BSシネフィルWOWOW(旧:イマジカ)で毎月放送されている「世界がふり向くアニメ術」。明治大学大学院特任教授としての氷川竜介さんが毎回1本のアニメ映画を(映画自体の放送の前後に)徹底解説してくれ、制作関係者のインタビューまでしてくれる、通常の映画専門チャンネルでの放送は一昔前までは考えられなかったような番組です。(過去投稿でも取り上げているように、氷川竜介さんは昔から変わらず徹底して平板発音されている方なので、安心して視聴できます。)
1月6日放送の「AKIRA」の回で、同映画の音楽を担当された芸能山城組の山城祥二さんがしっかり平板発音されていました。1980年代からアニメに関わられている方はやはり違いますね。
5月5日放送の「王立宇宙軍オネアミスの翼」の回で、同映画の監督であるガイナックス社長山賀博之さんがやはりしっかり平板発音されていました。ご本人は新潟県出身で大阪芸術大学出身の方です。外来語のアクセントは方言とは無関係であることの証左とも言えます。(過去投稿で取り上げたように、新潟と大阪は通常のアクセントは逆転する場合が少なくありませんし、ドラマ「アオイホノオ」での描写の問題も改めて浮き彫りになります。)
NHKBSプレミアムで5月4日放送の「発表!全マクロス大投票」。過去投稿で既に取り上げた方々の発音が気になりました。
(解説の氷川竜介さんにはもちろん全く不安はありませんでしたが、)司会の西川貴教さんは、「アニメ」の発音機会自体1回だけでしたがしっかり平板で安心させてくれました。
喜屋武ちあきさんは、起伏が多い中1回だけですが平板でした。以前の状態(いつも平板だった頃)に戻りつつあるのかもしれないと少し嬉しくなりました。
島本和彦さんは、平板と起伏が混在していました。正直ショックでした。周りからの悪影響があるかもしれませんが、前述の山賀博之さんのように平板であり続けていただきたいと切に思います。
田中公平さんは、やはり全て起伏でした。その一方「ゲーム」が平板だったため、余計に残念です。昔は平板だったのにどうして「アニメ」だけ起伏に変わってしまったのでしょうか。数年前には素人(世間一般)の方々への遠慮(卑下)が働いたように見受けられましたが、アニメ文化の担い手であることの自信と誇りをどうか取り戻していただきたい(平板へ戻っていただきたい)と切に切に思います。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)