2017年9月24日日曜日

若手声優さん

 最近の若手声優さん(声優歴10年以内程度)は起伏発音ばかりかというと、決してそんなことはありません。
 例えば、野中藍さん。2011年放送のアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の佐倉杏子役で一躍人気声優となった人ですが、去る9月4日全国導入された京楽産業製パチンコの最新版「CRぱちんこ魔法少女まどか☆マギカ」の公式動画で徹底して平板発音されているのを発見し、好感度がグーンとアップしました。
 過去投稿でも触れた「アニカル部 !」で、2013年放送のアニメ「ラブライブ」の声優として人気が出た内田彩さん飯田里穂さんの両名もちゃんと平板発音されていました。(よりにもよってその出演回のみ本人たちに「本日のまとめ(よりにもよってその回は珍しく「アニメ」という単語が含まれる一文)」を起伏発音で読み上げさせるという暴挙があり、大変憤慨しましたが。)
 やはり過去投稿でも触れたアニメ「サクラクエスト」のイベントに出演した小松未可子さん・安済知佳さんもそうですが、最近の若手も捨てたものじゃない、と希望は持てますね。
 しかし、1990年代の第3次声優ブームの頃に比べれば圧倒的に減っているのも事実であり、予断は許しません。どうか平板発音が若手の中にも違和感なく自然に浸透していってほしい、と心から願う今日この頃です。

 京楽産業.株式会社公式動画
「野中藍が〈ぱちんこ 魔法少女まどか☆マギカ〉を打ってみた。」
  https://youtu.be/pzfcT2Hq62M
 (※他者投稿のため、リンクはしていません。)
  

2017年9月18日月曜日

アニソンと芸能人

 森口博子さんは、アニメ「機動戦士Zガンダム」の主題歌でデビューして以来、そのことを恥じることも気後れすることもなくきちんと公言してきた芸能人です。アニメ「キャンディ・キャンディ」が人生のバイブル、ということも変わらず発言し続けています(例 : 2003年のテレビ朝日系「題名のない音楽会21」のアニソン特集)。今でこそそういう芸能人は珍しくありませんが、昔は大変貴重な存在で、若手アイドルの中では好感度バツグンでした。
 当然昔から平板発音し続けてきている人なのですが、ここ2〜3年(少なくとも2014年8月10日CS歌謡ポップスチャンネルで放送の「森口博子コンサート」中の解説場面ではしっかり平板発音。) 起伏発音されることが多く、大変残念に思っています。つい先日も、最初は平板だったのに番組途中からわざわざ起伏に変えたりしていることもある(6月11日BS11放送の「にっぽんアニメ100年 アトム、ジョーからドラゴンボールまで!)ほどです。
 現在BS11で放送中の「Anison Days」では、司会を務めていますが、ほぼ毎回起伏発音なのはどうも。出演したアーティストの中でも、アニソン歌手として活動している鈴木このみさんや「装甲騎兵ボトムズ」の主題歌を歌った作曲家の織田哲郎(TETSU)さんなどがしっかり平板発音で安心させてくれる一方で、残念な気持ちがつのります。
 なお、前述の「題名のない音楽会21」では、作曲家の故・羽田健太郎さんもしっかり平板発音を連発されているのが確認できます。

 テレビ朝日系「題名のない音楽会21」