2018年10月16日火曜日

職場にて


 私の職場での所属部署は10人程度の組織なのですが、所属メンバーの間では実は結構アニメの話題が出たりします。
 そもそもこの活動を始めたのは、職場でのとある出来事が直接の決め手になっています。それは、次のような会話が耳に入ってきたことでした。
 20代女性が50代男性に「アニメ」の話題を持ちかけていたのですが、女性が平板発音で「アニメ」と口にしたら、男性が「アニメだろう!」と起伏発音で怒鳴ったのです。すなわち、起伏発音の強制(起伏発音への矯正)をしようとして年下の人間をたしなめたわけです。その後のやりとりを聞けなかったので女性がその後どう対応したかは不明です(後にその女性は退職しましたが、もちろん全然別の理由です。)。私は愕然としました。「こんなことが現実にまかり通るなんてこのままじっとしていたら取り返しがつかない世の中になってしまう」。その瞬間、この活動をする決心をしました
 この出来事は既に数年前になるわけですが、何と全員の発音機会が出揃っています。男性3名(50代、40代、30代)と女性1名(30代)の計4名が起伏発音ばかりである一方、男性2名(60代、30代)と女性2名(40代、20代(前述の退職した女性とは別人))の計4名がいずれも平板発音なのです。すなわち、見事に半々なのです。私はもちろん平板発音なので、我が組織は平板発音者が過半数ということになります。やったね!決してアニメファンではない人たちが大半なのですが、年代も幅広いので、何だかホッとさせられました。
 もしも全国各地の様々な職場(組織)がこのような混在状況であるのであれば、日本の将来に少しは希望が持てるなあ、と気持ちがほぐれたりしているところです。

2018年10月4日木曜日

一般芸能人 9

 去る9月1日にNHK−BSプレミアムで放送されたドラマ「学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで」。テレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や劇場アニメ「心が叫びたがっているんだ。」などの脚本家として有名な岡田麿里さんの自伝が原作の(アニメ)業界ドラマです。主役の坂田安喜子(岡田麿里さんの変名)役は元AKB48の前田敦子さん、母親役は富田靖子さんです。
 業界ドラマなので、作中登場人物の何名かに「アニメ」の発音機会がありました。アニメ関係者役は一人だけ発音機会があり平板でしたが、ゲーム関係者役や出版社編集者役は起伏ばかりでした。
 肝心の前田敦子さんは、アニメ監督に話しかけるシーンで明確平板発音でした。ご本人なりの役作りの一環なのかドラマの制作スタッフの指導によるのかは不明ですが、いい傾向だと思いました。ただ他の場面(独白など)ではほぼ起伏(平板も1回あり)だったのが残念でした。
 また富田靖子さんは、1回だけ発音機会がありましたが明確な平板発音でした。役作りなのかご本人自身が普段からそうなのかは不明ですが、恐らくは後者だと思われます。ひょっとしてアニメ好きな方なのかもしれません。
 過去投稿でも業界ドラマなどを取り上げていますが、制作スタッフの指導は特にない場合が多そうに思われます。もしもきちんと指導されるのであれば、業界人は平板が基本だということを徹底していただきたいものです。
 
 また、つい先日(9月30日)テレビ東京系で放送された同局番組の紹介特番「日曜アニメしあわせ計画」では、お笑い芸人のさまぁ〜ずのお2人(三村マサカズさん大竹一樹さん)がいずれもしっかり平板発音されていて、とてもうれしく思いました。対談相手の同局アナウンサーの福田典子さん起伏ばかりだったため余計に好感を持ちました。テレビ東京はアニメにも力を入れている放送局(「アニメ部」が存在するほど)なのですから平板発音の大切さをもっともっと意識していただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)