2019年5月12日日曜日

最近の感想4(エンタメ3)

 今年(一部は昨年)放送されたテレビ番組のうちまだ触れていないものにつき、まとめて取り上げます。今回は、エンタメ関係第3弾で最終回(特にアニメ特集番組)です。

 BSシネフィルWOWOW(旧:イマジカ)で毎月放送されている「世界がふり向くアニメ術」。明治大学大学院特任教授としての氷川竜介さんが毎回1本のアニメ映画を(映画自体の放送の前後に)徹底解説してくれ、制作関係者のインタビューまでしてくれる、通常の映画専門チャンネルでの放送は一昔前までは考えられなかったような番組です。(過去投稿でも取り上げているように、氷川竜介さんは昔から変わらず徹底して平板発音されている方なので、安心して視聴できます。)
 1月6日放送の「AKIRA」の回で、同映画の音楽を担当された芸能山城組山城祥二さんがしっかり平板発音されていました。1980年代からアニメに関わられている方はやはり違いますね。
 5月5日放送の「王立宇宙軍オネアミスの翼」の回で、同映画の監督であるガイナックス社長山賀博之さんがやはりしっかり平板発音されていました。ご本人は新潟県出身で大阪芸術大学出身の方です。外来語のアクセントは方言とは無関係であることの証左とも言えます。(過去投稿で取り上げたように、新潟と大阪は通常のアクセントは逆転する場合が少なくありませんし、ドラマ「アオイホノオ」での描写の問題も改めて浮き彫りになります。)

 NHKBSプレミアムで5月4日放送の「発表全マクロス大投票」。過去投稿で既に取り上げた方々の発音が気になりました。
 (解説の氷川竜介さんにはもちろん全く不安はありませんでしたが、)司会の西川貴教さんは、「アニメ」の発音機会自体1回だけでしたがしっかり平板で安心させてくれました。
 喜屋武ちあきさんは、起伏が多い中1回だけですが平板でした。以前の状態(いつも平板だった頃)に戻りつつあるのかもしれないと少し嬉しくなりました。
 島本和彦さんは、平板起伏が混在していました。正直ショックでした。周りからの悪影響があるかもしれませんが、前述の山賀博之さんのように平板であり続けていただきたいと切に思います。
 田中公平さんは、やはり全て起伏でした。その一方「ゲーム」が平板だったため、余計に残念です。昔は平板だったのにどうして「アニメ」だけ起伏に変わってしまったのでしょうか。数年前には素人(世間一般)の方々への遠慮(卑下)が働いたように見受けられましたが、アニメ文化の担い手であることの自信と誇りをどうか取り戻していただきたい(平板へ戻っていただきたい)と切に切に思います。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2019年5月11日土曜日

最近の感想3(エンタメ2)

 今年(一部は昨年)放送されたテレビ番組のうちまだ触れていないものにつき、まとめて取り上げます。今回は、エンタメ関係第2弾(特に映画・ドラマ関係)です。
 
 アニメ映画の監督さんは、業界人なので当然に平板発音です。CSムービープラスで2月4日放送の「この映画が観たい」では押井守さんが、フジテレビ系で4月21日放送の「松岡茉優が見た! 感動の冒険! 映画「バースデー・ワンダーランド」の世界」では原恵一さんが、しっかり平板発音されていました。

 前回投稿でも取り上げた外国人の例として、前述の原恵一さん出演の番組では、同作品のキャラクターデザインを担当されたロシア人イラストレーターのイリヤ・クブシノブさん平板起伏が混在していました。日本語がわかる外国人の場合は平板発音が多くなる傾向があるように思われますが、まだまだ日本語や日本のアニメ業界に不慣れということなのかもしれませんね。

 他の単語のアクセントと同様である場合は、その方自身の発音の全体的傾向が影響している可能性もあります。例えば、NHK BS1で3月30日放送の「BS1スペシャル〜絶対監督主義・シネマラボ 押井守たちの挑戦」では、ナレーションの声優千葉繁さんが「アニメ」「映画」とも起伏発音されていました。また、昨年ですがBSスカパーで9月20日放送の「演劇人は、夜な夜な、下北の街で吞み明かす〜番外編・ドラマ「I"s」」では同作品の原作者である漫画家桂正和さんが、「アニメ」は平板発音のみでしたが、「ドラマ」も平板発音と起伏発音が混在していました。(この場合は、「アニメ」は昔から平板で、「ドラマ」はその影響もあるのか最近平板化しつつある状態なのだと推察されます。)

 長くなるので今回はここまでとしておきます。一両日中にもう1件投稿します。
 
 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)