2017年4月9日日曜日

アニメ100周年2(外国人)

 4月7日NHK総合(BSではない!)で放送された「ニッポンアニメ100〜ロボットアニメ大集合」。個人的には、「太陽の牙ダグラム」などの高橋良輔監督が出演されたのがうれしかったです。
 司会の船越英一郎さんは、過去投稿にもあるようにしっかり平板発音し続けている役者さんで、特にロボットものはお好きなようなのでピッタリはまっていました。
 他の出演者でも、特に女優の片瀬那奈さんがしっかり平板発音されていて嬉しくなりました。
 でも今回投稿で一番強調したいのは、日本史学研究家のフランス人トリスタン・ブルネさんしっかり平板発音だったこと。1976年生まれなのでいわゆる「ゴルドラック世代」よりは少し後と思われますが、フランスで空前の視聴率平均80%近くを誇り「放送中はパリのシャンゼリゼから人通りが消えた」という伝説まであるあの「UFOロボ グレンダイザー」(フランスでは「ゴルドラック」)について熱く語られました。特にフランスは、70年代後半から日本のアニメがさかんに放送され、他にも「キャンディ・キャンディ」が特に今でも人気が高いことで有名ですね。つまり、昔(日本がアニメブームだった頃に近い時期)から日本のアニメに親しんできた外国人は、(当時の日本に倣って)きちんと平板発音なのです。イタリア・スペインなどラテン系言語圏は同様の傾向があります。一方で、90年代後半(ポケモン人気の頃)あたりから人気が出てきたアメリカなどは、辞書の表記でも起伏アクセントが通例となっているなど様子が違います。
 当の日本人がしっかり平板発音しないと、長年アニメファンである外国人に対して恥ずかしいし失礼な気さえしますね。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

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