B28部・既刊A31部確認
(つまり12部・7部・6部が捌けた!)
12:50 残り新刊13部・既刊B23部・既刊A25部確認
(つまり19部・12部・12部が捌けた!)
13:40 残り新刊1部・既刊B12部・既刊A15部で帰席
(つまり31部・23部・22部が捌けた!)
新刊を6部(サークル配布用の余り3部を含む)補充して7部に
14:05 訪問を失念していたサークルへ行くため離席
(既刊B・既刊Aを各2部机上残部から持出し)
14:15 残り新刊2部・既刊B1部・既刊A3部で再び帰席
(つまり36部・32部・31部が捌けた!)
新刊を1部補充して3部に、既刊Bを13部補充して14部に
14:40 既刊Aがいったん机上残部ゼロに。
残り新刊1部・既刊B9部。
(つまり38部・37部・34部が捌けた!)
14:55 新刊が頒布終了!
15:10 左隣のサークルさんから希望があり、既刊B(別紙も)5部を
(机上ではなく)鞄から贈呈
15:25 既刊Aの残部1部を発見。既刊B・既刊Aとも残り1部に
15:35 既刊B・既刊Aが頒布終了!
16:00 コミケ終了時刻。撤収開始
既刊Bのみ翌日サークル配布用9部が残存。
(つまり一般参加者分としては、
新刊39部・既刊B46部・既刊A35部が捌けた!)
以上のように、一般参加者配布用は全て頒布できました。
4 感想
西ホールへの配置は初めてでしたが、南ホールとも近い位置で何かと便利であり、西2ホール内が実質的に1つのジャンル(「評論・情報」と「学漫」は親戚みたいなもの)で、「男性向」などの異質なジャンルに間を邪魔されることもなく、ほぼ1つの塊になっていて、行き来も楽でした。
既刊Bに関しては、欲しい人の手に全部渡ったのは良いことです。既刊Aをまだお持ちでないのに既刊Bしか入手できなかった方が推定約8名いらっしゃる形になったのは、反省点です。もう少し印刷すべきでした。
新刊については、ほぼ予想通りで、欲しいのに入手できなかった方がいたとしてもやむを得ません。もともと当サークルの活動目的は発音(アクセント)の問題に関心を持ってもらうことなのですから。新刊のシリーズ本は、あくまで余興的なものだと割り切っていますので、もしも本当に欲しい方がいらっしゃれば将来のオフセット本の潜在的需要者とも言えるので、オフセット本を出す意味が増します。
一般参加者との交流も、いつもより早めの13時40分には帰席できたので、(アンケートなど会話のとっかかりがないため難しい面はありますが)少しはできました。特にアクセントについて具体的な意見(「ネット」の発音の不自然さなど)をくださった方がいて、本当に嬉しかったです。その方は「アニメ」のアクセントに関しては「どちらもあり」とのことでしたが。
右隣のサークルさんは、コミケ93でも隣同士だったサークルさんで、いつものように新刊を贈呈してくださいましたが、声優にご興味はおありとのことでしたので当方の新刊を贈呈しました。
左隣のサークルさんは、前回の冬コミで、アンケート協力サークルとして既に既刊Bをお渡ししているのですが、大学サークルという性格上メンバーの都合で共有されずに終わっているのでしょう。今回も既刊Bをお渡しした形になりますが、ご本人方の希望なので全く構いません。声優インタビューなどもされているサークルさんなので、てっきり新刊の声優本にも興味を示されるかと思いましたが、既に頒布終了していたためお渡しはできませんでした。
既刊Aと既刊Bの差が全体を通じてみれば実質的に無かったということは、やはり新規の方が大半ということでしょう。WEBカタログの「お気に入り」登録者数は、開催数日前まで66名と過去最高値のままでしたが、コミケ開催前日(8月8日)には65名、コミケ終了直後(8月12日)で64名、現在(8月15日)で61名と、順調に減っています。発音問題の新刊がない以上減るのは当然なので、気にしていません。むしろ、本当にシリーズ本の新刊が欲しい方の人数がわからないので困るくらいです。今回のように一般参加者用としては40部程度が妥当なようです。
私自身の訪問・購入先サークルさんとの交流は、収穫がありました。特にドイツのサークル(ドイツ在住の日本人)との交流が良かったです。アンケート協力サークルの1つで既刊Aは既にお持ちの方です。ドイツで日本語の高校教師をされている方で、アクセントについての研究資料が欲しかったとのことで既刊Bはとても喜ばれました。「平板発音なのに素人に気兼ねして卑下して起伏発音に変わる人がいることは、アニメがまだ本当に認められていないことになる」という私の主張の根幹部分に完全に同意いただけたのは、我が意を得たりで感動でした。ドイツの高校でしっかり平板発音の歴史的意義を教示していただければ望外の喜びです。(保存用とは別に資料用にと、既刊A・既刊Bのセットを改めてお渡ししました。)
5 今後
次回からは、既刊A・既刊Bを合本再構成したものを発行します。いわば「完全版(スタンダード)」として今後ずっと色々な方(コミケ以外の場でも)に手渡しし続けるためのものとなります。
また、シリーズ本の第2弾は、「音楽編」の予定です。ただし、BGMは(のちの「作品編」の中で言及するため)除外します。一時は「アニソン編」として作曲家を除外(のちの「スタッフ編」で監督や制作会社とともに言及)する方向でしたが、やはり作曲家も含める形に落ち着きそうです。どういう構成にするかは全く未定です。年代別にし、ランキング形式は取らない方向ですが、うまくまとまるのでしょうか・・・
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